a英語「スピーキングテスト」の選び方・見極め方 | 学校向けオンライン英会話(中学・高校への学校導入支援) Skip to main content
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英語「スピーキングテスト」の選び方・見極め方

英会話レッスンや英語・英会話の研修を、より効率的に進めるには、学習中の成果確認も非常に重要な要素となってきます。特に会話に不可欠なスピーキングとリスニングの実力を測るスピーキングテストは、可能なら定期的に実施して日々の学習に役立てたいものです。

スピーキングテストを通じて「会話力」の上達具合が把握できれば、受講者自身のモチベーションが高く維持できます。あらかじめ到達目標を設定してもよいでしょう。どういった要素が停滞要因となっているかが分かれば、英語スピーキング能力の向上にも弾みがつきます。

スピーキングテストの実施方式にも個性がある

スピーキングテストの実施方法にも複数の種類があります。たとえば、(1)試験官と対面して(面接形式)で会話する方式、(2)Skypeに代表されるビデオチャットを利用してオンラインで面接する方式、(3)あらかじめ用意された設問についてPCへ音声を入力する形で回答を提出する方式、(4)電話の自動応答を利用して回答を提出する方式、などのような方式が挙げられます。

(1)試験官と対面してで会話する

評価者と直接、面と向かって行われるスピーキングテストは、最も現場のシチュエーションに近いリアルで実践的な試験方式といえるでしょう。ただし人的コストが多く割かれる試験方式でもあり、今日行われているスピーキングテストの中では比較的少数派の部類に属します。

実施例としては、たとえば英検(英語検定)の上級(1級~3級)では面接形式で試験が行われます。ALC(アルク)が実施している英語スピーキングテスト「SST」でも、団体受験者向けの面接形式のスピーキングテストが提供されています。

面接官となる評価者は1名の場合もあれば複数名の場合もあります。複数名によって評価が行われる場合は、単独で行われる評価よりもいっそう総合的で厳正・適正な評価が期待できます。

(2)ビデオチャットを利用してオンラインで面接

オンラインで、Skypeに代表されるビデオチャットを利用して評価者と面接するタイプの試験方法は、昨今ではオンライン英会話の普及と共に最も一般的になりつつあるスピーキングテストの方式です。

オンラインで面接する方式では、遠隔地にいながら試験を実施できるため移動にコストをかけずに済みます。かつ、互いに表情や声の調子をリアルタイムで確認しながら会話が進められます。テストの様子を記録しておけば、複数名の評価者が各々チェックして評価を厳正・適正にすることも比較的容易です。

この方式はオンライン英会話の延長線上で提供しやすい点もメリットといえます。いわゆる「格安オンライン英会話」の事業者で、英語スピーキングテストも実施している事業者の多くが、このテスト方式を導入しています。

普段レッスンを受けている講師がスピーキングテストの試験官(評価者)資格を有している場合、普段どおりの英会話レッスンと変わるところなく、おちついてテストに臨めるという利点もあります。

(3)PCへ音声を入力して回答を提出する

試験官とのリアルタイムに会話するのではなく、あらかじめ用意された設問について口頭で回答し、PCへ音声を入力する形で回答を提出する方式もあります。必要環境がそろっていれば評価者側のスケジュールを気にせずテストが受けられるという融通の利きやすさが魅力です。

PCに音声で回答を入力する形にも、対応PCを用いる(自前のPCは不可)というタイプ、専用ソフトウェア(デスクトップアプリ)をPCにインストールするタイプ、ウェブアプリ上で実施してしまえるタイプなどがあります。たとえば TOEIC Speaking 公開テストは試験会場に用意されたPCで行われます。

(4)電話の音声機能を利用する方式

電話の自動応答メッセージ等を利用して(電話を通じて音声を入力して)スピーキング力を測るタイプのスピーキングテストもあります。国内電話が利用できれば全国どこからでも受験でき、PC受験で必要な備品(ヘッドセットやWebカメラなど)を用意する手間も省けます。

試験時間・問題数

試験時間については、テストの方式や事業者(実施主体)にかかわらず、大半の英語スピーキングテストが約15分~20分ほどのテスト時間で行われています。問題数や設問の内容はテストによって異なりますが、「発音」や「状況説明能力」といった要素ごとに1~2問、合計で10問前後といった構成の場合が多いようです。

テスト結果(スコアレポート)の内容は、テストによって多少の差がある、という点は留意しておくべきでしょう。評価・判定のみ行うテストもあれば、受験者の弱点(苦手な要素)を分析して報告してくれるテスト、弱点克服のための勉強法を提案してくれるテストもあります。

テスト結果はただの評点でも、後のレッスンで細かいフィードバックを受けることができるオンライン英会話サービスもあります。

スピーキングテストを実施してからテスト結果が手元に返ってくるまでの期間は、テストによってまちまちです。数日~10日前後の場合もあれば、数十分後にはオンラインで確認可能になる場合もあります。というTOEIC Speaking テストの場合は公式認定証を発行する関係上「30日以内」とやや長めに設定されています。

ビジネス英語能力テストを前提したスピーキングテストの選び方

法人の英語研修などでスピーキングテストを活用する場合、一般的な英会話・日常英会話よりもビジネス英会話に主眼がおかれたテストを選んだほうが断然効率的です。

もし利用している(または利用を検討している)法人向け英語研修サービスが、スピーキングテストも併せて提供している場合、ビジネス英語の能力をスピーキングテストの評価点として盛り込まれており、ビジネス英語能力の伸び方の的確な診断が期待できます。

英語研修の開始前と終了後にスピーキングテストの実施機会を用意しているサービスもあります。1回あたり料金制で任意の回数・タイミングでスピーキングテストが受験できるサービスもあります。

スピーキング能力とヒアリング能力は共に英会話レッスンの根幹です。受講期間の合間合間に、無理のない環境で効果的に力試しできる方法やサービスをぜひ見つけましょう。

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