都道府県別・中学校の生徒と教師の英語力ランキングベスト10

文部科学省では、2013年に閣議決定された「第2期教育振興基本計画」において、生徒や教員の英語力の目標について具体的な成果指標を示しています。その内容は、生徒については、中学校卒業段階で英検3級程度以上を達成した中学生の割合を50％とし、教員については、英検準1級以上等を達成した中学校の英語教員の割合を50％とするというものです。

1位は福井県

「第2期教育振興基本計画」に基づいて、目標を達成した生徒、教員の割合の平均を都道府県別に見ると、1位は福井県（47.2％）という結果でした。福井県の教員は達成率が51.7％と都道府県の中で唯一目標値を上回っています。2位は東京都（46.6％）、3位は石川県（44.8％）と続きます。5位の千葉県は、生徒の達成率が52.1％で都道府県の中で唯一目標値を上回る結果が出ています。

順位	都道府県	生徒	教員	平均
1位	福井県	42.7％	51.7％	47.2％
2位	東京都	47.9％	45.3％	46.6％
3位	石川県	47.8％	41.8％	44.8％
4位	富山県	38.4％	48.7％	43.6％
5位	千葉県	52.1％	30.3％	41.2％
6位	広島県	39.5％	41.1％	40.3％
7位	徳島県	39.1％	41.0％	40.1％
8位	神奈川県	41.9％	36.6％	39.3％
9位	秋田県	48.6％	26.1％	37.4％
10位	滋賀県	36.8％	35.9％	36.4％

出典：英語教育実施状況調査 – 文部科学省

英語力は北陸地方が高い

目標の達成率は自治体や教員の努力による所が大きく、その結果、生徒の達成度として表れます。下の図は、中学校の生徒と教員の目標達成度を都道府県別に散布図で表したものです。これを見ると、教員の達成度が高いほど生徒の達成度も高いことがわかります。特に、福井県や富山県、石川県といった北陸地方の達成度の高さが目立ちます。

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