英検1級の英作文問題にお薦めの対策法
2016年度から、英検1級の英作文問題(ライティングテスト)の形式が変更され、観点別の評価が採用されました。採点に使われる観点は、「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つです。新しい形式の英検1級英作文問題では、限られた試験時間内に4つの評価基準を満たす答案を作る必要があります。日頃から、着実に対策を練っておくことが大切です。
目次
英字新聞を読んで、時事的な知識を身に着ける
英検1級の英作文問題では、「社会性の高い話題について、自分で考えをまとめ、理由とともに意見をまとめるエッセイ」を書く力が求められます。提示されるテーマは、日本と外国の間に起きている政治や経済、倫理などの問題を扱ったものが多くなっています。それぞれのテーマについて、ある程度の知識を身に着けておき、説得力のある文章を書けるようにしておきましょう。
基本的な時事用語だけでなく、時事用語の背景知識も身に着けることが大事です。日頃から、最新の社会情勢に対してアンテナを張り、ニュースや新聞などに目を通しておきましょう。英字新聞やBBC Newsなどを見れば、最新の時事情報を知ることができ、また英語の語彙に触れることもできます。
Topic(問題、テーマ)に対して述べる主張は、自分で組み立てます。英語で意見を組み立てることが難しい場合は、まずは日本語の新聞やニュースに触れながら、自分の主張を頭の中でまとめる練習を重ねてみることも有用でしょう。
時間を計りながら英作文の練習をする
英検1級の英作文問題では、100分間に英作文と読解の問題を解きます。文章は、200~240語の語数内にまとめる必要があります。制限時間内に、「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの評価基準を満たす英作文を完成するには、正確さや迅速さが求められます。英作文の練習を繰り返して、試験に備えましょう。
英作文問題では、書き進めてから語数調整の失敗に気づいたり、迷いながら書いて消してを繰り返したりしているとタイムロスしてしまいます。他のパートに取り組む時間も減ってしまうので、注意しましょう。
英作文問題の対策として、制限時間を決めて英作文する練習がお薦めです。時間制限のプレッシャーの中でも、質と量の充分な英文が書けるように、繰り返し練習を行いましょう。練習を繰り返していけば、全体のアウトラインを素早く決めることができるようになります。適切な文字数で構成することもできるようになるでしょう。
英検1級の試験では、読解と英作文のどちらを先にやるか、英作文に何分割くかなどもあらかじめ決めておくとよいでしょう。
関連サイト
実用英語技能検定 リニューアルのご案内 – 公益財団法人 日本英語検定協会
1級の過去問・対策 – 公益財団法人 日本英語検定協会
News about Japan – The New York Times
News about Japan – BBC News
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