中学生向けオンライン英会話のおすすめ教材

中学校の英語授業にオンライン英会話を取り入れる場合、どのような教材を使えばよいのか迷うことがあります。教材を使わないでレッスンをすることもできますが、学校のカリキュラムに沿う英語教育を進めていくには教材を欠かすことはできません。

オンライン英会話で使う教材は、市販されている書籍や、オンライン英会話が作成した教材を使うのが一般的です。中学生には、どんな教材が向いているのか見ていきましょう。

中学生向けオンライン英会話におすすめの市販教材

get smart

「get smart」は、イラストを見ながら英語の学習ができる書籍です。全ページ英語で書かれており、日本語による解説はありません。英語圏では、就学前の幼児向けの本として利用されています。日本などの英語圏以外の国では、小学生から中学生向けの教材として使われています。

オンライン英会話のレッスンでは、イラストを見ながら英会話の学習ができます。英語学習を始めたばかりの中学1年生に向いている教材です。

参照：get smart（MM Publications）

英文日本絵とき事典飲食編

「英文日本絵とき事典飲食編」は、日本の食文化を英語で紹介している本です。日本の食事や食べ物について、イラスト入りでわかりやすく説明しています。中学生レベルの英語力があれば読み進めることができるでしょう。

「英文　日本絵とき事典」には、飲食編の他に、生活編や日本の家族編、日本の自然、社会編などがあります。オンライン英会話の教材として使えば、英語力アップに加えて日本の文化や風習を知ることもできます。

参照：英文日本絵とき事典飲食編（JTBパブリッシング）

English for Life Beginner

「English for Life Beginner」は、CEFR A1（英検3級程度）の英語力をもつ英語学習者向けの教材です。オックスフォード大学出版局が制作、販売しています。1つのレッスンが1ページで完結する構成になっているので、オンライン英会話の教材に向いています。レッスンの内容は、「家族について話そう」「自己紹介をしよう」「1日の過ごし方について話そう」などがあります。

参照：English for Life Beginner（オックスフォード大学出版局）

インターネットからダウンロードして使える、中学生向けオンライン英会話の教材

Kids World Fun

「Kids World Fun」は、小学校から高校までの英語の学習教材を無料で提供しているWebサイトです。リスニングやリーディング、英文法、語彙などのテキストが用意されていて、Webサイトからダウンロードして使うことができます。

教材は、英語力に応じて12段階に分かれています。まずは「Kindergarten」（英語圏の幼稚園児向け）の教材を使い、徐々に英語力に応じた高いレベルの教材を使っていくとよいでしょう。

参照：Kids World Fun（LM Digital Media）

Beginner A1 listening、Beginner A1 speaking

「Beginner A1 listening」「Beginner A1 speaking」は、ブリティッシュカウンシルの提供する、英語学習者向けの教材です。CEFR A1レベルに対応しているので、中学校2年生～3年生の教材に向いています。

リスニングやスピーキングの教材の他に、リーディング、ライティングの教材も用意されています。また、CEFR A2レベルやCEFR B1レベル、CEFR B2レベル向けの教材もあります。どの教材も無料でダウンロードして利用することができます。

参照：Skills（ブリティッシュカウンシル）

市販教材、ダウンロードして使う教材のメリットとデメリット

市販教材を使うメリットは、教材の数が多いので、中学校の英語カリキュラムに沿った本が見つけやすいという点が挙げられます。一方で、生徒の人数分の教材を用意しなければならないので、費用がかさんでしまうというデメリットがあります。ダウンロードして使う教材ならば、生徒の人数分だけプリンタで印刷して配布すればよいので、費用を抑えることができます。

ダウンロードして使う教材は、年間を通じて使える教材が少ないという点が挙げられます。例えば、週に1回オンライン英会話の授業を取り入れる場合、年間でおよそ35レッスン分の教材が必要になります。

オンライン英会話サービスの中には、学校のカリキュラムに沿った教材を提供、または作成してくれる所があります。どちらの教材を使えばよいか迷った時は、オンライン英会話サービスに相談してみましょう。

参照：Weblio英会話オリジナル教材