「このバイト楽すぎやろ!笑」
僕は、これまでいろんなバイトを経験してきました。
居酒屋やホテルの配膳、ケータイの販売員や、引越しや、イベント設営など。
どの仕事も現場は緊張感に満ちていて、精神的にも、肉体的にもキツいものでした。
なんとか気力を振り絞りましたが、長くても1年、中には1日で辞めたものもありました。
しかし、僕は遂に見つけたのです。
楽で稼げるバイトを!
それは、警備員のバイトです。
僕は、警備員の中でも、「施設警備」の仕事をしており、ビルの館内で働いています。
給料は、月に10〜12日入るだけで、手取りは20万円近くになります。
仕事の内容は、ひたすら監視カメラのモニターを見るか、受付前に座り、1日数回館内を巡回するだけ。あとは、ひたすらメンバーと談笑したり、僕の場合はスマホでブログを書いたりしています。
この記事の目次
警備員のバイト3種類
警備員は、街でどこでも見かけるような、制服を着て警備を行うことが仕事です。アルバイトとして働ける警備員の仕事には、大きく分けると3種類あります。
警備員の仕事について、ざっと把握する場合はこちらの動画をご覧ください。
1. 施設警備
1つの建物を警備する仕事です。施設警備はスーパーやデパート、ショッピングモールを警備する「商業施設警備」と、オフィスなビルの警備を行う「ビル警備」の二つがあります。
商業施設の警備員の現場は、イオンモールなどのショッピングモールや、ビックカメラのようや家電量販店、高島屋のような高級デパートなど多岐に渡ります。業務内容は、館内の安全を守るための巡回や、ビルに入館する人の受付、時には万引きを防止するための監視などです。
一方でビルの警備の現場は、複数の会社が入っている高層ビルや、小規模の雑居ビルです。業務内容は、防災センター(警備員室)での監視カメラのモニタリング、ビル内外の巡回、入館者の受付です。防災センターで待機している時間が圧倒的に長いのが特徴です。
2.交通誘導警備
工事現場や道路で交通誘導を行う警備の仕事です。一般車両や歩行者の通行の安全を図り、渋滞や事故の発生を未然に防ぐことを目的として、人や車両の誘導を行います。
一般道や工事現場で、歩行者や車を誘導する仕事です。交通事故や渋滞が起きないように、道路交通法の知識を最低限学んでおく必要があります。業務内容は、車両と歩行者の誘導のために、声かけを行ったり、事故が起きないように、ひたすら突っ立っていたりします。
また、ショッピングモールなどの駐車場で、車の誘導を行う仕事も、交通誘導警備に該当します。
3. 雑踏(イベント)警備
ライブやコンサート、花火大会やスポーツなどの多くの人が集まるイベントで、事故を未然に防ぐために警備する仕事です。
イベントだと、時には熱狂的なファンが暴れだしたり、選手やアイドルを見ようと押しかけたりします。そのような状況でも、トラブルが起きないように、冷静に対応することが重要です。業務内容は、人員整理や、歩行者や自転車への通路の確保、不審物があった場合の対応、混雑の緩和などがあります。
施設警備員が最もおすすめ
この中で、僕が最もおすすめするのが、施設警備員、特に「ビル警備員」の仕事です。理由は、肉体的、精神的にかなり楽で、無理なく仕事が続けやすいからです。
「交通誘導警備」や「雑踏警備」はずっと立っていなければなりません。屋外警備のため、夏は暑く、冬はかなり寒く、雨の日はカッパを被って仕事をする必要があります。また、その時々で現場が変わることが多く、一つの現場に長期間張り付くということは少ないです。
しかし、ビル警備員であれば、座っている仕事が多く、疲れにくいです。また、館内エアコンが効いているので、季節や天候にも左右されません。
ビル警備の次におすすめなのが、同じ施設警備に分類される、商業施設警備です。
モールやデパートなどの商業施設の警備の仕事は、基本的に立っていたり、歩き回ったりする仕事が多いです。しかし、自分のペースでゆっくりと巡回ができるので、肉体的疲労感はそこまでありません。
たまに、万引きが発生したり、客がトラブルを起こしたりなど、結構慌ただしい現場があり、イレギュラーな緊急対応を行うことがありますが、たいていの現場ではそこまで忙しくないようです。
