英検準2級Eメール(手紙文)問題対策のための練習問題集
英検準2級の1次試験では、Eメール(手紙文)の長文問題が出題されます。問題文は3段落、200前後の英単語により構成されており、Eメールの内容に関する問題や、Eメールの内容に合うように英文を完成させる問題などが3問が出題されます。
Eメールの長文問題は、読み慣れていない生徒にとってはと難しい問題です。まずは、Eメールがどのように構成されているのかを知ることが大切です。英検準2級用のEメールの練習問題を用意しましたので、英語の授業にぜひご活用ください。
目次
英検準2級のEメール(手紙文)の長文問題の内容
英検準2級のEメール(手紙文)の長文問題では、問題文が3段落に分かれています。問題は、各段落から1問ずつ出題されますので、1つの段落から複数の問題が出題されることはありません。
Eメールの構成は、ヘッダー、本文、フッターの3つに分けることができます。ヘッダーには、差出人の名前とメールアドレス、宛先人の名前とメールアドレスが書かれています。「From:」と書かれている部分が差出人、「To:」と書かれている部分が宛先人です。次に、メールを送った日付が書かれています。日付は、「曜日」「月」「日」「年」の順番です。最後に、メールのタイトルが書かれています。メールの概要を知るための大切な項目です。
英検準2級のEメール問題では、親しい友人や祖父母、叔父叔母など身近な人との間で交わしたEメールがよく取り上げられます。
英検準2級Eメール(手紙文)の練習問題1
From: Keiko Oda<keikooda@kiwjreejmail.com> To: Mary Smith<marysmith@ezicmytxmail.com> Date: Monday, June 10, 2019 Subject: Invitation to the English speech contest Dear Ms. Smith |
設問1
What did Keiko like when she was a junior high school student?
1 She liked the senior high school.
2 She liked the English grammar class.
3 She liked the English club.
4 She liked the English conversation class.
設問2
Keiko studies English hard in the senior high school
1 to be an English teacher like Ms. Smith.
2 to enjoy talking with the English club members in English.
3 to be able to speak English well.
4 to get a high score on the test.
設問3
When will the English speech contest be held?
1 It will be held next week.
2 It will be held next month.
3 It will be held this weekend.
4 It will be held tomorrow.
設問4
Why did Keiko feel happy?
1 Because she was chosen a representative of her school to participate in the English speech contest.
2 Because the English speech contest will be held in Yokohama.
3 Because she likes to speak in front of a lot of people.
4 Because she could get first prize in the contest.
設問5
Keiko wants Ms. Smith to come to the contest
1 to take part in the contest.
2 to know how well she can speak English.
3 to be a judge at the contest.
4 to see her after the contest.
設問6
What will Ms. Smith have to do if she goes to the hall to see the contest on June 15?
