「英単語や英文法は勉強したのに、会話になると言葉が出てこない」「英語を話す練習を始めたいが、何から手をつければよいかわからない」と悩んでいませんか。
英語スピーキングを伸ばす近道は、難しい知識を増やし続けることではありません。自分のレベルに合う英文を理解し、声に出し、実際の場面を想定して使い、フィードバックを受けるサイクルを作ることです。
この記事の結論
初心者におすすめの順番は、
- 中学英文法と基本フレーズを復習する
- 音読とリピーティングで英語を口に慣らす
- シャドーイングで音とリズムをまねる
- 独り言と瞬間英作文で言いたいことを組み立てる
- 会話練習とフィードバックで修正する
の5ステップです。毎日15分でも、この順番で「理解→発話→修正」を繰り返すと、何を練習すべきか迷いにくくなります。
この記事では、独学、AI・アプリ、無料教材、本、オンライン英会話をどう組み合わせるかを、レベル別・時間別に解説します。ビジネス英語の会議やプレゼンで使える例文、4週間の学習プラン、上達を確認する方法も紹介します。
英語スピーキングの勉強法は5ステップで進める
英語スピーキングの勉強は、基礎知識だけ、発音練習だけ、英会話だけに偏らないことが重要です。次の5ステップを順に進め、苦手な段階へ戻りながら反復しましょう。
| ステップ | 目的 | 主な練習 | 1日の目安 | 確認方法 |
|---|---|---|---|---|
| 1. 基礎を整える | 短い英文を作る材料を増やす | 中学英文法、基本単語、定型フレーズ | 5〜15分 | 日本語を見て簡単な英文を作れる |
| 2. 口を慣らす | 英文を止まらず音にする | 音読、リピーティング | 5〜10分 | 短文を意味の区切りで読める |
| 3. 音をまねる | 発音・強弱・リズムを整える | シャドーイング、録音 | 5〜10分 | 音源との違いを1つ説明できる |
| 4. 自分の言葉にする | 言いたい内容を英文にする | 独り言、瞬間英作文、1分スピーチ | 5〜15分 | 身近な話題を30〜60秒話せる |
| 5. 対話して直す | 相手に伝わる表現へ修正する | AI会話、オンライン英会話、講師添削 | 週1〜3回 | 指摘された表現を次回使える |
初心者はステップ1と2を多めにし、読めるのに話せない人はステップ4と5の比重を増やします。発音だけを完璧にしてから会話へ進む必要はありません。相手に伝わることを優先し、会話の中で精度を上げていきます。
英語を話せない5つの原因を診断する
スピーキングが伸びない原因は、人によって異なります。「英語が苦手」とひとまとめにせず、会話のどこで止まるかを確認すると、必要な勉強法を選びやすくなります。
1. 相手の英語を音として捉えられない
質問を聞き取れないと、返答を考える前に会話が止まります。単語を知っていても、音の連結、弱形、脱落、アクセントに慣れていなければ、実際の音声と知識が結びつきません。
この場合は、長時間の聞き流しより、短い音声を使った「聞く→スクリプトで確認→まねる→もう一度聞く」が有効です。教材は、内容の8割程度を理解でき、音声速度を調整できるものから始めます。
2. 単語と文法が「わかる知識」のままになっている
英文を読めても話せない人は、単語や文法を知っていても、会話中にすぐ取り出せないことがあります。新しい難単語を増やす前に、すでに知っている基本表現を使って短文を作る練習が必要です。
たとえば「会議を延期したい」なら、難しい表現を探す前に “Can we move the meeting to Friday?” と短く伝えます。知識量ではなく、基本表現を迷わず使えるかを確認しましょう。
3. 日本語の文章を完成させてから英訳している
日本語を長く考えてから一文ずつ英訳すると、会話の速度に追いつきにくくなります。最初に主語と動詞を置き、必要な情報を後から足す練習が効果的です。
「昨日、取引先との打ち合わせで新しい提案について説明しました」を一度に訳さず、まず “I explained our new proposal.” と言います。その後に “to the client” “in yesterday’s meeting” を追加します。
4. 発話量とフィードバックが不足している