ビル警備のように、じっと座ってモニター監視しているのが苦手な人には、商業施設警備は向いているでしょう。
施設警備員(ビル警備)がおすすめの3つの理由
それでは、ビル警備員のバイトがおすすめの理由を紹介します。
まとめて稼げる
警備の仕事は、拘束時間はある程度長い分、一気に稼ぐことができます。
勤務時間は日勤、夜勤、当務の三種類が一般的です、
当務・・9時〜翌日9時(休憩4時間 仮眠4時間)
日勤・・・9時〜18時(休憩4時間)
夜勤・・・18時〜9時(休憩4時間)
当務で入ると1日あたり1万5000円〜2万円くらい稼ぐことができます。また、夜勤だけでも1万円以上になることがあるので、稼ぎやすい仕事だと言えます。時給にすると、1000~1200円とさほど高くないのが現状ですが、まとめて仕事をすることで、稼げるのが魅力です。
仕事が楽
警備の仕事全体に共通することですが、仕事がかなり簡単です。僕は複数のことを同時にやったり、覚えることが沢山ある仕事が苦手でした。でも、警備の仕事は決められたルートの巡回や、簡単な受付業務、落し物の対応など、単純作業が多いのでかなり楽なんです。
また、ビル警備の場合は座っていることが多くて、夜勤であれば誰もこないので、ひたすら暇です。その時間は結構自由で、警備室にあるテレビを見たり、スマホでブログを書いたり、本業の仕事を片付けたりしています。
さらに、僕の現場は人がかなり優しいので、怒られたり、人間関係のストレスで悩んだりすることはありません。
飲食店や家電量販店でのセールスの仕事をやっていた僕からすると、時間の流れがゆったりしていて、笑っちゃうほど楽なんです。笑
時間に融通が効きやすい
警備員の仕事は、比較的時間に融通が効きやすく、マイペースに働けます。
会社や現場によっては、毎週シフトを提出する場合もあり、その週の都合に合わせてシフトを決めることができます。そのため、他にやりたいことがある場合、バイトの時間をうまくコントロールしながら働くことができます。
施設警備員の仕事内容
それでは、実際にビル警備の仕事がどのようなタイムラインになっているか、一例をご紹介したいと思います。これは、僕が仕事をしている10回建のオフィスビルの場合です。
ビル警備のシフト表
時間 | 業務名 | 業務内容 |
9時〜10時 | 防災センター | 監視カメラのモニター監視 |
10時〜11時 | 防災センター | 入館者の受付対応 |
11時〜12時 | 館内巡回 | ビル館内を上から下まで巡回 |
12時〜13時 | 防災センター | 監視カメラのモニター監視 |
13時〜14時 | 休憩(1時間) | ランチタイム |
14時〜15時 | 防災センター | 監視カメラのモニター監視 |
15時〜16時 | 防災センター | 監視カメラのモニター監視 |
16時〜17時 | 防災センター別館 | 入館者の受付対応 |
17時〜18時 | 防災センター | 入館者の受付対応 |
18時〜20時 | 休憩(2時間) | ディナータイム |
20時〜21時 | 防災センター | 監視カメラのモニター監視 |
21時〜22時 | 防災センター | 監視カメラのモニター監視 |
22時〜23時 | 休憩(1時間) | 夜間休憩 |
23時〜0時 | 館内巡回 | ビル館内を上から下まで巡回 |
0時〜2時 | 防災センター | 監視カメラのモニター監視 |
2時〜6時 | 仮眠(4時間) | 睡眠時間 |
6時〜7時 | ビルの外周巡回 | ビルの周辺を巡回 |
7時〜8時 | 防災センター | 監視カメラのモニター監視 |
8時〜9時 | 防災センター待機 | 仕事が終わるまで待機 |
防災センター業務
「防災センター」とは、警備員の待機室です。そこでは、ひたすら監視カメラをチェックします。ビル内の通路や、エレベーター、エスカレーターで異常が発生していないか、カメラでチェックします。または、受付でビルに入館する人の管理をしたり、落し物の受け取りをしたり、返却を行うこともあります。
巡回業務
ビル内にあるチェックポイントを回りながら、ビル内に異常がないかを記入する業務です。ドアが施錠されているか、誰かが侵入していないかを確認します。ビルの上から下までを見てまわりますが、だいたい30分くらいで終わります。
