転職エージェントの「ワークポート(WORKPORT)」は、実際のところどうなのでしょうか?
ワークポートは、IT・Web業界に強く、最近は総合型転職エージェントとして、幅広い業界に対応しています。
僕は社会人3年目で、Webディレクター、Webマーケターとして転職活動をしているとき、ワークポートを利用しました。
もともと、IT・Web業界に強い転職エージェントということは知っていたので、まず頭にワークポートが思い浮かんだのです。
使ってみた感想として、「企業の人事からのスカウトが、他のエージェントよりも圧倒的に多い」という点が、かなり満足しました。
それに加えて、初回面談で履歴書が必須じゃないので、面倒くさくないこともよかったですね。
また、日本の転職エージェント初の「証明写真撮影機」が無料で使えた点は地味に嬉しかったです(笑)
一方で、キャリアカウンセリングが浅く、あまり僕のニーズを把握しないまま、大量の求人を提案されたので、「この会社はちょっと違う…」という求人もありました。
これらのことから、ワークポートがオススメの人は、「人事からのアプローチを受ける、待ちの転職をしたい」「大量の求人の中から自分で選びたい」「証明写真を無料で撮りたい(笑)」というタイプの人だと結論付けてます。
総評としては、満足しているので、ぜひ使って欲しい転職エージェントですね。
あと、ワークポートのアニメキャラが好きな人も(笑)
連休明けに仕事すると、キーボードのタイピングがなまっているように感じる!#大崎みなと pic.twitter.com/dzTD9rkO1c
— 大崎みなと(ワークポート) (@minato_owp) July 18, 2017
「人生の恩人です」だなんて・・・♡#品川つばさ pic.twitter.com/7RCqPwda6z
— 品川つばさ(ワークポート) (@tsubasa_swp) July 24, 2017
この記事では、
▶︎ワークポートのサービス内容や特徴
から始まり、
▶︎実際にワークポートを利用した様子
を紹介していきます。
そして、実際に利用して感じた、
▶︎ワークポートを使ってみて良かったこと
その一方で、
▶︎ワークポートを使ってみて不満だったこと
さらに、他の人が使ってみた感想である、
▶︎ワークポートの評判や口コミ
までを書きました。
最後には
▶︎ワークポートがオススメの人
で締めくくっています。
この記事の目次
ワークポート(WORKPORT)とは?
ワークポートはもともと、IT業界に特化した転職エージェントとして、2003年に創業されました。
2014年からIT業界以外にも進出し、総合転職エージェントとなりました。
東京本社以外にも、大阪、名古屋、福岡とカバーしているエリアが広く、これまでIT業界だけでも2000社以上の取引実績があります。
ワークポートの概要 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社ワークポート |
設立 | 2003年3月 |
対象 | ・20~40代前半 ・営業系、バックオフィス系、販売系、IT系…など多岐にわたる |
求人数 | 常時15,000件の求人を保有 |
対応エリア | 東京(品川)、横浜、大阪、名古屋、福岡 |
実績 | 2016年度下半期リクナビNEXT『GOOD AGENT RANKING』にて、 2017年6月12日に『転職決定人数部門 第1位』 |
ワークポートでは、IT・Web業界では次のような職種に対応しています。
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
- プロジェクトマネージャー
- システムコンサルタント
- ゲームプランナー
- webディレクター
- webマーケター
- webライター
- webデザイナー
- 営業関連
- 経営企画・新規事業など
IT・Web業界では、ほぼ全職種に対応していますね。
紹介先企業も、大手企業を中心に、中小・ベンチャー企業まで幅広く対応しています。
ワークポートの利用体験
ここからは、ワークポートを実際に利用した体験談を紹介したいと思います。
まず、ワークポートの公式サイトから、登録を行いました。
登録からカウンセリングの日程調整
登録するとワークポートから、すぐに電話がかかってきます。
電話では、オフィスでのカウンセリングの日程を調整します。
ちなみに、ワークポートは他のエージェントよりも、面談に行くまでの手続きがめっちゃ楽です。
通常、カウンセリングの日程を調整してから、メールで履歴書や職務経歴書を作成して、提出する必要があるので、ホントに面倒なんですよね。。
でも、ワークポートは履歴書や職務経歴書の作成など、事前準備が一切不要でした。
職務経歴などの必要な情報は、当日のカウンセリングで口頭で伝えるだけでオッケーなので助かりました。
カウンセリングのためオフィスに訪問
ワークポートとのカウンセリング当日、品川にある本社オフィスに訪問しました。
結構でかいビルにオフィスが入っていて、入り口が分かりづらくて迷いました。
オフィスを訪問すると、ワークポートの「大崎みなと」さんが迎えてくれました(笑)
キャリアカウンセリング開始
こんな感じのカウンセリングルームで、キャリアカウンセラーと面談を行いました。
対応してくれたのは、30代くらいの男性のカウンセラーで、感じのいい人でした。
これまでの経歴を話し、その場で職務経歴書を作成してもらいました。
その他にもざっくりとどんな仕事をしたいのかといった、キャリアの方向性を聞かれました。
提案された求人の内容
転職したい会社の大まかな方向性を話した後、しばらくカウンセラーが求人を検索するために席に戻り、15分くらい経ってから、僕に合いそうな求人を持ってきてくれました。
提案された求人内容は次のような感じです。
株式会社○○○○ / 編集長候補 / 年収500万~700万
株式会社○○○○ / 動画メディアディレクター / 年収400万~700万
株式会社○○○○ / Webコンテンツマーケティング(CRM企画)/ 年収500万~900万
株式会社○○○○ / グロースハッカー(ポテンシャル) / 年収300万~500万
○○○○ 株式会社 / デジタル戦略コンサルタント / 年収800万~1000万
そこで提案された求人を元に、管理画面から自分で応募するシステムになっています。
カウンセリングが終わった後、無料で証明写真が撮れると聞いていたので、オフィス内にある撮影機を使わせていただきました。
転職活動でのみなさんの「めんどくさいなー」を解消するために!
