帰国子女ってどこにいるの?世界が違いすぎて想像できない…
全く英語を勉強してこなかったけど、独学で習得することって可能?英語で人生を変えたい!

しかし、高校2年生のときの参加したサマーキャンプで海外生活十数年の帰国子女と出会ってことをきっかけに、部活に明け暮れる日々から英語を独学する日々が始まりました。
2年間の学習のもと、英検3級レベルだった私はIELTS.7.0(TOEIC満点、英検1級相当)を獲得し、帰国子女も多く在籍する東京の大学に進学しました。大学での授業は英語で受講し、留学生とともに生活をともにしています。
この記事では
「海外在住経験なしの東北の田舎町出身純ジャパが、どのように世界に通用する英語力を身に着けたのか」
「Z世代のオンラインのリソースを最大限まで効率的英語勉強法、社会人でも使える短時間で効果をだすための教材紹介」
などについてお話しします。
・東京などの大都市ではなく、田舎出身で英語学習環境が整っていない
・現在社会人をしながら少ない時間を使って英語学習を行っている
・英語の勉強法を勉強するのにはもう終わりにしたい
上記に少しでもあてはまるのであれば、あなたの貴重な5分を使ってこの記事を読むことできっと今後の学習における時間を短縮することができるようになります。
もしよろしければぜひ最後まで読んでいってくださいね。
東北の田舎町出身。国際基督教大学在学中。2年間の独学で、英検3級レベルからIELTS7.0を取得。アプリやオンライン教材を使った、「安くて効率の良い英語学習法」を高校生・社会人向けに教えている。学習ロードマップ→https://learn-to-earn-log.com/
この記事の目次
部活の練習が週9回!昔は全く勉強していなかった…

記事の本題に進む前に少しだけ私の英語学習遍歴についてお話しします。
はじめて習った英語は“I have a pen”!
私は中学1年生の時に初めてほとんどの学習者さんそうであるように“I have a pen”。
私が生まれ育った町は、英語塾はおろか学習塾すらなかったので、基本的に学校の授業以外では英語を勉強する機会はありませんでした。
また、高校1年までは部活に生活のほとんどを捧げます。
水泳部だったのですが、週に朝練をふくめれば9回ほど練習があり、とても勉強をする余裕など状況でした。いわゆる地元の自称進学校に進学したのですが、その当時の成績は学年で下から数えた方が早いほど。
赤点も2つほどとるような生徒で、とても優秀な生徒とは呼べませんでした。その当時の英語力は、中学3年生でとった英語検定3級に毛が生えた程度だったと思います。
正しい勉強法で半年で英検準1級に合格!
そんな私でしたが、あるきっかけを期に英語学習を本格的に開始し、半年ほどで英語検定準1級、2年後にはIELTS7.0レベルの英語力まで達することができました。
私が英語学習で成果を出すことができたのは、環境が良かったからでもなく、もともと学習能力が高かったわけでもありません。
ただ、正しい方法で正しい努力を重ねたからです。
では、ごくごく普通の田舎の高校生だった私が英語学習に駆り立てた経験とはどのようなものだったのでしょう?
〇〇に出会ったことが私の人生を変えた

私に英語学習の転機が訪れたのは、高校2年生の時でした。
ここでは、私の人生を変えた出会いについてお話ししていきます。
高校生向けのサマーキャンプに応募
怪我で所属していた部活をやめることになり、今まで時間を割いていたこそぽっかりと穴が開いてしまったような感覚になりました。
そんなときにたまたま見つけた新聞の記事が私の人生の転機に。その記事は、海外大学生が主体となった高校生向けのサマーキャンプが開催されるという内容のものでした。
それまでの17年間ずっと田舎町の中で過ごし、部活に自分の人生を捧げていた自分にとって、このキャンプは未知の存在。その記事を見た私は、部活をやめてできた穴を埋めるかのように気づけば応募していたのでした。
生まれて初めて「帰国子女」に出会う
高校2年の夏、そのサマーキャンプが、私の人生を変える経験となったのです。
私はそのサマーキャンプで、海外大学生や帰国子女に初めて出会いました。
自分と生きている年数にしてみれば数年しか変わらないはずの彼らは、豊富な海外経験があり、流暢な英語を話します。しかし、話せば話すほど彼らも自分と変わらない学生であるということがわかりました。
この経験を得たことは、自分でもいけるという感覚です。
オリンピックの選手が毎年記録を更新していくように、当たり前の基準を高い世界に置き、自分でも達成できるという感覚を身に着けることが成果を出しやすくなります。
「あの帰国子女たちがいる世界に自分の身を置きたい」
この感覚が私の英語学習を大きく変える転機となりました。
英会話独学ロードマップ。本気になった私が考えた

