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日本の中学・高校の「英語教師」の英語力の実態と目標値

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英語教師に求められる英語力

2013年に日本政府が閣議決定した「第2期教育振興基本計画」には、基本方針として「社会を生き抜く力の養成」、「未来への飛躍を実現する人材の養成」などが盛り込まれています。その中で、英語力については具体的な目標が掲げられています。中学生や高校生、大学生には以下の目標が設定されています。

  • 中学校卒業段階で英検3級程度以上を持つ生徒の割合を50%以上にする
  • 高等学校卒業段階で英検準2級~2級程度以上を持つ生徒の割合を50%以上にする
  • 大学生はTOEFL iBTを80点以上取得する

また、英語の先生については、以下の目標が設定されています。

  • 英検準1級以上、あるいは、TOEFL iBT 80点以上かTOEIC 730点以上を持つ教師の割合を50%にする

英検準1級

英検準1級は、日本英語検定協会によれば、大学中級程度のレベルの問題が出題され、試験に合格すると「実際に使える英語力」の証明として高く評価される、としています。

TOEFL iBT

TOEFL iBTは、大学レベルの英語を使用および理解する能力を測定するテストです。満点は120点なので、3分の2以上の正答率が求められます。

TOEIC

TOEICは、英語のコミュニケーション能力を評価するテストです。満点は990点なので、74%以上の正答率が求められます。TOEIC 730点は、国内企業が新卒を採用する際や昇進などの条件に設定しているケースがあり、英語力を見る1つの指標になっています。

中学校の英語教師の英語力は?

文部科学省の取りまとめた資料によれば、中学校の英語の先生のうち、英検準1級以上等を取得している教員の割合は30.2%でした。年々上昇の傾向にあるものの、目標の50%には届いていない状況です。

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出典:文部科学省「平成27年度 英語教育実施状況調査(中学校)の結果概要

高等学校の英語教師の英語力は?

高等学校の英語の先生のうち、英検準1級以上等を取得している教員の割合は57.3%でした。半数以上の教師が英検準1級以上等を取得していることがわかりますが、目標の75%には到達していません。

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出典:文部科学省「平成27年度 英語教育実施状況調査(高等学校)の結果概要

ALT

日本政府では、「第2期教育振興基本計画」よりも前に英語力アップのためのさまざまな施策を講じています。その中の1つにALT(外国語指導助手)の配置を挙げることができます。

ALTの制度は、1987年度の文部科学省や総務省、外務省による共同事業「語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)」を受けて開始されたもので、小学校や中学校、高等学校などで外国語活動や外国語授業の補助や協力に従事しています。2015年度は、およそ4400人がALTとして活動しています。

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