オンライン英会話を導入して中学生、高校生の英語の発音力を養おう
英語では、2つの英単語が連結することによって、発音の変わることがあります。発音の変化の種類には、リエゾンやリダクション、フラッピングなどがあります。
中学生や高校生の、英語による聞く能力や話す能力を向上させるには、発音の変化を習得させることが大切です。そのためには、オンライン英会話を通じた発音練習がお薦めです。オンライン英会話ならば、ネイティブスピーカーとマンツーマンによる発音練習ができるため、生徒の聞く能力や話す能力の向上が期待できます。
リエゾンやリダクション、フラッピングにおける発音方法や、オンライン英会話における発音の学習内容について見ていきましょう。
目次
オンライン英会話を通じてリエゾン(リンキング)の発音練習をしよう
リエゾン(liaison)とは、文章中で前の単語の音と次の単語の語頭がつながって、発音が変化することです。リンキング(linking)ともいいます。
英語関連の書籍やCD には、英単語の発音を練習できる教材がありますが、リエゾン(リンキング)を練習するための教材はあまり多くありません。オンライン英会話を通じて、リエゾン(リンキング)の練習を繰り返しましょう。
母音と母音が連結するリエゾン(リンキング)のパターン
英単語の末尾が母音で、次の英単語の先頭が母音の場合に、発音が変化することがあります。
- Take it easy.(テイカッ イージー)
- Leave it and see.(リーベッテン シー)
- I actually thought about it.(アイヤクチャリー ソウタバーデッ)
子音と母音が連結するリエゾン(リンキング)のパターン
英単語の末尾が子音で、次の英単語の先頭が母音の場合、2つの英単語を繋げて発音することがあります。
- Stand up please. (スタンダップリーズ)
- Keep it down. (キーピッ ダウン)
- Tell us later. (テラス レイダー)
子音と子音が連結するリエゾン(リンキング)のパターン
英単語の末尾が子音で、次の英単語の先頭も子音の場合、音が詰まって省略して発音することがあります。
DとY(ジャ)
- Did you know him?(ディジャ ノウ ヘム)
- I told you.(アイトールジャ)
TとY(チャ)
- I’ll let you know.(アレッチャ ノウ)
- Don’t you think so?(ドンチャ シンクソー)
ZとY(ジャ、ゼ)
- As you know.(アッジャ ノウ)
- He exercises at home.(ヒー エクササイゼゼッタ ホーム)
その他のリエゾン(リンキング)のパターン
- Let’s take a number and email her.(レッツ テイカ ナンバランド イーメーラァー)
- Wake up.(ウェイカップ)
- Miss you.(ミッシュー)
オンライン英会話を通じたリダクションの練習方法
リダクション(reduction)とは、早口での会話やカジュアルな会話などにおいて、母音や子音が発音されずに脱落してしまうことです。エリジオン(elision)とも言います。
ネイティブスピーカーの発音に慣れていない中学生や高校生にとって、リダクションを聞き分けることは容易ではありません。オンライン英会話を通じて、音がどのように変化するのか練習しましょう。
are がリダクションするケース
- What are you doing?(ワッチャ ドゥーイン)
- You are welcome.(ヨア ウェルカム)
and がリダクションするケース
- How about fish and chips?(ハバット フィッシャン チップス)
- She has a dog and a cat.(シーハザ ドガンダキャット)
for がリダクションするケース
- It is for her.(ティズ フォーラー)
- I got it for you.(アイ ガレット フォーヤー)
at がリダクションするケース
- Look at this photo.(ゥルッカデス ファータ)
- Let’s meet at the library.(レッツァミーダッザ ライブラリ)
to がリダクションするケース
- She has to go now.(シーハスタ ゴー ナウ)
- I’m going to school.(アム ガナ スコール)
of がリダクションするケース
- It’s a complete waste of time!(イッツァ カンプリート ウェイスタタイム)
- It’s out of the question.(イッツァウタバダ クエスチョン)
it がリダクションするケース
- It is ~(ティズ ~)
- I just want to make sure of it.(アイジャスワナ メイクショーアヴィット)
消えやすい音 t、d、g、h
- I don’t know.(アダナー)
- He leaves next week.(ヒー リーブス ネクスウィーク)
- You must be worried about him.(ユー マスタビ ワリーダバウデム)
- Wasn’t it?(ワズネ)
- It is such a bad weather.(イッサッチャ バーダゥエザー)
難易度の高いフラッピングも、オンライン英会話でマスターしよう
フラッピング(flapping)とは、t が d や r のような発音に変化することです。フラッピングは、t(まれに d)の前後が母音に挟まれている場合、あるいは t の直前にアクセントが置かれる場合に起こります。フラッピングは、カジュアルな英会話でよく起きます。フラッピングは、タッピング(tapping)とも言います。
フラッピングの発音に慣れていない中学生や高校生は、簡単な質問をされてもフラッピングの発音変化により聞き取れないことがあります。オンライン英会話では、耳を澄まして聞き取る練習をするとよいでしょう。生徒の能力に合わせて、発音のスピードを遅くしてもらうこともできます。
フラッピングの英語例文
- Did you get it?(ディヂュー ゲレット)
- What a cold water!(ワラ コゥルド ワーダー)
- Can I have a look later please?(キャナ ハバラッ レイダー プリーズ)
フラッピングに慣れてきたら、次のようなTongue Twisters(早口言葉)を使ってフラッピングの練習をしてみるのもよいでしょう。
Betty bought a bit of butter but the butter was so bitter.
ベディ ボーダ ビラバラー バタ バラ ワッザー ビラー
フラッピングの発音練習での注意点
英語の発音を省略したり短縮したりすることで、発話のスピードが増してネイティブの発音に近くなりますが、英語の発音ルールから外れてしまうと通じなくなってしまうので注意しましょう。また、gonna や wanna、gotcha といったくだけた言い方は、友達や親しい間柄において使う英語なので、初めて会う人や目上の人に対して使わないように注意しましょう。
アメリカ英語は、イギリス英語に比べて r の発音がしっかりしているので、フラッピングが多く見られます。イギリス英語では、letter や better などは r よりも t の強いことが多く、レター、ベターと、最初のレやベがはっきり聞こえ、タは濁らずに発音することが多いようです。
関連サイト
英語リスニングにおける学習者が留意すべき音変化と「類音語」の克服に向けた指導 – 小樽商科大学言語センター
英語の発音における「リエゾン」(リンキング)の特徴と主なパターン – weblio オンライン英会話コラム
Classroom posters – Tongue twisters – British Council
Cup of coffee – British Council
中学生や高校生の英語の発音練習にはオンライン英会話「weblio英会話」がお薦めです
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