読む・聞く学習だけでは、自分で英文を作り、発音する経験が増えません。一方、話す回数だけ増やしても、同じ間違いを繰り返すことがあります。
第二言語学習における口頭フィードバックを扱ったメタ分析では、教室内の訂正フィードバックに学習効果が認められ、効果が持続したと報告されています。ただし、効果はフィードバックの種類や学習条件によって変わります。[4] 練習後は「できなかった表現を1つ記録し、次回使う」までを1セットにしましょう。
5. 間違いを避けようとして発言できない
正しい文が完成するまで黙っていると、発話経験を積めません。会話では、短く言う、言い換える、確認するという対処もスピーキング力の一部です。
単語が出ないときは “It’s a tool for…” のように説明したり、聞き取れないときは “Could you say that again more slowly?” と確認したりします。完璧さではなく、やり取りを続けることを最初の目標にします。
初心者が独学で進める5つの具体的な勉強法
独学でも、基礎、音声、発話、振り返りを組み合わせればスピーキング練習はできます。各方法の目的を理解し、同じ教材を繰り返し使うと、教材選びだけで時間を使うのを防げます。
ステップ1:中学英文法と基本フレーズを声に出して復習する
最初に復習するのは、語順、時制、疑問文、助動詞、比較、接続詞など、短い会話に使う中学英文法です。問題を解いて終わらせず、自分の状況に置き換えて声に出します。
練習例
- 教材の例文を読み、意味を確認する
- 主語・時制・目的語の一部を自分用に変える
- 教材を閉じて3回言う
- 翌日にもう一度言えるか確認する
“I usually work from home on Fridays.” を覚えたら、曜日や場所を変えて “I usually study English on the train.” のように使います。1日に覚える表現は5個程度でも構いません。数を増やすより、翌日に言えることを優先します。
ステップ2:音読とリピーティングで口を英語に慣らす
音読は、内容を理解した英文を見ながら声に出す練習です。リピーティングは、英文を聞いた後に音声を止め、同じ文を再現する練習です。
初心者は、いきなり音声を追いかけるより、次の順番で進めます。
- 英文と日本語訳を確認する
- 音源を1〜2回聞く
- スクリプトを見ながら音読する
- 1文ずつ音源を止めてリピートする
- 自分の声を録音し、音源と比べる
確認するのは、個々の音だけではありません。どこを強く読むか、どこで区切るか、語尾が聞こえるかも比べます。最初からネイティブのように話すのではなく、「聞き手が理解しやすい発音」を目指します。
ステップ3:シャドーイングで発音・リズム・聞き取りを鍛える
シャドーイングは、音声を聞きながら少し遅れて同じ内容を発話する練習です。内容を理解していない難しい音源で行うと、音を追うだけになりやすいため、音読とリピーティングの後に取り入れます。
2025年の研究論文では、シャドーイングが音声知覚や発話処理の練習としてどのように働くかが、認知・ワーキングメモリの観点から整理されています。[2] また、日本人大学生62名を対象とした別の研究では、12回のシャドーイング後に、発話への不安、自己評価、流暢さの指標に改善が報告されました。一方、対象者や実施条件が限られるため、すべての学習者に同じ効果が出るとは限りません。[3]
1回10分の手順
- 内容を理解する
- スクリプトを見て音声と一緒に読む
- 1〜2文ずつシャドーイングする
- 録音して、音の抜けと遅れを確認する
- 同じ箇所をもう一度行う
教材は30秒〜1分程度の短い会話から始めます。速すぎるニュースや映画を使うより、自分の仕事や日常で使いたい会話を選ぶほうが、表現を再利用しやすくなります。
ステップ4:独り言と瞬間英作文で言いたいことを英語にする
独り言は、相手がいなくても発話量を増やせる英語スピーキング勉強法です。目の前の行動を短文にし、場所、時間、理由を順に足します。
足し算独り言の例
- STEP 1:I’m writing an email.
- STEP 2:I’m writing an email at my desk.
- STEP 3:I’m writing an email at my desk to confirm tomorrow’s meeting.
