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コラム
英語学習

関係代名詞や関係副詞を使った英語の後置修飾を学ぶ

英語の後置修飾とは、名詞の後ろに修飾語句を配置することです。前回の動画講義「英語の後置修飾の使い方を学ぶ」では、形容詞句や前置詞句などを用いた後置修飾について学びました。今回は、関係詞節を使った後置修飾について学びます。

 
後置修飾タイプB:関係詞節
※動画の閲覧には、PEN英語塾へのログイン(有料)が必要になります。

 

関係詞には、whichやwhoなどを用いた関係代名詞、whenやwhereなどを用いた関係副詞などがあります。「PEN英語教師塾」の動画講義から、関係詞を使った英語の後置修飾について学んでいきましょう。講師は、慶應義塾大学名誉教授・ココネ言語教育研究所所長の田中茂範先生です。動画の長さは1時間4分です。

関係代名詞を使った後置修飾の特徴

  1. I know a professor. She teaches economics at MIT.
  2. I know a professor who teaches economics at MIT.

 

上の 2. の英文は、1. の英文を、関係代名詞 who で1つの文にしたものです。 1. の英文では、teaches economics at MITMITで経済学を教えている教授)に重点が置かれていますが、 2. の英文では、know (教授を知っている)に重点が置かれています。関係代名詞は、2つの文を1つの文にするというよりも、名詞句(ここでは professor)の情報を追加するはたらきをするという特徴があります。

関係代名詞のはたらき

次の英文では、who が関係代名詞で、who 以下の下線部分が関係詞節です。関係代名詞 who は、先行詞(先行する名詞情報)に情報を加えるはたらきをもっています。ここでは、a little girl が先行詞です。

 

I’m looking for a little girl who has long hair and is carrying a blue bag.

関係代名詞の種類

  • who
    先行詞が人の場合に用いる(だれって、それは…)
  • which
    先行詞がモノの場合に用いる(どれって、それは…)
  • that
    先行詞は人でもモノでも用いることができる

関係代名詞の制限用法と非制限用法

関係詞節には、先行詞の範囲を限定する形で修飾する制限用法と、後づけ的に情報を追加する非制限用法があります。制限用法と非制限用法は、名詞情報を導入して、それに続いて名詞について何かの情報を加えるという点が共通しています。

 

制限用法と非制限用法の違いは、意識のありようによります。例えば、制限用法では、「誰ってそれは…という人だ」「どれってそれは…という物だ」と先行する名詞に言及しながら「どういう人か」、あるいは「どういう物か」を限定しています。一方、非制限用法では「…そしてその人は」、あるいは「…そしてそれは」といったように、補足的に説明を加えています。

関係代名詞 who のはたらき

主格のwho

 

The man who ▲ is quarreling with my brother is Mr. Brown.

僕の兄と口論している男性はブラウンさんです

 

▲の部分は、先行詞に相当する情報が欠けている箇所を示しています。上の英文では、主格となる部分が欠けているので主格の who が入ります。

 

目的格whom

 

I know a professor of economics whom you may want to meet ▲ .

君が会いたいだろうと思う経済学の教授を知っている

 

上の英文では、文末の部分に目的格となるものが欠けているため、目的格の whom が入ります。

 

所有格whose

 

I’m a mom whose ▲ girls are the center of my heart.

私は、娘たちが心の中心になっている母親です

 

この文では所有格となるものが欠けているため、目的格の whose が入ります。

関係代名詞 which のはたらき

主格のwhich

 

She has a cat which is small and cute.

彼女は小さくてかわいい猫を飼っている

 

目的格のwhich

 

That is a theory which Mr. Chomsky has been proposing.

それがチョムスキー氏が提案している理論です

 

所有格のwhose

 

He bought a car whose engine was very powerful.

彼はエンジンの強力な車を買った

先行詞と追加情報の関係

同じ制限用法の中でも、先行詞が「a+名詞」や something のような不特定情報を指すか、「the+名詞」のような特定情報を指すかによって、関係詞節のはたらきが異なります。

 

He proposed [an idea which was supported by most members].

彼は多くのメンバーに支持されたアイデアを提案した

 

[a+名詞]+関係詞節→対象の範囲の限定化している

 

I like [the idea / which was introduced by Jack Robinson].

ジャックロビンソンによって紹介されたそのアイデアが好きだ

 

[the+名詞]+関係詞節→theを使う根拠を関係詞節で示している(文脈的共有)

関係詞の「範囲の限定」作用

He told us a story which was really thrilling.