私が取り組んだ英語学習は以下の3STEP。
- 文法・基礎単語固め期 (2~3ヵ月)
- 圧倒的ボキャビル期 (1年ほど)
- 勉強から遊びへの転換期 (半年ほど)
ここからは私がどのように英語学習を行ってきたかという、英語学習ロードマップをご紹介します。
STEP1 文法・基礎単語固め期 (2~3ヵ月)
最初は最低限の基礎を固めから。
その当時大学受験を控えていたため、まずは大学受験レベルの英単語と文法を8割程度終わらせることを目標に学習を進めました。
大学受験レベルの文法は正直かなり網羅的に英語の基礎を学習することができるため、この3ヵ月ほどの学習で叩き込んだ基礎が今の生活で実際に会話をするうえでの基礎となっています。
今思い返せば、今ではほぼ使わない文法までやっていたので、あの時知っておきたかったどこまで文法をやるべきかなどについては後程お話しします。
STEP2 圧倒的ボキャビル期 (1年ほど)
圧倒的な単語力は4技能すべてを一気に引き上げるために最も大切です。
当時、大学受験センター試験レベルの英単語帳を1冊やった自分の単語数はおおよそ3000ほどだったと思います。
そこから、英検準1級レベルの単語帳、英検1級の単語帳、TOEFL対策の単語帳を3冊ほど一気にやることで、自分の語彙力を急加速させました。
語彙力が1万を超えたあたりで、急にすべての4技能が伸び始めた感覚が強く、個人的に語彙力1万の壁を超えるまでが英語学習における耐えどころだと感じました。
STEP3 勉強から遊びへの転換期 (半年ほど)
上記で述べたとおり、語彙力が1万を超えたあたりからオンライン英会話や、Youtubeでの動画視聴、洋書を読むなどを徐々に始めていきました。
それまでの英語学習は、ひたすら効率的に英単語を頭に詰め込む修行のような感覚でしたが、1万の壁を越えた段階で学習は遊びへと変わっていったのです。
この期間で気づいたことが、修業期間よりも何倍も英語に触れている時間が長かったということ。
修行期は正直「学習」なので、どうしてもできて一日数時間でした。ですが「遊び」へと変わった瞬間、何時間英語に触れても苦ではないという感覚になっていったのです。
英会話の独学におすすめ!英語教材&英語学習アプリ
ここからはそれぞれのステップ毎にわたしが使用した教材についてお話ししていきます。
文法・基礎単語固め期→文法書・単語帳

当時私は「究極の3日坊主」でした。
その際に使用した教材は以下の2つだけ。英語の基礎が全くできていなかった私は、まずは最初の2~3ヵ月で徹底的に基礎固めを行いました。
- NEXTSTAGE(文法書)
- TARGET1900
どちらもどこの書店にも置いてある定番の教材ですよね。
また、私は自分に自他ともに認めるめんどくさがり屋なので、締め切りを設けるために英検2級に申し込みました。
英検はTOEICなどの違い、スコアではなく、合格、不合格の2つしかありません。また、試験の開催回数も年に3回ほどしかないため、短期のゴール設定としては明確かつ効果的な指標でした。
ここでの学習では特に特別な勉強法はせず、ただひたすら単語帳と文法書に書き込みをして学習を進めていきました。過去問も数年分、運よく英検2級に合格しました。
圧倒的ボキャビル期→サイトやアプリを使って学習を効率化

