「どういたしまして」を英語で表現する、お礼の言葉に返す英語フレーズ

英会話で Thank you. のようにお礼を言われる機会があれば、「どういたしまして」のような一言をさらに返したいものです。お礼への返答まで含めて一連の会話と考えておきましょう。

日本語の「どういたしまして」に対応する基本的な英語フレーズとしては、You are welcome. が思い浮かびます。まずは、これでも十分でしょう。ただし場合によっては少し堅くてそっけない印象になるかもしれません。

英語表現を場面に応じて選ぶ余裕が出てきたら、もっと気軽・気さくでカジュアルな言い方や、もっと真摯で丁寧な表現を身につけましょう。身につけるといっても表現自体はすでに知っている語彙のはずです。どういたしましての意味で使えると認識しさえすれば、今からでも自在に使いこなせるでしょう。
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「ご飯を炊く」「ケーキを焼く」は英語でどう言う?

英語で「ご飯を炊く」と表現する場合、動詞は「炊く」に対応する特別な表現がないので、特にヒネらずに cook rice と表現することになります。

cook は料理(加熱調理)全般を包含する、すこぶる汎用的な表現です。cook rice で済むというのは楽でもあり、何だか物足りなくもあります。まあ、西欧文化と稲作米食文化との疎遠さを考えると納得せざるを得ません。

食材(名詞)と調理法(動詞)は、往々にして特定の組み合わせで用いられます。たとえば「ケーキ – を – 焼く」、あるいは「うどん -を – ゆでる」、といった定番の組み合わせがあります。こうした組み合わせの発生は共起と呼ばれます。

日本語と英語とでは共起の発生パターンが少なからず違います。これは文化の違いを知る手がかりでもあり、同時に英語表現の造詣を深める良いイトグチでもあります。

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英語の「同族目的語」構文(dream a dream 型の表現)

英語表現の中には dance a dancedream a dream というような、同じ単語を反復して用いるように見える言い方があります。もっぱら dream a sweet dream というように形容詞などを含む形で用いられます。

この dance a dance のような表現形式は同族目的語構文と呼ばれます。sing a song なども語形は違っているものの同族目的語構文の代表例に該当します。

同族目的語構文は、かなり文語的な表現です。日常英会話で見聞きする機会はそうそうあるとはいえません。しかしながら英語の「他動詞+目的語」の感覚を捉えるにはよい練習材料になります。そして、英語らしい格好良さがあります。

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「お手上げ」は英語でどう言う?

日本語表現の「お手上げ」は、降参や諦めを意味する慣用表現です。英語でも throw up one’s hands (手を上げる)という言い回しで同種の諦めの境地が示せます。

日本語の「お手上げ」が意味するところは、「どうにも参った」「手の施しようがない」、つまり《困難》《降参》《行き詰まり》の表現。そう考えてみると。throw up ~ 以外にもいろいろと妥当な英語表現が見えてきます。

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「風が強い」は英語でどう言う?

大型台風の影響でスゴい風が吹いていますね、というこの「強い風が吹いている」という意味合いを英語で表現するなら、windy の1語だけでも十分に表現できます。

windy だけだと素っ気ないなら、もっと表現を工夫する余地もあります。おおかた詩的な表現が結構あります。比喩表現なら独自に編み出すのも手です。

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「時間が足りない」は英語でどう言う?

多忙をきわめる情況を、日本語では「時間が足りない」と表現しますが、英語でも lack of time (時間の不足)という言い方で同じ趣旨が表現できます。

もっとも、「足りない」という表現に固執するのでなければ、言い換えの余地はいくらでもありそうです。たとえば、「もっと時間の余裕が欲しい」とか、「多忙を極める」「めちゃくちゃ急ぐ」とか。柔軟な発想は表現のひとつのポイントといえます。

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「熱しやすく、冷めやすい」は英語でどう言う?

日本語には「熱しやすく冷めやすい」という言い回しがありますが、これを英語で表現する場合、おおむね日本語をそのまま英訳する調子で表現することになるでしょう。

「~しやすい」部分に対応する言い方は、「急速に」という意味なら quickly 、「容易に」という意味なら easily 、という風に使い分けられます。熱する・冷めるという部分も、意味ニュアンスに応じて表現を選ぶ余地があります。

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「気をつけて」と英語で表現するニュアンス別の言い方

日本語の「気を付けて(ください)ね」という表現は、文脈に応じて意味合いやニュアンスが違ってきます。英語では意味・ニュアンスごとに表現を選べます。

注意を促す意味合い、あるいは、配慮の気持ちを伝える意味合い、等々、場面に応じて表現を選びましょう。悩んだらとりあえず take care か  be careful と表現しておけば無難に通じます。
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英語で「自業自得」「自分のまいた種」を表現するフレーズ集

