私も暑い夏の日には”I wanna have some ice cream”ばかり言っています(笑)
この記事ではwannaの使い方や、過去形や疑問形の場合の使い方、実際に使えるフレーズまでご紹介します!
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東京の大手ICT企業の海外プロジェクトのPMを担当し、グローバルチームを率いました。幼少期を米カリフォルニアで過ごして以来、英語はもちろん多言語geek。日々、言葉の仕組みや文化的特色を発見しては感動しています。日常会話からビジネスシーンで使えるものまで実践的な英語を楽しくお伝えしていきます。
この記事の目次
wannaの意味は?
この記事を書いた人uzla:幼少期を米カリフォルニアで過ごして以来、英語はもちろん多言語geekです。言語の習得は、映画や旅行など娯楽の幅を広げるだけでなく会話やビジネスを通して無限の可能性を実現してくれます。日々、言葉の仕組みや文化的特色を発見しては感動しています。日常会話からビジネスシーンで使えるものまで実践的な英語を楽しくお伝えしていきます。
wannaは“want to”の略
“wanna”(ワナ)とは、希望の念を表す”want to”という表現を略した話し言葉です。
まずは、以下の例文を見てみましょう。
I want to leave early today.(”want to”を使った表現)
今日は早く帰りたいです。
書き言葉やきちんとした英語を話す必要がある場面などでは、このように”want to”と区切って表記または発音することが好ましいです。
しかし、以下のように”wanna”を使って略しても文章の意味に変わりはありません。
I wanna leave early today.(”wanna”を使った表現)
今日は早く帰りたいです。
”I wanna”は「アイワナ」という発音に近いです。“I want to”に比べてスムーズに発音することができるのではないでしょうか。スムーズな英語はテンポのある会話の実現につながります。
wannaはアメリカだけでなくイギリスでも使われる
ところで、イギリス英語とアメリカ英語には同じ英語で特徴に違いがあることはご存知だと思います。地理的な違い、文化や歴史などが人々の生活や毎日使う言語に影響することは当然のことです。
“wanna”のような英語は、他の略し言葉と併せて主にアメリカで使わています。映画やテレビを観ていても、その使われる頻度の多さは明らかなのではないでしょうか。
「イギリスでは“wanna”は一切使われていないの?」
と思う方もいるかもしれませんが、イギリスでも使われています。
話し言葉の中で耳にすることもありますし、仮にイギリス人との英会話の中で”wanna”のような話し言葉を用いても、意味は伝わりますよ。
wannaの使い方を徹底解説!
wannaの後ろにくるのは動詞/名詞
前述のとおり、”wanna”は文中で”want to”の部分を略した表現です。「〜したい」という意味の”want to”のあとには、望んでいる内容である動詞が必ずあります。
したがって、”wanna”のあとにも元の文章にある動詞を置く必要があります。
I wanna go to the movies tonight. (wanna+動詞)
I want to go to the movies tonight.(want to +動詞)
I wanna see my grandmother this weekend. (wanna+動詞)
I want to see my grandmother this weekend.(want to +動詞)
ところで、”want to”ほどメジャーではありませんが、”want a”を”wanna”に略すこともあります。この場合、”wanna”の後ろには名詞を置きます。
例えば、
I wanna new computer. (wanna+名詞)
新しいコンピューターが欲しい
この英文の本来の形は次のとおりです。
I want a new computer. (want a +名詞)
”want a”と口に出してみると分かりやすいかもしれません。「ワントゥア」と言っているうちに、「ワンタ」「ワナ」と聞こえてくるのではないでしょうか。
I wanna pizza for lunch. (wanna+名詞)
I want a pizza for lunch. (want a+名詞)
一つ注意しておきたいことは、”want a”を”wanna”に略す場合は、「〜が欲しい」という意味の英語表現に限り、後ろに続く名詞が”a”で数えられる単数形であることが条件です。元の英文の名詞が単数であることを確認してから”wanna”で略して言えるようにしましょう。
wannaの過去形はwanted to
ところで「〜したかった」という過去形の表現に”wanna”は使えるのでしょうか。
答えは、Noです。
”wanna”はあくまでも”want to”という現在形の略であり、過去形に用いることはできません。
「〜したい」という意味を過去形で表したい場合は以下のように”wanted to”と書く必要があり、これは話し言葉でも書き言葉でも同様です。
I wanna be a movie star. (“wanna”を使った現在形)
私は映画スターになりたい
I wanted to be a movie star when I was a child. (“wanted to”を使った過去形)
私は幼い頃、映画スターになりたかった
ちなみに、ネイティブスピーカーのなかには”wannated to”という表現を用いる人もいます。これだと略す前の文章が”wanted to to”になってしまうので正しい英語ではありません。
あくまでも、話し言葉として用いられるスラングです。
まずは”wanna”の過去形は”wanted to”と覚えておきましょう。
wannaの疑問形はDo you wanna~?
