新型コロナウイルス蔓延をきっかけに各学校で実施されている「オンライン修学旅行」
オンライン修学旅行の事例は聞くけど、実際費用はどれくらいかかるの?
オンライン修学旅行についてもっと知りたい!
と思っている先生も多いと思います。
そこで本記事では、オンライン修学旅行の費用について詳しくご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
国内の修学旅行の費用
まずは、通常の国内修学旅行した際に、どのくらいの費用がかかるのかについてご紹介していきます。
修学旅行の費用は小学生・中学生・高校生の年代によって、大きく異なります。
一つひとつチェックしていきましょう。
国内修学旅行費用1:小学校の場合
小学校の修学旅行の費用相場は、公立校で約7千円、私立校で約4万2千円です。
公立小学校の修学旅行は、日数や費用が都道府県ごとに決められています。
そのため、公立小学校ではかなり費用を抑えて修学旅行をしなければなりません。
遠出はせず、日程は日帰りか1泊2日であることがほとんどです。
その理由は、費用の問題だけではありません。
小学生は集団行動にまだ慣れていないため、飛行機や新幹線は利用せず、バスで行ける範囲ですませる、という狙いがあります。
行き先は東京近郊の小学生であれば、鎌倉や日光、関西の小学生であれば、京都や三重県など、バスで3~4時間程度の場所が人気です。
国内修学旅行費用2:中学生の場合
中学校の修学旅行の費用は公立校で約3万円、私立学校で約7万5千円が相場です。
行き先は通う学校によって違いますが、京都や奈良などの日本の古都が人気です。
清水寺や法隆寺、東大寺など歴史ある神社仏閣、そして街並みや文化に触れることで、歴史学習をすることができます。
また、地方の中学生には東京も人気です。
日本の首都に行き日本の最先端に触れることで、将来の夢や希望が湧いてくる生徒たちも多いでしょう。
国内修学旅行費用3:高校生の場合
高校生の修学旅行の費用は、公立校で約3万5千円、私立校で約5万5千円が相場です。
高校生になると公立校でも費用が取れるため、内容が充実した修学旅行を実施することが可能です。
行き先は沖縄や東京などが人気で、歴史学習や平和学習をした後は、観光地をめぐったり、テーマパークに行く学校も多いです。
海外の修学旅行の費用
続いては、修学旅行先に海外を選んだ場合の費用についてご紹介していきます。
海外へ修学旅行に行くのは、高校生の場合がほとんどです。
そして、公立と私立で費用にかなり差があるので注意が必要です。
早速、確認していきましょう。
海外修学旅行費用:費用は公立校と私立校で大きく違う
海外修学旅行の費用平均、公立校は約14万円、私立校は約25万円で、約9万円もの差があります。
新型コロナウイルスが蔓延する以前の2019年度までは、各学校で修学旅行の費用は年々増加傾向にあり、保護者の負担もかなり大きいものになっていました。
また、修学旅行を海外で実施すると、パスポートの手配や、行程表の作成、保護者・生徒への事前説明会の実施などあり、先生の負担もかなり大きいです。
行き先はヨーロッパが人気で、世界遺産が多いイタリアやフランスなど観光地をめぐり、世界史に触れることが多いです。
一方で手軽に行けるアジア圏内も人気で、価格も他の地域と比べると安価で済む傾向にあります。
特に台湾は親日家が多く治安が良いため、安心して訪れることができます。
修学旅行時の学生のお小遣いはどのくらい?
ここからは、修学旅行時に生徒に持たせるお小遣いの金額についてご紹介していきます。
しっかりとお小遣いの上限を決めておかないと、トラブルに巻き込まれた際に、対応が難しくなる可能性があります。
修学旅行時の学生のお小遣いはいくらが相場なのでしょうか?
早速チェックしていきましょう。
小学生が4千円程度、中学生は1~2万円程度
修学旅行時のお小遣いの上限は、小学生の場合4千円、中学生以上になると1万円~2万円程度が相場になります。
ただ、中には金銭感覚が養われていない中学生に1万円も持たせるのは不安と感じる保護者も多いため、あくまで上限として定めましょう。
上限を高く設定してしまうと、窃盗や紛失など、何かトラブルが起こった際に、取り返しのつかないことになってしまいます。
旅行費用は学校側がまとめて支払うため、生徒たちがお金を支払うのは、お土産代やちょっとした飲食代のみです。
そのことをしっかり生徒や保護者に伝え、必要最低限の現金のみ持ち歩くようにした方が良いでしょう。
お小遣いの上限を決めても、中には守らない生徒も出てくるでしょう。
生徒や保護者にお小遣いの上限を伝える際には「上限を守らずにお金を持ってきた場合、何かあっても自己責任でお願いします。」としっかり伝えておきましょう。
オンライン修学旅行の費用
ここからは、本題であるオンライン修学旅行の費用についてご紹介していきます。
オンライン修学旅行の費用は一体どのくらいなのでしょうか?
早速、 確認していきましょう。
そもそも、オンライン修学旅行とは?
オンライン修学旅行はパソコンやタブレット、スクリーンを用いて行う新しいスタイルの修学旅行です。
新型コロナウイルスの影響で全国の修学旅行が中止になっている現状を踏まえ、観光業の方々が発案し広がりました。
直接現地の方とインターネット通話を繋ぎ、画面越しで歴史学習や平和学習ができるので、感染リスクを気にすることなく修学旅行を行うことができます。
また、インターネット環境さえあれば、世界中どこでも繋ぐことができるため、国内だけではなく、海外へオンライン修学旅行も可能です。
通常の修学旅行では、予算の問題で行けない場所であっても、安価で行うことができます。
オンライン修学旅行費用1:生徒1人当たり5千円程度
オンライン修学旅行を実施する際には、JTBや近畿日本ツーリストなど、旅行会社にお願いするのが一般的です。
相場は1人当たり5千円程度で、実施することができ、通常の修学旅行の費用と比べてもかなり費用を抑えることができます。
パソコンやタブレット端末は学校側で用意するか、レンタルするかになりますが、旅行会社によっては、レンタル費用が追加される可能性もあるため、事前に調査が必要です。
オンライン修学旅行費用2:費用をもっと抑える方法
パソコンやタブレット、インターネット環境など、オンライン修学旅行を行うために必要なものがすべて揃っている場合には、旅行会社を通さず、先生が自身で計画をして、実施することも可能です。
オンライン修学旅行は金額が安いため、通常の修学旅行の予算を利用し、数回に分けて開催することもできます。
しかし、直接現地の方とコンタクトを取り、実施方法を擦り合わせてしないといけないため、先生の負担がかなり大きくなりますので、ご注意ください。
オンライン修学旅行の費用は通常の修学旅行よりも安い!
いかがでしたでしょうか?
通常の修学旅行の場合、移動費や宿泊費、見学料など色々と費用がかかります。
しかし、オンライン修学旅行は通常の修学旅行にかかる費用のほとんどをカットすることができるため、安価で修学旅行を実施することができます。
オンライン修学旅行のおすすめポイントは以下の3つです。
・費用をかなり抑えることができ、作業面で先生側の負担も減る
・新型コロナウイルスなど社会情勢の影響を受けにくい
・移動時間が不要なので時間を効率よく使うことができる
新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないまま、通常の修学旅行を遂行してしまうと、万が一何かあった場合に、学校側が責任を追求される可能性があります。
そんなリスクを回避するためにも、オンライン修学旅行はおすすめです。
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