そこで今回は、英語の発音矯正を専門とするspeekの体験レッスンに行ってみたよ。
英語の発音に関する音声学についてもたっぷり話を聞いてきたから、その時の様子を公開するね。
「正しい英文を話しているはずなのに、ネイティブスピーカーに伝わらない」
「読んだら分かるのに、ネイティブスピーカーが話している英文が耳で理解できない」
私は、長年こんな悩みを抱えていました。
でも、発音を専門的に教えてくれるスクールって少ないし、発音矯正のやり方がそもそも分からないし、長い間解決することなく放置していたんです。
そんなある日、音声学の知見から英語の発音を矯正するスクールがあると知り、取材&体験レッスンをさせていただくことになりました。
それが今回ご紹介する英語発音矯正スクールspeekです。
speekは、音声学をベースとした、日本唯一の英語発音矯正スクール。
speekでは、言語学と認知心理学を専門とする上智大学の北原真冬教授の支援で開発されたカリキュラムを、言語学の学位を持ったネイティブスピーカーが指導します。
今回私は、実際に体験レッスンを受けて発音矯正指導をしてもらったのですが、最終的にあまりの自分の英語の発音の改善にびっくりしてしまいました。
1時間の体験レッスンであれだけ発音が良くなったので、実際にプログラムを受講したらと考えると期待値がめちゃくちゃ上がります…!!
今回は、speekを運営する株式会社 World Connectionsの代表、永里耕一さんにお話を伺い、体験レッスンを受講した時の様子を公開していきます。
この記事の目次
speekのオフィスに行ってみた
5月某日、speekのサービスについてお話を伺うべく東京都中央区にあるスクールを訪ねました。
今回取材に応じてくれたのは、speekを運営する株式会社 World Connectionsの代表、永里耕一さん。
1976年生まれ。米国公認会計士。早稲田大学商学部卒業。早稲田大学大学院会計研究科修了(専攻:国際税務)。ペンシルバニア大学ELP修了。コロンビア大学ALP修了。日米会話学院修了。ベンチャー企業、外資系金融機関などを経て、現在は株式会社 World Connections 代表取締役。日本音声学会会員。TEFL(英語教授法資格)保有者。2014年に北原真冬教授(上智大学)支援の下、speekをスタートする。
(sppek公式ホームページより)
本日はよろしくお願いいたします。
英語発音矯正スクールspeekとは?
音声学をベースにした日本唯一の英語発音矯正スクール
speekでは、上智大学の音声学教授である、北原真冬教授に顧問になっていただき、学術的なものをベースとした英語発音矯正カリキュラムを作成しています。
英語の発音を矯正しネイティブライクにするメリットは3つあります。
- 発音がネイティブライクになると英語が伝わりやすくなる
- 発音がネイティブライクになるとリスニング力が上がる
- 発音をネイティブライクにすることで、発音だけでなく発声法を変えることができる
発音がネイティブライクになると、リスニング力が上がるというのはどういうことなのでしょうか?
正しい発音ができるようになれば英語の言語野が形成され、コインの裏返しで英語の音を素直に聴けるようになります。
つまり、がんばらなくても自然体で音が聴こえるようになるのです。
「発音だけでなく発声法も変わる」というのは何ですか?
下記の図のように、日本語話者と英語話者では、言葉を話す時の発声の仕方が違います。
日本語の際に用いられる胸式呼吸は簡単に言えば、喉を使って呼吸をし発声を行なっている状態です。
一方英語の腹式呼吸は、唇、舌、喉をリラックスさせて顎のみを動かし、かなり激しく舌を動かします。
英語のネイティブスピーカーは、喉を開き、ヘソの下から横隔膜を含めた筋肉を総動員して英語を話しているのです。
呼吸法や発声法において、日本語と英語は大きく違うのですね。
その通りです。
speekでは、音声学に基づいた理論的なアプローチで、英語を話す時の発声法から改善していきます。
発声方法まで教えてくれるスクールは貴重ですよね!
