海外留学や移住、キャリアアップのために英語試験を受けようとしたとき、「IELTSとTOEFL、結局どちらを受ければいいの?」と迷う方は非常に多いです。
本記事では、IELTSとTOEFLの2026年最新試験形式やスコア改定の情報を踏まえ、両試験の違いを徹底比較します。

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【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。
この記事の目次
【結論まとめ】IELTSとTOEFLの違いとは?
IELTSとTOEFLで迷っている方向けに、まずは結論をまとめます。
IELTSとTOEFLの違い
- 提出先の確認が最優先:北米はTOEFL、イギリス・豪州・欧州はIELTSという歴史がありますが、現在はどちらも幅広く受け入れられています。まずは志望機関の公式要項で「試験種別」「必要スコア」「受験方式」を確認しましょう。
- 試験形式の最大の違い:IELTSは「試験官との対面形式(面接)」や記述回答が特徴で、TOEFLは「PCに向かって録音する形式」やタイピングを中心とした短時間の情報処理が求められます。
- 2026年の重要変更点:TOEFLは1.0〜6.0(0.5刻み)の新スコア表示が導入されました。IELTSは2026年半ば以降にペーパー試験を終了し、コンピューター版のみへ移行する方針です。
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IELTSとTOEFL、どっちを受験すべきか決める3つのステップ
どちらを受験するか迷ったら、以下の順番で思考を整理してみてください。
ステップ1. 提出先(大学・機関・移民局)の公式要項を確認する
大前提として、希望する教育機関やビザ申請先がどちらのスコアを受け入れているかを確認しましょう。
北米はTOEFL、イギリスやオーストラリアなどはIELTSという歴史的背景がありますが 、現在はアメリカでも3,400以上の機関がIELTSを受け入れており 、両方提出可能なケースが増えています。
「どのモジュール(アカデミックかジェネラルか)」「どの受験方式が認められるか」まで指定されることもあるため、公式要項の確認が最優先です。
ステップ2. 必要スコア、受験日程、結果返却の早さを比較する
両方受け入れられている場合は、受験のしやすさを比較します。
例えば、TOEFLは毎週複数回実施されており 、IELTSのコンピューター版はほぼ毎日実施されています。また、日本国内の大学入試や就職活動で活用する場合、企業や機関によっては英検やTOEICの方が認知度が高く、優遇されやすいこともあるため、目的に合わせた選択が必要です。
ステップ3. サンプル問題や模試で試験形式との相性を確かめる
どちらも選べる場合、各試験の公式サンプル問題や模試を1回ずつ体験してみるのが最も確実です。
問題内容だけでなく、「解きやすさ」「話しやすさ」「試験後の疲れ方」など、自分の体感で判断することをおすすめします。
【2026年最新改定】IELTSとTOEFLの基本情報・試験内容の比較表
試験の概要や費用、最新の改定情報を整理しました。
試験時間・問題数・受験方式の違い
TOEFLの最大の特徴は、まとまった拘束時間が約2時間と短いことです。
対してIELTSは筆記3セクションで約2時間45分かかり、スピーキングテストが別日(前後7日間以内)に行われる場合もあるため、実際の拘束時間はIELTSの方が長くなりやすい傾向があります。
受験料と日本国内の開催頻度
IELTSの受験料は27,500円です。(2025年9月の価格改定により、主要団体の料金差がなくなりました。)
一方、TOEFLは試験日の7日前までの申し込みでUS$195です。昨今の円安の影響により、現時点ではTOEFLの方が日本円に換算すると割高になるケースが多いです。(※1$=150円の場合、29,250円)
【重要】2026年からの両試験の主な変更点
- TOEFLの新スコア表示
- 2026年1月21日より、各セクションおよび総合スコアが「1〜6の0.5刻み」に改訂されました 。なお、2028年1月20日までは比較のため従来の0〜120スコアも併記されます。また、新形式ではダミー問題(採点に関係ない問題)が追加されたため、問題数はIELTSより多くなっています。
- IELTSのペーパー版終了方針
- IELTSは、2026年半ば(東京・大阪は8月、それ以外の道府県は6月)以降に紙試験を終了し、コンピューター版のみへ移行する方針を発表しています。
【換算表】IELTS・TOEFLのスコアレベル目安(CEFR基準)
| CEFRレベル | IELTSスコア | TOEFLスコア |
|---|---|---|
| C2 | 8.5-9.0 | 114~ |
| C1 | 7.0-8.0 | 95~ |
| B2 | 5.5-6.5 | 72~ |
| B1 | 4.0-5.0 | 42~ |
【戦略】海外大学・MBA留学が求める要件(スコアの歪み)を活用する
MBAや海外大学の出願基準を比較すると、面白い傾向があります。
例えば、多くの大学がTOEFLのスコアは旧100点を基準にしている一方で、IELTSの基準は6.5や7.0に設定している教育機関があります。一般的にTOEFLで100点を取得するよりもIELTSで6.5を取得する方が簡単とされているため、このようなケースではIELTSを受験した方が戦略的に有利になる場合があります。
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4技能(セクション)別の問題形式と難易度の違い
Reading(リーディング・読解):文章の長さと単語の難易度
IELTSは3つのパッセージから合計40問出題され、1つの長文は約900語です。専門知識は不要な幅広い学術的内容が出題されます。
