

スマホやパソコンさえあれば、いつでもどこでもレッスンが受講できるのがオンライン英会話。
オフラインのスクールに比べるとお手ごろな料金設定で、英語学習に興味がある方にとってとにかく魅力的ですよね!
本記事では忍者くんも気になる産経オンライン英会話について、口コミの分析や料金プランの解説、他社との比較、さらには僕の体験談もまとめて解説します!
独学で2014年に英検1級を取得し、英検に関しては全ての級の受験経験あり。TOEICで930点。大阪大学外国語学部で英語を専攻。コラム執筆や英語ニュースの翻訳に携わりながら、音楽クリエイターの顔も持つ。留学や海外滞在なしでもハイレベルな英語力を身につける方法を日々研究中。
この記事の目次
産経オンラインは総合的な英語力を磨きたい人におすすめ!300件の口コミを分析


評価項目 | コメント |
---|---|
学習効果 | 評価| 3.7点 目的に合わせた学習が可能だが、効果は平均的。 |
レッスン料金 | 評価| 3.4点 より安価なスクールも存在するが、大手の中ではお手頃。 |
講師の質 | 評価| 3.7点 相性の問題は避けられないが、厳選された講師がそろっている。 |
通信状況 | 評価| 3.6点 Skypeを使うので、利用者の通信環境や慣れに左右される。 |
予約の取りやすさ | 評価| 3.8点 早朝から深夜まで開講しており、まずまずの取りやすさ。 |
カリキュラム | 評価| 3.8点 復習など自主的な取り組みは必要だが、体系的な教材が用意されている。 |
オンライン英会話口コミアンケート
当サイトでは、過去にオンライン英会話に入会し、受講した方約200名に対してインターネット上でアンケート調査を実施し、複数回答を含めると300件以上もの回答を得ました。それにより得られた口コミを分析して、レビューしています。
高評価の口コミ



※タップで口コミ表示
低評価の口コミ



※タップで口コミ表示


一方で丁寧な分、講師に少し堅苦しい印象を抱いた口コミも目立ちました。
以上のような口コミから、産経オンライン英会話は次のような人にお勧めです。
産経オンライン英会話がおすすめの人
- 安心感がありながらコスパがいい英会話スクールを探している人
- 丁寧なサポートを受けながら学習したい初心者
- フリートークを活用したい中・上級者
- 英作文の添削などで話す・聞く以外の力も磨きたい人
産経オンライン英会話の3つの特徴


産経オンライン英会話の特徴
- 国際規格で厳選された講師陣
- 産経新聞の記事と連動したレッスン
- 英会話に留まらないサービスが豊富
①国際規格で厳選された講師陣
産経オンライン英会話は、厳しい採用試験でレベルの高い講師をそろえているのはもちろん、語学事業者向けの国際規格であるISO29991も業界で唯一取得しています。
実際のレッスンで評価が低くなってしまった講師に対しては、再度教育のうえで指導に参加させることになっているため、一定の質が保証された授業を受けられます。
また、日本人講師によるオーダーメイドレッスンもオプション(有料)として用意されており、日本語を交えながらのレッスンや学習相談も可能。


フィリピンの英語教育はハイレベルですし、そのうえで国際規格も満たした運営となれば安心感は高いですね!
②産経新聞の記事と連動したレッスン
産経オンライン英会話では、話題の時事問題について議論するニュースディスカッションという教材が用意されています。
教材の出典は産経新聞の記事をメインとした英語のニュース・オピニオンサイト、“JAPAN Forward”。

“JAPAN Forward”のウェブサイト
毎週水曜日にサイトからピックアップされたニュース記事が、なんと和訳もセットで教材として配信されます。印刷可能で、教材の利用はもちろん無料。
事前にわからない表現を調べるなど予習をすることで、より充実したニュースディスカッションのレッスンを受けられます。

ニュースディスカッション教材の一例


ひとつ上のレベルに挑戦したい中級者の方にもお勧めできます。
③英会話に留まらないサービスが豊富
オンライン英会話のレッスンといえば、文字通り英語を話す・聞くに特化したものですが、産経では英作文の添削など、スピーキングやリスニング以外の学習もできます。

英会話以外のサービスの一例
具体的な利用法は、講師に添削をしてほしい旨を伝えたうえでSkypeのチャットボックスに英文を入力するだけ。
他社では英作文の添削はそもそも不可か、講師次第ということが多いのですが、産経ではフリートーク・レッスンの使い方の一つとして英作文の添削が紹介されています。
レッスン時間では扱えないボリュームの多い英文や専門的な内容は、お問い合わせフォームから有料で添削も可能。



産経オンライン英会話の口コミ・評判は?


