日本語のオノマトペ的な言い方を英語で表現する場合、その言い方の意味をちゃんと捉え直した上で動詞や副詞に対応づける工夫が必要です。
たとえば「ずっと家でゴロゴロしていた」と言う場合、「何をするでもなく無為に過ごした」「ゆっくり羽を伸ばした」「ずっとテレビを見てだらけていた」という風にニュアンスを絞り込むと、対応するうまい英語表現も見つかりやすくなります。
日本語のオノマトペ的な言い方を英語で表現する場合、その言い方の意味をちゃんと捉え直した上で動詞や副詞に対応づける工夫が必要です。
たとえば「ずっと家でゴロゴロしていた」と言う場合、「何をするでもなく無為に過ごした」「ゆっくり羽を伸ばした」「ずっとテレビを見てだらけていた」という風にニュアンスを絞り込むと、対応するうまい英語表現も見つかりやすくなります。
英文において「笑い」を示す表現方法の代表的な書き方として「lol」が挙げられますが、この頃では英語ネイティブスピーカーは「lol」をあんまり使用せず、むしろ他の表現を用いる傾向があるらしいという調査結果が報告されています。
報告者はSNS最大手Facebook、2015年8月の情報です(「The Not-So-Universal Language of Laughter」)。
日本語で同種の表現といえば(笑)が代表的といえるでしょうか。でも今どき(笑)はチョット古くさいと感じる方も多いはず。ネットに親しい若い男子なら草ww でしょうと。女子なら(≧∇≦)とかでしょうと。しかしながら、(笑)も全く使われないわけではありません。
その辺の日本語の感覚と対比しつつ、改めてデータを見てみましょう。
英語で「教えてください」と頼む場合の、代表的な表現として、 tell me と let me know が挙げられます。どちらも趣旨は似通いますがニュアンスは微妙に違います。
場面に応じて、tell me と let me know を使い分けられるようになりましょう。
電話を通じて行う英会話は、互いに表情や身振りが見えず、声と言葉だけでコミュニケーションを取らなくてはならなりません。その点で、対面で会話するよりも意思疎通の難易度が高めです。
でも怖がる必要はありません。明瞭に聞こえるように口調を意識し、電話のやりとりでよく使われるお決まり表現を把握しましょう。
会うは別れの始め、といいます。出会いがあればいつかは別れの時が訪れます。日本語なら別れ際には「今まで本当にお世話になりました」のような言葉を交わすところでしょうか。英語では「今までありがとうございました」という感謝の気持ちを中心に伝えましょう。
英語にも「つまらない」に相当する意味合いの単語が複数あって、場面に応じて使い分けが可能です。どういった種類のツマラナサなのかをよく吟味して、適切な表現が選べるようになっておきましょう。
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別れ際のあいさつとして使える英語表現は沢山あります。まず思いつくフレーズは Goodbye. や See you. などでしょう。もし、どちらか一方を選ぶとすれば、断然 See you. の方をお勧めします。
goodbye は離別・告別の場面でも用いられる表現なので、少し悲観的なニュアンスを含みやすいのです。その点、see you は再会を前提した気軽な表現です。
デフォルト(default)という言葉は、「標準」「基本」といった意味合いで、昨今では日本語の中でも普通に用いられつつある語といえます。たとえば「あいつは遅刻がデフォ」とか「朝食はトーストに目玉焼きがデフォルト」のように。
デフォルトは英語から日本語化した、いわゆるカタカナ語ですが、英語本来のニュアンスはちょっと違います。英語の default の第一義は「不履行」ないし「怠慢」。日本語の使われ方とは大分かけはなれた意味です。
第二の意味として「コンピュータの初期設定」という意味があり、これが「標準」という意味合いへと変化したようです。ネット界隈から一般化した用語をたどるようで興味深い語彙ですが、それは措いといて、まずは本来的な英語の用法をおさらいしましょう。 続きを読む
プレゼンテーションは「出だし」部分が肝心です。とはいえ、プレゼンの締めくくりだって同じくらい重要です。終わり方がよければ聞き手の心証はぐんと好ましいものになります。
プレゼンテーションの《上手な締めくくり方》は、あまり着目されない部分ですが、洗練された一言を述べて終えることができればプレゼンの成功を印象づけることができます。終わりよければすべてよし。ええきっと確実に。
今やあらゆるビジネスパーソンが「プレゼンを英語で行う」機会に直面しています。ビジネスの場でも学校の授業などでも、英語でプレゼンする機会は珍しいものではなくなっています。「出だし」から「締め」まで、うまくこなしたいものです。
英語の I’m sorry. と Excuse me. というフレーズは、日常英会話でもよく使われる表現です。この両フレーズはニュアンスも使い所も違います。正しく理解してうまく使い分けましょう。
