「IELTSとTOEICって具体的に何が違うの?」「自分のTOEICスコアは、IELTSに換算すると何点くらい?」英語の試験を検討する際、このような疑問を抱く方は多いのではないでしょうか。
「TOEICで800点あるから、IELTSでもすぐに高得点が取れるはず」と考えて受験し、スピーキングやライティングの壁にぶつかる方も少なくありません。
この記事を読めば、今のあなたが「どの試験を受験すべきか」「目標達成のために今日から何をすべきか」が明確になります。
この記事の結論
- 「目的」で試験を選ぶ
- 海外留学や移住を目指すなら「IELTS」または「TOEFL」。日本国内の就職・転職・昇進に活かすなら「TOEIC」。
- TOEIC高得点者でもIELTS専用の対策が必須
- IELTSはアカデミック(学術的)な単語や長文が出題されるほか、自ら英文を組み立てるアウトプット能力が厳しく評価されます。TOEICの解法テクニックだけでは通用しません。
- 独学の壁を感じたらプロの客観的な分析を頼る
- 自己採点が難しいスピーキングやライティングのスコアを最短で伸ばすには、トライズ(TORAIZ)などの英語コーチングを活用し、自分の弱点と正しい学習ロードマップを提示してもらうのが最も確実なルートです。

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【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。
この記事の目次
【一目でわかる】CEFR基準のIELTS・TOEIC・英検・TOEFLスコア換算表
CEFR(セファール)とは?
スコア換算の前に、基準となる「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」について簡単に解説します。CEFRは言語の習得状況をA1〜C2の6段階で評価する国際基準であり、C2が最も高いレベル(通訳・翻訳レベル)となります 。この世界共通の客観的な評価基準を用いることで、異なる試験のスコアを比較・換算することが可能になります。
主要英語試験の換算目安表
IELTS、TOEFL iBT、英検、そしてTOEIC(リスニング&リーディング、スピーキング&ライティング)の各スコア換算目安は以下の通りです。
| CEFR | IELTS | TOEFL iBT | 英検 | TOEIC (L) | TOEIC (R) | TOEIC (S) | TOEIC (W) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| C2 | 8.5~9.0 | 114 | – | – | – | – | – |
| C1 | 7.0~8.0 | 95 | 1級 | 490~ | 455~ | 180~ | 180~ |
| B2 | 5.5~6.5 | 72 | 準~-1級 | 400~ | 385~ | 160~ | 150~ |
| B1 | 4.0~5.0 | 42 | 2級~準1級 | 275~ | 275~ | 120~ | 120~ |
| A2 | – | – | 準2級~2級 | 110~ | 115~ | 90~ | 70~ |
| A1 | – | – | 3級~準2級 | 60~ | 60~ | 50~ | 30~ |
スコア換算表を見るときの3つの注意点
- 「L&R高得点=IELTS高得点」ではない:TOEIC L&Rで高得点を取っていても、スピーキングとライティングが評価されるIELTSで同じレベルのスコアが取れるとは限りません。
- 求められる英語の種類が違う:TOEICはビジネスや日常生活の状況が中心ですが、IELTSアカデミックは講義や論文など複雑で学術的な文章・単語への理解が求められます。
- スコアの代用はできない:提出先の学校や企業が特定の試験(例:IELTS 6.5)を指定している場合、TOEICで同等レベルの成績を持っていても代用できないことがほとんどです。
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IELTS・TOEIC・TOEFL・英検の違いとは?難易度や試験形式を徹底比較
測定技能と難易度の違い(4技能か2技能か)
IELTSやTOEFLは、1回の試験でReading、Listening、Writing、Speakingの4技能を測定するため、難易度が高い傾向にあります 。一方、日本で一般的なTOEIC L&Rは2技能(マークシート選択式)であり、自分で英文を組み立てる能力は直接評価されません 。
英語の種類とスピーキング形式の違い(IELTS vs TOEFL)
海外留学を目指す上で比較されやすいIELTSとTOEFLにも違いがあります。
- 英語の種類:IELTSのリスニングは主にイギリス英語で出題されますが、TOEFLはアメリカ英語が中心です。
- スピーキング形式:IELTSは面接官との1対1の対面(またはオンライン)で行われますが、TOEFLはコンピューターに向かって話し、録音された内容が採点されます。
【2026年最新】受験料・日程・試験形式の違い
- IELTS:受験料は2025年から一律27,500円となりました 。毎月複数回開催されていますが、日本国内でのペーパー版は2026年夏に終了予定のため、コンピューターでの受験(タイピング等)に慣れておく必要があります。
- TOEIC L&R:受験料は7,810円(税込)で、月に1〜2回、全国の主要都市で開催されています。
採点方法の仕組み
- IELTS:各モジュールごとに1.0から最大9.0まで、0.5刻みのバンドスコアで評価され、その平均が総合成績となります。
- TOEIC L&R:リスニング・リーディング合わせて10〜990点のスコア(5点刻み)で採点されます。
どの試験を受験するべき?目的別の選び方
海外留学や移住を目指すなら「IELTS」か「TOEFL」
イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの大学・大学院進学、あるいは移住のビザ申請にはIELTSまたはTOEFLのスコアが必須です。
日本国内の就職・転職・ビジネスなら「TOEIC」
日本の企業で英語力を証明するならTOEIC L&Rが最も一般的です 。新卒就活なら600点、昇進やグローバル部門への異動なら700〜800点以上が目安となります。
国内の高校・大学受験なら「英検」
英検は日本国内での認知度が非常に高く、高校や大学入試における試験免除や内申点の加点において大きな効力を発揮します。