ポジティブな良い口コミ



産経オンライン英会話の口コミをさらにチェックすると、講師の丁寧な指導のほかにも教材の充実度を評価したものが多数!
具体的には日常英会話はもちろん、職業別英会話やレベル別にわかれたビジネス英会話、先ほどご紹介したニュースディスカッションなど、目的や習熟度に合わせたレッスンを受けやすいです。

産経のコースやオプションの一例
特に時事ネタのディスカッションでは、3つ目の口コミのように英語以外のスキルや知識を身につけるのにも役立ったと評判。

ネガティブな良い口コミ



ネガティブな口コミに目を向けてみると、1つ目のように毎日レッスンを受講しない場合には他社の方が安く、それほどコスパがよくないというものがちらほら。
さらに、講師がフィリピン人に限られてしまうため、くだけた表現なども交えたよりリアルな英会話レッスンはなかなか難しいと感じる方もいるようです。
また、講師との相性の問題はどのオンライン英会話サービスでも見られることですが、産経も例外ではなく、話し方やテンションなどが合わないという口コミもありました。


産経オンライン英会話のコース・料金

産経オンライン英会話の概要 | |
---|---|
料金(月額) |
|
1レッスン単価 |
※週末プランのみ1か月の受講日数を14日、ほかのプランは31日として計算 |
受講内容 | レッスンの受講 教材の利用 認証テストの利用 Webアプリの利用 |
講師の国籍 | フィリピン |
教材 | オリジナル教材 TOEIC市販教材 |
運営会社と所在地 | 運営会社 : 産経ヒューマンラーニング株式会社 会社所在地 : 東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア |
産経オンライン英会話は1レッスン25分、最安5,536円(税抜)で英会話の指導を受けられます。
プランによって1日の最大レッスン数が変わるほか、プラスレッスンチケットを購入することで授業回数を増やすこともできます。

産経オンライン英会話の基本プラン
TOEICレッスンの場合は別途教材費が発生しますが、日常英会話からビジネス、ニュースディスカッションまで基本的に教材は無料。
短期集中型のプログラムや日本人によるオーダーメイドのレッスン、セブ島留学やエアライン業界に特化したコースなど、豊富なオプションも用意されています。
産経オンライン英会話を他のオンライン英会話と比較

産経オンライン英会話 | DMM英会話 | レアジョブ | |
---|---|---|---|
レッスン時間 | 1レッスン25分 | 1レッスン25分 | 1レッスン25分 |
料金(月額) |
|
(ネイティブ・日本人を除く講師)
(ネイティブ・日本人を含む講師) |
月8レッスン : 4,200円(税抜)
毎日1レッスン : 9,800円(税抜)
毎日1レッスン : 9,800円(税抜) |
1レッスン単価 |
※週末プランのみ1か月の受講日数を14日、ほかのプランは31日として計算 |
毎日1レッスンプラン : 193円(税抜)
毎日1レッスンプラン : 471円(税抜) |
月8レッスン : 525円(税抜)
毎日1レッスン : 316円(税抜)
毎日1レッスン : 316円(税抜) |
受講内容 | レッスンの受講 教材の利用 認証テストの利用 Webアプリの利用 | レッスン受講 オリジナル教材の利用(印刷可) 出版社教材の利用(印刷不可) 英語学習プログラム「iKnow!」の利用 | レッスン受講 オリジナル教材の利用 |
講師の国籍 | フィリピン | アメリカ・イギリス・カナダ オーストラリアを含む100カ国以上 | フィリピン |
教材 | オリジナル教材 TOEIC市販教材 | オリジナル教材 出版社(市販)教材 | オリジナル教材 |
DMM英会話と比較
DMM英会話を比べたとき、際立つのは産経オンライン英会話のコスパのよさ。
毎日1レッスンの場合、DMM英会話のスタンダードプランでは月額6,000円、単価は193円ですが、産経オンライン英会話では月額5,536円、単価178円(いずれも税抜)で受講できます。
一方、講師陣の多様さという点では、ネイティブと日本人も含め100か国以上の講師をそろえるDMM英会話の圧勝です。
DMM英会話にはSkypeではなく専用のレッスン画面が用意されているのもポイント。
ただし、DMM英会話でネイティブ・日本人講師のレッスンを受けるには、スタンダードプランの2倍以上割高になるプラスネイティブプランに申し込む必要が。

