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コラム
英語学習

英語の助動詞の使い分け方を学ぶ

英語の助動詞は、中学2年生あたりで学習する分野です。助動詞とは、英語の文章で使われる can や will、must といった語句のことを指します。助動詞は、動詞を助けるという補助的な役割を持つことから、意味役割において重要ではないと解釈されることがあります。しかし助動詞は、英語を理解する上で重要な役割を果たしています。

 
助動詞 canとbe able toなど
※動画の閲覧には、PEN英語塾へのログイン(有料)が必要になります。

 

PEN英語教師塾」の動画講義から、助動詞の使い分け方や意味の違いを学んでいきましょう。講師は、慶應義塾大学名誉教授・ココネ言語教育研究所所長の田中茂範先生です。動画の長さは29分です。

助動詞は内容と態度を表現する役割を担う

助動詞は、「内容(proposition)」と「話し手の態度(modality)」という2つのことを表現する大切な役割を担っています。

 

例えば、I buy a new computer. の文に助動詞を組み込むと、以下のようになります。

 

  • I have to buy a new computer.
  • I can buy a new computer.
  • I may or may not buy a new computer.
  • I will definitely buy a new computer.
  • I could buy a new computer.

 

can(could)、may、willなどが助動詞です。have togoing to は、ここでは「助動詞関連表現」と表現します。

willは公約を表す

willは、公約を表現する時などに使用されます。バラク・オバマ氏は大統領就任演説において、willやcanを繰り返し使用して、約束や強い意志を表現しました。

 

  • we will act
    行動をするつもりです
  • All this we can do. And all this we will do.
    このすべては、われわれにできることであり、このすべてをわれわれはするつもりであります
    [Barack Obama 1st Inaugural Address (2009)]より

助動詞willとbe going toの英語表現の違い

助動詞willの意味は意志と推量

助動詞のwillは、意志もしくは推量の意味を持っています。以下の英文では、確実で誰にでも明らかな情報について言及しており、推量の余地がないのでwillを使いません。

 

  • Tomorrow is Sunday.
  • The next stop is Shinagawa.
  • We have a staff meeting at three o’clock.

 

以下の英文では、目の前の事柄に対する意志があるので、willを使った表現が可能です。

 

I’ll get it.

(電話が鳴っている状況で)私がとるよ

現在の意志・推量

次の英文では、未来の推量としてwillが使われています。willが現在と未来のどちらを意味するかは、文脈によって決まります。

I’ll be transferred to the branch office in New York next year.

来年はニューヨークの支社に転勤します

 

現時点の意志を表現するwill

以下の英文では、現時点における意思を表現しています。

 

A: Will you marry me?

B: Yes, I will.

 

AがBにプロポーズをする場面ですが、約束をする意味でwillが使われています。現在プロポーズしているという文脈における意志を表現するwillです。

現時点の推量を表現するwill

100%確かではない情報を表現する場合もwillを使います。

 

A: Where is she?

彼女はどこにいますか

 

B: I’m not sure, but she’ll be in the office.

わからないけれど、オフィスにいるかもしれません

 

丁寧に表現するために、willを使用する場合もあります。以下の英文では断定を避け、推量を込めることで柔らかい表現をしています。

 

A: How much do I owe you?

おいくらですか

 

B: That’ll be 35 dollars.

35ドルです

be going toはエスカレーターのイメージ

willの助動詞関連表現にbe going toがあります。beは「状態」、goingは「進んでいること」、 to doは「ある行為に向かっていること」を意味しています。be going toには、エスカレーターのように前へ進んでいくイメージがあります。

 

I am going to have a baby soon.

もうすぐ赤ん坊が生まれます

 

ほぼ間違いなく、車がぶつかる瞬間を表現するために、以下のようにbe going toを使うこともできます。

 

We’re going to crash!

ぶつかるぞ

 

衝突することが明らかではない場合はwillを使います。

 

They will crash.

ぶつかるだろう

 

推量を表現するwillとbe going toでは、次の英文のように実現可能性に違いがあります。

 

President Obama will make a speech next week.

オバマ大統領は来週スピーチをすることになるだろう

 

President Obama is going to make a speech next week.

オバマ大統領は来週スピーチを行うことになっている

助動詞canとbe able toの英語表現の違い

canとbe able toの違いは微妙なため、ネイティブスピーカーでも区別の仕方を説明することが難しいほどです。

実現可能性を意味する英語助動詞can

canには、やろうと思えばできるという「行為の実現可能性(能力や許可)」の意味と特定のことが起こりうるという「状況の実現可能性」の意味があります。

 

行為の実現可能性(能力)の例文

 

I can speak Chinese.

中国語が話せます(中国語を話すことが可能です)

 

行為の実現可能性(許可)の例文

 

You can go home now.

家に帰ってもいいです(家に帰ることが可能です)

 

状況の実現可能性の例文

He cannot be working this late at night.

彼が夜こんな遅く働いているはずがないです(実現可能性がない)

実際にできることを意味するbe able to

be able toは「状態にある」を意味し、doは「〜する能力が備わった」という意味になります。「実際にできる」という意味合いを持つのがbe able toです。

助動詞canと助動詞関連表現be able toの違い

canには「やろうと思えばできる(実現する可能性がある)」という意味がありますが、be able toには「実際にできる(能力が備わっている)」という意味を持つので、使い方が異なります。

 

It’s 6:30. You can go home now.

6時30分になったので、もう帰ってかまいません。

 

With this stick, I think you are able to go home now.

杖さえあれば、もう家に帰ることができます。

 

過去形になると助動詞の意味の違い鮮明になる

canとbe able toは過去形にすると、意味の違いが明確になります。

 

I was able to talk to her.

彼女と実際に話すことができた。

 

I could talk to her.

彼女と(話そうと思えば)話すことが可能であった。

助動詞mustとhave toの英語表現の違い

強制力の英語助動詞mustと命令のhave to

mustは強制力、抵抗できない力を意味し、選択肢がない場合に使われます。have toは「何かすることを抱えている」ということになるので、命令や外圧で行動しているという意味です。強制力はありません。have toにおける強制力はmustほど強くなく、以下の図のように命令を一時的に置くという選択の余地があります。have to doの強制力を弱めた表現として、like to doもあります。

must beとhave to beには選択の余地に違いがある

must beとhave to beは、異なる表現の意味合いをもっています。

以下のそれぞれの例文のように、mustは「~に違いない」という意味になり、have toは選択の余地がある表現という場面で用いられます。

 

Her story must be true.

彼女の話は、真実であるに違いない(真実と帰結する以外に選択肢がない)

 

Her story has to be true. (…if it’s on the news or in the paper.)

(新聞や報道によるのであれば)彼女の話は、真実であるに違いない(真実であるという状況を抱えている)

切迫感を表した助動詞の使い方

以下の例文では、切迫感の高まりを助動詞で表現しています。

 

Jack: I think I need to go to the bathroom.

トイレに行く必要があるみたいだ

 

Nancy: You’ve got to be joking!

冗談でしょう

 

Jack: No. I really have to go to the bathroom!

本当に行かなくてはいけないんだ

 

Nancy: Can’t it wait?

待てないかしら

 

Jack: No! I’ve got to go to the bathroom right now!

今すぐトイレに行かないといけないんだよ

 

Nancy: OK, OK. If you must, you must. Go!

わかりました。そうするしかないのであれば、行くしかないでしょう

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