日本政府が中高校生に期待する英語力と現在の達成状況
目次
中高生に求められる英語力
これからのグローバル社会を生き抜くために、国際共通語である英語の知識は身に付けておきたいものです。
日本政府は、2013年に閣議決定した「第2期教育振興基本計画」において、中学生や高校生の英語力アップのための目標を定めています。具体的には、
- 中学校の卒業段階で、英検3級程度以上を達成した生徒の割合を50%以上にする。
- 高等学校の卒業段階で、英検準2級から2級程度以上を達成した生徒の割合を50%以上にする。
というものです。
英検とは
英検は実用英語技能検定の略で、日本英語検定協会が実施する英語技能の検定です。英検3級は、中学卒業程度の英語力のある人が対象で、筆記とリスニング、面接による試験が行われます。英検準2級は高校中級程度、英検2級は高校卒業程度の英語力のある人が対象で、いずれも筆記とリスニング、面接による試験が行われます。
中学生の英語力は?
2015年に文部科学省が実施した「英語教育実施状況調査」によれば、中学3年生の生徒のうち、英検3級以上に合格している生徒は18.9%で、英検3級以上相当の英語力を持っている生徒は17.7%、合計で36.6%という結果でした。2012年から年々増加傾向にありますが、目標の50%には届いていません。
出典:文部科学省「平成27年度 英語教育実施状況調査(中学校)の結果概要」
高校生の英語力は?
高校3年生の生徒では、英検準2級以上に合格している生徒は11.5%で、英検準2級以上相当の英語力を持っている生徒は22.8%、合計で34.3%という結果でした。2012年から2014年までは横ばいでしたが、2015年には2.4ポイントの上昇が見られました。目標の50%には到達していませんが、高校生の英語への関心が高まっていることがわかります。
出典:文部科学省「平成27年度 英語教育実施状況調査(高等学校)の結果概要」
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