この記事で分かること
- IELTSとは?
- IELTSのメリット
- 勉強・対策方法
- おすすめ教材
- 対策で困ったら…
バークレーハウス・IELTSプログラム総責任者
ロンドン大学クイーン・メアリー校卒業。専攻は、ビジネス・マネジメント。豊富な海外生活経験や、資格試験受験経験から日本人が最も苦手とする「スピーキング・ライティング」に特化した独自の学習法「Mメソッド」を開発。大手IT企業のCEOや役員への英語コーチング、IELTSに特化したe-learning教材開発、IELTS試験対策本の出版を目指して執筆中。CELTA / IELTS 9.0 / 英検1級 / TOEFL iBT120点満点取得後、IDP公式IELTS教員研修修了(日本第一号)
この記事の目次
IELTS(アイエルツ)とは?
日本では英語の試験と言うと「英検」や「TOEIC」という試験がメジャーですが、「世界で」という視点でいくと、IELTSは年間300万人以上が受験している世界で一番メジャーな4技能英語試験です。
日本でより知名度のある4技能試験である「TOEFL」と比較しても、受験者数は世界全体でTOEFLのおよそ5倍となっています。
受験者数 | |
---|---|
IELTS | 約300万人 |
TOEFL | 約70万人 |
TOEIC | 約700万人 (国内約240万人) |
英検 | 約360万人 |
しかし、IELTSの日本での知名度はまだまだ低いのが現状。それにはいくつか理由があります。
先ほども書きましたが、TOEFLはアメリカのテスト、IELTSはイギリスのテスト。
戦後以来、日本はイギリスよりもアメリカの影響を大きく受けてきました。これを考慮すると、イギリスのIELTSよりもアメリカのTOEFLの方が知名度が高いのは自然なことです。
またそれに加え「IELTSの受験者数が増えたのはほんの最近のこと」という事実もあります。
IELTSがスタートしたのは1989年と比較的最近ですし、TOEFLの受験者数を上回ったのも比較的最近です。今でこそ受験者数は300万人まで増えてきましたが、今から10年前は140万人前後と、今の半分以下でした。
ではその急成長中のIELTSとはどんなテストなのか…?下記でどんどん見ていこうと思います!
IELTSの試験内容
それぞれの技能毎に試験の問題数や出題形式が異なります。以下に詳しく見てみましょう。
リスニング
4セクションからなる計40問を(ペーパーによりますが)計約40分程で解きます。
出題形式は大きく別ければ穴埋め問題と選択問題で、毎回大体半々でそれらが出題されます。
コンピュータ受験では、メモを取ることは出来ますが、ペーパー試験のように好きな箇所に好きなようにメモをすることはできません。
後は、コンピュータ受験はまだまだ試験会場の数が限られているのがネックですね。
リーディング
3つの長文(パッセージ)からなる計40問を1時間で解きます。
こちらも穴埋め問題と選択問題からできています。
IELTS特有のものとして、
・パッセージの各段落にタイトルをつける(各段落の主に言いたい事を選ぶ)「ヘディング問題」
・TRUE / FALSE問題にNOT GIVEN(読んだパッセージの情報からだけではTRUEともFALSEとも判断できないもの)という選択肢がある
ことなどがあげられます。
ライティング
2つの問題(タスク)からなる問題に対し、Task1に20分、Task2に40分を目安に費やし、計1時間で書き上げます。
パソコンかペーパーかという受験形態の差が一番大きいのは、間違いなくライティングです。パソコンとペーパーでは下記のような違いがあります。
パソコン・・・タイピング
ペーパー・・・手書き
またコンピューター受験の場合、コピー&ペースト機能が使えます。
例えば自分が書いたパラグラフ構成を大きく変えたい場合(2つ目と3つ目の段落をひっくり返したい場合など)コピペの威力が最大限に発揮されます。
スピーキング
3つのパートからなる質問に試験官と1対1の面接形式で答えていきます。所要時間は大体15分前後で、リスニング、リーディング、ライティングと比較して圧倒的に短いです。
また、コンピューター受験でもこのセクションは唯一ペーパー受験と差が全くない部分で、例えコンピューター受験を選んでもスピーキングだけは人間相手に従来通りの形式で行う事になります。
また他の3セクションが他の受験者と一緒に一斉受験となる一方、スピーキング上記の1対1という形式のため、受験時間が受験者によりバラバラになってきます。