実は私は非常にめんどくさがり屋。
それまで特に何も特別な英語学習法をしていなかった私ですが、英検準1級の対策を始めた瞬間、2級との格差に驚愕しました。
必要とされる単語のレベルや量もこれまではとはレベルが違い、ただ単語帳を眺めるだけでは太刀打ちできないことに気づいたのです。
そこで私が出会ったのが、以下の2つの方法。
- Gogengo! (英単語の語源、接頭語、接尾語などを覚えるためのサイト)
- Anki(忘却曲線にしたがって自動で学習を管理してくれる暗記カードアプリ)
また、圧倒的ボキャビル期には以下の3つの教材も使いました。
- 英検準1級パス単
- 英検1級パス単
- TOEFL3800
基本的にはSTEP1と同じように
資格試験を申し込む(締め切り効果)
→単語をひたすら覚える(1冊、1~1.5か月程度)
→受かるor再受験
という形です。ちなみに準1級は2回落ちました。お母さんごめんなさい。
この方法で、語彙力を1万程度まで上げ「英検準1級に合格・TOEFL82」まで到達することができました。
それまでなんの工夫もなかった私の学習方法は、これらを使うことで一気に何倍もの効率へと跳ね上がることに。
それぞれ説明していきます。
英語の語源や接頭語の意味が分かるサイト「Gogengo! 」
Gogengo!は、英単語を丸暗記するのではなく、語源や接頭語・接尾語(con~,~iveなど)など網羅しています。
私はこのサイトのよくでる語源という部分だけしっかりと先に覚えてしまうことで、後々の英検1級単語やTOEFLの単語などの学習の際にも大幅に時間を短縮することができました。
大量暗記を可能にするアプリ「Anki」
2つ目がAnkiという暗記カードのアプリです。このアプリは私の英語学習を根本的に変えたといっても過言ではないほど効果抜群でした。
基本的に、単語帳をやる際には接頭語を覚えていると20週ほど行うことで段々を覚えることができるようになります。
ですが、どうしても接頭語・接尾語を使用しても覚えることができない単語などは一定数存在するため、それらはどれだけ単語帳を眺めても頭に入ってきませんでした。
そんなときに大活躍するのが、このAnkiというアプリです。
海外の医学生など大量の暗記をしなければならない人の間では必須とされているこのアプリは、自分で単語帳の制作を行うか、他のユーザーが作成した単語帳をオンラインでダウンロードすることができます。
私は単語帳を大体15~20周ほどしたタイミングで、覚えられない単語はぱっと諦めてこのAnkiというアプリに入れるようにしました。
そうすると、すきま時間などに5分単位で自分が覚えられない単語だけを集中的に学習することができるようになり、まったく覚えることができなかった単語も段々と覚えることができるようになりました。
最終的にはこのAnkiに1500近いカードを作成。暗記全般において大事なのは「かけた時間」よりも、「回数と時間間隔をとる」ことです。
このアプリを使うことで、どんなにめんどくさがり屋な人でも、一度自分だけの単語帳を作ってしまえば、いつでも、どこでも、1分からでも学習を進めることができるようになるのです。
Ankiはいわば、めんどくさがり屋ほど伸びる魔法の学習アプリなのです。
勉強が勉強ではなくなった期→海外の友だちと実践練習

最後の「勉強が勉強でなくなった期」には、実践練習に力を入れました。
語彙力が1万を超えたあたりから、本格的に4技能に注力した学習を始めたのです。
使用した教材やサービスは以下の4つ。
- レアジョブ英会話
- Hello Talk
- Youtubeの動画
- 洋書(Holes,Giverなど)
Youtubeや洋書については、個人の好みがはっきりと分かれるので、(社会人学習向けのYoutubeチャンネルについては後述します。)
ここでは1、2つ目のサービスについて詳しくご紹介します。
レアジョブ英会話

レアジョブ英会話は言わずと知れたオンライン英会話のサービスですよね。
私はこのサービスを使って主に以下の2つを行いました。
- フリーカンバセーションで発音矯正
- フリーカンバセーションをしながら、エッセイの添削
レアジョブにはたくさんのコースが用意されているのですが、用意されているコースだと講師の方もあまり意識的に教える必要がないので、どうしても講師のかたのペースに流されがちになってしまいます。
なので、私は基本的にフリーカンバセーションを使って自分の発音の矯正や、エッセイの添削などを主に行いました。
特にエッセイの添削は、2週間で1つの言語をマスターしていたとも言われる探検家のシュリーマンが使っていた方法で、自分が絶対に合っていると思っていた文章にことごとく赤で添削を入れられるので、きちんと間違ったところを暗記すれば効果はてきめんです。
これらを行うことで、レッスン前にこのレッスンのもとを取るぞ!ときちんと準備をして臨み、相手の講師が疲れてしまうほど質問をすることができました。
受け身でレッスンを受けても特に頭には残らないので、徹底的に自分の問題点を洗い出して、意識的な改善をおこなうためのレッスンにしていたのが効果を上げていたのだと思います。
Hello Talk