上のシフト表を見て分かるかと思うのですが、ほとんどが座っている業務なんですよね。なんと、巡回で歩いている時間は、合計で3時間時くらいしかないので、全体の80%である12時間はほぼ座っているだけです。
このようなシフトは、僕の現場だけでなく、ビル警備であればたいていこのような感じのようです。
警備員バイト(施設警備)でしんどいこと
これまで施設警備員の中で、ビル警備を激推ししてきましたが、しんどいこともあります。ビル警備員としてしんどいと感じていることを紹介します。
当務や夜勤の場合、生活リズムが崩れやすい
夜勤がある仕事全般に共通することですが、生活リズムが崩れやすいです。仮眠時間はありますが、4時間程度のため、足りない睡眠時間は帰宅してから補うことになります。そうすると、昼間の仕事と比べて、生活リズムが安定しにくいのです。
夜になると眠たくなる
夜勤をしていると、深夜になると眠気が襲ってきます。一緒に警備員をしているメンバーは、たいていレッドブルやコーヒーで眠気を紛らわしたり、あえていろんな話をして眠気を覚ましたりしています。
暇すぎるので、やることがないと、つまらなく感じる
とても楽な施設警備員ですが、逆に暇すぎてつまらなく感じる人もいます。ただぼーっとしているだけでも時間が過ぎていきますが、暇が苦手ない人にはきついかもしれません。一緒に仕事をしているメンバーは、暇な時間に小説を書いたり、ヤフオクで物を売ったりしている人がいます。笑
出会いがない
施設警備はメンバーが固定されていることが多く、他の会社や店舗との関わりも少ないです。そのため、あまり新しい出会いは期待できないでしょう。現場はほとんど男性なので、女性との出会いはなかなかありません。
警備員バイトの評判は?
僕の所属している警備会社の警備員の方々に、実際に働いている感想を聞いてみました。
かれこれ20年近くも警備員を続けていますが、施設警備は楽なので、続けやすいです。良いメンバーにも恵まれているので、人間関係のストレスもありません。みんな、家族のような雰囲気です。ただ、最初生活リズムを整えるまでには、結構時間がかかりました。
配属されたところが、治安の良い地域だったので、トラブルはあまり起きませんでした。でも、たまに万引きはありましたね。なので、万引きしそうな人を遠くから観察して、会計をしないまま店を出たタイミングで、声をかけて事情を聞いていました。また、たまに屋上から飛び降り未遂をする人がいるので、気を張っている必要があります。
僕は映画監督になる夢があるので、警備員としてバイトしながら、映画を撮っています。バイトのシフトの融通がききやすく、手取りでは20万円くらい稼ぐことができているので、美味しいバイトだと思っています。もう2年続けていますが、映画が仕事になるまでは、警備員を続けようと思っています。
曜日や時間帯によって、忙しさが全然違っています。お客さんが増える土日の午後は、かなり忙しくなるので、結構しんどいです。あとは、屋外なので季節や天候によってもしんどさが変わります。冬だと雪の日は極寒でした。そのためか、人の入れ替わりは結構激しいです。
施設警備員(ビル警備)の仕事がおすすめの人
それでは、施設警備員がおすすめの人はどんな人なのでしょうか。少なくとも、ブログで収入を得ようとしている僕にとっては、今のところいい条件で働くことができています。
ビジネスをやっている人
時間に融通が効き、さらにまとまった時間で一気に稼げるため、生活費を稼ぎながら、自由な時間を作ることができます。そのため、自分でビジネスをやっている人は、その収入が安定するまで、警備員のバイトを続けるのはいい選択だと思います。
夢を追いかけている人
バンドでメジャーデビューを目指していたり、俳優を目指していたりする人が警備員をやっている場合があります。自分のやりたいことをしながら、稼ぐことができているようです。
高齢の人
警備員のバイトをやっている人は、他のバイトに比べて平均年齢がかなり高いです。同じ職場にいる人でも、30%くらいは60歳以上の方で占められています。定年してやることがない人や、職を失い一時的に警備をやっている人が結構います。
女性でも警備員になれる!