リスニング、リーディング、ライティングのセクションが終わってすぐにインタビューとなる方もいれば、数時間空いてからインタビューという人もいます。
また、試験開催日によっては1day受験(スピーキングまで含め、1日で完結)と2day受験(スピーキング試験のみ翌日に持ち越し)を選べる場合もあります。
スピーキングの試験時刻を自分で決めたいという場合は、JSAF(一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション)が運営している試験だと、会場によっては時刻・日時指定が可能。受験者によっては大きなアドバンテージだと言えるでしょう。
日本人のIELTS平均点
IELTSのスコアは4セクションそれぞれに0から9.0の間で、0.5点刻みで点数が出ます。
その4つのスコアを平均したものがオーバーオールスコアとして表記。オーバーオールのスコアも同じく0点から9.0点の間で0.5点刻みですが、平均値を割り出す際は切り上げ式です。
「私のIELTSのスコアは〇〇」「△△に必要とされる点数は〇〇」などの様にいう場合、基本このオーバーオールスコアを指します。
IELTSの場合は受験者のスコアは国籍別と母国語別で(毎年ではありませんが)公式発表されています。現在手に入る最新のデータが下記です。
(2018年度 Academicモジュールの場合)
Listening 5.88 / Reading 6.06 / Writing 5.43 / Speaking 5.56 / Overall 5.79
(2018年度 Generalモジュールの場合)
Listening 5.86 / Reading 5.54 / Writing 5.43 / Speaking 5.73 / Overall 5.70
「IELTS」「TOEFL」「TOEIC」の違い
次に、「IELTS」「TOEFL」「TOEIC」の各試験の違いについて見てみましょう。
IELTS | TOEFL | TOEIC | |
---|---|---|---|
受験目的 | 英語圏や欧州への 留学・移住 | 北米への留学 | 国内での就職・昇進 |
試験時間 | 合計約3時間 | 合計約3時間 | 合計2時間 |
問題数 | L: 40問 R: 40問 W: 2タスク S: 3パート | L: 28-39問 R: 30-40問 W: 2課題 S: 4課題 | L: 100問 R: 100問 |
満点 | 9.0 | 120 | 990 |
主催団体 | ブリティッシュ・カウンシル IDP ケンブリッジ大学 | ETS | IIBC |
その他の特徴 | LRWは筆記かコンピューター受験か選択可 Sは必ず対面式 | 全セクション コンピューター受験 | 全セクション マークシート解答 |
*右にスクロールすると全て見ることができます。
*コンピューター受験(IELTS CDI:Computer-delivered IELTS)の場合はブリティッシュ・カウンシルまたはJSAF主催のテストを受ける事になりますが、ただし、日本国内ではまだ始まって間もないという事もあり、受験地が相当限られています。詳しくはIELTS公式ホームページをご確認下さい。
「IELTS」の点数は「TOEFL」「TOEIC」「英検」ではどれくらい?
IELTS | TOEFL | TOEIC | 英検 |
---|---|---|---|
7.5 | 102-109 | 970-990 | -- |
7.0 | 94-101 | 870-970 | 1級 |
6.5 | 79-93 | 820-870 | -- |
6.0 | 60-78 | 740-820 | 準1級 |
5.5 | 46-59 | 600-740 | -- |
5.0 | 35-45 | 550-600 | 2級 |
*右にスクロールすると全て見ることができます。
*IELTSはアカデミックモジュール、TOEFLはiBT、TOEICはLRのバージョンでの比較となります。
そもそも、TOEICは2技能(リスニングとリーディング)の試験となります。
また、リーディングの試験についても長文を読むという形態の試験がありませんのでTOEICが高得点であっても英語が書けたり、話せたり、またはメール以上のものが読めるとは限りません。
IELTS(アイエルツ)を受験するメリットは?
