都道府県別・生徒と教師の英語力ランキング 高等学校編
文部科学省では、高等学校の生徒の英語力や、英語教員の英語力、および指導力向上のための具体的な成果指標を示しています。生徒については、高等学校卒業段階で英検準2級程度以上を達成した高校生の割合50%を目標としています。また、教師については、英検準1級以上等を達成した高等学校の英語教員の割合75%を目標としています。
目次
生徒は群馬県が1位
英検準2級程度以上を達成した高校生の割合を都道府県別順位で見ると、1位は群馬県の49.4%で、2位は千葉県(45.5%)、3位は福井県(42.5%)でした。いずれも文部科学省の設定した目標値50%には到達していない結果となりました。
出典:英語教育実施状況調査 – 文部科学省
教員は福井県が1位
英検準1級以上等を達成した教員の割合を都道府県別で見ると、1位は福井県の86.6%、2位は石川県(81.0%)、3位は香川県(80.8%)という結果でした。上位3県と4位の富山県と岐阜県(ともに79.8%)、そして6位の愛媛県(75.4%)の合計6県については目標値の75%を達成しています。
出典:英語教育実施状況調査 – 文部科学省
英語力が高いのは北陸地方
下の図は、生徒と教員の達成度を分布図として表したものです。全体的に生徒の達成度の低いことがわかります。また、生徒と教員を合わせた場合、福井県や石川県、富山県などの北陸地方の英語力が高いことがわかります。
出典:英語教育実施状況調査 – 文部科学省
到達度は生徒よりも教員のほうが高い
下の図は、都道府県別の到達度をグラフで表したものです。青いグラフが生徒、赤いグラフが教員です。生徒よりも教員のほうが到達度の高いことがわかります。
出典:英語教育実施状況調査 – 文部科学省
中学校・高等学校の英語力到達度
中学校・高等学校の生徒、および教員の英語力到達度をグラフで表したものです。中学校では生徒と教員は50%、高等学校では生徒は50%、教員は75%を目標値としていますが、いずれも達成されていないという結果になりました。
出典:英語教育実施状況調査 – 文部科学省
参考サイト
生徒の英語力向上推進プラン
今後の英語教育の改善・充実方策について 報告(概要)~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~
高等学校学習指導要領
下記番号に送付してください。