彼はワクワクする話をしてくれた

 

上の英文では、数あるストーリーの中でも「ワクワクするストーリー」と範囲を限定しています。

 

You’re going to meet a tall, handsome man who makes all of your dreams come true.

あなたは、あなたの夢を全て叶えてくれる背の高くてハンサムな男性に出会うだろう

 

who以下で男性がどんな男性であるのか、範囲を限定しています。

所有格 whose

次の英文は、いずれも「父は嵐で屋根が損傷した家をちょうど修理したところだった」という意味を持ちます。

 

  • Dad just repaired the house of which the roof had been damaged in the storm.
  • Dad just repaired the house whose roof had been damaged in the storm.
  • Dad just repaired the house the roof of which had been damaged in the storm.

 

of which the roof や the house the roof of which は硬い響きがあり、whose で代替できる時は whose を使うのが一般的です。しかし、of whichを使う場合もあります。

 

I took my final exam, the result of which I expect next week.

期末試験を受けました。その結果は来週出る予定です

関係代名詞 that のはたらき

that は、先行する名詞を指して、情報を加えるというはたらきを持っています。

 

I have a dog that does funny tricks.

僕はおかしな芸をする犬を飼っている。

 

この英文では、a dog を that で指し、that does funny tricks と続いています。「飼っている/ある犬を/それって/おかしな芸をするやつだ」といった感覚です。

 

thatは、先行詞が人、物、動物のいずれにも使うことができます。

 

The vase that she bought at the shop was very expensive.

The man that [who] sold it to her was a famous artist.

目的格は「省略節」か「接触節」か

目的格は、省略できる場合がありますが、「省略節」と考えることも「接触節」と考えることもできます。

 

The house which I showed you last Saturday has been sold.

The house I showed you last Saturday has been sold.

先週の土曜日にあなたにお見せした家は売却されてしまった

 

2番目の英文は、一見すると関係代名詞whichを省略したように見えますが、接触節であると考えることもできます。つまり、関係代名詞が省略されたのではなく、先行詞に直接、接する後置修飾であると考えることもできます。

関係代名詞の what

疑問文などで用いる what には、関係代名詞としての用法もあります。しかし、what は先行詞があり、それに説明を加えるという典型的な関係詞節の形式をとりません。

 

  1. What are you talking about?
    あなたは何を話しているの?
  2. I don’t understand what you’re talking about.
    あなたが何を話しているか理解できない
  3. I’m not interested in what you’re talking about.
    あなたが何を話しているか(話していること)に興味がない
  4. What you’re talking about has nothing to do with the matter.
    あなたが話していることはこのことには関係がない

1. は疑問文で、2.~4. は名詞節です。3. は、関係代名詞なのか疑問代名詞なのか曖昧さ伴う文です。疑問代名詞の what は、「対象が何であるか」を問う形式であるのに対して、関係代名詞の what は、具体的にそれが何であるかを示さず、漠然と「もの・こと」として示し、相手の注意を引きつけるはたらきがあります。

 

例えば、What I need now is~というと、「私が今必要なもの(は)」となり、この時点では「必要なものが何か」は聞き手にはわかりません。そこで、話し手は What I need now is your support.とすることで「欲しいもの」を明らかにすることができます。what の中身が何であるかは知らされないことで逆に、その内容に注目させるという表現効果があります。

関係副詞のはたらき

関係詞節には、代名詞が導く関係代名詞の他に、副詞が導く関係副詞があります。

 

関係副詞

That is the village where I was born.

 

関係代名詞

That is the village which I like.

 

前者は、the village を there (副詞)で示すことができるので関係副詞、後者は、it(代名詞)で示すことができるので関係代名詞です。

関係副詞の where

場所を表す先行詞の場合にはwhereを関係副詞として使うことができます。

 

Do you know a good restaurant where I can eat Thai food?

タイ料理が食べられるよいレストランを知っていますか

関係副詞の when

時間を表す先行詞に情報を追加する時は、when を関係詞節として使うことができます。

 

Do you remember the day when we first met?

僕らが初めて会った日を覚えているかい?

関係副詞の why

理由を表すwhyも関係副詞として利用できます。

 

This is why we didn’t get married.

このようなわけで僕らは結婚しなかった

 

That’s the main reason why I won’t help her.

それが僕が彼女を助けない大きな理由だ

 

This is the reason [that] we gave up on it.

これがそれを諦めた理由だ

how は関係副詞ではない

次の英文は、一見すると関係副詞節のように見えますが、そうではありません。

 

This is how we broke up.

こんなふうに私たちは別れた

 

the way how という言い方が許されないことから、how を the reason whyのように関係副詞とみなすことはでできません。

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