IELTSのメリット
- 認定国・認定校の圧倒的多さ
- スピーキングは人間相手
- 各セクションは独立
認定国・認定校の圧倒的多さ
留学を視野に入れた受験となる場合、IELTSであればイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドの全大学、またアメリカの4年制大学の99%以上で認められている試験です。
ヨーロッパでも2000以上の大学で認可された試験ですので、英語圏以外への留学を目指されている方も利用することができます。
スピーキングは人間相手
4技能英語試験の場合、大きく分けてスピーキング時に人間の試験官に対して話すものと、コンピューター相手に音声を吹き込むものとあります。
逆にIELTSは会場・形式(ペーパー受験 / コンピューター受験)・運営団体に関係なく、必ず生身の人間を相手にした会話となります。
各セクションは独立
リスニングではリスニング能力だけを、ライティングではライティング能力だけを、スピーキングではスピーキング能力だけが問われます。日本語話者の場合、リーディング以外はどうしても弱いセクションになります。
TOEFLのような統合形式だと、例えばまず何か特定のトピックについて読み、その後それについての話しを聞き、最後それについて自分の言葉で書く・話す、といった事が求められます。
ただでさえアウトプットを苦手とする方が多い中、その前の段階で100%聞き取れていないと、そもそも書いている・話している内容や方向性が合っているかすら怪しくなってきます。
【パート別】IELTS(アイエルツ)の勉強法
パート | 勉強時間の目安 |
---|---|
ライティング | 4時間/週 |
リーディング | 5時間/週 |
リスニング | 3時間/週 |
スピーキング | 2時間/週 |
*右にスクロールすると全て見ることができます。
IELTSのライティングの対策法
エッセイにフォーカスした添削サービスもありますので、それを使うのも手です。
IELTSは母国語別で受験者の平均点を発表していますが、英語が母語の受験者含め、全ての受験者グループでライティングが一番低スコアという点からしても、ライティングはIELTSスペシャリストの助けを利用する事を強く勧めます。
IELTSのリーディングの対策法
自習だけでも0.5位なら上げることができます。本番と同じコンディションで解き、正答率と自分の必要なスコアを比べながらひたすら解きましょう。
全く歯が立たない人は基礎文法をさらい直したり(目安として高校一年生位までの文法が入っていれば充分)、基礎単語を覚えたり、という作業がまず必要かもしれません。
逆にもっと出来る人は間違えた部分またはパッセージ内でどうしても納得のいかない部分の解説などが必要になってくるでしょう。
そういったアシストが欲しい場合はやはりスクール等に通う必要が出てくると思います。
IELTSのリスニングの対策法
ここも比較的自習しやすいセクションではないでしょうか。リーディングと同じ要領で、過去問を繰り返し解くのが結局の所一番効果的だと思います。
気を付けるべき点は、これはリーディングにも共通しますが、マテリアル選びです。より詳しくは下記おすすめの教科書で再び触れますが、本番の難易度・問題形式が正確に再現されたものを使う必要があります。
本番の難易度の再現は非常に困難な作業で、これはリーディングよりもリスニングの場合さらに困難ですので、注意して教材は選定する必要がでてきます。
IELTSのスピーキングの対策法
意外かもしれませんが、実はライティングよりスピーキングの方が自習しやすいのです。
IELTSのスピーキングは、ライティングのような特殊な形式はなく、例えばネイティヴが受験すると、準備せずとも9.0(満点)が出ることが普通です。
スピーキングを自習する際はスマホなどで録音することを勧めます。その場で喋っている最中に自分の間違いや喋り方に気付ける人はほとんどいないはずですので、全て答え終わってから録音を聞いて検証、ということになります。
【目標点別】IELTS(アイエルツ)の勉強法