自分の行いの結果が自分への仕打ちとして返ってくる。日本語では「自業自得」とか「因果応報」とか「自分でまいた種」などのような慣用表現で表現できます。英語にも同様の状況を表現する言い方が複数あります。

ストレートに述べる言い方もあれば、比喩を使った慣用句まで、さまざまな言い方があります。使い所は限られてくるでしょうけれど、英語の言い回しの面白さが感じられるフレーズが満載です。 続きを読む

「ようこそ」「いらっしゃいませ」と英語で気持ちを表現する言い方

英語で「ようこそ」「いらっしゃい」というように歓待歓迎の気持ちを伝える言い方は色々あります。いちばん基礎的な表現は welcome あたりかもしれませんが、いちばんハマる表現は場面によって違います。

日本語の定型表現の訳語を探す切り口ではなく、自分の気持ちを英語で言い表すような切り口で、表現を探してみましょう。そうすると、「来てくれて嬉しい」「来てくれてありがとう」というような率直な言い方が見つかるでしょう。

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英語の前置詞「with」のコアイメージと具体的な用法・用例

英語の助動詞 with の根本的イメージは「~と共に」というもので、 ほぼ with の一般的な理解そのままです。ただし、その具体的な用法は「手段」や「原因」のように多岐にわたる意味り、必ずしも根本イメージとは直結しません。

根本的なイメージ(コアイメージ)をあくまで念頭に置き、そこからどういう脈絡で「手段」や「原因」といった具体的な意味合いに結びつくのかを理解しましょう。これがつかめれば前置詞 with の使い方では迷わなくなるでしょう。

ということで、PEN英語教師塾の動画レッスン講義シリーズより、今回は「前置詞 with」 に関するレッスンをご紹介します。

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「人妻」「他人の奥さん」と英語で表現する言い方

「人妻」すなわち「自分以外の男の嫁さん」を指す言い方は、ニュアンスが結構くせ者です。いざ英語で表現しようとすると表現しにくい種類の言葉です。幸い、英語で言及する機会はそう多くはないでしょうけど。

当人に向かって直接に呼びかける場合は、横に旦那が居る場面でも、日本語のように「奥さまは~」とは言いません。you 、madam, と言ったり、あるいは名前を用いる呼び方が適切です。

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「抱く」「抱きしめる」と英語で表現する言い方

英語圏ではハグ(hug)と呼ばれる軽い抱擁があいさつ表現として気軽に行われます。英語圏に限らず、西欧をはじめとする多くの文化圏ではハグは親密さを表現する非言語行為として行われます。

相手を抱きかかえる・腕で包み込む動作を指す言い方は、ハグの他にも複数あり、相手への愛情の度合いや抱擁の強さの度合いなどに応じて表現が使い分けられます。

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「子供が欲しい」は英語でどう言う?

もし英語で「子供が欲しい」と述べる場面があれば、I want children. と表現すればよいでしょう。きわめて素朴な叙述ですが十分に通じる言い方です。これは女性も男性も使えます。

もちろん、境遇・立場・願望の度合いなどによってニュアンスを含ませた表現を選ぶ余地も十分にあります。語弊が生じる懸念なども加味しつつ、表現のバリエーションを確認していきましょう。

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「弱い」「もろい」「壊れやすい」と英語で表現する言い方

英語で「弱い」と表現する場合、だいたい weak が無難に対応します。弱い・弱々しい・もろい・こわれやすい・脆弱・苦手、等々、幅広いニュアンスが weak で表現できます。

もちろん、文脈によっては、もっと適した表現もあります。たとえばコワレモノ注意のシロモノは fragile 。虚弱・薄弱は frail 。「環境の変化に弱い」というような文脈では sensitive と表現してもよいでしょう。

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「かたい」(堅い・固い・硬い)と英語で表現する言い方

英語で「硬い」と表現する語といえば、まずは hard が思い浮かびます。文脈によっては、 solid (「固体」「固形」)や strong (「強固」「堅固」)なども「かたい」に対応する表現になり得ます。

訳語(日本語)と英語を1対1で覚える形では、最適な表現はなかなか選べません。英語の意味合いをしっかり把握して表現を選べるようになりましょう。

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英語の前置詞「to」のコアイメージと具体的な用法・用例

英語の前置詞 to の根本にあるニュアンスは《相対する》とでも表現すべきイメージで捉えられます。こう捉えるとあらゆる用法・用例が破綻なく繋がります。

前置詞 to は一般的には「~へ」という理解で、《方向》のイメージで捉えられがちです。 go to ~ のような例では「方向」という理解も穏当に思えますが、prefer ~ to ~ のような例ではシックリ来ない感が残ります。

ということで、PEN英語教師塾の動画レッスン講義シリーズより、今回は前置詞 to に関するレッスンをご紹介します。

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