中学生向けオンライン英会話を活用して英検3級2次試験対策をしよう

英検3級の2次試験では、面接形式によるスピーキングテストが行われます。スピーキングテストでは、受験者の応答内容や発音、語彙、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点から英語能力を評価します。スピーキングテストの問題は5つあり、そのうち、4問目と5問目は、受験者自身に関する問題が出題されます。受験者は、面接委員の質問に即興で答えなければなりません。

中学生が、即興で英語を話せるにようになるには、オンライン英会話の活用がお薦めです。オンライン英会話で「話す」能力のアップを図り、英検3級2次試験合格を目指しましょう。

オンライン英会話を活用して中学生の「話す」能力をアップする

英検3級2次試験のスピーキングテストは、1問目から3問目までは、受験者が問題カードを見ながら面接委員の質問に英語で答えていくタイプの問題が出題されます。そして、4問目と5問目が、受験者自身のことについて答えていく問題です。即興で英語を使って話す機会の少ない生徒は、4問目と5問目でつまづくことが多いようです。

オンライン英会話では、英語を使って講義が進められます。英検3級2次試験にチャレンジする中学生にとって、質問を英語で聞き、答えを英語で考え、英語で話す良い機会となります。

オンライン英会話の講師には、英検3級2次試験の4問目と5問目の対策として、「話す」能力を付けてもらうように依頼しておきましょう。

オンライン英会話の講義の前に、英検3級2次試験対策の授業をする

生徒には、英検3級2次試験の4問目と5問目にどのような問題が出題されるのかを説明しておきましょう。

4問目の問題では、What や Where、How などの疑問詞を使った問題が多く出題されます。生徒には、最初の疑問詞をよく聞き取るように指導します。次に、時制を意味する語が do なのか did なのか、あるいは、will なのか be going to なのかを聞き取るように教えます。疑問詞と時制が聞き取れれば、解答が導きやすくなります。

問題例

What do you like to do on weekends?

上の問題の解答例は、I like to play tennis. です。ただ Tennis. と答えるのではなく、主語や動詞、文法事項にも注意を払って答えることが大切です。

5問目の問題では、Yes または No で答える問題が多く出題されます。Yes. または No. で解答すると、その理由を聞かれたり、詳しく説明するように求められたりしますので、その質問にも答えられるように指導します。Yes と答えたのに No の内容を話してしまうことがないように、練習を重ねておくとよいでしょう。

問題例

Have you ever been to a foreign country?

上の問題の解答例は、Yes. または、No.です。その次に、Please tell me more. や What country would you like to visit? という質問が続きます。Yes.と答えた時は、I’ve been to ～. で答えます。No.と答えた時は、I’d like to visit ～.　で答えます。

英検3級2次試験において、面接委員の質問が聞き取れなかった時は、黙り込んだり、「きっとこんなことを聞いたのだろう」と想像したりせずに、もう一度聞き返すことを教えます。黙り込んでいると面接委員は、答える気持ちがないのだろうと判断してしまいます。また、想像で答えると的外れな答えをしてしまって得点できないことがあります。生徒には、次の英語を覚えさせておきましょう。

Would you say that again, please ?

もう一度言っていただけますか

ただし、何度も聞き返していると点数がもらえないことがあるので、その点も生徒に教えておきましょう。

面接試験中は、面接委員を見て話したり聞いたりすることが大切です。目をキョロキョロさせたり、下を向いたりしていると、「質問を聞く姿勢ではない」「しっかりと答える気持ちがない」と思われて、態度点（アティテュード）で良い得点がもらえません。

オンライン英会話の講義を受けさせよう

準備が整ったら、オンライン英会話の講義を受けさせましょう。生徒には、講義の前に教わった注意点を意識して、本番の面接試験の気持ちで受けるように促します。

オンライン英会話の講義が終わったら、講師からのフィードバックを受け取りましょう。フィードバックには、オンライン英会話の講義を受けた生徒たちに、どのような点に課題があったか、改善する点は何かなどが書かれています。フィードバックを参考にしながら生徒の課題を整理し、授業でどのように改善していくか検討しましょう。