LR正答数/スコア表 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バンドスコア | 9.0 | 8.5 | 8.0 | 7.5 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.0 | 4.5 | 4.0 | 3.5 | ||
Listening正解数 | 39-40 | 37-38 | 35-36 | 32-34 | 30-31 | 26-29 | 23-25 | 18-22 | 16-17 | 13-15 | 10-12 | 8-10 | ||
Reading正解数 | 39-40 | 37-38 | 35-36 | 33-34 | 30-32 | 27-29 | 23-26 | 19-22 | 15-18 | 13-14 | 10-12 | 8-9 |
スコア OA5.0を目指す人の勉強法
日本人の場合、リーディングが得意な方が多いのですが、目標点数が5.0の場合、次のような点数配分を目指すことをおすすめします。
L(リスニング)5.0
R(リーディング)5.5
W(ライティング)4.5
S(スピーキング)4.0
IELTSのオーバーオールスコアは4セクションの平均点を切り上げ方式で換算します。よって上記のケースであれば、
L5.0 + R5.5 + W4.5 + S4.0 = 19 となり
それを4で割って4.75 → 5.0
を目指すことができます。
未受験の方はイメージがわきにくいかもしれませんが、スピーキング/ライティングが苦手でも、かなりボロボロで答えられなかった・書けなかった場合でも4点台というのは出ます。リスニングの場合は目安ですが、
40問中16-17問当てれば5.0、リーディングの場合は19問当てれば5.5
となり、このシナリオ通りになります。
スコア OA6.0を目指す人の勉強法
先ほど同様狙いやすいシナリオでいくとすれば、
苦手な所(典型的にはスピーキングとライティング)の改善というよりも、得意な分野に力をいれ、一点突破に近いイメージです。
力を入れるリスニングとリーディングは23-29問前後の正解数を目指しますので、それぞれ一番楽なセクション(典型的にはリーディングであればパッセージ1、リスニングであればセクション1)は、ほとんど全問正解する必要が出てきます。
よって勉強する際は取りやすい部分を徹底的に練習するのが高効率です。
スピーキングは練習問題をせめて5枚程度は見て、聞かれそうなトピックに対して全て文章で答えられるようにしておきましょう。
ライティングも問題の指示(制限時間・字数など)がクリアできる様にしておく必要はあります。スピーキングと同じく、全てしっかり成立する文章で必要字数を埋められるようにしましょう。
スコア OA7.0以上を目指す人の勉強法
恐らく
L7.0 / R7.0 / W6.5 / S6.5
または
L7.5 / R7.5 / W6.0 / S6.0
あたりが狙いやすいスコア構成になってくるはずです。
まずはよりマーキングが明快なので、リスニングとリーディングからいくと、7.0というと大体30問正解はする必要が出てきます。
例えばリスニングであれば穴埋め部分は完答、リーディングであれば3パッセージの内、注力する2個(典型的にはパッセージ1と2)はほぼ完答という感じです。
現時点でここが達成できていない人はとにかくまずはこの部分をクリアできるよう、他セクションは無視してでもたくさんペーパーをこなす必要があります。
そこからはより難しいセクション(例えばリスニングであればセクション3に来る事が多い選択式の会話部分であったり、リーディングであればパッセージ3など)でどこまで持ち堪えられるかが鍵です。
上記の通り、リスニングとリーディングで30問前半が取れそうであれば、スピーキングとライティングは6.0で良いので、それは最悪自習でも行ける範囲です。
ただ今回はOA6.0を目指す時と違い、エッセイ・ストラクチャーなどはしっかり勉強しておく必要があります。
もしリスニングとリーディングは7.0が精一杯ということであればスピーキングとライティングで6.5が必要になってくるでしょう。
母語別ランキングで世界トップのドイツ語話者のスコアですらライティングは6.62です。
