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発達障がい

アスペルガー症候群の子どもへの対応と支援の仕方まとめ

アスペルガー症候群は、対人関係や社会性、コミュニケーション、想像力などに障がいが見られる発達障がいです。知的障がいや言葉の遅れがないため、アスペルガー症候群であることに気づくことが遅れることもあります。近年では、幼稚園や学校などで発達障がいに対する関心が高まってきており、幼児期や児童期に発見されることが多くなっています。

 

お子さんがアスペルガー症候群と診断された時、あるいはアスペルガー症候群を抱える子どもと接する時、どのように対応すればよいでしょうか?

傷つけるような言葉を言った時の対応

アスペルガー症候群を抱える子どもは、思っていることをそのまま言ってしまいます。「変な顔をしているね」「汚い服を着ているね」のように相手を傷つける言葉も言います。言った本人は、傷つけているという自覚がありません。このような場合、言ってはいけないということをきちんと伝えるようにしましょう。黙り込んでしまったり、その場から立ち去ったりしてはいけません。「そんなこと言わないで」と怒ってもいけません。「変な顔をしているというのは傷つくよ」と伝えてあげましょう。そうすれば、「言ってはいけない言葉だったんだ」と理解してもらえます。

冗談は控える

アスペルガー症候群の子どもは、冗談を理解できないことがあります。「何を馬鹿なことを言っているの」と言われると、自分のことを馬鹿と言った、怒られているんだと思い込んでしまいます。なるべく否定的な言葉の使用を避けるように心がけましょう。「面白いことを言うのね」のような言葉に言い換えるとよいでしょう。

挨拶に注意する

挨拶をする時にも注意を払う必要があります。「また来てね」「また遊ぼうね」のような挨拶は、「来なければならない」「遊ばなければならない」と解釈されることがあります。「お互いに空いている時間があったら遊ぼうね」と言うなどして対応するとよいでしょう。次に会う日が決まっていたら「また明後日に会おうね」と声を掛けるとよいでしょう。

否定や命令をしない

アスペルガー症候群の子どもは、相手を傷つける言葉を言う一方で、相手の言葉に傷つきやすい傾向にあります。「大声を出してはだめだよ」「静かにしなさい」といった言葉は、やさしい口調で言ったとしても怒られていると感じてしまいます。「声が大きいから周りの人が困っているみたい。少し小さな声で話そうね」のように言ってあげましょう。

ルールを変更する時の対応法

アスペルガー症候群の子どもは、家から学校へ行くまでの道順や家に帰ってから寝るまでの過ごし方など、自分なりのルールを作ります。1回ルールを作るとそれに従って行動するようになります。お子さんを世話する時間が省けるので良いことなのですが、ルールが変更されると一転して対応に困難を示します。例えば通学路が変更になった時には「道路工事で危ないから、今日と明日は違う道で行くんだよ」というように、なぜルールを変更するのか理論的に説明してあげることが大切です。

1つのことに集中してしまう場合の対応

1つのことに集中しすぎてしまうこともアスペルガー症候群の特徴の1つです。勉強や習い事に集中するのは良いことですが、ゲームなど遊びに集中することもあります。ゲームで遊ぶ時にはあらかじめ時間を決めておくとよいでしょう。「夕ご飯まで」のように曖昧な表現ではなく、「6時まで」と具体的な時間を伝えましょう。

音に対する配慮

アスペルガー症候群の子どもは音に敏感に反応します。子どもの泣き声や怒鳴り声などを苦痛に感じてパニックを起こすこともあります。道路工事で騒音のある場所があったら迂回するといった対応も必要です。時計の秒針の音を嫌がる子どももいます。どのような音に敏感なのかを把握しておき、日頃から注意を払うように心掛けましょう。

関連サイト

理解する ~発達障害って何だろう?~ – 内閣府大臣官房政府広報室
アスペルガー症候群について – e-ヘルスネット
高機能自閉症、アスペルガー症候群などの特徴に関して – 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
発達障害の理解のために – 厚生労働省

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みらいジュニアは、アスペルガー症候群など、発達障がいの子どもたちに配慮したオンライン英会話付きの放課後等デイサービスです。お子さまの状況に応じた個別のカリキュラムで楽しく英語を学ぶことができます。療育の一環としてぜひご検討ください。

 

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