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教育関連

「大学入学希望者学力評価テスト」英語試験のポイント

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文部科学省では2020年から、これまで実施していた「センター試験」に代わる新しい試験として「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)を導入することを発表しています。大学入学希望者学力評価テストでは、例えば英語の問題の場合、英文を読んで解答(読むこと)したり、音声を聞いて解答(聞くこと)したりすることに加えて、新たに「話すこと」や「書くこと」についても出題されます。学校や学習塾には、2020年の大学入学希望者学力評価テストに向けた新たな英語教育への取り組みが求められています。

大学入学希望者学力評価テストのポイント

文部科学省では大学入学希望者学力評価テストの実施にあたり、英語科目の重視すべき学習プロセスを次のように示しています。

 

(1) 多様な見方や考え方が可能な幅広い話題・問題に関する情報を聞いたり英文や図表などを読んだりして、

(2) 情報を整理しながら概要や要点を把握し、

(3) 得られた情報を統合するなどして活用しつつ、様々な見方や考え方の共通点や相違点等を示しながら、自分の考えや主張を適切な語彙、表現、文法等を用いて効果的に伝えること。

 

求める能力、評価すべき能力は「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと」、「書くこと」の4技能に分類されます。上記(1)と(2)は「聞くこと」と「読むこと」が該当します。「聞くこと」では、まとまりのある英文や対話文などを聞き、必要な情報を得たり、概要や要点を把握して思考・判断する力が求められ、「読むこと」では、まとまりのある英文や図表を読み、必要な情報を検索したり、概要や要点を把握して思考・判断する力が求められます。

 

上記の(3)は「話すこと」と「書くこと」が該当します。「話すこと」では、多様な見方や考え方ができる時事問題や社会問題などについて、自分 の意見や考えなどを、即興で話したり、ある程度準備をして適切な語彙・表現・文法を用いて論理的・批判的に話して伝える力が求められ、「書くこと」では、多様な見方や考え方ができる時事問題や社会問題などについて、自分の意見や考えなどを、論点や根拠を明確にしながら、適切な語彙・表現・文法を用いて論理的・批判的に書いて表現する力が求められます。

 

また、1つずつの技能に加えて、4技能を統合した、聞いたり読んだりして得た情報について、その概要や要点を的確に把握するとともに、他の情報も統合しながら自分の考えをまとめ、根拠を示しながら話したり、書いたりして表現する力も求められます。

Writing(書くこと)の問題例と評価基準

「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で評価すべき能力と記述式問題イメージ例に、Writing(書くこと)の問題と解答例が紹介されています。
※2016年12月現在、作問の在り方については検討中で、問題文については英文での出題が予定されています。

 

問題

インターネットなどを利用して、多くの人と友達になることが話題になっています。このような方法で友達や知り合いを増やすことについて、あなたはどう思いますか。あなたの意見とその理由を書きなさい。

 

解答例

I believe that making friends through use of the Internet has many advantages. Let me explain my opinion.

One major benefit of using the Internet is convenience. As it is available at any time and in almost any place, people have unlimited access to others. Some people do not have enough time to meet others face to face, while others have trouble finding friends with similar interests in their area. With technology, people have a convenient way to make new friends.

Another important point is the global aspect of the Internet. In order to solve the problems of society, people around the world need to understand each other. The Internet has made it possible for those of different nationalities and backgrounds to become friends. By exchanging views and opinions, these new friends develop a deeper understanding of important global issues.

In conclusion, I feel that the Internet allows people around the world to communicate in a convenient and meaningful way.

 

Writingの評価基準

Writingの採点では、課題に対する自分の意見や立場を伝えることができているかどうか、また、自分の意見や立場をサポートする理由や具体例などを伝えることができているかどうかを基準に、語彙文法構成などについて評価が行われます。

例えば、語彙については「豊富で多様な語彙を文脈に合わせて適切に選ぶことができている。また、使い方も正しく、効果的に考えを伝えることができている。」といった条件を満たした文章であれば最高の評価が付与されます。また、文法では「豊富で多様な文のパターンを用いることができている。また、使い方も正しく、効果的に考えを伝えることができている。」、構成では「文と文とのつながりがよく、文章全体の流れが自然で一貫しており、考えを明確に伝えることができている。」といった条件を満たす文章力が求められます。

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出典:「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で評価すべき能力と記述式問題イメージ例(文部科学省)

 

Speaking(話すこと)の問題例と評価基準

Speaking(話すこと)についても問題と解答例が紹介されています。

 

問題

Here is a statement:

 

Students in Japan should travel abroad. Do you agree or disagree with this statement? Give one or more reasons why you think so.
You will have one minute to prepare. Then, you will have two minutes to speak.

 

<60 seconds>

 

解答例

(Affirmative)
I agree with the statement. Students(in Japan)should travel abroad because traveling is one way to learn. By visiting new places, it is possible to learn about things such as the food eaten there or the language spoken there. Going abroad is the best way to study.

 

(Negative)
I disagree with this statement. Students(in Japan)do not need to travel abroad. These days it is easy to get information about foreign countries on the internet or television. There are a lot of programs and videos made by people who travel all over the world, so it is not important to go there yourself.

 

Speakingの評価基準

Speakingの採点では、話した「内容と構成」、「文法と表現」の2項目について評価が行われます。

例えば、内容と構成については「与えられた質問に対応した内容となっていて、論理展開がわかりやすい構成となっている。」といった条件を満たすと最高の評価が付与されます。また、文法と表現については「自分の言葉で十数語以上は話して、適切な文法や表現を用いている。誤りがあっても理解には影響しない。」といった条件が求められます。

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出典:「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で評価すべき能力と記述式問題イメージ例(文部科学省)

 

関連サイト

生徒の英語力向上推進プラン – 文部科学省
高大接続改革実行プラン – 首相官邸
大学入学者選抜、大学教育の現状 – 首相官邸
平成27年度英語教育改善のための英語力調査事業報告 – 文部科学省

 

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