もし留学経験などがない場合、せめてスピーキングとライティングだけでもIELTS対策スクールに通うことを勧めます。
IELTS(アイエルツ)受験の解法テクニック
いよいよ本番…
テクニック1 : リーディングの時間配分
リーディングのペーパーには毎回必ず上の所に「各パッセージ20分ずつかけるべきだ」といった文言が入っています。
よって試験中も20分たったら次のパッセージに進むよう強制される事は全くありません。自分の必要なスコアとそれに必要な正答率をよく頭に入れ、3つのパッセージの中でどの様に力と時間を分散するか考えるべきです。
リーディングが5.0で良い人などは最悪パッセージ1全問正解+後どこかで2問正解でいいので、もっと思い切って舵を切ってもいいでしょう。
テクニック2 : ライティングの時間配分
と多くの受験者が感じます。
たとえ個人的にタスク1が苦手だとしても、配点はタスク2はタスク1の倍ですので、より重要なパートである、というのは客観的事実です。
よって例えばタスク1で4.5、タスク2で5.0を取った場合、
4.5 + 5.0×2 = 14.5
となり、それを3で割ると4.833333→切り上げで5.0となります。
ただ、より重要でないパートだから、楽なパートだからといってより時間がかからないわけでは必ずしもありません。
上記リーディングと同じように、タスク1に20分かける「べき」、タスク2に40分かける「べき」とはありますがあくまでもshouldです。
タスク2の方がより重要なので、タスク2→タスク1の順でやるのは一案としても、かかる時間はタスク1に23分、タスク2に37分などになる事も多いはずです。
テクニック3: リスニングのアプローチ
リスニングはすでに登場したように、穴埋め問題(典型的なセクション1など)が得点が取りやすい形式です。
ここに対するアプローチは特にそこまで特別な事はなく、なるべく先読みする際にどんなものが来るか
など、予想しておくようにしましょう。
問題はより困難な選択式(マルティプル・チョイス)のセクション。選択肢は3択か4択が基本ですが、穴埋め時よりも文字数が圧倒的に増えるため、問題が始まる前の先読みには限界があります。
さらには問題が始まってからも「聞きながら」「読みながら」「答えを選びながら」何問も続けていくのは相当マルチタスクに長けている方でない限りは難しいです。
ここは「記憶力」を駆使してスコアを上げるのも手です。
ここの会話自体は正味3、4分です。普通に聞いていれば絶対に覚えていられる情報量です。
最初の1、2問はマルチタスクで答えられるかもしれませんが、それ以降きつくなってきたらボーっと音声だけ聞いてみて下さい。
音声が終わったら、次のセクションに行く様指示されるまで、または最後にある答え転記用の時間に記憶で解きます。
IELTS(アイエルツ)の勉強に使えるおすすめ教材
IELTS対策におすすめな本
<Cambridge IELTS ナンバーシリーズ>
教材のポイント
- 作成元は本家本元ケンブリッジ
- TOEFL公式本の様に大型ではない
- 1冊で4回分のテストを収録
Cambridge IELTSナンバーシリーズ | |
---|---|
レベル | 初級~上級 |
おすすめの人 | 受けようかまだ決めかねている方を除けば全ての方におすすめ! |
本番テストの作成元が出している公式本ですので、このシリーズがやはり王道です。IELTS関連の本は日本で目にするものはまだまだ少ないとはいえ、洋書を含めれば様々な本が出版されています。
それらの中には海外・国内の大手出版社から出ているものもたくさんあります。ただそれでもやはり本番時の難易度の再現はどうしても困難です。
もちろんそれはそれで
敢えて難易度の高い・低いものを選ぶという使い方
をするなら効果的です。
新しいものは比較的高価なので、出費を抑えたり、またはまだやった事のないペーパーをこなすために10年、20年前に発売されたものを買うのでも全く問題ありません。
IELTS対策におすすめなアプリ①
<IELTS Prep App>
教材のポイント
- 開発はIELTS公式運営団体British Council
- 無料!
