イングリッシュカンパニー(ENGLISH COMPANY)プログリット(PROGRIT)、どちらのスクールを選ぼうか迷っていませんか?
英語コーチングスクールは、一見するとどれも似たように見えますが、イングリッシュカンパニーとプログリットでは学習内容やトレーナーが大きく異なります。
今回は、イングリッシュカンパニーやプログリットでどちらもレッスンを体験した僕が、両社の違いについてかなり詳しく比較していきます。
2016年から3年間にわたって日本の英会話スクールを50社以上調査し、30社以上でレッスンを受ける。英語ができないコンプレックスを克服し、国内で英語を英会話を猛勉強。結果、多国籍企業で外国人部下を10人以上持つことになる。当サイト「忍者英会話」の編集長であり、TikTokチャンネルでは41,000人のフォロワーを持つ。
この記事の目次
イングリッシュカンパニーVSプログリットの最大の違はコレ!
- イングリッシュカンパニーは、トレーナーとレッスンをする、プログリットは自習がメイン
- イングリッシュカンパニーは、使用する教材がオリジナル教材、プログリットは市販教材
- イングリッシュカンパニーは、レベル別コースも豊富
- イングリッシュカンパニーは、大学受験コースもある
結論を言うと、イングリッシュカンパニーは「トレーナーと一緒にレッスンをする」、プログリットは「自習がメイン」という部分が一番違っています。
イングリッシュカンパニーは、独自の教材を使ってトレーナーと一緒に英語のレッスンを行います。
イングリッシュカンパニーのイメージとしては、筋トレをする際に、負荷をかけてくるジムのパーソナルトレーナーに似ています。
例えば、ベンチプレスを上げる時「これ以上上がりません…」といったような形で、「英語脳」を作るためのトレーニングを行います。
そのため、必然的にトレーナーと対面する時間もイングリッシュカンパニーが多くなります。
一方でプログリットは「英語は自習で上げる」といったコンセプトで、自習メインとなり、週1回のカウンセリングで進捗の把握や学習相談を行います。
プログリットの場合は、「生活スタイルを変えて、時間を生み出す」といった、学習リズムを整えることも重視しており、「厳しいけど勉強時間をかなり確保できた」といった声が多いです。
イングリッシュカンパニーとプログリット、おすすめの人まとめ
それぞれのスクールがおすすめの人を整理しておきます。
- 言語学の専門性が高いトレーナーからアドバイスを受けたい人
- トレーナーからがっつり脳に負荷をかけられるトレーニングがしたい人
- 効率的に学習し最短距離で成果を上げたい人
- 英語学習を習慣にしたい人
- マンツーマンではなくレベル別少人数で費用を抑えたい人
- 基本的には自習をメインとした学習がしたい人
- 生活リズムや習慣を改善してなんとか学習時間を確保したい人
- 一般教育訓練給付制度を活用したい人
以下には、最初に述べてたトレーニングの内容以外にも、複数の点を徹底して比較していますので、必要な部分だけご覧ください。
イングリッシュカンパニーVSプログリットを料金で・コースで比較
イングリッシュカンパニー | プログリット | |
---|---|---|
ゴール | ・英語力アップ ・ビジネス英語 ・TOEICなどの資格スコアアップ | ・英会話力アップ ・ビジネス英語 ・TOEICなどの資格スコアアップ |
受講期間 | 3ヵ月or6ヶ月 | 2ヶ月or3ヶ月or6ヶ月 |
入会金 | 55,000円 | 55,000円 |
受講料金 | パーソナル 561,000円/3ヶ月 セミパーソナル(中級) 231,000円/3ヶ月 | 544,500円 |
トータル | パーソナル 616,000円/3ヶ月 セミパーソナル(中級) 286,000円/3ヶ月 | 599,500円/3ヶ月 |
1ヵ月あたり | パーソナル 205,333円/月 セミパーソナル(中級) 95,333円/月 | 199,833円/月 |
返金保証 | 30日返金保証 | 30日返金保証 |
その他制度 | ‐ | 一般教育訓練給付制度 |
イングリッシュカンパニー VS プログリットを料金で比較
まず一番最初に料金で比較してみましょう。
パーソナルコースで比較すると、
イングリッシュカンパニーの総額が616,000円/3ヶ月のため、1ヶ月あたりが205,333円となります。
プログリットの総額が599,500円/3ヶ月であるため、1ヶ月あたり20万円を切ることとなり、料金だけ見るとプログリットの方がお得です。
しかしイングリッシュカンパニーはプロ講師とのレッスンがあります。
またパーソナルにこだわりがなければ、少人数コースもレベル別で用意されているので、費用を抑えることができます。
イングリッシュカンパニー VS プログリットを受講内容で比較
イングリッシュカンパニー | プログリット | |
---|---|---|
