小学校英語の発音指導には「フォニックス」がお薦め
小学校の英語教育では「話す」「聞く」活動を中心に行っています。英語の「話す」能力を伸ばす方法の1つに「フォニックス」があります。
フォニックスとは、アルファベットの綴りと発音を関係付けて英単語を覚える学習方法です。例えば、フォニックスでは a を「エー」と読まず、「ア」と読みます。フォニックスのアルファベットの読み方を覚えれば、英単語を正しい発音で読めるようになります。
目次
フォニックスは、アルファベットを実際の発音に近い音で読む
フォニックスは、英語の音声と文字の関連性から英単語を覚える学習法です。もともと、英語圏の幼児が英語を学ぶために用いられた学習法です。フォニックスでの発音のルールは、アルファベットを実際の発音に近い音で読むことです。例えば、「a」を「ア」、「b」を「ブッ」、「c」を「ク」と読みます。
従来の英語教育では、「cap」を「シーエーピー」と書き「キャップ」と発音すると教えます。フォニックスの発音指導では、「cap」を「クアプ」と書き「キャップ」と発音すると教えます。英単語の綴りと発音が似ているため、英単語が覚えやすいという特徴があります。
出典:発達障がい 学習障がいの子どもの英語学習には「フォニックス」がお薦め
フォニックスを使って読む英単語の例
小学校で習う英単語の一部は、フォニックスを用いて覚えられます。フォニックスを用いた dog の読み「ドゥェオグ」や、 big の読み「ブッイグ」は、実際の英語の発音と似ています。
- dog ドゥェオグ(ドッグ)
- big ブッイグ(ビッグ)
- for フオゥル(フォー)
- red ゥルエドゥェ(レッド)
- hot ハオトゥ(ホット)
- up アプ(アップ)
- day ドゥェアイィ(デイ)
- from フゥルオム(フロム)
- yes イィエス(イエス)
- park プアゥルク(パーク)
フォニックスを使えない英単語の例
フォニックスは、全ての英単語に適用されるわけではありません。一部の英単は、フォニックスを使ってうまく発音できません。
英単語の語末に「e」がある英単語はフォニックスに当てはまらない場合が多く見受けられます。これらの英単語は、英単語の綴りと発音で覚えるしかありません。
- you (ユー)
- I(アイ)
- new(ニュー)
- are(アー)
- like(ライク)
- active(アクティブ)
- cute(キュート)
- dance(ダンス)
- live(リブ)
- nice(ナイス)
フォニックスを習得すれば、習っていない英単語も発音できることがある
フォニックスでは、アルファベットの綴りと発音が関連付けられています。フォニックスを学べば、英単語の綴りを見て、英単語を発音できるようになります。習っていない英単語も、ある程度発音できるようになるでしょう。
英単語の発音から、英単語の綴りを連想することも可能になります。例えば、 luck という英単語を初めて見たとき、フォニックスを理解していれば luck を「ルア(ラ)クク」と読めます。実際、luck は「ルック」というより「ラック」に近い音として発音されます。フォニックスの読みを知っていれば、英単語を発音と結び付けて比較的簡単に覚えることができます。
関連サイト
「小・中・高等学校を通じた英語教育強化に関する取組について 」 – 文部科学省
「外国語活動 年間指導計画例(素案)」 – 文部科学省
「生徒の英語力向上推進プラン」 – 文部科学省
小学校の英語教育にはweblio英会話がお薦め
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