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修学旅行の目標を決めよう!デジタル時代に合わせた対応とは?

修学旅行を実施する際は、明確な目標を持つことが大切です。
でも、「どんな目標を生徒たちに持たせたらいいの?」と悩む先生も多いと思います。

そこで本記事では、「修学旅行の目標」について解説していきます。
デジタル時代に合わせた目標もお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

国が定めた修学旅行の目標とは?

実は、国が定めた修学旅行の目標があります。
一体国はどんなことを修学旅行の目標に掲げているのでしょうか?

国が定めた修学旅行の目標1:集団行動の在り方を学ぶ

国が定めている修学旅行の目標に「集団生活の在り方や公衆道徳などについて望ましい体験を積む」という文言があります。
これは、修学旅行を通して集団行動することで、社会的ルールを身をもって知ろうという意味です。

修学旅行は友達や教師と団体行動をするため、自分勝手な行動をすることができません。
そのため、修学旅行を通して、共に同じことを学び、同じ時間を共有することで協調性を育むことが非常に大切です。

国が定めた修学旅行の目標2:自然や文化財の大切さを学ぶ

百聞は一見にしかずというように、自然や文化財の大切さは実際に目で見て、手で触れて、体験してみないと分からないところがあります。
いつも過ごしている場所とは違う土地に訪れ、実際に触れてみることで、その大切さを知り、人間的な感性を育むことができるのです。
これは一見、単純なことに感じますが、人生の幅を広げるにあたりとても大事なことです。

国が定めた修学旅行の目標3:普段の学習に繋げる

国が定めた修学旅行での目標の中に「普段の学習に繋げる」という文言あります。

例えば、歴史の授業であっても、教科書を通して歴史を学ぶことと、実際に現地に行って学ぶこととでは学習の質が違います。

教科書やテレビで学び知ったことや、これから学んでいくことについて、修学旅行を通して、自分で体感した経験をもとに知識や技術につなげていくことが大切としています。

他の学校の修学旅行の目標は?

続いて、実際に修学旅行でよくかかげられている目標をいくつかご紹介いたします。
修学旅行を行う際には、しっかりと目標を立てる学校も多いので参考にしてみてください。

学校で掲げる目標例1:生徒が主体的に取り組める修学旅行

修学旅行を実施する際には、生徒が自分達で話し合い、修学旅行を主体的に計画することが大切です。
クラスで話し合いをし、全員でよりよい修学旅行を目指すことで主体性、協調性を養うことができます。

また、クラスで修学旅行についていろいろと話し合う場合には「人の意見は絶対否定しない」といったルールを課しておくと良いでしょう。
自分の意見が一度否定されてしまうと再び意見を言うことに億劫になってしまう生徒もいます。
人の意見は否定せず、どんどん意見を出しあっていくことで、自分にない視点や気づきなどを取り入れた、より良い修学旅行を作ることができるでしょう。

学校で掲げる目標例2:集団行動を通して社会的ルールを学ぶ

国が定めた目標でもありましたが、やはり集団行動を通していろいろと学ぶことを目標として掲げている学校は多いです。

集団行動をすることで、自分勝手に行動せず、人に合わせることの大切さを学びます。
協調性を持って、いろいろと取り組むことで、人とコミュニケーションが上手に取れるようになり、今後の人生にも大きく役立つでしょう。

社会に出てからは、ここまで大人数での旅行をすることは滅多にありません。
学生のうちに、しっかりと社交性・協調性を身につけることで、社会に出てからいろいろな分野で活かすことができるでしょう。

学校で掲げる目標例3:体験したことを活かす

修学旅行にて、いろいろな体験をすることで想像力や教養を深め、今後の人生に活かしていくことを目標としてあげる学校も多いです。
普段の生活では味わうことのできない経験をすることで、視野が広がり、いろいろな考え方を持つことができます。
そういったメリットをしっかりと自身の中に落とし込み、日々の生活の中でどんどん活かしていくことで、今後の人生に大きな違いをもたらす事ができます。

生徒が考える修学旅行の目標は?

