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高校の英語授業に「ディクテーション」を取り入れよう

文部科学省の「平成29年度 英語教育実施状況調査(高等学校)の結果」によると、国の目標とするCEFR A2レベル以上(英検準2級以上)の英語力をもつ高校生は、全体の39.3%という結果が出ています。英語の4技能別に見ると、「聞く」は33.6%、「話す」は12.9%、「読む」は33.5%、「書く」は19.7%という結果で、「話す」と「書く」といったアウトプットの活動にやや弱い傾向のあることがわかりました。

 

高校生の英語の「聞く」能力をアップさせるには、ディクテーション(dictation)がおすすめです。ディクテーションとは、英語の音声を聞いてノートなどに書き写す学習法のことです。「英語を聞いて書く」といった統合的な授業は、生徒の総合的な英語力アップにつながるということが、文部科学省の調査「平成29年度 英語力調査結果(高校3年生)の概要」でわかっています。高校の英語授業にディクテーションを取り入れて、生徒の英語力アップを図りましょう。

ディクテーションの教材選び

ディクテーションに使う教材は、生徒が使っている英語の教科書がおすすめです。すでに学習した単元の中から英文を抜粋して使います。英検準2級の1次試験に出題されるリスニング問題の音声もおすすめです。音声は、日本英語検定協会のWebサイトからダウンロードできます。

参照:準2級の過去問・対策(公益財団法人日本英語検定協会)

 

ちなみに、1回のディクテーションで使う英文の長さは、最初のうちは5、6個程度の英単語で構成される簡単な英文を使います。生徒が慣れてきたら、少しずつ単語の数を増やしていくとよいでしょう。

ディクテーションの進め方

ディクテーションの進め方はさまざまありますが、一般的には、(1)英語の音声を1文流す、(2)生徒が書き取る、(3)答え合わせをする、の繰り返しです。

 

英語の音声は、1回聞いただけでは書き取れない生徒もいるので、何回か音声を流すとよいでしょう。英語のアクセントに慣れてもらうために、ネイティブスピーカーの音声を流すのがおすすめです。ALTがいる場合は、ALTに音読してもらいます。

 

英単語の綴りを忘れてしまって書き取れない生徒には、教科書や英和辞書を使ってもよいことにしましょう。書き間違いしそうな英単語や難しい文法を使っている場合にはヒントを出すのもよいでしょう。

 

答え合わせでは、黒板に解答を書いて音声通りに書き取れたかどうか、スペルミスはなかったかどうかなどをチェックします。例えば、long と wrong、light と right のように聞き取りづらい語が正しく書き分けられているかどうかをチェックします。また、ate と eight、break と brakeのように同じ発音をする英単語も正しく書けているかどうかチェックします。

 

英語には、リエゾン(liaison)やリダクション (reduction)、フラッピング(flapping)といった、特有の発音方法があります。これらの発音も聞き取れているかどうかチェックします。

ディクテーションで使う英文例

(例文1)

I’ve just finished my homework.

 

始めのうちは、比較的短くシンプルな英文を使うことをおすすめします。この英文例では、省略形の I’ve や finished の語尾などを正しく聞き取り、書き取れているかがポイントです。

 

finished の語尾を聞き取れなくても、現在完了形の文なので finish ではなく過去分詞の finished を使うんだ、と理解できていれば問題ありません。ディクテーションの学習では、英文法の知識を確認することもできます。

 

(例文2)

I have a friend whose father has been a doctor for twenty years in this town.

 

生徒がディクテーションに慣れてきたら、長めの英文にチャレンジします。生徒が間違いやすい文法事項が含まれた英文など、少しずつレベルアップしていくとよいでしょう。

ディクテーションにおけるCAN-DOリスト

ディクテーションの授業で、生徒がどの程度の英語力を身に付けたかを測るには、CAN-DOリストの活用がおすすめです。

 

  • 読み上げられた英文を聞き取って正しい英文を書くことができる
  • 読み上げられた英文の内容を理解することができる
  • うまく聞き取れない英単語があっても、文の内容を推測して正しい英単語を書き取ることができる
  • 英語の同音異義語やrとlの発音の違いを聞き分けることができる
  • リエゾンやリダクション、フラッピングなど英語特有の発音を聞き取ることができる

関連サイト

シャドーイングと速聴ディクテーション:どちらが音声知覚力を向上させるか? – 白鷗大学

生徒の意欲を高める高校英語授業について – 島根県

高校生向けオンライン会話で英語のリスニング力をアップしよう – weblio英会話

各中・高等学校の外国語教育における「CAN-DOリスト」の形での学習到達目標設定のための手引 – 文部科学省

高校生の英語力アップにはオンライン英会話「weblio英会話」がお薦めです

英語の「話す」能力や「聞く」能力をアップさせるには、weblio英会話がお薦めです。weblio英会話では、発話量に重点を置いたレッスンで、生徒の話す力や聞く力がぐんぐんと伸びていきます。大学受験対策や英検対策にも活用できる「weblio英会話」をこの機会にぜひお試しください。

 

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