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英語学習

英語の現在完了形を理解しよう

英語現在完了形には用法がたくさんあります。現在完了形で使われる have+done のコアの意味合いを把握することは日本人にはやや難しく、指導のポイントを把握しづらい用例が多くあります。

 

 

PEN英語教師塾のわかりやすい動画講義で、現在完了形の指導のコツを押さえておきましょう。講師は、慶應義塾大学名誉教授・ココネ言語教育研究所所長の田中茂範先生です。動画の視聴時間は約21分半です。

過去分詞の特徴を紹介しやすい用例

Going, going, gone. という用例を使うと、生徒に英語の過去分詞のニュアンスを掴ませやすいでしょう。goingは現在分詞、goneは過去分詞です。対比によって現在分詞と過去分詞の役割の違いが捉えやすくなります。野球の球が飛んでいる様子の実況中継でのGoing, going, gone の場合は「伸びている、伸びている、入りました(飛んでいる、飛んでいる、飛んでいった)」と解釈できます。

 

オークションでのGoing, going, goneの場合は「いいですか、いいですか、はい、決まり(進行しています、進行しています、進行し終わりました)」と解釈できます。

英語の現在完了形とは

英語の現在完了形(have+done)のコアにある意味は、「何かが成された(done)状態を、現在 have している」です。

 

過去分詞(done)には、「何かが成された」という動詞的意味と、「〜の状態にある」という形容詞的意味があります。ここから考えて、現在完了形(have+done)のコアには「何かが成された状態を現在 have している」という意味があると言えます。

 

日本人にはやや掴みづらく、何となく逐語訳で「〜してしまった」「〜し終えた」などという暗記に終わりがちなところのある英語の現在完了形ですが、「何かが成された状態を現在 have している」というコアを押さえれば理解しやすくなるでしょう。

現在完了形の元の形からコアを掴む

The Oxford English Dictionaryでは、現在完了形(have+done)の元の形について、以下のような説明をしています。

 

“thus, I have done my work coming from I have my work done
= ‘I have my work in a done or finished condition‘.”

このように、I have done my work は、I have my work done(私は私の仕事を、成された、または終わった状態でhaveしている)から来ている

 

現在完了形は歴史の中で、have 名詞 done から have done 名詞 へと変遷してきたのです。have 名詞 done から have done 名詞 へと形が変わってくるにつれ、現在完了形のニュアンスも変わってきました。

 

I have <the work done> = 成された仕事をhaveしている

I have <done the work> = 仕事をし終えた状態をhaveしている

 

I have done the work の文章のコアを理解するのに、have <done the work>、つまり、「仕事をし終えた状態をhaveしている」という視点は重要です。日本人の場合、ついhaveとdoneをくっつけて理解しようとしがちですが、生徒には文章をカッコで区切って見せるなどして、「haveがhave以降の文の内容をhaveしている」という視点を持たせることができるとよいでしょう。

have done の have のコアとは

「doneした状態をhaveしている」のhaveのコアについて掘り下げてみましょう。田中先生は、haveの表す所有空間(持っている)と経験空間(経験する)を合わせて「have空間」と呼んでいます。

 

 

所有空間的なhaveの用例は以下です。

 

We have apples.

私たちはりんごを持っている

 

He has a big nose.

彼の鼻は大きい ←彼は大きな鼻を持っている

 

We have a problem.

私たちには問題がある ←私たちは問題を持っている

 

経験空間的なhaveの用例は次の通りです。

 

I have a shower every morning.

私は毎朝シャワーを浴びる ←私は毎朝シャワーを経験する

 

I had a good time.

良い時間だった ←私は良い時間を経験した

 

haveのコアは所有空間か経験空間に属している」と考えると、haveの理解がスムーズになります。

英語の現在完了形のポイント

英語の現在完了形(have+done)のポイントは、「何かをし終えた(done)状態を現在のhave空間の中に有する」という点です。

 

現在完了形の読み解きの鍵は、次の2点にあります。

 

  • 現在に関心がある
  • 状態を強調している

現在に関心がある

「現在に関心がある」という点の理解の助けになる用例は次の通りです。

 

have lost

 

I’ve lost my wallet. という文では、「財布をなくして、現在もなくしたままの状態である」という意味で、現在に焦点が当たっています。対して I lost my wallet. では、過去に財布をなくしたことはわかるものの、現在には焦点が当たっていないため、現在は取り戻したのか、それともなくしたままなのかは不明です。