慣れたら、次のテーマで30秒〜1分話します。
- 今日したこと
- 明日の予定
- 最近買ってよかったもの
- 仕事で困っていること
- ニュースや動画への意見
言えなかった日本語をすべて翻訳する必要はありません。まずは知っている単語で言い換え、その後に辞書やAIで自然な表現を確認します。確認した表現は、翌日の独り言で再利用します。
ステップ5:会話練習とフィードバックで表現を修正する
独学で作った表現が伝わるかは、対話で確認します。相手は英会話講師、学習仲間、AI英会話アプリなどから、目的と予算に合わせて選べます。
オンライン英会話や対面レッスンでは、フリートークだけで終わらせず、次のサイクルを作ります。
- 話したいテーマと使いたい表現を3つ準備する
- レッスン中に実際に使う
- 発音・文法・より自然な言い方を指摘してもらう
- 言えなかった表現を3つまで記録する
- 同じテーマで録音または再受講する
フィードバックを一度に増やしすぎると復習しにくくなります。「今回は時制」「今回は結論の伝え方」のように、修正する項目を絞りましょう。
トライズは「必ず1年間」ではなく、目標から受講期間まで逆算する
独り言やアプリで発話量を増やしても、「今の勉強法が自分に合っているか」「発音・文法・会話力のどこから直すべきか」を一人で判断するのは簡単ではありません。
英語コーチングのトライズ(TORAIZ)は、全員が必ず1年間受講するスクールではありません。現在の英語力、目標、仕事で英語が必要になる時期に応じて、2カ月・3カ月・12カ月などから適した受講期間を提案しています。
教材・レッスン・学習プランに加えて受講期間まで目標から逆算して設計するため、今の自分に必要な学習へ優先的に取り組み、必要以上に長い受講を避けやすい点が特徴です。独学と実践レッスンを一つの計画にまとめたい人にも向いています。
提案される期間・コースは英語力や目標によって異なります。無料カウンセリングはオンラインまたはスクールで受けられます。
レベル・目的別の英語スピーキング勉強法
同じ練習でも、現在地と目的によって優先順位は変わります。TOEIC Listening & Readingの点数だけでなく、実際に何を話せるかでレベルを判断しましょう。
| タイプ | よくある状態 | 優先する練習 | 最初の目標 |
|---|---|---|---|
| 完全初心者 | 短い英文を作るのが難しい | 中学英文法、基本フレーズ、音読 | 自己紹介を30秒話す |
| 読めるが話せない | TOEICの問題は解けるが言葉が出ない | 瞬間英作文、独り言、1分スピーチ | 身近な話題を1分話す |
| 聞き取りが弱い | 質問が理解できず返答できない | 音声変化、リピーティング、短いシャドーイング | 質問の要点を聞き取る |
| 発音に不安がある | 聞き返されることが多い | 録音、音読、発音フィードバック | 意味を妨げる音を減らす |
| ビジネスで使いたい | 会議や報告で要点を言えない | 定型表現、PREP、会議ロールプレイ | 結論と理由を60秒で伝える |
| 試験対策が必要 | TOEIC Speaking・英検・IELTS・TOEFLなどを受験する | 試験形式の録音、時間制限、評価基準 | 同じ形式で定期測定する |
CEFRは、語学力をA1〜C2の段階と「何ができるか」という記述で示しています。たとえば、初心者は身近な話題の短いやり取り、ビジネス目的なら説明、意見、質問への応答など、自分の用途に合うCan-doを目標にすると学習内容が明確になります。
TOEIC Speakingは、音読、写真描写、質問への応答、情報を使った応答、意見を述べる課題で構成されます。TOEIC Listening & Readingのスコアが高くても話せない場合は、話す課題で現在地を測ると弱点を特定しやすくなります。
1日15分・30分・60分の学習メニュー
学習時間が短くても、「復習・発話・確認」を入れることが重要です。毎日同じメニューにせず、週の中で独り言、音声練習、対話を組み合わせます。
| 学習時間 | メニュー | 向いている人 |
|---|---|---|
| 15分 | 基本フレーズ5分+音読5分+独り言5分 | 習慣を作りたい初心者 |
