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コラム
英語学習

英語の後置修飾の使い方を学ぶ

日本語と英語とでは、文の並び順が異なります。日本語は、修飾語句が先にあり、最後に核となる名詞が配置されます。英語は、修飾される名詞の後ろにも修飾語句が配置されます。これを後置修飾と呼びます。後置修飾には、形容詞句、前置詞句、副詞(句)、同格、現在分詞、過去分詞、to do(不定詞)、関係代名詞節、関係副詞節などが用いられます。

 
後置修飾タイプA:形容詞句・前置詞句・現在分詞など
※動画の閲覧には、PEN英語塾へのログイン(有料)が必要になります。

 

今回は、「PEN英語教師塾」の動画講義から形容詞句、前置詞句、副詞(句)、同格、現在分詞、過去分詞、to do(不定詞)を用いた後置修飾について学びます。講師は、慶應義塾大学名誉教授・ココネ言語教育研究所所長の田中茂範先生です。動画の長さは約24分です。

日本語と英語の修飾の仕方の違い

日本語と英語とでは以下のように修飾の仕方が異なります。

日本語では、核となる名詞(ブランコ)が最後に置かれますが、英語では、核となる名詞(swing)がthe old, dangerousと、in the park which needs repairingに挟まれて置かれます。

英語の形容詞句を使った後置修飾

形容詞は、名詞の前に置かれた時は、特徴や属性などを表します。名詞の後ろに置かれた時は、形容詞句として、付け足された情報を表します。

 

a responsible person

責任感の強い人

形容詞(responsible)を前に置きその人の特徴を表している

 

the person responsible for the accident

その事故に責任のある人物

形容詞句(responsible for the accident)を後置することでthe personの情報を付け足している

 

後置修飾の場合は、形容詞句を用います。

 

a box full of jewels

宝石がいっぱいの箱

 

a scene painful to look at

見るのもいたいたしい光景

 

a movie interesting enough to see three times

3度見てもよいほどおもしろい映画

英語の前置詞句を使った後置修飾

前置詞句が後置修飾であるか、副詞情報であるかは文脈によって判断します。

 

Wash the car in the garage.

 

上の英文は、「ガレージの車を洗いなさい」「ガレージで車を洗いなさい」と2つの意味を持ちます。

 

1. Wash [the car [in the garage]].

後置修飾のthe car in the garageが名詞のかたまりと考えると、「ガレージの車を洗う」と訳すことができます。

 

2. Wash [the car] [in the garage].

副詞情報のin the garageが名詞から独立していると考えると、「ガレージで車を洗う」と訳すことができます。

英語の副詞を使った後置修飾

名詞を修飾する副詞(句)は常に名詞の後に置きます。

 

people still alive

(死んでいなくて)生きている人たち

living peopleにすると「生存者」という意味ではなく、「生きて生活している人たち」になります。

 

the table above

上の表

 

a trip abroad

海外旅行

 

hard work ahead

この先のきつい仕事

後置修飾で使う副詞の例

 

  • abroad / 海外で
  • afire / 燃えて
  • ago / 前に
  • ahead / 前方に
  • alike / 同様に
  • alone / ひとりで
  • around / まわりに
  • aside / わきへ
  • ashore / 陸上で
  • asleep / 眠って
  • away / 離れて
  • downstairs / 階下に
  • indoors / 屋内に
  • inshore / 海岸に近く
  • inside / 内側へ
  • offshore / 沖へ
  • onshore / 陸地へ
  • outside / 外側へ
  • outdoors / 屋外に
  • overboard / 船外へ
  • overhead / 頭上に
  • underfoot / 地面に
  • upstairs / 階上へ

後置修飾を使った語彙例

 

  • the years ahead / 今後数年間
  • the temperature outdoors / 外の温度
  • the people downstairs / 階下の人々
  • my trip abroad / 私の海外旅行
  • the ground underfoot / 地面

後置修飾を使った同格の表現

同格(appositive)とは、先行する名詞(句)Aの内容を、別の名詞情報Bで説明する方法のことです。情報を並置することで、名詞(句)Aを説明するというやり方ですが、「名詞に後から情報を加える」という意味では、後置修飾の仲間として扱うことができます。

 

New York,the most exciting city in the world,…

ニュー ヨーク、それは世界で最も刺激的な町

 

I love oshiruko, hot sweet bean soup with rice cakes.

