放課後等デイサービスの支援プログラムまとめ

放課後等デイサービスとは、発達障がいを抱える子どもたちが、放課後や日曜日などの休校日に利用する福祉サービスのことです。子どもの生活能力や学習能力を向上させるために必要な訓練や社会交流の促進など、さまざまな支援プログラムが用意されています。

放課後等デイサービスを選ぶ時には、子どもの能力に見合った支援プログラムを提供する施設を探してあげるとよいでしょう。

生活能力の向上を目的とした支援プログラム

着替え

シャツや服の着方、ズボンやパンツのはき方などを訓練します。手先がうまく使えない子どもには、ボタンのかけ方や靴下のはき方、服のたたみ方などの訓練も行います。小学校に入ると体操着などに着替える機会も出てきます。小学校入学までには、自分で着替えられるようにしてあげましょう。

食事

箸やスプーン、フォークの使い方、茶碗の持ち方などを訓練します。食べ物をこぼさずに口まで運ぶ練習や、スープの飲み方、バナナやみかんの皮のむき方などを習います。小学校の給食に備えて、制限時間内に食べ終えられるような訓練も行います。

トイレ

排せつ物が便器の外に出ないような排せつの仕方を訓練します。ズボンやパンツの下ろし方、上げ方なども訓練します。また、トイレへ行くタイミングやスリッパのはき方、手の洗い方なども覚えます。

学習面をサポートするプログラム

学校の宿題や予習、復習

放課後等デイサービスには、学校の授業や教科書に沿った指導を行っている施設もあります。学校の宿題を放課後等デイサービスで過ごす時間に済ませることもできます。発達障がいの子を受け入れてくれる学習塾が近くにない場合には、放課後等デイサービスを利用するとよいでしょう。

英会話の勉強

発達障がいの子どものための、オンライン英会話サービス付き放課後等デイサービスもあります。2020年度からは小学校3年生で英語の授業が始まります。小学校では、英語を話したり聞いたりする授業が中心なので、オンライン英会話サービスを利用すれば話す能力も聞く能力も養うことができます。

読み書きの学習

学習障がい（LD）の子どもは文字を読んだり書いたりすることが苦手です。絵本などを用いて文字を読む練習をしたり、字を書き写したりして読み書きの能力の向上を図ります。文字の書き順や鉛筆の持ち方、消しゴムの使い方、字を書く時の姿勢なども習います。

習字や絵画

小学校や中学校では、習字や絵画の授業があります。学校の成績評価の対象になっており、中学受験や高校受験の内申点にも影響します。字を書くことが苦手な子どもや、絵を描くことが苦手な子どもに向いています。

楽器演奏や合唱

楽器演奏や歌を歌うことも学校の授業で行われます。合唱は、大きな声ではっきりとした言葉で発声するので、上手に話す訓練にもなります。また、音感を鍛えることもできます。体を使って音楽を楽しむ「リトミック」を取り入れている放課後等デイサービスもあります。

運動面を支援するプログラム

水泳

放課後等デイサービスの中には、スイミングスクールなどと提携して水泳教室を実施しているところもあります。水泳は、1人でできるスポーツなので、対人関係が苦手な子どもに向いています。

ダンス

ダンスは、音楽のリズムに合わせて体を動かします。体力をつけたり、リズム感を養ったりすることができます。自分で振り付けを考えて踊ることもあります。想像力や表現力を伸ばすこともできます。

サッカーや野球

簡単なボール蹴りやキャッチボールをする施設はありますが、グラウンドを借りて練習をしたり試合をしたりする放課後等デイサービスは多くありません。お子さんがどうしてもやってみたいという場合には、近所のサッカークラブや野球クラブに入部するとよいでしょう。

関連サイト

放課後等デイサービスの現状 – 厚生労働省

子どもの支援利用計画 – 国立障害者リハビリテーションセンター

発達障害の可能性のある 子どもへの早期支援– 国立障害者リハビリテーションセンター

平成28年 社会福祉施設等調査の概況 – 厚生労働省

みらいジュニアはオンライン英会話付きの放課後等デイサービス

みらいジュニアは、発達障がいを抱える子ども向けのオンライン英会話付き放課後等デイサービスです。英会話を習わせてあげたいけれど、グループレッスンは不安と悩んでいる親御さんもいるかもしれません。みらいジュニアでは、お子さんの特性に配慮してレッスンを行いますので、安心して楽しくレッスンが受けられます。この機会に是非ご利用ください。