DMM英会話の口コミやレッスン受講体験談はこちら!
レアジョブと比較
産経オンライン英会話とレアジョブは、フィリピン人講師中心、中高生向けのプランがあるといった点が共通しています。
料金を見てみると、レアジョブの日常英会話コース、毎日1レッスンが月額5,800円、単価187円なのに対し、産経が5,536円、単価178円(いずれも税抜)でコスパの点では優れています。
ただ、「いきなり毎日のレッスンは…」という方にとって、レッスン単価こそ上がるもののレアジョブの月8回プラン、4,200円(税抜)は魅力的です。
レアジョブも専用のレッスン画面を設けているので、Skypeに慣れていない方には産経オンライン英会話より使いやすい一面も。
ビジネス英語に目を向けると、レアジョブでは単独のプランで毎日1レッスン月額9,800円(税抜)となっていますが、産経では通常のプランにビジネス英語の教材が含まれているのでお得感がありますね。


それと、独自のニュース・ディスカッションなど、産経ならではの特徴に惹かれるかどうかも大事なポイントですね。
レアジョブの口コミやレッスン受講体験談はこちら!
産経オンライン英会話を体験した私の感想

産経オンライン英会話を選んだ理由
オンライン英会話は、比較的新しい企業やあまり見聞きしたことのない会社が提供していることが多いですよね。
本記事で比較した大手2社、DMM英会話とレアジョブも、普段の生活にそれほど馴染みがあるわけではありません。
その中で産経オンライン英会話は、誰もが知っている企業で安心感が大きく、さらにレッスン費用も良心的なため、まずはトライアルレッスンを受けてみることにしました。

産経オンライン英会話の受講内容
トライアルレッスンには教材が2つ用意されており、Aは初心者向けでレッスンに最低限必要な英語表現を学べます。
僕が今回使用したトライアルBは中級者以上向けで、自己紹介や趣味について話すための教材。

今回使用したTRIAL Bという教材
教材は決まっていたので、講師検索画面から希望の先生を選びます。
特に講師にこだわりはなかったのですが、このとき僕が希望する時間帯(日曜の16時台)は結構予約が埋まっていました。
講師の紹介文・動画を見つつ、Catleya先生のレッスンを予約しました。
産経オンライン英会話を実際にやってみた結果は?


予約した16時ぴったりになると、Skypeのコールがかかりました。
応答したあと、最初は映像も音声も表示されなかったのですが、「承諾」をクリックすると無事に解決。

Catleya先生から、簡単な自己紹介とレッスン内容の確認がありました。

(どうしてオンラインで英語を学ぼうと思ったんですか?)

So, to keep and improve my skills, I have decided to take this lesson.
(子どものころ、オフラインのレッスンを受けていたんですが、いまは英語を使う機会がそんなにありません。
だから、スキルを維持したり高めたりするために、今回レッスンを受けようと思いました)

(なるほど。トライアルBの教材を選んでくれましたが、フリートークやニュースディスカッションもあなたの学習に役立つと思いますよ。どちらにしますか?)
このように、あらかじめ選んだトライアルBをそのまま進めるだけでなく、僕の学習歴なども考慮してCatleya先生がいくつか提案をしてくれました。
とはいえ、今回が初回のレッスンだったので、相談してトライアルBの教材を使ったレッスンに。
ちなみに産経が提供するニュースディスカッション教材は、基本的に予習が必要で比較的ハイレベルですが、より取り組みやすい教材としてDMM英会話のニュース教材を使うこともあるようです。

先生が提案してくれた教材の一例
トライアルBの教材はオーソドックスな自己紹介を学ぶものでしたが、合間にいろいろと先生に質問することで、レッスンが盛り上がりましたよ。

(フィリピンのテレビでは、アメリカの番組が流れているんですか?)