ワークポートでは社内にスピード証明写真機を設置しました!!ワークポートのサービスを受けてくれてる方は【無料】でつかえちゃいます!!
転職活動も効率的に(^O^)!https://t.co/mXeTiPINVx pic.twitter.com/ShlxD5nrby— 大崎みなと(ワークポート) (@minato_owp) June 1, 2017
転職活動を始めたばかりだったので、他のエージェントでも使い回しができたので、お金を節約できて嬉しかったです(笑)
求人に応募する
後日、ワークポートの求人管理システム「eコンシェル」から自分の興味ある求人に申し込みました。
一番興味があったのは、とある大手企業グローバル企業のウェブディレクターの職種でした。
その他にも、大手IT企業やベンチャーなど数社エントリーしました。
その後の選考について
その後、一番興味あった会社には書類選考で落ちたものの、いつくかの企業で面接に進みました。
面接が終わるたびに、管理画面に感想を入力していきます。
利用期間中はカウンセラーの方が電話でフォローきてくれたので、かなりマメな対応だったなという印象でした。
ワークポートを使ってよかったこと
ワークポートを利用してみて、他の転職エージェントと比べて、「こんなことがよかった!」ということについて、紹介していきたいと思います。
人事からのスカウトが圧倒的に多かった
僕は転職活動中、ワークポートの他に、IT業界に強いギークリーやリクルートエージェントなどの転職エージェントを利用していました。
その中でもワークポートは、圧倒的に「人事スカウト」の数が多かったです。
人事からのスカウトとは、あらかじめスカウトを受けることを承諾した求職者に、企業の採用担当者が、管理画面経由でスカウトを送ってくるというものです。
人事からスカウトをもらった場合、そのまま一次面接に進めます。
僕の場合、転職期間中のいつスカウトを件もらいました。
スカウトをもらうと、次のようなメールが送られてきます。
★ご確認ください★【○○○○様】面接確約/株式会社○○○○/ワークポートグループ○○
本日来社された下記企業様より○○様に是非お会いしたいと
ご依頼をいただきました。
★人事アプローチのご案内となります。
2017/XX/XX 朝9時までに「応募」「辞退」のご連絡を頂けますと幸いです。
選考のご意思をお伝えするだけで一次面接からのスタートとなります。
積極採用中の企業様ですので、是非この機会に応募してみませんか?
■ご紹介企業
——————————————–
【企業】株式会社○○○○
http://○○○○.co.jp/
【職種】SEMコンサルタント
○○○○との戦略的提携、○○○○社との資本関係を持ち、事業基盤は盤石です。
近年過去最高益を実現し、高い成長率を誇る業界トップクラスの会社です。
【スカウトコメント】
是非当社の求人にご応募頂きたく、ご連絡を致しました。
——————————————–
「応募」「辞退」の選択は、eコンシェルよりボタン1つで選択可能です。
応募の場合は、コメント欄に面接希望日程をご記入くださいませ。
スカウトを受け取ると、管理画面から面接に進むかどうか、ボタンをクリックするだけです。
企業側からスカウトを受けることで、自分の経験がどんな会社に求められるのかという傾向が分かったので、その後の転職活動にも生かすことができました。
他の転職エージェントにも同じようなシステムがありますが、僕が利用した限りでは、ワークポートが一番アクティブでした。
スマホ版の管理画面が圧倒的に使いやすかった
転職エージェントの多くが、求職者に向けた管理画面を提供しています。
管理画面はもちろん、PC版、スマホ版とそれぞれあるのですが、たいていスマホ版が使いにくいんですよね。。
求人のデータベースや進捗が管理できるといったものだけで、最低限の機能に絞っているためか、デザインが微妙なんです。
数あるエージェントの中で、スマホ版の管理画面が一番使いやすかったのが、ワークポートでした。
ワークポートの管理画面は、直感的に操作がわかるとデザインになっていて、求人の内容だけでなく、その求人に応募する際の操作も瞬時に行えます。
パソコンが使えない時が多かったので、スキマ時間にストレスなく、サクサクと求人に応募できた点は非常によかったと感じています。
最近はチャット相談アプリをリリースし、転職相談にも素早く対応できるようになりました。
ますます、スマホに最適化された転職エージェントになっています。
求職者のフォローがまめ
求人に応募してした後も、定期的にフォローのメッセージや電話をもらっていました。
面談後の感想を伝えたり、おすすめの求人について紹介してもらったりと、気軽に相談することができました。、
こんな感じでメッセージがよく来ていました。
現在の○○様の転職活動のご状況はいかがでしょうか?