また、speekでは音声解析ソフトを使ったコンサルティングも提供しています。
発音を可視化して、科学的アプローチで発音を矯正していきます。
全ての講師が言語学の学位を持っている
speekの講師は全員、言語学の学位を有するネイティブスピーカーです。
日本にいる講師もいますし、アメリカやフランス在住の講師もいます。
海外在住の講師はオンラインコースを担当しています。
speekでは、言語学、特に発音に関する音声学のプロであるだけでなく、ホスピタリティがあり熱心で親身になって指導ができる講師を採用しています。
専門知識のある優秀な講師がマンツーマンで指導を行いますので、短期間で最大限の効果を引き出すことができるのです。
また、毎回レッスン後には、講師からのフィードバックレポートをお渡しします。
ネイティブ講師の的確なフィードバックにより、回り道をすることなく的確な発音矯正を行うことができますよ。
知識面でも英語面でも頼もしいですね。
speekの講義は、音声学に基づいた理論的解説・科学的なトレーニングに基づいています。
音声学という信頼性のある学問をベースとしていますので、無駄なく効率的に発音矯正を行うことができますよ。
メソッドは北原真冬教授監修!
北原真冬教授は、どのような人物なのでしょうか?
北原教授は、京都大学文学部を卒業し、2001年に言語学・認知科学の博士号を米国、インディアナ大学にて取得されました。
2016年から上智大学で英語、音声学の指導を行っており、現在は上智大学外国語学部英語学科の教授、上智大学音声研究室 室長を務めています。
speekはそんな北原教授に推薦していただいている英語発音矯正スクールです。
北原教授の推薦文を一部紹介しますね。
speekは、音声学をベースにして、きちんとした発音・聴解のレッスンを行う、日本では珍しい英語発音矯正スクールです。英語の発音を強化することは、英語にまつわる全ての部分での自信が増すことにつながると考えられます。目の前でしっかりと受け止めてくれる相手と集中的にレッスンすることで、それを克服していくのにspeekは最適な発音矯正の場所だと思います。
北原真冬教授によるspeekの推薦文
スカイプで24時間対応
speekの受講スタイルは2種類あります。
- 通学スタイル
- スカイプを使ったオンラインスタイル
です。
はい。
オンラインの場合、24時間いつでも受講が可能となっています。
speekの受講生の方は、外資系企業の役員や士業、研究者、大学教授、通訳者など忙しい日々を送っている方が多いので、24時間いつでもレッスンが受講できる体制は、お客様に好評をいただいています。
確かに、夜遅い時間に仕事が終わってから利用できる英会話スクールって少ないですもんね。
通学の場合は、中央区京橋にあるスクールでレッスンを行ないます。
スクールは東京駅から徒歩4分ですので、アクセスも良好です。
また、speekのレッスンは完全マンツーマンですので、仕事の都合などに合わせてスケジュールを自由に組み立てていただけます。
例えば、この時期は忙しいから2週間休み、この週は海外出張を控えているから週に3回受講、などスケジュールを自由にカスタマイズできます。
柔軟にレッスンが受けられるのは良いですね!
実際にspeekの英語発音矯正レッスンを受講してみた
いざ体験レッスンスタート!
今回体験レッスンを担当してくれたのは、アメリカ人のケビン先生。
ジョージア州で最も古い歴史を持つ大学の一つである、ジョージア大学で音声学を学んだそうです。
また、交換留学生として日本の大学に通っていたこともあるようで、日本語も非常に流暢でした。
Hello. My name is Kevin. Nice to meet you!
(こんにちは!ケビンです。よろしくお願いします!)
Hello. My name is KUNOICHI! Nice to meet you too!
(こんにちは!くのいちです。こちらこそよろしくお願いいたします!)
私の発音を診断!
Usually, I evaluate student’s English pronunciation level. Do you want to try?
(通常はまず始めに生徒さんの発音レベルをチェックします。くのいちさんもやってみますか?)
(ぜひやらせてください!)
Then, please read this slowly.
(では、これをゆっくり読んでみてください)
hot, hut, mop, map………(最後まで読む)
Can you read 104,105 and 106, 107 one more time?
(104, 105, 106, 107をもう一度読んでもらえますか?)
low, law, pool, pull.
Thank you. I think your pronunciation is pretty good, not perfect.
(ありがとうございます。くのいちさんの発音は、完璧ではありませんが上出来だと思います)
Thank you very much.