コース | ・パーソナルコース(全レベル対応) ・初級セミパーソナルコース ・中級セミパーソナルコース ・上級セミパーソナルコース ・IT英語コース ・イングリッシュカンパニープレミアム ・大学受験部 ・法人向けコース | ・ビジネス英会話コース ・TOEIC®コース ・初級者コース |
講師 | 日本人バイリンガル | 日本人バイリンガル |
学習教材 | オリジナル | 市販の教材 |
スクール以外の フォロー | ・管理アプリ ・LINEでフォロー | ・管理アプリ ・LINEでフォロー |
*価格は込み表記
学習スタイルではイングリッシュカンパニーは「トレーナー」、プログリットは「学習コンサルタント」
イングリッシュカンパニーのレッスンでは、がっつりとトレーナーが脳に負荷をかけるトレーニングを毎週(1回90分or120分)実施していきます。
また、英語を発話するトレーニングも多く、これまで使ってこなかった脳の思考回路が開発されていきます。
イングリッシュカンパニーは、「ジムのトレーナー」のように直接受講者に負荷をかけていく存在。
一方でプログリットは、週に1回の対面コンサルティングがあり、そこで学習の進め方やその時々の課題についてアドバイスが受けられます。
プログリットはレッスンはなく、自習の進め方をアドバイスする「学習コンサルタント」のような存在です。
トレーナーとの対面レッスンの時間以外については、イングリッシュカンパニーとプログリット両方ともラインでの学習相談ができます。
使用教材で比較するとイングリッシュカンパニーはオリジナル教材、プログリットは市販がメイン
使用教材では明確な差があります。
イングリッシュカンパニーは自社でも多くの書籍や学習教材の開発を行っており、リスティングや単語帳アプリなど、スキマ時間を使って英語が学習できるツールを開発しています。
一方でプログリットは「良質な教材は開発され尽くしている」という思想のもと、厳選した市販の教材を利用しています。
使用する教材は「瞬間英作文シリーズ」など、実際に僕も使っていた学習教材が利用されていました。
この両者を比較すると、イングリッシュカンパニーは市販のテキストが抱えている問題点を解決する独自教材が多くある点で、より質の高い学習サービスを提供している印象です。
トレーナーの専門性はイングリッシュカンパニーの方が高い
イングリッシュカンパニーのトレーナーの専門性の高さは、英会話スクールの中では群を抜いている印象です。
海外の有名大学で言語学を選考していたり、英語講師としてのキャリアを積んでいる人が大半です。
例えば、東大から伊藤忠商事に入った後、日本の語学学習を変えるために、言語学で世界的に有名なテキサス工科大の修氏を卒業された人などが在籍しています。
英語教育の未経験者は、一部の例外を除いて、ほぼ採用していないようです。
プログリットの場合は英語講師としての未経験者もある所属しており、ある程度間口は広くなっています。
人によって英語講師としての経験に大きく幅がある印象です。
個人的印象ではイングリッシュカンパニーでは「学者的」なが多く、プログリットは「ビジネスマン的」な人が多いです。
イングリッシュカンパニーVSプログリットを「設立背景」で比較
イングリッシュカンパニーとプログリット、両社は一見似たようなスクールに見えますが、設立された背景が全く異なります。
イングリッシュカンパニーは、2010年に学習塾事業からスタートしたスタディーハッカーが、2015年に設立したサービスです。
もともとは受験生向けに運営していた学習塾の中で、英語を最短で学習できるノウハウを確立させ、それを社会人向けに展開したのが始まりです。
代表の岡さんは教育業界で20年のキャリアがあり、「科学的な根拠を持つ、再現性の高い学習方法」に徹底してこだわりぬく、研究者のような方です。
対するプログリットは2016年に創業された、比較的若い会社です。
代表の岡田さんは元外資系コンサルティング会社のマッキンゼー出身で、経営陣もまだ20代と若くてエネルギッシュなベンチャー企業です。
学習メソッドはまだ生まれて数年とはなりますが、日々メソッドをブラッシュアップさせています。
イングリッシュカンパニーVSプログリットを「通いやすさ」で比較
イングリッシュカンパニー | プログリット | |
---|---|---|
立地 | ▼関東10拠点 四谷、恵比寿、有楽町、池袋、六本木、 品川、神田、新宿、横浜 ▼関西3拠点 四条烏丸、梅田、神戸 | ▼関東7拠点 池袋、有楽町、新橋、神田 新宿、渋谷、六本木、横浜 ▼関西2拠点 梅田、神戸 ▼中部1拠点 名古屋 |
自習室 | 期間内使い放題 | 期間内使い放題 |
オンラインのみの受講 | 〇 | 〇 |
営業時間 | 平日 10:00-22:00 土日祝日 9:30-22:00 | 平日 13:00〜21:00 土日 9:30〜18:00 |
イングリッシュカンパニーは
大学受験コースとプレミアムなコースがある!