私は「お汁粉」― おもちの入った温かくて甘い豆のスープが大好きです

 

The taiko, a barrel-shaped Japanese drum, is an old musical instrument.

「太鼓」―樽型の日本式ドラム―は 古くからある楽器です

同格は、文化的な概念を説明する際に便利です。

英語の現在分詞を使った後置修飾

現在分詞のdoing は、「未完結な連続的な動作」、あるいは「ある状態にあること」を示します。

 

the woman running in the rain

女性が雨の中を走っている

この文は、「未完了の連続的な動き」が示されており、時間的には中立的です。そのため、現在、過去、未来のいずれの状況で用いることができます。

 

現在

Look at the woman running in the rain. 

雨の中走っている女の人を見てみて

 

過去

I came across a woman running in the rain. 

雨の中走っていた女性に出くわした

 

未来

Look for a woman running in the park at six tomorrow morning.

明日の朝6時に公園で走っている女性を探してみて

「名詞(句)+doing」は、表現効果としては「現(仮に)に今〜している~」という意味合いです。

 

Anyone [touching that wire] will get an electric shock.

そのワイヤーに触った人は誰もが電気ショックを感じます

 

Books belonging to the library must not be taken out without permission.

図書館が所蔵している書籍は、許可なしに持ち出してはならない

「現に今〜している~」といった「一時性」や「変化」の意味を含むんでいるのではなく、むしろ「〜の状態にある」という意味を表しています。

英語の過去分詞を使った後置修飾

過去分詞は、「〜された」という意味合いで、動作動詞の過去分詞の場合は、それが完了した事柄を表現するのに向いています。現在分詞の被修飾語(名詞)が動作主であるのに対して、過去分詞の被修飾語は動作の受け手になる、という違いがあります。

 

the man beaten at chess by his girlfriend

恋人にチェスで負かされた男

過去分詞は、現在分詞と同様にテンス(時制)が含まれていないため、「恋人にチェスで負けた」という「完了した動作」を表しますが、時間的には過去のこと、現在のこと、未来のことを問わず用いることができます。

 

The man beaten at chess by his girlfriend cried [will cry / is crying].

チェスで恋人に負かされた男は泣いた[泣くだろう、今泣いている]

 

The people selected should gather in the ballpark at ten tomorrow morning.

選ばれた人たちは明朝10時に野球場に集合のこと

to doを使った後置修飾

to 不定詞 は「これからする何か」を描写する表現効果を持ちます。to doを名詞の後に加えると、「これから〜する(〜することになっている、 〜するのに、〜するための)+名詞」という解釈をすることができます。

 

That’s one of the books to read.

それは読むべき(これから読む)本だ

 

不定詞to doの形容詞用法は、「〜すべき」と訳す傾向がありますが、そうでない場合もあります。

 

He gave us his promise to help us.

彼は僕らを助けてくれるという約束をした

「我々を助けてくれるべき約束」ではない。

 

Is there any need to ask him?

彼に聞く必要がありますか

 

American food is nothing to write home about.

アメリカの食べ物はこれといったところがない

 

Got a key to open this door?

このドアを開ける鍵はあるかい

 

Who is the right person to contact about that matter?

そのことで連絡を取るには誰が適任ですか

 

I have nothing to offer but blood, toil, tears and sweat. [Sir Winston Churchill]

血、労苦、涙、そして汗以外に何も提供するものはない(「戦争だ、死ぬ気で戦おう」を比喩的に語った言葉)

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