(ありがとうございます)
If I could correct your pronunciation, English “u/w” sound is stronger than Japanese pronunciation.
(一つだけアドバイスさせてもらうと、英語の「ウー」の音は日本語よりもかなり強いですね。)
Next, can you read this sentences?
続いてはこちらを読んでもらえますか?
Maybe you could use linking more.
(もう少しリエゾンを意識してみましょうか)
*リエゾンとは
単語と単語の繋がりの中で、音が変化したり抜け落ちたりする発音現象のこと。
(もう一度読む。少し改善)
Great!
In our course, we focus on linking. For example, “r” and the other sound ; “number of”.
(良いですね!
speekでは、このようにリエゾンについて詳しく学習をしていきます。今練習したもの以外ににも、例えば、”R”と他の音のリエゾン、「number of」などですね。)
How does the sound “number of” change with linking?
(「number of」はリエゾンを使うと、どのように変化するのですか?)
becomes「ナンバーゥロブ」,not「ナンバー オブ」
(「ナンバー オブ」でなく「ナンバーゥロブ」になりますね)
I see.(なるほど)
Next, I’ll explain the difference between English pronunciation and Japanese pronunciation.
(では、続いては英語と日本語の発音の違いについて説明していきます!)
大切なのは喉の開き具合!?
Take a look at this picture.
(まずは下記の図を見てください)
These are 5 differences between English and Japanese.
If you master theses points, then you can speak
English with very native like way. In our course, we cover every different points.
(これらは英語と日本語の5つの大きな違いです。
これらのポイントを意識して英語を話すと、ネイティブスピーカーのような英語を話すことができます。
speekでは、それぞれのポイントをレッスンの中でカバーしていきますよ)
(違いがたくさんあるんですね!)
I’m going to cover a little about pharynx; “INTOKU”. Take a look at the picture bellow.
(今日は咽頭腔について見ていきましょう。下の図を見てください)
“INTOKU” is area in the deep throat called pharynx.
In English, we tend to open and close pharynx to make deeper vowel sound.
For example, “mad” and “mud”, with the word “mad”, pharynx is very wide.
(咽頭腔とは、喉の奥のエリアのことです。
英語では主に、咽頭腔を広げたり狭めたりすることで、深い母音の音を作り出します。
例えば”mad” と “mud”では、”mad”の母音の”a”は咽頭腔を広げて作り出されます)
If you open the mouth a little bit, that means you use your mouth instead of your throat.
(一方で、口を小さく開けて発音するということは、咽頭腔の代わりに口を使って発音するということですね。)
How can we practice deeper throat in class?
(喉を開ける練習はクラスの中でどのように行われるのですか?)
First of all, understand the theory, and we’ll practice together with the theory.
(まずは音声学の理論をきちんと理解していただき、その後その理論を元に私たちが指導をしていきます)
Sounds interesting!(面白そうですね!)
たった1時間の体験レッスンで起きた3つの劇的な変化
1.内容語と機能語の概念が理解できた
今回の体験レッスンでは、英語のリズムやリエゾン、英語を話す時に使う筋肉などさまざまなことを学びました。
1時間ほどの体験レッスンで全てを習得できた訳ではありませんが、素人の私でも簡単に理解できて、すぐに取り入れることのできる概念がありました。
それが、内容語と機能語の概念です。
内容語とは、名詞、動詞、形容詞、副詞など英文の内容を具体的に表す言葉。英語では”content word”と言います。
一方の機能語とは、⼈称代名詞、、助動 詞、前置詞、などの言葉。英語では”function word”と言います。