1 She will have to go to the hall in advance.
2 She will have to call Keiko before June 13.
3 She will have to send an e-mail before June 13.
4 She will have to arrive at the hall before two o’clock.
※英検準2級の試験では設問数は3問ですが、ここでは6問出題しています。
問題文の和訳
スミス先生
こんにちは、スミス先生。お元気ですか。私は高校で学校生活を楽しんでいます。中学生のときは、先生の英会話の授業が好きでした。今、英語が上手になるように一生懸命英語の勉強を続け、そして英語クラブに所属しています。クラブのメンバーと英語で話すのを楽しんでいます。
ところで、英語のスピーチコンテストが横浜で6月15日に開催されます。幸運にも学校代表として私がこのコンテストに参加することになり、それは嬉しいことでした。しかしながら今は大勢の人の前で話すのを緊張しているのです。でもとにかくまたとないチャンスかもしれませんからコンテストで1位が取れるように最善を尽くします。
もし、その日先生に時間があって、差支えがなければこのコンテストに来て私の英語技能がどれだけ改善したか見ていただきたいのです。コンテストは、2時に始まり、2時間続く予定です。もし、コンテストに来ていただくことが可能であれば、6月13日までにメールをいただけますか。会場の地図をお送りします。お返事をお待ちしています。
敬具
小田 ケイ子
解答と解説
設問1
正解は4。第1段落にはメール送信者が学校生活を楽しんでいるという現状が色々と書かれていますが、問題文にはwhen she was a junior high school studentという条件があるので、本文の第1段落から中学生のときのことが述べられている部分を見つけなければなりません。
設問2
正解は3。ケイ子が一所懸命英語の勉強をしている理由は第1段落に書かれています。本文では、I continue to study English to be a good English speaker.となっています。選択肢3のbe able to はcanと同様の意味です。一般的に現在時制の場合はcanを使うのが普通ですが、選択肢3の場合は、最初のtoにつなげてcanを使うことはできないので、be able toとなっています。
設問3
正解は3。一見簡単そうな問題ですが、ヘッダー部分を見ないと解けない問題です。本文では、June 15となっていますが、ヘッダーには、今日の日付が6月10日の月曜日と記されているので、6月15日は土曜日ということになります。選択肢では、weekendという単語で表現されています。ヘッダー、本文、選択肢を全て注意して見比べることが大切です。
設問4
正解は1。本文では、,which made me happy.と関係代名詞の非制限用法となっているところが設問4の問題となっています。「,」の前の文章を受けて「このことが私を喜ばせた」ということなので、前文が設問4の答えとなります。本文でtake part inと表現されている部分は、選択肢ではparticipate inと別の同じ意味の熟語で表されていることに注意しましょう。
設問5
正解は2。ケイ子がスミス先生にコンテストに来てもらいたい理由は、第3段落に書かれています。I would like you to see how I have improved my English skillsのところです。「私がどれだけ英語の技能を改善したかを見てほしい」と言っているので、選択肢では、2の「彼女がどれだけ上手に英語を話せるかということ」が同様のことを表していることになります。
設問6
正解は3。問題は、スミス先生がコンテスト会場に行く場合何をしなければならないかということなので、6月15日までにやるべきことが問われていることになります。本文では、Would you email me by June 13?と書かれています。emailという単語は、動詞でもあり、「電子メールを送る」という意味です。byは「~までには」という意味を持っています。選択肢ではそれぞれsend an e-mailとbefore June 13という表現に書き換えられています。
英検準2級Eメール(手紙文)の練習問題2
From: Yuko Suzuki<yukosuzuki@ryiakmzsmail.com> To: Jane Brown<janebrown@cjgyeazymail.com> Date: June 10, 2019 Subject: I’m looking forward to seeing you. Hello, Jane, |
設問1
When did Yuko come back to Japan from Toronto?
1 She came back to Japan yesterday.
2 She came back to Japan in 2017.
3 She came back to Japan last year.
4 She came back to Japan last falls.
設問2
Yuko will
1 remember to visit Niagara Falls.
2 remember visiting Niagara Falls.
3 forget to visit Niagara Falls.
4 forget visiting Niagara Falls.
設問3
What’s Jane’s plan during her summer vacation?
1 She will welcome Yuko to her house in Toronto.
2 She will visit many scenic spots in Toronto with Yuko.
3 She will stay in Japan and will experience a lot of new things.
4 She will visit Kyoto and Nara alone.
設問4
Because Kyoto and Nara are far from Yuko’s house,
1 they will not be able to visit those cities.
2 they will go there by Shinkansen bullet train.
3 they will stay in their relative’s house.
4 they will make a reservation for a room in the hotel in Kyoto.
設問5
What does Yuko want Jane to do?
1 She wants Jane to let her know when she will arrive at the airport.
2 She wants Jane to come to her house by herself.
3 She wants Jane to call her to let her know whether she will stay in Yuko’s house.
4 She wants Jane to stay in a hotel instead of in her house.
設問6
How long does it take to come back to Yuko’s house from Narita Airport?