2つ目のHello Talkというアプリは、言語交換のアプリです。
自分が日本語を教える代わりに、相手も自分が学んでいる言語を教えてくれるという仕組みです。
このアプリにはチャットや通話、タイムラインの機能などがついており、基本的に無料で使用することができます。
レアジョブの場合は仮に毎日レッスンを行わなくても、月単位で料金を支払う必要がありますが、こちらのアプリでは話したいときに話したいだけ話すことが可能。
その分、相手もお金をもらっているわけではないので、ある程度会話をできるようになってからでないと仲良くなりにくいという難点もありますが、費用を抑えたい!海外に友達をつくりたい!という方であればおすすめのアプリです。
複数言語を学んでいる方とも知り合いになれるので、一般的に日本人が持っている「英語を喋れればすごい!」という常識を覆してくれると思います!
英会話を独学で習得するのに、一番大切なのは「語彙力」

ここまで読んでくださった方は、このような疑問を持っているかたがいらっしゃると思います。
具体的な会話力や、読解力、ライティングを伸ばすための学習はしていないのか?
この質問にお答えすると「ほとんど単語帳だけの学習しか行っていない」になります。
今思い返すと、実際にストレスなく会話をするためには語彙力1万の壁を超える必要がありました。
この点については、賛否両論あるかもしれませんが、ネイティブとの会話を行うために必要なのは圧倒的な語彙力という持論を持っています。
実際、会話をしているときに英検1級レベルの語彙やゴロゴロ出てきますし、会話の中で単語がいわれて0.1秒レベルで意味が分からなければその会話からは置いてけぼりになってしまいます。
今まで、高校生、社会人向けに英語を教えてきて、ほとんど方が
「私は4技能(speaking, writing,reading, listening)のうちの~を伸ばしたい!」
とおっしゃるのですが、実際に語彙力がどれくらいかを測ってみると端的に語彙力が不足しているだけというケースが9割がたを占めていました。
語彙力が増えれば相対的に4技能のスキルが上がるので、もしご自身の語彙力が語彙力がどれほどか把握できていないという方は以下のサイトから測ってみてはいかがでしょうか?
このサイトを使うことで、資格試験などを受けなくても自分の英語レベル(語彙レベル)を定量的に図ることができ、結果が見えにくい英語学習を進めやすくなります。
【番外編】もっと早く知りたかった英会話勉強法3選

