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コラム
発達障がい

記憶力に不安のあるADHDの子どもへの改善方法と支援方法

ADHDとは、脳神経の障がいによって、集中力の欠如や多動性、衝動性といった特性の見られる発達障がいです。

 

ADHDの子どもの中には、何度注意しても忘れ物を繰り返したり、物をなくしたり、遅刻をしたりと、記憶力が弱いのでは? と心配になるような子がいます。ADHDの子どもの記憶力の問題の原因、また、家庭でできる改善や支援の方法について解説します。

ADHDの子どもの記憶力は「ワーキングメモリ」と関連がある

ADHDの子どもの記憶力の不安には、脳の「ワーキングメモリ」と呼ばれる部分の働きが関わっています。

 

ワーキングメモリとは、行動をスムーズに遂行するために、脳の中で当面必要な情報を出しておくところのことです。行動を机に向かっての作業とすると、ノートや筆記用具を出しておく机の表面がワーキングメモリであると喩えることができます。

 

ADHDを持つ子どもの多くは、ADHDを持たない子どもよりもワーキングメモリが小さいと言われています。机の喩えで言えば、机の表面の面積が小さく、すぐにノートや筆記用具がこぼれ落ちてしまう状態です。

 

ADHDの子どもがしょっちゅう忘れ物や失くし物をしたり、遅刻したりしてしまうのは、本人の性格やしつけの問題ではなく、生まれ持った脳の働き方の問題です。厳しく指導するというよりも、本人の不自由を楽にしてあげるような適切な支援を心がけることで、生活能力を改善することが可能になります。

家庭でできる、ADHDの子どもの記憶力をサポートする工夫

ADHDの子どもの記憶力をサポートする工夫のうち、家庭でできるものはいろいろあります。

 

できるだけ叱らず、自発的に動けるようにサポートする

ADHDの子どもの脳の働き方にはもう1つ特徴があります。それは、やる気のコントロールが上手でないという点です。ADHDの子どもの脳は、好きなことややりたいことにはやる気を出しますが、そうでないことにはやる気が出づらいのです。

 

このため、ADHDの子どもに対する叱責や強制はやる気に結びつかず、本人の自己評価を下げる悪影響のほうが大きく出る場合もあると言われています。

 

なかなか思うように行動してくれない子を、叱らずに見守ることは保護者にとっては根気のいることですが、本人も周囲を困らせたくてやる気を出さないわけではありません。細かなところでゲームのようにして楽しさを演出するなど、やる気が出やすいようにサポートしましょう。

 

つらい時は、保護者の方ご自身がカウンセリングを受けるなど、時には保護者ご自身がご自分のことを大事にすることもすすめられます。

 

「視覚化」「構造化」を心がける

ADHDの子どもには、人よりも小さなワーキングメモリへの負担を軽くするような仕組みを組み込んであげましょう。

 

まずは、視覚化です。指示したいことがある時や予定がある時は、口頭で伝えるだけでなく、ホワイトボードや紙に書いて目立つところに貼りましょう。

 

視覚化は、ADHDのない子どもや大人にとっても、よりものごとを記憶しやすくなる工夫です。例えば、「野菜を思いつくかぎり挙げなさい」と言われたときに、すべてを頭の中で覚えながら進めていくよりも、思いついたものを手元に書いていって目で見られるようにしたほうが効率が上がり、頭がモヤモヤするようなストレスも減るでしょう。

 

次に、構造化です。構造化とは、「どこで何をするか」を明示することで、行動上の迷いやエラーを軽くする工夫です。例えば、学校から帰ったらどこにカバンを置き、どこで中身を出して、どれをどこに持っていくかなど、目立つ色のテープや、わかりやすいイラストのついた掲示ではっきり示すなどしてあげましょう。

 

構造化も、ADHDのない子どもや大人とっても、より次の行動がわかりやすくなる工夫です。例えばスーパーなどで、列の先頭部分に靴の足跡の形にテープが貼ってあることがありますが、こうすると、多くの人が強制せずとも自然とテープの部分に足を置こうとします。
ADHDの子どもは記憶に人よりも大きな困難を抱えているので、こうした記憶の負担をできるだけ少なくするような工夫をしてあげることが大事です。

ADHDの子どもの記憶力の問題は治るの?

ADHDの子どもの記憶力の問題は「治る」のでしょうか。簡単に言えば、記憶力の問題の根本原因である生まれつきの脳の傾向自体は、残念ながら治りません。ただし、さまざまな支援や治療、または本人なりの発達により、記憶に関係する問題がほとんど目立たない程度まで改善されることも多くあります。

 

例えば、適切な支援や療育を受ければ、本人なりの対処法を身に付け、生活環境も負担のないものに調整されて、忘れ物などの問題を目立たない程度にコントロールできるようになることがあります。

 

服薬も、脳の働きを調整してくれるので、問題の改善にとって有効です。ある程度の期間、服薬と療育や支援を並行して行っていくことで、本人なりに適応的な生活形態を身に付け、薬を減らしたり、服薬を中止したりすることができるケースもあります。歳を重ねていくことで生まれつきの脳の傾向自体が「治る」ことはありませんが、大人になるに従って本人なりの発達や学習が起こり、問題が目立たなくなることもあります。

関連サイト

小・中学校におけるLD(学習障害),ADHD(注意欠陥/多動性障害),高機能自閉症の児童生徒への教育支援体制の整備のためのガイドライン(試案) – 文部科学省

ADHDとは何か? – 国立特別支援教育総合研究所

ADHDのある子どもの指導・支援 – 発達障害教育推進センター

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