(もちろんチャンネルによって違いますが、アメリカの番組や英語教育の番組は多いですよ。)
テキストの中に、フィリピン人の先生が「アメリカのテレビ番組を見るのが好きです」と語っているセンテンスがあったので、そこから質問してみたら日本とフィリピンのテレビ事情の違いにお互い驚きました!
また、J-POPをよく聴くという話をしたら、先生が微笑みながらこんな質問も。

(あの…RADWIMPSって知ってますか)

(もちろん!英語でなんていうのかわからないんですが、『君の名は』の音楽はとても素晴らしかったですね!)

(そうですね!実は私は彼らの大ファンで。『君の名は』もとても好きです。英語では”Your Name”というタイトルですよ)
ほかにも京都観光などについても話し、フィリピンの先生とこんなに日本文化について語れることに感動しました…!
こうして無事にレッスンは終了。今回僕が感じた産経オンライン英会話のメリットは次の3つです。
産経オンライン英会話のココがいい!
- 使いやすい教材と丁寧なレッスン
- 積極性が報われる雰囲気
- 幅広い層のフィリピン人講師
初めて産経オンライン英会話の教材を見て、最初はかなりシンプルな印象を受けましたが、「過不足なく」という表現がぴったりなことに気づきました。
ボリュームの多い教材は1レッスンで終わり切れなかったり、先生がどの箇所を指示しているかわかりづらかったりという問題があります。
産経オンライン英会話は合間にスモールトークを挟めるようなちょうどいい教材で、「書いている内容を音読するだけ」ような事態は滅多に起こらないと感じました。

シンプルで使いやすい教材
また、こちらから積極的に質問すると、先生が喜んで対応してくれる雰囲気は初心者はもちろん、中・上級者でも学習の励みになりますよね。
さらに産経オンライン英会話の講師検索では、18歳から40歳までの年齢を指定できるほか、簡単な日本語対応ができる先生も探せます。

講師検索画面
予約の際に一通り講師のプロフィールを見たところ、5年や10年以上の英語指導歴を持つ方も多く、他社に比べると様々な層や雰囲気の先生が多いなと感じました。
一方、産経オンライン英会話にはいくつか気になるポイントも。
産経オンライン英会話のココが気になる!
- Skypeサポート窓口がほしい
- 発音の練習はレッスンではやや難しい
- 教材のシンプルさが苦手に感じる可能性も
産経オンライン英会話はSkypeレッスンなので、Skypeそのものの使い方にある程度慣れておく必要があります。
僕はオンライン英会話のレッスンを受けるようになってからSkypeを頻繁に使い始めたので、正直まだ馴染めないところも。
産経オンラインにはサポートページが用意されていますが、万が一のトラブルのときの専用窓口が設けられていれば、より安心してレッスンを受講できると思いました。

産経オンライン英会話にあるSkypeのサポートページ
また、音声や映像が乱れることはなかったものの、そもそもの品質があまりよくないため、レッスンで正確な発音を学ぶのは少し難しいかもしれません。
といっても産経オンライン英会話には発音判定システムのAispeakが導入されているので、自主的にツールを活用すれば発音学習も十分に可能。

産経独自の学習ツールAispeak
最後に、僕は産経オンライン英会話の教材はシンプルで見やすいし、ボリュームもちょうどいいと感じましたが、このシンプルさが人によっては苦手意識を生む可能性も否めず。
よくも悪くも教科書的な印象が強いので、こちらから積極的に質問することが充実したレッスンには必要です。
リアルな英会話とは少し離れていて物足りない一面もありますが、その分、基本的な表現や英会話スキルは身につけやすいので、この点に関しては表裏一体ですね。
教材に満足できない方は、フリートークやニュースディスカッションを積極的に使うといいかもしれません!

まとめ
産経オンライン英会話の口コミの紹介・分析や大きな3つの特徴、僕の体験談をお伝えしました。
これから英会話・英語学習を本格的に始める初心者、フリートークやディスカッションを楽しみたい中・上級者の方に特にお勧めできます!
馴染みのある大手ならではの安定感、まずは体験レッスンでみなさんも実感してみてはいかがでしょうか?
ニュースを使った勉強ができるの?口コミとか産経ならではのポイントも知りたい!