1 It takes an hour on foot.
2 It takes half an hour by train.
3 It takes an hour by car.
4 It takes two hours by bicycle.
問題文の和訳
こんにちは、ジェーン。
メールをありがとう。そう、あなたが言う通り。私が日本に帰って2年が経ちました。時が経つのは早いものね。トロントのあなたの家に滞在している間に日本ではかつて経験したことがなかったことをたくさんしました。あなたとあなたのご両親と一緒にナイアガラの滝に行ったこと、決して忘れないわ。それからあなたの「どうしていたの?」という質問に答えるわね。ずっと元気だったけれど、とても忙しいの。テニスクラブに入っているから。日曜日以外毎日放課後にテニスをやっているの。
ところで、あなたが8月3日に日本に来て夏休みの間滞在するということを知ってとても嬉しいです。勿論喜んで私たちの家に歓迎します。メールによると、あなたは京都や奈良に行きたいのよね?京都と奈良はここから遠いから8月にあなたと一緒に3日間家族で京都のホテルに泊まる計画をしているの。私も今までに1度しか京都に行っていないから行きたいところがたくさんあるの。それと、私がトロントで経験したようにあなたに独特の日本文化をたくさん経験してほしいと思っているの。
その日成田空港に何時に着くか知らせてくれる?両親と一緒にお迎えに行くから。私たちの家まで大体車で1時間くらいです。8月に会えること、本当に楽しみにしています。
友人のゆう子より
解答と解説
設問1
正解は2。質問は、ゆう子がいつ日本に帰国したかということです。本文を読む前にヘッダーに目を通しましょう。ヘッダーの日付部分に年号が入っていて、2019と書かれています。本文に目を移すと、Two years have passed since I came back to Japan.と書かれているので、2019年から2年を引けばよいことがわかります。
設問2
正解は2。選択肢の全てにNiagara Fallsが出てきているので、第1段落から正解を見つけます。本文では、I’ll never forget visiting Niagara Falls with you and your parents.と書かれています。注意しなければならないのは、forgetやrememberの後にto不定詞が来たときと動名詞が来たときと意味が違うということです。forget∔to∔~は「~することを忘れる」でforget∔~ingは「~したことを忘れる」という意味になります。同じようにremember∔to∔~は「~することを覚えている」でremember∔~ingは「~したことを覚えている」という意味になります。本文の意味は「ナイアガラの滝を訪れたことを決して忘れない」と言っているので、選択肢は、2の「ナイアガラの滝を訪れたことを覚えている」という表現が同義となります。
設問3
正解は3。4つの選択肢とも全て本文と関連があるので、質問されていることをしっかりと理解してから選択肢を1つ1つ丁寧に読むことが大切です。ジェーンの夏休みの計画は第2段落に書かれています。彼女は日本に来るということをゆう子に知らせてきているので、選択肢の1番と2番は容易に排除することができます。4については、aloneが不正解の要因となります。
設問4
正解は4。本文では、We are planning to stay in a hotel in Kyoto.と宿泊を予定していることになっているので、選択肢から同じ主旨の文章を見つけなければなりません。4のmake a reservation for a roomは「部屋を予約する」という意味です。
設問5
正解は1。選択肢にSheやherが多く出てきますが、ゆう子もジェーンも代名詞となっているので、どのSheやどのherがどちらを指しているのかをしっかりと認識しなければなりません。ゆう子は、Will you let me know when you will arrive at Narita Airport?と言っています。最初のWillは相手の意思を聞きつつ軽く命令するときの助動詞で、2つ目のwillは未来を表す助動詞です。「成田空港に着く時間を知らせて」と言っていますから選択肢では1が同義となります。
設問6
正解は3。選択肢のIt takes∔時間は「時間がかかる」という意味の表現になります。本文ではIt’s about an hour drive to our house.と書かれているので、「車で1時間かかる」と言っています。選択肢では、3が同義となります。
関連サイト
英検準2級Can-doリスト – 公益財団法人日本英語検定協会
準2級の試験内容 – 公益財団法人日本英語検定協会
準2級の過去問・対策 – 公益財団法人日本英語検定協会
高校の英語授業で使える、英検準2級1次試験の長文問題集 – weblio英会話
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