| 30分 | 復習5分+リピーティング10分+独り言10分+記録5分 | 独学を中心に進めたい人 |
| 60分 | 基礎10分+音声練習15分+会話25分+復習10分 | 短期間で実践量を増やしたい人 |
忙しい日は5分の音読だけでも構いません。ただし、週単位では自分の言葉を作る練習と、他者またはAIとの対話を入れます。「毎日必ず60分」のような達成しにくい計画より、最低ラインと余裕がある日のメニューを分けるほうが続けやすくなります。
AI・アプリを使った英語スピーキング勉強法
AIやスピーキングアプリは、会話相手がいない時間にも発話、文字起こし、言い換え、ロールプレイを行える点がメリットです。一方、発音評価や英文の提案が常に正しいとは限らないため、目的を限定して使います。
AI英会話でできる4つのこと
- 場面練習:自己紹介、旅行、面接、会議、商談などをロールプレイする
- 言い換え:自分の英文を、簡単・丁寧・ビジネス向けに直す
- 復習問題:その日に間違えた表現から練習問題を作る
- 文字起こし:録音を文章にして、言い直しや同じ単語の繰り返しを確認する
AIに依頼するときの例
私は英語スピーキング初級者です。海外の同僚との1対1の会議を練習したいです。質問は一度に1つ、英語で短くしてください。私の回答後に、①意味が伝わるか、②文法、③より自然で簡単な言い方の順で日本語フィードバックをください。
AIが提案した表現は、辞書の用例や信頼できる教材でも確認しましょう。重要なメール、契約、専門的な説明に使う表現は、講師や業務に詳しい人にも確認します。
スピーキングアプリの選び方
| 目的 | 確認する機能 |
|---|---|
| 発音を直したい | 録音、音素・強勢の表示、聞き比べ |
| 会話に慣れたい | 自由会話、シーン選択、会話履歴 |
| 語彙を増やしたい | 復習間隔、例文音声、自作文 |
| ビジネス対策 | 会議・電話・プレゼンの教材、丁寧表現 |
| 無料で始めたい | 無料範囲、広告、録音データの扱い |
アプリを複数入れるより、「音声教材1つ+会話アプリ1つ」のように役割を分け、2〜4週間使って継続率と発話時間を確認します。
本・無料教材を使うときの選び方
英語スピーキング用の本は、知識量より「音声を聞いて繰り返し話せるか」で選びます。無料教材も、レベルと目的が合えば十分活用できます。
本を選ぶ5つの基準
- 音声をスマートフォンで再生できる
- 自分が使う場面の例文が多い
- 1文が短く、意味を理解できる
- 練習手順と復習方法が説明されている
- 2〜4週間で1周できる分量である
初心者には、中学英文法のやり直し、短い瞬間英作文、日常フレーズの音読教材が向いています。ビジネス目的なら、会議、電話、報告、プレゼンなど、使用場面が明確な教材を選びます。Amazonなどの評価だけで決めず、試し読みで英文の難易度と音声の使いやすさを確認しましょう。
無料でできる練習
- 公共放送・教育機関などが公開する音声付き英語教材を音読する
- 図書館の英語教材と付属音源を利用する
- スマートフォンで独り言や1分スピーチを録音する
- 無料範囲のAI・アプリでロールプレイする
- オンライン上のスピーチや会話動画を、短い区間に区切ってまねる
無料か有料かより、同じ素材を繰り返し、自分の発話を残せるかが重要です。教材を頻繁に変えると、上達ではなく教材の新しさに注意が向きやすくなります。
ビジネス英語のスピーキング勉強法
ビジネス英語では、難しい単語より、結論、理由、次の行動を短く伝える力が重要です。自分の会議、報告、商談、プレゼンを想定したロールプレイを行います。
PREPで60秒話す
- Point:結論を言う
- Reason:理由を言う
- Example:例やデータを示す
- Point:結論と次の行動を確認する
例文
I recommend postponing the launch by one week. We still need to complete the final security check. For example, two critical items were open as of this morning. Therefore, I suggest that we finish the review first and launch next Monday.