女性でも警備員の仕事をしている方は結構います。特に商業施設での需要が高い傾向にあります。商業施設では、お客さんへの対応が多いため、女性の顧客さんの場合は女性が対応した方が良いシーンがあります。
例えば、女子トイレや授乳室への巡回業務は、特に女性警備員に求められる仕事です。警備員の女性割合は概ね10%程度といった感じです。
警備員バイトの注意点
警備員としてバイトをする上で、気をつけなければいけないことを紹介します。
警備員になれない人
警備員になるための条件は、警備業法という法律で定められています。
残念ながら、以下のような条件に当てはまってしまう人は、警備員にはなれません。
こちらには、概要のみ記載しています。
- 18歳未満の人
- 自己破産している人
- 暴力団関係者
- 刑務所を出てから5年以内の人
- アルコール、麻薬、あへん又は覚せい剤の中毒者
身だしなみ
現場によっては、結構厳しく言われるところもありますが、僕が入っている現場はゆるいです。
施設警備員のバイトを見つける方法
警備員のバイトは、二つの方法で見つけることができます。
1. 警備専門の求人情報サイトで見つける
2. アルバイト情報サイトで見つける
これらのサイトで、バイトを見つけるコツをお伝えします。
ベストな警備員バイトを見つけるコツ
どちらのサイトでも、良い条件の仕事を探すためのコツがあります。それは、警備の現場がすでに分かっている求人に応募することです。
例えば、求人の中に「○○ビル」「○○大学」「大手町の一流ビル」といった記載があるものがよいです。理由は、楽に働ける現場を選べるからです。
現場が決まっていない求人に申し込んでしまうと、施設警備を希望していたのに、交通警備やイベント警備に回されてしまう可能性があるからです。
求人を探すには、総合アルバイト情報サイトで検索するのが良いでしょう。警備員のアルバイト情報が充実していて、祝い金がもらえる、マッハバイトというサイトがおすすめです。
こちらのサイトで、「施設警備」「ビル警備」のワードで検索してみましょう。入社後に、マッハバイトからお祝い金として7,000円ほどもらえる求人が多いです。
警備員バイトを始めるためのステップ
警備員として仕事を始めるまでのステップを紹介します。
面接の日程調整
求人サイトから電話がかかってくるので、面接の日程を調整します。
面接当日
サイトから申し込んだ後、面接が設定されます。面接では、志望動機を軽く聞かれますが、わざわざ準備しておく必要はありません。簡単な性格診断テスト、一般常識テストが行われます。そして、先に紹介した、警備員になれる条件を満たしているかが判断されます。ほとんどが面接には合格します。
必要書類準備
警備員になるためには、必要な書類がかなりあります。そのため、手続きをするのが少し面倒でした。具体的には、次章に紹介するような書類が必要になります。詳細は、警備会社や人材派遣会社からの指示に従ってください。
警備研修
警備員になるためには、警備業法で30時間の研修を受けることが義務付けられています。ひたすら座学の研修が3〜4日行われますが、もちろん時給は出ます。研修だけで3万円くらいもらえました。
現場実習
研修が終われば、いざ就業開始です。たいてい最初の方は先輩についていきながら仕事を学びます。
警備員バイトをするために必要な書類
前章で述べた、警備員として働くのに必要な書類です。この時点で2,000円くらいの実費がかかってしまいます。
本籍地記載の住民票
住民票がある地区町村で取り寄せることができます。送料を入れて、500円ほどかかります。
本籍地から取り寄せた身分証明書
本籍から取り寄せる必要があります。申請用紙をダウンロードして役場に送付し、書類を取り寄せる必要があります。300円ほどかかります。
身元保証書
誰かに身元保証人として、書類にサインしてもらう必要があります。僕は大学の先輩にお願いしました。
誓約書
会社側から依頼された書類にサインする必要があります。
健康診断書
会社指定の病院で、アルコールや薬物中毒になっていないかどうか、健康診断書をもらう必要があります。2,000円~6,000円くらいかかりますが、会社負担の場合が多いです。
証明写真
機械で撮影する場合は、700円くらいかかります。
警備員でマイペースに稼ごう!
警備員は一般的にキツいイメージがありますが、慣れればとても楽になってきます。ビル警備は仕事中も暇なことが多いので、本業の仕事ややりたいことと並行しながら働けることも魅力です。
警備員バイトで、マイペースに稼いでみましょう!
>>> 警備員で採用されたら、お祝い金がもらえるサイト「マッハバイト」
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