英語発音のプロが語る「通じる英語の効果的な学習法」

国際発音検定協会・代表理事が「英語の発音」の観点から「通じる英語の効果的な学習法」をお教えします。 目次1 発音の観点から見た英語教師の3区分1.1 英語の発音は音声教材から学べ1.2 学校はアウトプットの場に1.3 日本人には日本人の先生が頼れる1.4 まとめ2 発音練習の順番2.1 アルファベットの読み方を学ぶ2.2 単語の読み方を学ぶ2.3 文章単位の読み方を練習する3 日々の学習で心がけるべきこと3.1 7箇条4 「通じる英語」に効果的な音読の仕方 発音の観点から見た英語教師の3区分 英語話者の発音にも色々なタイプがあります。意識をして区別してみましょう。 まず、世界中の英語話者は、次の3つのグループに分けることができます。 いわゆる「inner English」、つまり、北米の英語、ブリティッシュ英語の中の標準語を話す人 inner English ではないが英語を公用語として用いている人 外国語として英語を話している人 英語のネイティヴスピーカーと呼ばれる可能性がある人は、「(1)inner English」、そして「(2)英語を公用語とする人」です。日本人は「(3)外国語としての英語を話す人」に該当します。 昨今では、「(1)inner English」の人たちと話をする機会よりも、むしろ「(3)外国語としての英語を話す人」同士で話をする機会のほうが増えてきています。 また、小学校、中学校などに派遣されるALT(外国語指導助手)は、ネイティヴスピーカーと呼ばれる場合が多くても、実際は「(2)英語を公用語とする人」に区分される先生の方が多いということも知っておきましょう。 英語の発音は音声教材から学べ 英語を最初に学ぶ段階では、標準的で模範的な英語、つまり inner English の音を習得しておく必要があります。 そのためには、標準語で録音された「教科書の英語」が頼りになります。 学校の英語の先生は全員 inner English とは限りません。もし「(2)英語を公用語とする人」か「(3)外国語としての英語を話す人」に該当する方だった場合、その発音には、英語の標準的な(音声学で正しい)音だけでなく、自身の母国語の「なまり」が含まれてしまっています。 英語にも「標準語」と「なまり」があります。標準語となまった言葉では会話が通じても、なまった言葉どうしでは通じない、という場合があります。これは日本語の異なる地方のお年寄りの人同士で会話する場面をイメージすれば想像できます。これと同じことが英語の、「(2)英語を公用語とする人」と「(3)外国語としての英語を話す人」の場合にもあてはまるのです。 ただし、これは標準的な模範的な発音という点にのみ着目した見方です。決して「英語の先生は inner English に限る」とか「それ以外の人は教師にふさわしくない」といった話ではありませんので、誤解されませんようにお願いいたします。 学校はアウトプットの場に 学校の英語の先生が inner English でない場合、学習した英語のアウトプットに大いに協力をしてもらうようにしましょう。伝わる(理解してもらえる)ように発音することは、それだけ標準語の英語に近づく練習になります。 もしも、あなたが学校関係者で、ALTの先生方の活用の仕方などでお悩みの場合には、教材、日本人の先生、ALTの組み合わせで、生徒たちの英語を標準語にすることができます。詳しくは一般社団法人 国際発音検定協会へお問い合わせください。 日本人には日本人の先生が頼れる 母国語が学習者と同じで、しかも「通じる英語の発音」を習得した先生は貴重で頼りになる存在です。日本人が英語を学習する際には、日本人の英語の先生方が頼りになります。 日本人の英語の先生は、日本人の英語学習者と同じクセに苦しみ、発音を習得する苦労を知っています。発音方法を説明するにしても日本語を使って説明できるため効率的です。 英語の発音はネイティヴが一番正しくても、本当のネイティヴスピーカー(北米や英国の出身の人)は最初から自然体で標準的な英語が話せてしまっており、どうすれば標準語になるのかを学習者にうまく伝達できないことがあります。 まとめ … Continue reading 英語発音のプロが語る「通じる英語の効果的な学習法」