I’m sorry. も Excuse me. も、日本語では普通「すみません」と訳されます。そして日本語の「すみません」は、かなり幅広い場面で使われる多義的な言葉です。そのため日本人は使い分けの要領がなかなか得られず苦労します。
まずは日本語の「すみません」との対応づけを一旦やめて、英語表現としての理解に努めましょう。活路はきっと開けます。
英会話で自分の見解でない情報や不確かな情報を表現する場合には「伝聞」や「推量」の表現が役立ちます。伝聞・推量が使いこなせると、表現の幅がぐっと広がります。
伝聞とは、当人ではなく第三者から伝え聞くこと。文章表現としては、話者自身の判断ではなく第三者の見解として叙述することを指します。一般的には「~だそうだ」のような言い方で表現されます。
推量とは、状況・背景・心中といった確定的でない事柄を推し量ること。文章表現としては、不明確あるいは未確定の状態であることを念頭に置きつつ予想や推察を述べることを指します。一般的には「~のようだ」というような言い方で表現されます。
英語にはシラブル(syllable)と呼ばれる発音上の要素があります。日本語でいうと「音節」。単語をさらに分割する単位です。
シラブルは英語のアクセント(ストレス)の前提といえる考え方です。シラブルの何たるかを理解しておくと、発音とアクセントの要領をモノにしやすくなります。
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英会話の話題の多くは「最近身近に起きた出来事」でしょう。英語で「最近」「近頃」を意味する言い方には、「lately」「recently」「these days」といった表現があります。
「lately」も「recently」も「these days」も、それぞれ微妙に意味合いや使いドコロが違います。比較しつつ違いをしっかり把握しましょう。
「それはちょっと難しいね」と、英語で表現する場合、まず思い浮かぶ単語は difficult でしょうけれど、それは少し安直かもしれません。場面によってさまざまな意味合いの「難しさ」があり、英語ではそのニュアンスを表現し分けることができます。
「難しい」と訳しうる英語表現は複数あり、必ずしも各単語の意味や用法はがっちり限定されているというわけでもありません(置き換え可能な場合が多々あります)が、単語の種類とそれぞれの単語がもつイメージをひとまず把握しておきましょう。
日本語の「難しい」という表現は、「物事が複雑でわかりにくい」とか「理解・習得・解決が容易でない」とか、「物事が扱いにくく厄介」とか、はたまた「煩わしい」といった幅広い意味合いを含みます。こうしたニュアンスを正しく把握できると、対応する適切な英語が選べるようになります。
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「髪型」は英語で hairstyle や hairdo といいます。hairdo は主に髪結い(髪の結い方)を指す語です。では具体的な髪型は英語でどう表現するのでしょうか。
日本語のヘアスタイルの呼び名はたいてい横文字で、英語由来です。英語としても適切な表現が多い一方、日本語の言い方ではイマイチ通じない表現もあります。「角刈り」「おかっぱ」のような日本語表現は対応する英語を見つける必要があります。
英語で空腹と述べる表現は、hungry をはじめ、いくつかあります。「何かつまみたい」「お腹がぺこぺこ」「今にも飢え死にしそう」等々、ニュアンスに応じて表現を選んでみましょう。
日本語の「やっぱり」(「やはり」)という表現は、なかなか英語に訳しにくい言葉です。素直に英訳できない理由は、この「やっぱり」という日本語表現そのものが複数の意味・ニュアンスを持つ多義的な表現だからでしょう。
多義的な日本語表現は、いちど日本語の語義を振り返ってニュアンスの広がりを明確にし、それぞれの意味合いに対応する英語表現を一通り把握してしまいましょう。これは英語の言語感覚を身に着けて「日本語離れ」する意味でも大いに効果があります。
日本語の「呆れる」という語は、おおむね驚きや戸惑いを表現する際に用いられます。英語で「呆れた」と表現する場合、直接「呆れる」に対応する動詞を探すよりも、「驚く」「たまげる」「うんざりする」という語彙に言い換えてから表現を探した方が、適切な表現が見つけやすくなります。
「呆れた」と述べる場面の「呆れた感」を表現するコツは、語彙選びよりも、むしろ言外の雰囲気の演出が要でしょう。表情、仕草、声色、間の取り方などでポカーンという雰囲気を出すことで、普通の文章も呆れ混じりの言い方にできるわけです。
英語にも(世界中のどの言葉にも)、相手を罵る際に用いるような口汚い表現、下品な表現、使うべきでないと見なされる表現があります。どれも基本的にはスラングです。
英語で「使ってはいけない表現」を総称する言い方としては、vulgar words (野卑な言葉)、 swear word(罵り文句)、dirty word(汚い言葉) のような言い方が挙げられます。