会議で使える短い表現
- My main point is…
- I have two questions.
- If I understand correctly,…
- Could you clarify what you mean by…?
- I agree with the goal, but I have a concern about the schedule.
- Let me summarize the next steps.
- I’ll send the updated file by Friday.
自分の仕事で実際に使う名詞と数字へ置き換え、録音します。プレゼン練習では原稿の丸暗記だけでなく、質問を3つ予想して回答する練習も行いましょう。
学習管理とネイティブレッスンで、ビジネスの発話量を確保
一般的な日常英会話ではなく、海外との会議、商談、プレゼン、質疑応答など、仕事の場面に合わせて練習したい人にはトライズも選択肢です。
トライズでは、専属コンサルタントが学習の進捗を管理し、目標や業務内容に応じてプランを調整します。さらに、受講期間・プランに応じてネイティブコーチとの実践レッスンを組み合わせられます。スピーキング本科で週3回のプライベートレッスンを選び、12カ月受講する場合は年間最大144回です。
インプットだけで終わらず、会議のロールプレイ、プレゼン、ディスカッションなどで実際に話し、フィードバックを受ける機会を確保できるため、初心者から実践で使えるスピーキング力を目指せます。「いつまでに、どの場面で、何を話せるようになるか」が明確な人ほど活用しやすいでしょう。
年間144回は、スピーキング本科で週3回のプライベートレッスンを12カ月受講した場合の回数です。レッスン回数や担当体制はコース・選択内容により異なり、受講期間2ヶ月~のコースもあります。
4週間で学習習慣を作るロードマップ
4週間の目的は、急に流暢になることではなく、自分に必要な練習と改善サイクルを確立することです。開始時と4週目に同じテーマで録音し、変化を比較します。
| 週 | 重点 | 平日の練習 | 週末の確認 |
|---|---|---|---|
| 1週目 | 現在地と基礎 | 中学英文法、基本フレーズ、音読 | 30秒の自己紹介を録音 |
| 2週目 | 音とリズム | リピーティング、短いシャドーイング | 同じ音源を再録音して比較 |
| 3週目 | 自分の言葉 | 独り言、瞬間英作文、1分スピーチ | 言えなかった表現を10個復習 |
| 4週目 | 対話と修正 | AI会話または英会話、予習と復習 | 1週目と同じテーマを再録音 |
4週目に課題が残っても失敗ではありません。聞き取りで止まるなら音声練習へ、英文作成で止まるなら基本フレーズと独り言へ戻り、次の4週間の重点を1つ決めます。
スピーキングの上達を確認する方法
上達は「ネイティブのように話せるか」ではなく、以前より長く、わかりやすく、目的に合う内容を伝えられるかで確認します。
毎週確認する5項目
- 話し始めるまでの時間
- 30秒・1分間に伝えられた内容の数
- 長い沈黙と言い直しの回数
- 今週覚えた表現を使えた回数
- 相手から聞き返された箇所
毎週、同じテーマで1分録音すると比較しやすくなります。月単位では、CEFRのCan-do、TOEIC Speaking、英検のスピーキング課題など、目的に合う外部基準も利用できます。テストの点数だけでなく、実際の仕事や日常でできるようになったことも記録しましょう。
英語スピーキングでよくある失敗と改善策
聞き流しだけで話せるようになろうとする
聞く時間に加え、音読、再現、自作文、対話を入れます。聞いた表現をその日の独り言で使うと、インプットとアウトプットがつながります。
難しい教材を選ぶ
知らない単語が多い教材では、発話より意味調べに時間がかかります。内容の8割程度を理解でき、短く区切れる教材へ下げます。
シャドーイングをいきなり始める
内容と音を確認せずに追うと、聞こえた音を曖昧に繰り返しやすくなります。音読とリピーティングを先に行います。
オンライン英会話でフリートークだけを続ける
毎回、使いたい表現を3つ準備し、終了後に修正文を記録します。同じテーマをもう一度話して、修正できたか確認します。
発音の完璧さにこだわる
アクセントをなくすことではなく、意味が伝わる発音を優先します。聞き返された音や、意味を変える音から直します。
教材やアプリを頻繁に変える
教材は2〜4週間固定し、発話時間と録音を比較します。変更するときは「難しすぎる」「会話機能がない」など理由を明確にします。
英語スピーキングの勉強法に関するFAQ
Q1. 英語スピーキングは独学でも上達できますか?