一方でTOEFLは新形式で50問出題され 、1つの長文は約700語です。TOEFLは大学の論文形式のようなアカデミックな内容が強く、専門用語を覚えていないと解けない問題も登場するため、単語の難易度はTOEFLの方がやや高くなっています。
また、TOEFLは前半の正答率に応じて後半の難易度が変わる「アダプティブ方式」を取り入れています。
Listening(リスニング・聴取):最大の差は「解答のタイミング」
IELTSとTOEFLのリスニングの最大の違いは、解答のタイミングです。
IELTSは音声を聞きながら解答していくため、事前に設問を先読みするスキルが求められます。
一方TOEFLは、音声をすべて聞き終えてから解答するため、内容を予想しながら聞き取り、重要な内容をメモするスキルが必須です。
また、IELTSはイギリス英語が主体で多様な発音が混ざりますが 、TOEFLは基本的にアメリカ英語で構成されています。
Writing(ライティング・記述):じっくりエッセイか、短時間での処理能力か
IELTSのライティングは、図表の読み取り(150語以上)とエッセイ(250語以上)の2つのタスクを60分で行います。まとまった英文を書く力が問われ、細かなスペルミスでもスコアを落とす可能性があります。
一方TOEFLは、短い文章作成やEメール作成、ディスカッションへの意見投稿など、3タスクを23分で行います。(※形式改定等により問題数・時間が変動しています。) 内容をじっくり考える時間はなく、いかに素早く解答できるかの処理能力が問われます。
Speaking(スピーキング):試験官との対面 vs コンピューター録音
IELTSは試験官と1対1で対面(面接)して行われます。トピックは受験者自身や日常生活に関するものです。
一方TOEFLは、マイクに向かって録音する形式で11問に答えます。シチュエーションは留学や大学出願などを想定しており 、読んだり聞いたりした内容を要約する問題(Integrated task)が出題されるため、総合的な英語の理解力も求められます。
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【状況・弱点別】結局どっちを選ぶべき?(タイプ別診断)
留学・移住先の国や目的で選ぶ
アメリカ留学を目指す場合はTOEFLが主流です。イギリスやオーストラリアの大学でもTOEFLは使えますが、IELTSの方が多く使われます。
また、将来的に移住を目指す場合には、移民申請にIELTSが必須とされるケースが多いです。
【弱点別】リスニングやスピーキングが苦手な人はどっち?
- リスニングが苦手な人
- 音声が流れる前に設問を読み、内容をある程度予想できるIELTSがおすすめです。ただし、イギリス英語の訛りが聞き取れないという場合は、主にアメリカ英語が流れるTOEFLの方がスコアを取りやすいでしょう。
- スピーキングが苦手な人
- コンピューターに向かって厳しい時間制限内でスピーチを行い、かつ要約力も求められるTOEFLは荷が重く感じるはずです。試験官との面接方式で時間制限へのプレッシャーが少なく、トピックの予想練習もしやすいIELTSがおすすめです。
途中でIELTSからTOEFL(またはその逆)に変えるのはアリ?
最初からどちらかに決めて、その試験に集中するのを強く推奨します。両者には独自の特徴があるため、途中で試験を切り替えると、試験のテクニックや語彙を学び直さなければならず、非効率になります。
IELTSとTOEFLに関するよくある質問(FAQ)
A.TOEFLの方がダミー問題が含まれていたり、スピーキング等で要約力が求められるため、やや難易度が高く点数が取りにくいと言われています。そのため、点数の取りやすさで言えばIELTSの方がやや易しい傾向にあります。しかし、最終的には「対面面接が得意か」「テンポよく処理するのが得意か」といった試験形式との相性に大きく左右されます。
A.将来計画が判断基準になります。海外移住を目指すならIELTSが必須となるケースが多いです。仕事で英語力を証明したい場合、TOEFLは完全にアカデミックな環境を想定していますが、IELTSはアカデミックと日常の実用的側面の両方を評価するため、希望する職種に応じて選択してください。
A.以前は筆記用具で解答できるIELTSのペーパー版がおすすめでしたが、IELTSは2026年半ば以降に紙試験を終了し、コンピューター版のみへ移行する方針を発表しています。今後はどちらを受験するにしても、最低限のPC操作やタイピングスキルが必要になります。
A.TOEFL iBTは2026年1月21日以降、各セクションおよび総合スコアが「1.0〜6.0の0.5刻み」へと改訂されました。ただし、比較の利便性のため、2028年1月20日までは従来の0〜120スコアも併記される仕組みになっています。提出先の募集要項がどちらの表記を使っているか必ず確認しましょう。
まとめ:自分に合った試験形式を選んで対策を始めよう
IELTSとTOEFLの違いは「どちらが優れているか」ではなく、「どの場面で使いやすいか」「どの形式が自分に合うか」にあります。
- 提出先が受け入れている試験を最優先で確認する。
- 必要スコアと結果返却の早さ、受験方式を比較する。
- 模試やサンプル問題で形式との相性を確かめる。
この順番で考え、自分に最適な試験を選んで目標スコア達成に向けた学習をスタートさせましょう。
海外留学・移住の夢を、スコア不足で諦めたくない方

「独学で何ヶ月もスコアが停滞している」「出願期限までに確実にスコアを上げたい」。そんな方は、専属コンサルタントとネイティブ講師が目標達成まで徹底伴走する英語コーチング「トライズ(TORAIZ)」を活用してみませんか?
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