 

have determined

 

タバコの箱の警告文に、Warning: The surgeon general has determined that cigarette smoking is dangerous to your health. といったようなものがあります。have determinedという部分には、「以前決断して、現在もその決断は変わっていない」というニュアンスが込められています。

 

have visited

 

Have you visited the Picasso Exhibition? という文では、展示会が現在も行われている状況が前提とされています。一方、Did you visit the Picasso Exhibition? という文では、展示会がすでに終了して過去のものとなっていることが前提となっています。

「状態」を強調している

英語の現在完了形の(し終えた)「状態」を強調している点の理解の助けとなるのは以下の例です。

 

本を読み終えた時

 

I’ve just finished reading the book.

その本をちょうど読み終えたところです

 

I just finished reading the book.

その本をちょうど読み終えました

 

I’ve just finished reading the book の例では、「ちょうど読み終えた状態」を今現在 have しているというニュアンスがあります。一方、I just finished reading the book. では、単純に過去のある時点(just があるため直前のある時点)で動作が終了したことを示します。

 

ボクシングの試合で挑戦者が勝ったとき

 

I did it! は、相手をノックアウトした直後に「やった!」と叫ぶ感じの言葉です。一方、I’ve done it. は「本当にやったんだ」と、「やった状態を今現在haveしている」感覚で、例えば控室に戻ったあとなどにしみじみ噛みしめるように言う言葉だと場合分けすることができます。

経験の現在完了形と単純過去の違い

英語の現在完了形の I have visited Thailand three times. という文例の場合、生まれてから現在まで have 空間(経験空間)の範囲を拡張し、その範囲内に3度「タイを訪問した」経験が含まれる、というニュアンスがあります。

 

 

一方、過去形の I visited Thailand three times. という文例では、「過去において3回タイを訪れたという事実がある」というニュアンスになります。

現在完了形への副詞(節)の追加で生まれるさまざまな用法

英語の現在完了形の文章は、「副詞(節)の追加によってさまざまな用法が生まれる」と解釈することができます。生徒の指導にあたる時には、最初から細かい用法別に分類して説明するよりも、「現在完了形の文では、副詞(節)の追加によって意味にバリエーションが生まれた結果、さまざまな用法として分類されるようになる」と指導したほうが、現在完了形のコア(成された状態を現在haveしている)を理解させやすいでしょう。

 

have talked to my teacher. (教師と話したという状態を現在haveしている)という文の場合、副詞(節)を追加することで以下のようにいろいろな用法が生まれます。

 

I have talked to my teacher three times.

私は教師と3回話したことがある(→経験用法)

 

I have talked to my teacher for three hours.

私は今まで3時間の間ずっと教師と話していた(→継続用法)

 

I have already talked to my teacher.

私はもう教師と話した(→完了用法)

 

I have just talked to my teacher.

私はちょうど教師と話したところだ(→完了用法)

現在完了進行形の特徴

現在完了進行形のコアは、「連続的に〜していた状態(been doing)を現在 have している」です。ポイントは、「現在も〜しているかいないかは関係ない」という点です。例えば、「朝起きて、外を見ると雪が積もっている」という状況で、現在完了進行形で「It has been snowing all night.」と言った場合、「(昨晩は)一晩中雪が降っていたんだ」という意味になります。

 

It has been snowing all night. のコアは、「一晩中雪が降り続いていた(been snowing)状態を今現在 have している」ということです。このコアは、「一晩中雪が降り続いていた痕跡(=雪が積もっていること)が現在経験されている」ということを表すものです。

 

It has been snowing all night. の文からは「現在も雪が降り続いているかどうか」を判断することはできませんし、現在の降雪の有無はこの文において文法的には重要ではありません。It has been snowing all night. では、現在も雪が降っているかどうかではなく、「継続(been doing)の結果を現在haveしている」ところに焦点が当てられています。

擬似完了形(have を is で置き換える)の特徴

have を is で置き換えた、疑似完了形というものが存在します。疑似完了形も、現在完了形と同じように「現在」と「結果」に焦点を当てたニュアンスで使われます。

 

疑似完了形の例として、Winter is gone and spring has come. が挙げられます。Winter is gone. は、Winter is not here and now. It is in the state of being gone. (冬は今ここにはない、冬は去った状態にある)というニュアンスを表しています。Spring has come. は、Spring is here and now and we have it (春はいまここにあり、私たちはそれを今経験している)というニュアンスを表しています。.

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