次に、”wanna”を使った疑問文をご紹介します。
これまでご説明してきたルールに沿って以下の文を”wanna”を使って言い換えてみましょう。
Do you want to go to the zoo with me tomorrow? (want toを使った表現)
明日動物園に行かない?
“want to+動詞”を”wanna-動詞”に置き換えて、
Do you wanna go to the zoo with me tomorrow?
明日、動物園に行かない?
となります。ややこしい変更もなく、シンプルに言い換えることができると思います。
しかし、”Do you wanna~?”という口調で物事を聞くことはかなりカジュアルな印象のため、使う相手やシーンには気をつけたいところです。
wannaの否定形はdon’t wanna~
“wanna”を否定形にするには、前に”don’t”を付けます。
I don’t wanna go home yet.
まだ家に帰りたくない
この場合も、“wanna+動詞”の並び順を変えることなく、意味が通る文章にする必要があります。
困ったら、もとの英文”I don’t want to go home yet.”を考えて、”want to”に”wanna”を適用するようにするといいでしょう。
主語が三人称のときwannaは使えない
”wanna”は全ての主語に対して使えるわけではなく、三人称単数(he/she/it)では使うことができません。
これも、元の文章を見てみると分かりやすいでしょう。
She wants to work on her homework now.
彼女は宿題をやりたがっている
この文の主語は三人称単数である”she”で動詞は現在形です。中学英語で習った「三人称単数現在形のルール」に沿って一般動詞の”want” に”s”をつけて”wants”とする必要があります。
すると、これまで述べてきた”want to”を”wanna”に略すルールが使えなくなってしまいます。したがって、
She wanna work on her homework now.
は、間違った英文となります。同じく、”he”や”it”を主語にした場合も”wanna”が使えないので気をつけましょう。
wannaが使える場面と使えない場面
会話・SNS・メールはOK
”wanna”は、口頭によるコミュニケーションの中で生まれた話し言葉。スムーズな発音やテンポのある会話を目的として生み出された表現なので当然使われる場面も会話や普段のやりとりなどカジュアルなものが基本です。
友人や家族とのやりとりであれば、“wanna”を使うことに問題はないといっていいでしょう。
例えば、SNSやメールでかんたんな連絡事項や気軽な会話であれば、”want to”と一字ずつ打ったりスペースを入れたりするより、”wanna”と素早く続けて打ってしまったほうが効率的であることは言うまでもありません。
“wanna”は「会話・SNS・メール」などのカジュアルなシーンで使うことができます。
ビジネスシーンではNG
ビジネスシーンでは、基本的に話し言葉はNGです。
したがって、ビジネスのやりとりをする文書やメールの中で”wanna”を使うことは避けましょう。
フォーマルな文書や取り決めなど示す内容を話し言葉で書くことはもってのほかですが、いかなるビジネスの場においても“wanna”を使うことはおすすめできません。
“wanna”をビジネスシーンで使うことはおすすめできませんが、実は例外も。
例えば、親しい同僚や長年のビジネスパートナーなどとカジュアルなコミュニケーションを取っても問題がない場合は、“wanna”を使うことができます。
TPOに適した表現を選ぶことが大切です。
使える!wannaの便利フレーズ
(やぁ、久しぶり!今夜うち来ない?)
(もちろん!近況報告もしたいし。)
(いいね。見せびらかしたいものがあるんだ。)
(そうなの?教えてよ、それとも後のお楽しみ?)
(60インチのテレビだよ。ずっと欲しくてついに手に入れたんだ。今夜は、ネットフリックス見ながらゆっくりしたくて。いつでも来ていいよ。)
その他”wanna”を使ったフレーズの例
(wanna+動詞)
I wanna keep in touch with my host family.
ホストファミリーと連絡を取り続けたい。
They wanna give it a try.
彼らは挑戦したみたいと思っている。
You wanna make it up right now but it is not that easy.
君は、今すぐ埋め合わせをしたいと思っているけどそう簡単にはいかないよ。
(wanna+名詞)
Do you wanna sip?
一口欲しい? ※飲み物の場合
Do you wanna bite?
一口食べる? ※食べ物の場合
wannaはメールでこう使う!
“wanna”を使った英語メールの例
wanna come?
(これから来る?)
>maybe. idk. Dunno yet.
(多分ね。わかんないな、まだ分かんない。)
beep me if you wanna come, ok?
(来たくなったら一言入れて?)
>ok.maybe i don’t really wanna come lol
(わかった。たぶんそこまで行きたくないと思う(笑))
idk: I don’t knowの略
dunno: Don’t knowの略
lol: laughing out loud(大声を出して笑う)の略で日本語表現の「(笑)」に近い
欧米では、家族や友人など親しい仲でのやりとりに使われるコミュニケーションツールとしてWhatsappや電話番号でメッセージをやりとりするSNSが主に使われています。
文字を入力する時間を短縮したりメッセージを文字制限内に収めたりするために”wanna”を始めとした略式英語はとても頻繁に使われています。