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学習障がいを抱える子どもへの勉強の教え方

学習障がい(LD)とは、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」などの能力のうち、1つ以上に困難を示す障がいのことです。

 

学習障がいを抱える子どもに勉強を教える時は、あまり無理をさせずに、子どものペースで進めていくことが大切です。うまくいかなくても叱らずに、うまくいった時には褒めてあげます。どのような勉強の教え方があるのか、苦手な能力ごとに見ていきましょう。

大きな声でゆっくり話して聞く力を養う

聞くことが苦手な子どもには、大きな声でゆっくり話すようにします。文節ごとにひと呼吸おいたり、ゼスチャーを交えたりして正確に伝わるように心掛けます。例えば、長い文章を読む時には、1文ごとに聞き取れたかどうか確認しながら進めます。勉強のポイントになる部分は、言葉だけでなく紙にも書いて示すとよいでしょう。

話すことが苦手な子どもには、紙に書いて問答する

学習障がいのために話すことが苦手な子どもは、うまく発音することができないため、何を言っているのか聞き取れないことがあります。「もう1回言ってみて」と繰り返して聞き返すことは子どもに負担がかかったり、話すことに自信をなくしたりしてしまうことがあります。うまく聞き取れなくても、子どもの喋る癖を把握しておけば、言っていることを推測することもできます。紙などに書いて問答するのもよいでしょう。「何を言っているのかわからない」と、突っぱねることは避けましょう。

文字の大きいプリントを使って読みやすくする

小さな文字を読むことが苦手な子どもには、拡大コピーするなどして、文字の大きいプリントを使います。漢字にふりがなを付けたり、大事な箇所に下線を引いたりして、読むことへのストレスを和らげてあげます。句読点の箇所には、「/」や「|」などを書き入れると読みやすくなります。字間の詰まった文や行間の狭い文も読みづらく感じることがありますので、勉強を始める前に確認をしておきましょう。

タブレット端末を使って、書くことへの負担を減らす

学習障がいで書くことが苦手な子どもは、間違えた字を書いたり、書く速度が遅かったりします。書き間違いは、テストなどでは減点の対象にもなるので、まずは、正しい字が書けるように練習をするとよいでしょう。制限時間を設定して、時間内に書き終わるような練習もしておきます。

 

黒板に書かれていることをノートに書き写すことも苦手です。家に帰ってからノートを読み返しても、何が書いてあるのか認識できないこともあります。このような子どもには、タブレット端末を使った文字入力がお薦めです。

イラストや絵を活用して計算問題を解く

計算が苦手な子どもには、イラストや絵を使って数を数えやすいようにしてあげます。筆算の問題では、数字を書き入れる部分にマス目を設けて、計算しやすいように工夫をするとよいでしょう。

 

文章題では、解き方が分かっていても、途中の計算で時間を取られてしまうことがあります。このような時は、電卓を使って解いてもらってもよいでしょう。計算を間違えて不正解になるよりも、電卓を使って正解を出す方が、勉強への自信につながります。

推論が苦手な子どもには、ヒントを出しながら解答を導く教え方がお薦め

推論が苦手な子どもは、ある事実から他のことを推し量ったり、ある事実の原因を推定したりすることができません。文章題では、ヒントを出しながら解答を導くという教え方もあります。

 

例えば、「ひろしさんは、きんぎょを3びきかっています。2ひきもらいました。きんぎょは、ぜんぶでなんびきになりましたか」という問題では、次のようなヒントを出すとよいでしょう。

 

  • さいしょにいたきんぎょのかずは(  )ひきです。
  • きんぎょが(  )ひきふえました。
  • きんぎょがふえたので、たしざんをつかいます。
  • しきは、(  )+(  )です。
  • こたえは、(  )ひきです。

 

関連サイト

LDのある子どもの合理的配慮 – 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所

理解する ~発達障害って何だろう?~ – 政府広報オンライン

学習障害 – 文部科学省

学習障害児に対する指導について(報告) – 文部科学省

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