ここでは今も続けている、勉強っぽくない学習法や教材を3つご紹介していきます。
1.お風呂でひたすら一人英会話
私が英語学習を始めたときから現在までずっと行っているのが、この英語で独り言です。
私英会話をすることがほぼ無い環境で18年間過ごしたので、唯一の話し相手になるのは自分でした。
傍からみればかなり、おかしい人かもしれませんが、幸い田舎だったのでそもそも人が全くいないことは不幸中の幸いだったのかもしれません。
もちろん、頭に思い浮かんだこと英語にしよう!というありますが、個人的におすすめするのは、以下の独り言です。
- レアジョブなどで添削してもらった英文の反復
- Podcastなどでひたすらシャドーイング
特に2つ目のPodcastでのシャドーイングは歩きながらでもできるので、疲れたときなどに外で散歩をしながらやるのが効果的でした。
おすすめのpodcast3つも紹介しておきますね。
Radiolab (https://www.wnycstudios.org/podcasts/radiolab)
→日常会話のトピックに最適な雑学を、有識者を招いておもしろおかしくしゃべるラジオです。
Freakonomics (http://freakonomics.com/)
→日本でも「やばい経済学」で有名になったもののラジオ版です。ビジネスや経済のトピックが多めになっています。
Lead to Win (https://michaelhyatt.com/leadtowin/)
→経営者のための生産性、自己啓発系のラジオです。
個人的には1つ目のRadiolabが真面目なトピックを、不真面目に話しててお気に入りなのでもし興味ある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか?
2.今どきの英語学習はYoutube? 社会人向けのチャンネルも!
せっかく英語できるようになったのだから、Youtubeの動画も楽しみたい!
私はずっとそのように思っていたのですが、語彙力が1万を超えるまでは観ていてもなんかよく分からなくて楽しめない…という理由からあまり続きませんでした。
ですが、一定の語彙力を手に入れてからは、観すぎなくらい観ています。
今回は社会人向けの日常会話でネイティブの方と話すときのネタになるYoutubeチャンネルをご紹介します!
Abroad in Japan
外国人の視点で日本についての動画をつくられている方です。日本ですべきことや行くべき場所など、日本人よりも地方などの詳しいので、会食や出張での会話のネタにも最適です!
AJ+
ビジネスや政治系の時事ネタをちょっと皮肉っぽく動画にしてるニュースのチャンネルです。ニュースだからと言って固くならずに気軽に視聴しただけると思います。
Productivity Game
まだ日本では出版されていないビジネス系の本を短いアニメーション動画にしてまとめています。
NowThis World
これは政治や経済にフォーカスした少し固めのチャンネルです。
Kurzgesagt – In a Nutshell
これは雑学系や教養系の内容をアニメでわかりやすく紹介しているチャンネルです。アニメだからと言ってあなどるなかれ!きちんと学術的な根拠に基づいているハイクオリティな動画が特徴です。
3.やっぱり外せない!海外ドラマならNetflix!
「海外ドラマを見るのであれば、Netflixでなくて他のサービスでもいいのでは?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ただ観るだけならいいのですが、もし英語学習の一環としてみるという方は以下の理由でNetflixをおすすめします。
- 英語字幕をつけることができる
- オリジナルの作品の質が高い
特に1つ目の英語字幕は学習するにあたって必須です。
Netflixはもともと英語字幕がついているものが多く、日本語字幕との切り替えなどもできます。ですが、お勧めとしてはGoogle Chromeの拡張機能(Netflix同時字幕で英語学習)を入れることです。
この拡張機能を入れることで、基本的にどの動画でも字幕付きで見ることができます。
2つ目のオリジナル作品については、おすすめが多くまとまらないので2つだけ紹介します。
<The Big Bang Theory>
ネイティブの表現がふんだんに使われている、恋愛コメディー系の番組です。最初はジョークがいまいちわからないので、何度もみることでネイティブのジョーク感覚に近づけるかもしれません。
<Suits>
日本版のドラマも放送された、大人気の弁護士ドラマです。訴訟などの内容も多くあるので、語彙的にはかなりレベルが高めなので、最初は日本語字幕でみるといいかもしれません。
海外ドラマははまってしまえば、何時間も英語に触れることができます。ただ、観るだけそこまで効果的ではないので、余裕がある方は自分でフレーズなどをピックアップしてAnkiに入れるなどしていくと良いかもしれませんね。
【番外編】もっと早く知りたかった英語教材3選

私は効率的な学習法マニアだったので、自分が地道な作業で身に着けたものがこんなにわかりやすくまとめられている教材を見つけた時はかなりのショックを受けました…
もし私がゼロから勉強を始める際には必ずこれらを使うので、もし初学者の方であれば最初から以下の教材を使えることができれば、ぐっと学習時間を短縮できるのでおすすめです。
Elsa Speak
Elsa SpeakはAIによる発音矯正のアプリです。自分の発音のどこが間違っていたのかを、AIが分析して教えてくれます。発音の問題点を客観的かつ公正に教えてくれるので、ぐんぐん発音を矯正できます。
鉄壁
鉄壁は本記事の序盤でおすすめした接頭語、接尾語の説明などをが最初から乗っている単語帳です。覚えておきたい前置詞のイメージなども付いており、イディオム対策もしやすい一冊になっています。東大受験向けと書いてありますが、語彙力が6000以下の方であればかなり有効な一冊なので、受験参考書だからといって敬遠する必要はありません。
Grammar in Use
Grammar in Useはネイティブの感覚マスターするのに最適な英語で書かれた文法書です。初心者向けから上級者向けまで数種類あるので、会話をできるようになりたいという方はぜひこちらの文法書をお勧めします。
以上、私がこれまでの3年間で英語学習を進めてきたうえで利用したノウハウを一挙公開でした!
私はいろいろ勉強法を模索したり、受験勉強などで英語だけをやっていたわけではないので、社会人の方や忙しい受験生にも再現性のある方法だと思います。
もし最初からこのような方法を取っていれば、もっと短期間で英語を習得を進められたと思うので、もしこれから学習される方は有効活用してくださいね。
英会話を独学でを身に着けるために必要なこと