- 各セクション模試3回分に加え、簡単なアドバイスまで収録
IELTS PrepApp | |
---|---|
レベル | 未受験者~上級者まで |
おすすめの人 | まだ受験を検討中の方含め、全ての方におすすめ。無料で本番3回分ものマテリアルが確認できるため、上級者やとりあえず形式が知りたい人であればこれだけでも充分です。またどうしても移動中などしか勉強時間が確保できない方にもおすすめです。 |
収録されているペーパーは普通に本で発売もされているもので、買えば数千円はするので、ある意味このアプリは驚異のコストパフォーマンスとも言えます。
先ほど登場したケンブリッジのナンバーシリーズの説明書きの所で「受けようかまだ決めかねている方を除けば全ての方におすすめ」と書きましたが、その理由がまさにこのアプリです。
IELTSってどんなものなの?どんな形式で、どの位の難易度なの?といった段階の方は何かを買う必要はありません。
問題自体のクオリティも公式運営団体の一つ、ブリティッシュ・カウンシルが作っているアプリですので安心。
本番と唯一大きく異なるとすれば、スマホで実際問題を解いていくとなると、画面サイズ的にかなりきついです…その場合はせめてタブレット端末で解く事をすすめますが、いずれにしろ、まだIELTSの問題を全く見た事がない方や、どうしても移動時間でスマホ・タブレットで問題を解かなくてはならない人には完璧なアプリです。
IELTS対策におすすめなアプリ②
<BBC Learning English>
教材のポイント
- 6-minute EnglishはIELTS練習にもってこい!
- 80年近いノウハウに裏打ちされたクオリティ
- 無料とは思えないマテリアルの質と量
BBC Learning English | |
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レベル | 初中級~中上級 |
おすすめの人 | 移動中もスマホで勉強したい人・リスニングの絶対量を増やしたい人・単語力に難がある人・IELTSの勉強ばかりで飽きてきている人 |
*Programmesという所をクリックし、A-Z of Programmesという一覧に進み、一番最初に6 Minute Englishが出てくるはずです
他のプログラムでももちろん良いのですが、特にこの6 Minute Englishを推す理由としては、
6 Minute Englishを推す理由
- スピーカーの速さがちょうどIELTSレベル
- 2人のスピーカーが6分程度話すので、長さ・形式も大体IELTSリスニングのSection 3と同じ
- 今までのエピソード数が相当数あるため、聴きつくす事はまずない
- 中級レベルの単語を意味を簡単に説明しながら紹介していくので、ボキャブラリー改善にも効果的
- 全てのエピソードにスクリプトが用意されており、シャドーウィングにも対応可能
- 最後に登場ボキャブラリーの確認があり、聞いた内容を理解できているかチェックできる構成
- ディスカッションのトピック自体の面白さ
IELTS(アイエルツ)対策にお困りの方へ
バークレーハウス語学センターとは
3つのポイント
- 創業47年 – 6500名以上が卒業した日本で最も古い語学学校の1つ
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- 40か国語のレッスンを個人・官公庁・法人向けに提供
受講者の実績は?
IELTSコースの特長・強み
このポイントが重要である理由として、IELTS(ならびにTOEFL)は、英検やTOEICとは異なり、試験の作成・採点の段階に日本の団体が一切介在していないテストであるため、「ネイティヴが求める英語力・視点」「欧米的価値・判断基準」への理解が欠かせません。
質の高いネイティヴ講師のみをそろえ、イギリスやアメリカやオーストラリアなどの「本国と同じ質のレッスン」を提供しているスクールは確かにあります。逆に国内の受験対策と同じようなアプローチで日本人講師が対策に当たっているスクールもあります。
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バークレーハウスってどんな所だろう?本当にレッスンを受講するとスコアが上がるだろうか…?興味はあるけど、いまいちイメージが湧かない……
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