ENGLISH COMPANY 大学受験部の特徴
ENGLISH COMPANY 大学受験部は中学生・高校生特化型の英語パーソナルジムとなります。
ENGLISH COMPANY大学受験部は、受講者に英語のパーソナルトレーナーをつけ、科学的なトレーニングと英語学習のコンサルティングを提供するサービスです。
大学入学共通テストをはじめ、どんな試験にも通用する本質的な英語力を最短3ヶ月で身につけます。
大学受験は決して英語だけではありません。また期限も限られています。
限られた時間の中で、質の高い勉強をどれだけで行えるかが合否のポイントです。
英語学習が効率化できれば、その他教科の勉強時間も確保しやすくなります。
また2024年3月に英検対策コースも新設されました!
大学受験で有利になる英検。試験対策のテクニックではなく、本質的な英語力を身に付けませんか?
- 第二言語習得研究に基づいた効率の良い高校生向け英語トレーニング
- 数ある英語学習法から完全パーソナルメニューを設計
ENGLISH COMPANY premiumとは
- 本コースのために選抜された日本人パーソナルトレーナー
- 「ENGLISH COMPANY Premium」のための自社開発AIアプリ
- ビジネス経験豊富なトップクラスネイティブ講師とのセッション
- 「Udemy」の英語版講座でクリティカルシンキングやリーダーシップを学ぶ
「ENGLISH COMPANY Premium」の概要 | |
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受講形式 | 対面orオンライン ※ネイティブ講師とのトレーニングはオンラインのみ |
受講期間 | 6ヶ月(180日) |
受講ペース | 1回90分/週×24回/6ヶ月 |
受講料 | 990,000円/6ヶ月(税込) |
入会金 | 0円(受講料に含む) |
1ヶ月あたり | 165,000円/月(税込) |
内容 | ・選抜された日本人トレーナーによる学習コーディネート、サポート、トレーニング ・AI発話アプリなど自社の学習ツール、コンテンツの利用 ・トップクラスのネイティブ講師との英会話トレーニング(月1回) ・Udemyコンテンツの利用 |
イングリッシュカンパニーとプログリットのアプリについて
イングリッシュカンパニーもプログリットも英語学習アプリを開発していたことを知っていましたか?
それぞれのアプリについてまとめた記事がありますので、気になる方はこちらをご覧ください
まとめ
これまで、イングリッシュカンパニーとプログリットを比較してきましたが、あとはトレーナーや学習スタイルとの相性で、自分にとってよいスクールが決まります。
できれば、二つのスクールで体験レッスンを受けたうえで、最後は自分の直感を基に入会するスクールを決めるのがいいと思っています。
悩む前に、まずは公式サイトから体験レッスンを受講してみましょう。
イングリッシュカンパニーは600人待ち、プログリットでも人気のため体験レッスンの予約が取りにくい可能性があるので、受講待ちになるまえに、早めに申し込むことをおすすめします。
ここでは、20社以上の英会話スクールに実際に足を運んでレッスンを受けた僕が、「コーチング型」の英会話スクールを合計で17社厳選して紹介しています。