ここからは、生徒自身が考える修学旅行の目標についてご紹介していきます。
学校によっては、クラス単位で修学旅行の目標を考えさせるところも多いです。
生徒達は修学旅行にどんな目標を持って臨むのでしょうか?
早速確認していきましょう。

生徒の目標1:友達との絆を深める

やはり、修学旅行で友達との絆を深めたいと考える生徒たちは多いです。
一緒にいろいろなことを学び経験することで、信頼関係を深めていき、修学旅行を最高の思い出にしたいと思っています。
そのためには、全員がルールを守り、「周囲の人に迷惑をかけないこと」「周囲の人に親切にする」ことが大切です。
それらを実行することで、人とコミュニケーションがしっかりととれるようになり、今後の人生にも大きく役立つでしょう。

生徒の目標2:学生生活最大の思い出作りをする

修学旅行=最大のイベントと考えている生徒も多いと思います。
最大のイベントを全力で楽しめば楽しむほど、忘れられない思い出をたくさん作ることになるでしょう。
修学旅行でたくさん写真を撮り、色んなことを経験することで、かけがえのない思い出になります。

生徒の目標3:なかなか訪問できない場所で自発的に学ぶ

修学旅行の計画を進める中で、生徒たちはテーマに興味を持ち、自分から学ぼうという姿勢になります。
教えられるではなく、自分から教わりにいくという気持ちを持つことで、多くのことを学ぶことができるでしょう。
修学旅行の事前学習では、生徒達にどんなことを学びたいのかを考えさせることも大切です。

修学旅行オンライン化する際のポイント

ここからは、上記でご紹介した修学旅行の目標を踏まえた上で、修学旅行をオンライン化するにはどんなことに気をつければ良いのかについてご紹介していきます。

ポイント1:生徒たちに計画させる

生徒たちが主体的に修学旅行に関われるように、修学旅行を計画させると良いでしょう。
オンライン修学旅行は、通常の修学旅行と違い、コストが安価であることや、気楽に開催できることから、ある程度生徒たちの希望を聞くことができます。
行き先を始め、どんなことを学びたいかなど、生徒同士でディスカッションをさせることで、主体性を養うことができます。

ポイント2:ディスカッションする時間を設ける

オンライン修学旅行の際には、合間合間に時間を取って、学習内容について、生徒同士でディスカッションさせる時間を設けましょう。

歴史学習であれば、話を聞いて「どのようなことを感じたか」「今後の人生に活かせるような事はないか」など、何でもいいので題材を決めて自由に話すことが大切です。
色んな意見を出し合うことで、新しい発見が生まれ、オンライン修学旅行がより有意義なものになるでしょう。

ポイント3:写真をOKにする

学校によっては、カメラやスマートフォンの持ち込みを禁止にしている学校も多いと思います。
しかし、オンライン修学旅行の日は持ち込みOKにするのも良いと思います。
やはりせっかくの修学旅行なので、思い出を作りたいと思っている生徒たちがほとんどです。

この日限りは、スマートフォンやカメラの持ち込みをOKにしてあげてください。

ポイント4:修学旅行ならではの体験を用意する

修学旅行は普段できない体験を通して、歴史や平和などを学び、友だちとの思い出を作ります。

見学先の様子をスクリーンで眺めるだけでなく、VRで行う。
訪問先の名産品を取り寄せて、みんなで食べる。
見学先を海外にして、オンラインで現地の人と会話をする。

さまざまな方法はありますが、話を聞いて学ぶだけではない修学旅行ならではの体験を用意してあげましょう。

修学旅行の目標は学びと思い出を両立すること

さまざまなサービスがオンライン化されていますが、修学旅行もその流れが来るかもしれません。

デジタル時代が到来したとしても、主体的に生徒たちが修学旅行に取り組めるように、教師としてはフォローしていかなければなりません。

可能な限り、ディスカッションできる時間を設け、あまり発言が得意でない生徒たちも率先して発言できるような雰囲気作りをしましょう。
そうすることで、生徒たちが修学旅行の主役となり、今後の人生にも大きく役立てていくことができます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

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