企業様からもアプローチが多数来ておりますので、
合わせてご確認いただければと思います。
転職エージェントによっては、カウンセリングをした後、ほぼ放置状態にされることもあったので、ワークポートのマメな対応には好感を持ちました。
ワークポートを使って不満だったこと
一方でワークポートを使ってやや不満だったことも、書いておきたいと思います。
キャリアのコンサルティングが甘い
若干求職者のこれまでのキャリアや、これからのキャリアビジョンについてのヒアリングが甘いと感じました。
15分程度でささっとヒアリングした後に求人を提案されたので、ホンネでは「もっと自分のニーズを引き出して欲しかったな」と思っていたのが正直なところです。
自分の今後のキャリアを深掘っていったり、キャリアの悩みを相談したりするには、少し物足りない感じがしてしまいました。
求人の提案数が多すぎた
キャリアコンサルティングが浅い状態で、大量の求人を提案されたので、自分の軸が曖昧なまま、多くの選択肢から会社を選ぶ必要がありました。
そうすると、何を基準として会社選びをすればいいのか、迷ってしまうことが結構ありました。
ワークポートの口コミ・評判は?
僕のレビューだけでは偏ってしまう可能性があるので、他のユーザーの評判や口コミをまとめてみました。
ポジティブな評判・口コミ
これらの口コミは僕が体験した部分でも記載済みなので、あえて深入りしません。
ネガティブな評判・口コミ
ワークポートって意外とネガテイブな評判が注目されやすいんですよね。
「ワークポート しつこい」「ワークポート ひどい」といったキーワードで検索する人が一定数いるようです(笑)
正直な評判が欲しいので、あえて辛辣なコメントも載せてます。
これは僕も同じような印象を持ちました。
ワークポートとかいう転職エージェント会社の担当になった職員がいい加減すぎる人だから他のエージェントを利用してみたらすごく細かに質問してきたり話聞いてくれててワークポートとの違いに驚いた
転職エージェントはキャリアカウンセラーによって対応の差が激しいので、相性が合わないと、カウンセラーを変えてもらうか、エージェントを変えてしまった方がいいでしょう。
codeiqずっと放置してるのにワークポートという会社から定期的にスカウトメールがくるんだが、どうやらここは転職サービスを提供している会社らしく、戦力としてわいを欲しがってるわけじゃなく自社の転職サービスを利用させようとしてるっぽい。こんなん、運営のリクルートが黙ってないよなぁ?
— 市場価値0円かまぼこ (@yakikamavoko) July 20, 2017
他のエージェントも同じなんですが、リクナビNEXTやコードI.Qといった求人サイトで、転職エージェントが機械的にメールを爆撃しています。
もちろんワークポート側がCodeIQに掲載料を払っているので、この口コミは誤解ですが。。(笑)
ギークリーでも同じような評判を目にしました。
ワークポートがオススメの人
ワークポートがオススメだと思う人を書いておいたいと思います。
自分がどんな会社から需要があるか、むしろ人事に評価してほしい人
人事アプローチを積極的に受けられるので、自分から求人に応募するだけでなく、企業側の採用ニーズを知って転職活動に活かしたい人にとっては、ピッタリなエージェントだと思います。
他にも「Switch」「MIIDAS」といった、企業からのスカウトサービスもありますが、生の人間が入っているリアリティが感じられず、あまり使う気にならなかったんですよね。
ワークポートの人事アプローチは、ちゃんと人事がワークポートに訪問し、手動でオファーを送っているので、信頼ができました。
スキマ時間にスマホを使って転職活動したい人
求人の管理画面がスマホから使いやすいこと、チャットアプリで転職相談ができることから、スマホから利用しやすいエージェントだと感じました。
転職活動って、普段の仕事が忙しい中で進めるのは結構大変です。
でも、スマホで気軽にできれば、移動中や昼休みの隙間時間を使って、求人を探したり、応募できたりします。
他のエージェントと比べるとスマホから使いやすいワークポート
IT・Web業界で転職したい人
ワークポートは2014年から総合エージェントになっていて、幅広い業界に対応するようになりました。
でも、創業以来10年もIT・Web業界に特化していたこともあり、やはり業界の中ではかなり強いエージェントです。
これまで、2000社以上のIT企業へ人材を紹介して来た実績があるため、IT・Web業界の人にとっては、利用必須のエージェントだと思います。
総評まとめ
まとめると、ワークポートは個人的には評価の高いエージェントで、特にIT・Web業界で転職を考えている人には、ぜひ使って欲しい転職エージェントです。
ワークポートの評判をさらに知りたい方は「ワークポートの評判・口コミはどうなの?元エージェント社員が本音で解説」をご覧ください。