独り言、音読、リピーティング、シャドーイング、録音は一人でも実践できます。ただし、自分では気づきにくい発音や表現もあるため、定期的に講師、学習仲間、AIなどからフィードバックを受けると改善点を見つけやすくなります。
Q2. 1日何分勉強すればよいですか?
時間だけで効果は決まりません。初心者は1日15〜30分を目安に、基礎、音読、独り言を組み合わせてください。週に一度は録音または会話練習を行い、実際に話せるか確認します。
Q3. AIやアプリだけで英会話を習得できますか?
AIやアプリは発話量を増やし、ロールプレイや言い換えを行うのに便利です。ただし、評価の誤りや不自然な提案もあり得ます。重要な表現は辞書、信頼できる教材、講師などでも確認してください。
Q4. 英語スピーキングにおすすめの本はありますか?
特定の一冊より、自分のレベルと目的に合い、音声付きで繰り返し発話できる本を選ぶことが重要です。初心者は中学英文法、瞬間英作文、短い会話の音読教材から始め、2〜4週間で1周できる分量を選びましょう。
Q5. 無料でもスピーキング練習はできますか?
音声付きの公開教材、図書館、スマートフォンの録音、無料範囲のAI・アプリを使えば始められます。費用より、「声に出す」「録音する」「翌日に同じ表現を使う」の3点を継続できるかが重要です。
Q6. TOEICの点数は高いのに話せません。何から始めるべきですか?
知っている単語と文法を素早く使う練習を優先します。短い瞬間英作文、独り言、1分スピーチを録音し、TOEIC Speakingなど実際に話す課題でも現在地を確認してください。
Q7. オンライン英会話を続けても上達を感じません
フリートークの回数だけでなく、予習、フィードバック、再挑戦を確認します。毎回使いたい表現を3つ決め、修正された英文を次のレッスンで使うと、同じ表現だけで会話する状態を防げます。
Q8. 社会人や大人になってからでもスピーキングは伸ばせますか?
年齢だけで上達の可否は決まりません。仕事や生活で使う場面を具体化し、短い練習を続け、定期的に録音や対話で確認しましょう。期限がある場合は、すべてを学ぶのではなく、必要な場面と表現を優先します。
まとめ:理解・発話・修正のサイクルを続ける
英語スピーキングの勉強法で大切なのは、知識を増やすだけで終わらず、理解した英文を声に出し、自分の言葉として使い、修正することです。
まずは、中学英文法と基本フレーズ、音読、リピーティング、独り言を1日15分から始めましょう。慣れたらシャドーイング、AI英会話アプリ、オンライン英会話を取り入れます。4週間ごとに同じテーマを録音し、次に直す課題を1つ決めれば、教材や勉強法に迷いにくくなります。
今日の最初の一歩は、30秒の自己紹介を録音することです。うまく言えなかった表現を3つ書き出し、明日の練習で言い直してみてください。
短期間で仕事に使える英語を目指すなら、まず現在地と必要期間を確認
まずはこの記事の4週間プランを試し、録音や会話練習で課題を確認してみてください。それでも「何を優先すべきかわからない」「会議・商談・プレゼンまでに間に合わせたい」「一人では学習を継続しにくい」と感じる場合は、専門家に計画を相談するタイミングです。
トライズの無料カウンセリングでは、現在の英語力、仕事で必要な場面、目標の期限をヒアリングしたうえで、教材、レッスン、学習プラン、受講期間の提案を受けられます。2カ月・3カ月・12カ月など、自分の目標に合う期間と学習量を確認し、独学を続けるか、コーチングを利用するかを検討する材料にできます。
提案される期間・コースは英語力や目標によって異なります。無料カウンセリングはオンラインまたは対象スクールで受けられます。

Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。



