近年ではIELTSやTOEFLも効力がある大学が増えています。
TOEIC高得点でも難しい?IELTS特有の壁とスコアアップ対策
TOEIC対策を通してある程度英語学習をしてきた人でも、IELTSだと高スコアが取れない、スコアが伸びないはよく聞く話です。その原因はどこにあるのでしょうか?
スピーキングとライティング(アウトプット)の壁
TOEIC L&Rで高得点を取得していても、自ら英語を発信するスピーキング・ライティングは別次元のトレーニングが必要です。
アカデミックな単語・長文と特有の問題形式
IELTSには、TOEICにはない特有の問題が存在します。例えばリーディングの「TRUE / FALSE / NOT GIVEN(本文に書かれていない)」問題などは、情報処理能力だけでなく深い文章理解が求められるため、TOEICの解法テクニックだけでは通用しません。ケンブリッジ大学出版の公式問題集等で出題形式に慣れる必要があります。
独学の限界とプロによる客観的評価の必要性
特にライティングやスピーキングは、自分の英文が正しく評価されているか(文法、一貫性、語彙の正確さ)を独学で判断するのは極めて困難です。

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IELTS・TOEICスコア換算に関するよくある質問(FAQ)
A.IELTS 5.5〜6.0(英検準1級レベル)が目安となります。ただし、これはあくまでリーディングとリスニングの基礎力に基づく換算です。TOEIC800点の実力があっても、スピーキングやライティングの対策をしていない場合、初回受験ではIELTS 4.5〜5.0程度にとどまるケースも珍しくありません。
A.総合的な難易度は、4技能を測定するIELTSの方が高いと言えます。TOEIC L&Rは「聞く・読む」の受動的な2技能を測るマークシート形式ですが、IELTSは「話す・書く」という能動的な発信力も問われます。また、アカデミックな語彙や長文が出題されるため、より高度な英語運用能力が求められます。
A.基本的に、海外留学の出願要件としてTOEICスコアは使えません。アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの海外大学・大学院へ進学するためには、IELTS(アカデミックモジュール)やTOEFL iBTの提出が求められるのが一般的です。
A.現在のレベルによりますが、IELTSのスコアを0.5上げるのに約200〜300時間の学習が必要と言われています。TOEICで基礎ができている方でも、特有の問題形式やアウトプット対策には数ヶ月の集中的なトレーニングが必要です。
まとめ:自分の目的に合わせて適切な試験を選ぼう
本記事では、IELTSやTOEIC、TOEFL、英検のスコア換算表や試験内容の違いを解説しました。
英語の試験はそれぞれ目的が異なります。現在持っているTOEICのスコアは基礎力の証明にはなりますが、留学や移住に向けてIELTSを受験する場合、それ専用の対策(特にライティングとスピーキング)が欠かせません。

IELTSのスコアメイクに悩んでいる方、何から手をつければいいか迷っている方は、まずはプロの客観的なアドバイスを受けるのが最短ルートです。
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Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
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