Skip to main content
みらいジュニアのオーナーになりませんか?一緒に子どもたちの「みらい」を創っていける仲間を募集しています。
みらいジュニア > コラム > 教育関連 > 発達障がいを抱える子どもには学習支援の教材がお薦め
コラム
教育関連

発達障がいを抱える子どもには学習支援の教材がお薦め

自閉症やADHD(注意欠陥・多動性障がい)、LD(学習障がい)、アスペルガー症候群を抱える子どもは、読むこと、書くこと、話すこと、聞くことの1つ以上を苦手としています。そのため、学校での勉強が次第についていけなくなって、思うような成績を残せないこともあります。

 

出版社をはじめとする教育関連の会社では、発達障がいを抱える子どもに向けた教材を開発、提供しています。子どもの状況に応じた学習支援の教材を利用して、勉強の遅れを取り戻しましょう。

読むことが苦手な子どもには絵本がお薦め

LD(学習障がい)を抱える子どもは、読むことを苦手としています。また、ADHD(注意欠陥・多動性障がい)を抱える子どもも読むことがやや苦手です。就学前の子どもの場合、文字や言葉をイラストで覚える絵本がお薦めです。文字がイラストとともに書かれているもので、例えば、「とり」の文字の下に鳥のイラストのあるような絵本です。

 

小学校に入ってからもイラスト付きの教材は有効で、例えば、漢字の偏とつくりの書かれたカードを使って漢字を作ったり、漢字の書かれたカードを組み合わせて熟語を作ったりできる教材がお薦めです。

 

また、国語辞典や英和・和英辞典の場合、調べたい語句の前後にもたくさんの文字が羅列されています。読むことが苦手な子どもは、どの部分を読んでよいのか分からなくなることがあります。そのような場合には、調べたい語句の説明だけが画面に表示される電子辞書がお薦めです。

書くことが苦手な子どもにはなぞり書きのできる本がよい

LD(学習障がい)を抱える子どもは、書くことが苦手です。また、ADHD(注意欠陥・多動性障がい)を抱える子どもも書くことをやや苦手としています。文字を書く練習をする場合には、薄く書かれている文字の上をなぞって書けるような本がよいでしょう。また、作文用紙など文字を書き込むスペースがマス目になっているような紙がお薦めです。

 

指の力が弱かったり、手先を器用に動かせない場合には、筆記補助具を使うとよいでしょう。筆記補助具は、箸を持つ練習をする時に用いるような器具です。鉛筆やボールペン、クレヨンなど筆記具の種類によって使い分けるとよいでしょう。

話すことが苦手な子どもには会話補助支援機がよい

自閉症アスペルガー症候群などの発達障がいを抱える子どもの多くは、話すことを苦手としています。また、ADHD(注意欠陥・多動性障がい)を抱える子どもも話すことがやや苦手とされています。

 

話すことが苦手な子ども向けの学習支援教材の1つに、会話補助支援機「VOCA」(Voice Output Communication Aid)があります。VOCAは、スマートフォン大の形をしており、画面に表示されているイラスト(シンボル)を指でタッチするだけで表現を伝えることができる機器です。例えば、お母さんのイラストをタッチすると「お母さん」と音声が流れたり、やりたいことが書かれたイラストをタッチして「お腹がすいた」「トイレに行きたい」といった意思を伝えたりすることができます。

 

小学生高学年以上の子ども向けのキーボード付きVOCAもあります。イラストをタッチするタイプのVOCAよりも自由に表現することができます。

参照:携帯用会話補助装置・VOCA – パシフィックサプライ株式会社

聞くことが苦手な子どもには音量に反応するLED機器がお薦め

発達障がいのうち、ADHDを抱える子どもは聞くことをやや苦手としています。

 

相手の話す声が小さくて聞き取ることが困難な子どもには、相手に大きな声で話すように促すことのできる機器を携帯させるとよいでしょう。この機器は、音の大きさによってLEDが発光するもので、例えば、声が小さいと青色、ちょうどよいと緑色、大きすぎると赤色のLEDが点灯します。障がいを抱える人がこの機器を持っていたら、聞こえやすい大きさの声で話してあげるとよいでしょう。

 

ADHDを抱える子どもは、自分の声の大きさに気づかないこともあります。時として、声が大きすぎて周りに迷惑をかけることもあります。この機器を持っていれば自分の声の大きさを知ることができますので、大声を抑止することもできます。

 

聞くことの苦手な子どもは、耳から入ってくる情報をすぐに処理できないケースがあります。学校の授業などでは、理解できないままどんどん先に進んでいってしまうこともあります。このような場合にはボイスレコーダーICレコーダーが有効です。授業内容を録音して、家でゆっくり聞き直すこともできます。

参照:ボイスルーラーのご紹介 – 株式会社コムフレンド

発達障がいを抱える子ども向けの英会話レッスンがお薦め

放課後等デイサービス「みらいジュニア」では、
発達障がいを抱える子ども向けのオンライン英会話サービスを提供しています。子ども一人ひとりの能力面や身体面に合わせたレッスンカリキュラムが組まれますので、安心して英語を学習することができます。

関連サイト

教材・機器 – 国立特別支援教育総合研究所
発達障害等の障害特性に応じた教材・支援技術等の実践研究 – 文部科学省
発達障害児のための教材・教具データベース – 文部科学省
発達障害のある児童生徒のための 教材・支援機器の活用 – 国立特別支援教育総合研究所

 

お問い合わせはこちら
pagetop