この記事のタイトルは「東北の田舎町で18年過ごした私が、独学で英会話をマスターした3つのステップ」です。
ですが、ここまで読まれた方はもうお気づきの通り、この記事は単なる英会話のコツの記事ではありません。
英会話力は英語の総合力です。
英会話力だけを伸ばしたいからと言って、ひたすら英会話教室にいくだけでは本当の会話力はいつまでたっても身に付きません。
本当の会話力を身に着けたいのであれば、
- 基礎力(圧倒的な語彙力と文法基礎)
- 応用力(ネイティブが話す内容を理解できる聴力と、語彙力の瞬発性)
- ネイティブ力(発音、アクセント、海外のユーモア)
などを順番に身に着けていく必要があると思います。
私が担当させていただいている学習者さんの多くは①を疎かにして、②や③に進まれようとする方がいらっしゃいますが、まずは自分の現状がどこなのかを把握することが大切だと思います。
英語ができるようになるために必要なのは高価なレッスンや教材などではなく、近所の書店で手に入る書籍とインターネット。
そして、何より勉強法の勉強の勉強を止め、正しい方向にひたすら努力を重ねることだと思います。
過去の私は、時間的制約、場所の不遇を言い訳に自分が学習をしなくてもいい理由を作っていました。
なので、もしこれから学習をされる方や現在されている方は、永遠に続く方法論の形式主義から抜け出して、本当の勉強を始めてみてください。
英語ができるようになって変わった私の人生

最後に、英語学習が私の人生をどう変えてくれたのかをお話して終わりにしようと思います。
英語を学習するメリットは人それぞれ。会社での昇進や、海外旅行が楽しくなるなどひとそれぞれ。
ですが、個人的には以下の2つが一番大きいと感じました。
- 情報・機会の格差
- 均一性からの脱出
今やインターネット上の情報の54%は英語で書かれています。
では、日本語の割合はどれほどだと思いますか?
答えはたったの3.4%です。
そうです、日本語情報だけで生きている方はこの3.4%の中で生きているようなものなのです。
どれだけ賢い方でも、持っている情報が古い方はたくさんいます。
私個人、今日本でベストセラーになっている本が海外で6年前に出版されたものだと知った時には慄然としました。
また、今でこそ仏中米露など国境を越えて様々なバックグランドを持った方とともに生活をしていますが、英語が全くできない田舎っ子の高校生の私には到底想像できない世界です。
日本人は宗教的にも、人種的にもかなり均質性が高いので、マイノリティへの配慮や理解などがどうしても、知らず知らずのうちに欠けていることがあります。
これは、差別をしようとしてしているのではなく、情報の欠如からくる無知が招いている問題です。
社会人の方であれば特に、これからのVUCAの時代を生きぬく武器にも教養にもなりうる英語スキルを今のうちに身に着けることは費用対効果抜群の投資になると断言できます。
CMなどでやっている英語で世界は変わるよ!という謳い文句はとても信じられないかもしれません。
しかし、英語は冗談抜きであなたが住む世界を変えてくれます。
ぜひこの記事を読むだけでなく、実行することであなたの人生をきっと豊かにしてくれる英語力を効率的に身に付けてみてください。
また、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
この記事が、読者様の英語学習経験に少しでも貢献できれば幸いです。
東北の田舎町で18歳まで生活していた自分は、帰国子女はおろか外国の方すら数えるほどしか会ったことのない本当に無知な高校生。
私は実家は農家の家庭で、両親も語学ができるわけでもないごくごく普通の田舎の家庭で生まれ育ちました。