文章の意味を表す内容語は、全体的に強く発音し、内容語を繋いだり補ったりする機能語は全体的に弱く発音されます。
正直、speekの体験レッスンで教えてもらうまで、このような事実は全く知りませんでした。
この内容語と機能語の概念を頭に入れて英文を口にするだけで、自分の口から出る英語がまるでネイティブスピーカーの話しているようなスムーズで抑揚のある英語に変わったのです。
今回は体験レッスンでしたので、一文程度の英文でしか練習を行いませんでしたが、実際にクラスに参加して、内容語と機能語を意識しながら長文を読む練習を続けたら、さらに大きな変化が期待できると感じました。
2.英会話の際の呼吸のタイミングを意識するようになった
speekで体験レッスンを受講してから、英語を話す機会が何度かありました。
体験レッスンを受ける前と後で大きく変わったのは、呼吸のタイミングを意識するようになったことです。
英語話者は腹式呼吸で英語を話していますので、大きく息を吸い込んで多くの単語を一息で話します。
私もspeekの体験レッスンでこの事実を知ってからは、意識的に腹式呼吸をしてお腹のそこから英語を発するようになりました。
また、英語のネイティブスピーカーによる動画などを観る時も、どこで息を吸っているのかを意識して確認するようになったのも大きな変化です。
体験レッスンを受ける前は、英語を話す時も聞く時も、息を吸うタイミングについて考えることはありませんでしたので、呼吸法にまで意識が向くようになったのは大きな変化だと感じています。
3.英語が聴きやすくなった
これは自分でも意外でしたが、内容語や機能語、呼吸がなされるタイミングを意識することによって、英語が聞き取りやすくなったように感じています。
強く発音される内容語は重要だというルールを知り、聞き逃さないように意識することで英語の意味が掴みやすくなりました。
speekの体験レッスンで初歩的な音声学の知識を教えてもらっただけなのに、こんなにも英語が聴きやすくなるなんてびっくりです。
さらに発音を矯正することで、耳で拾える単語が増えていけば、リスニング力も大きく上がるだろうな、という具体的なイメージができました。
英語発音矯正スクールspeekのコースと料金
それでは、speekのコースと料金を見ていきましょう。
speekのコースと料金 | |
受講形式 | 通学、オンライン |
入学金 | 33,000円 |
コース・料金 | アメリカ英語クラス 261,800円 初心者クラス 261,800円 イギリス英語クラス 327,800円 猛烈特訓クラス 880,000円 |
サービス内容 | アメリカ英語クラス レギュラークラス 85分間x10回 + トレーニング セッション(オンライン・グループレッスン 60分x最大50回) 初心者クラス レギュラークラス 85分間x10回 + トレーニング セッション(オンライン・グループレッスン 60分x最大50回) イギリス英語クラス レギュラークラス 85分間x10回 + トレーニング セッション(オンライン・グループレッスン 60分x最大50回) 猛烈特訓クラス レギュラークラス 85分間x50回 + トレーニング セッション(オンライン・グループレッスン 60分x最大50回) |
割引 | 早期申込割引 16,500円 学割 16,500円 友人割 16,500円 前後割 16,500円 |
講師 | ネイティブ講師 |
スクール所在地 | 東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル |
*割引の「前後割」とは、プロモーション用のBefore-Afterの動画への出演を条件に適応される割引のこと
speekには、準ネイティブレベルの日本語を話すことができる講師が在籍しています。
音声学の知識は英語で聞くとなかなか理解が難しいものですが、ネイティブ講師が日本語を使って解説してくれるので分からないところを残さずに確実に理解をすることができるでしょう。
各コースには、レギュラークラスに加えてオンライングループレッスンも最大50回ついていますので、コストパフォーマンスは高いです。
音声学の知見を持ち、かつ準ネイティブレベルの日本語が話せ、英語のネイティブスピーカーである講師というのは非常に貴重ですので、個人的にはかなりリーズナブルな価格設定のように感じます。
英語発音矯正スクールspeekの体験レッスンに参加しよう
今回は、speekを運営する株式会社 World Connectionsの代表、永里耕一さんにお話を伺った様子をご紹介しました。
また、音声学の知識を理論的に理解しながら、ネイティブ講師の指導を受けることができた体験レッスンは、驚きの連続でした。
何より、たったの1時間で劇的に発音が変化したことに、他でもない私自身が信じられないくらい驚いています。
speekはオンラインで受講可能ですので、忙しいことを理由に発音矯正を諦めていた人にこそ、おすすめ。
良い発音は、英語を話す人の英語を相手に上手く伝えてくれるための潤滑油のようなものです。
自分の英語が伝わらない、悔しい思いをしたことのある人は、ぜひspeekの体験レッスンに参加してみてください。
英語が伝わらない悔しさを、英語を伝える喜びに変えることができるはずです。
トライアル・レッスンは90分3,300円で、内容は発音診断とコンサルティングとなっています!