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発達障がい

学習障がいを抱えている子どもの勉強方法

学習障がいとは、知的発達には遅れはないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった能力のうち、1つ以上に著しい困難を示す障がいのことです。症状によって読字障がい(ディスレクシア)や書字表出障がい(ディスグラフィア)、算数障がい(ディスカルキュリア)に分類されます。

 

学習障がいの子どもは、勉強をする上で何らかの問題に直面しています。「何でこんなこともわからないの?」「同じ間違いを何度も繰り返している」と思っている親御さんもいるかもしれません。一度、お子さんの勉強方法を見直してみてはどうでしょう?

読字障がいの子の勉強方法

読字障がいは、読むことが困難な障がいです。文字を正しく認識できなかったり、見た文字を声に出すことが困難だったりします。

 

読字障がいの子どもは、「は」と「ほ」、「る」と「ろ」のように形の似た字を読み間違えることがあります。「はと」を「ほと」と読んだり、「かえる」を「かえろ」と読んだりします。1文字ずつなら読めるのに、2字以上のまとまった語になると読み間違えてしまうこともあります。

 

このような場合には、読みやすいように文章をいくつかの語に分けてあげるとよいでしょう。最初のうちは「こ」「う」「え」「ん」のように1語ずつ読み進めていたものが、徐々に「こうえん」と一気に読めるようになります。

 

【文章を分けた例】

こうえんにはとがとんできたよ。

こうえん|に|はと|が|とんで|きたよ。

 

文章を読んだ後には何が書いてあったのかを確認することも大切です。「どこに鳩が飛んできたの?」「何が飛んできたの?」のように質問します。正解したら褒めてあげましょう。

 

与える本は子ども自身が興味を引かれるかどうかを基準に選びましょう。本の対象年齢は考慮しなくて構いません。

書字表出障がい向けの勉強方法

書字表出障がいは、文字を書くことが困難な障がいです。字を書くことが慣れていないうちは、ご家庭でのサポートが必要です。お子さんの手を持って、一緒に書く練習をするのもよいでしょう。

 

字を書く時には次の点に注意します。

 

  • 直線と曲線を区別して書いているか
    例:ひらがなの「う」がカタカナの「ラ」にならないように注意する。
  • 大きさ、長さは適当か
    例:漢字の「二」が下の線が上の線より短くならないように注意する。
  • 書き順に誤りはないか
    例:「右」「左」の最初の書き順が同じにならないように注意する。
  • はね、はらいは正しいか
    例:「い」「八」などのはね、はらいを正しく書く。

 

文章を書く時には、指定された枠内に収まるように練習します。1文字ずつ書く練習では、四角いマスを作りその中に収まるようにします。枠がない時は、あらかじめ枠を書いておくとよいでしょう。鉛筆は使いやすいものを選びます。鉛筆の正しい持ち方も覚えさせます。

算数障がい向けの勉強方法

算数障がいは、主に計算と推論に困難を示します。例えば、数字や加減乗除などの記号、繰り上がりや繰り下がり、グラフや図形などが理解できません。また、問題文から計算式を導き出すことも苦手としています。

 

足し算や引き算を勉強する時は、指で計算したりイラストを代用したりするとよいでしょう。正答率が上がって早く解けるようになってきたら、徐々に指やイラストを使わないようにしていきます。

 

図形の勉強では、四角形や三角形の積み木を使います。三角形の積み木を用いて正方形を作らせてみたり、長方形の積み木だけで正方形を作らせてみたりします。遊びの要素を取り入れるとよいでしょう。

関連サイト

ディスレクシア | 子どもの病気 – 国立成育医療研究センター
発達障害のある子どもの教育相談に関するのQ&A – 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
学習障害の療育 – 社会技術研究開発センター – 科学技術振興機構
平成27年版子ども・若者白書 – 内閣府

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