一生懸命話しているのに、ネイティブに「Pardon?」と聞き返されて、心が折れそうになったことはありませんか?
発音が悪いままだと会話がスムーズに進まないだけでなく、実は「リスニング力」も伸び悩むと言われています。単語をいくら覚えても、正しい「音」を知らなければ、聞き取ることも伝えることもできないからです。
しかし、英語の発音は生まれつきの「才能」ではありません。初心者でも、正しい方法で毎日コツコツと独学すれば、口と舌の「筋トレ」で必ず改善できます。
本記事では、効果的な英語発音の練習方法や、すぐに使える例文・フレーズを用いた練習ステップを徹底解説します。

無料で使えるアプリやAI添削機能付きのツール、人気の参考書やYouTubeチャンネルなど、あなたにぴったりの学習リソースも厳選して紹介します。
イギリス英語の発音を練習したい方も必見です。今日から「通じる英語」への一歩を踏み出しましょう。

Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。
この記事の目次
英語発音の練習方法7選!独学で効果が出る!

英語の発音を改善するには、ただ闇雲に話すのではなく、段階を踏んでトレーニングすることが近道です。
ここでは、独学でも着実に成果が出る7つの練習方法を紹介します。
英語発音の練習方法7選
ひとつずつ見ていきましょう。
方法1:フォニックスを習得する
まずは、英語の「音のルール」であるフォニックスを学ぶことから始めましょう。

フォニックスとは、アルファベットの綴りと発音の対応関係を学ぶ学習法です。
これを習得すると、辞書を引かなくても単語を見ただけで正しく読めるようになります。
練習の際は、アルファベットや代表的なつづりパターン(sh, th, ch, ai, ee など)ごとに、一音ずつゆっくり大きめに口を動かして発音し、鏡で口の形や舌の位置を確認してください。
最初は1日2〜3音に絞り、同じ音を何十回も繰り返して「英語用の口の動き」を筋肉に覚えさせることが大切です。
慣れてきたら、その音を含む単語リスト(cat, cap, cake など)に進み、単語から短いフレーズへとスムーズにつなげていきましょう。
方法2:発音記号を習得する
フォニックスと並行して、「発音記号」を読めるようにしましょう。発音記号は、辞書で正しい音を一瞬で確認できる「音のコード」のようなものです。
特に、日本語にはない音(ɚ, æ, θ, ð, v, r など)を優先的に練習するのがポイントです。
主要な44音を、記号・音・口の形のセットで理解しておくと、知らない単語に出会ったときも正しい音を再現できます。
新しい単語に出会うたびに辞書アプリで発音記号と音声を確認し、「記号を見る→頭で音を再生→まねて発音」というルーティンを徹底しましょう。

/ɪ/ と /iː/ のような紛らわしいペアは、ship/sheep などの単語ペアを使って反復練習すると、細かい母音の聞き分けと発音精度が向上します。
方法3:オーバーラッピングをする
リズムやイントネーションを身につけるには、オーバーラッピングが効果的です。これは、スクリプト(台本)を見ながら、お手本の音声と「全く同時」に声に出して読む練習法です。
1〜2分程度の短い音源(ニュースや英会話教材など)を用意し、まずは意味と単語の発音を確認します。その後、音声にぴったり声を重ねて発声してみましょう。
最初は再生速度を落として、「区切り・強弱・つながり(リエゾン)」を真似することに集中してください。
自分の声を録音してお手本と比べると、ズレている箇所が明確になり、独学でも実践レベルの発音へ近づけます。
方法4:シャドーイングをする

オーバーラッピングに慣れたら、次はシャドーイングに挑戦しましょう。
シャドーイングは、スクリプトを見ずに、英語音声を聞きながら1〜2語遅れて影(shadow)のようについていく練習です。
教材は、内容が8割程度わかる短めのものを選びましょう。単語を完璧に発音することよりも、話者のリズム、イントネーション、強弱、スピードを徹底的にコピーする(真似る)ことがコツです。
録音して聞き返すと、自分の発音のクセや、聞き取れていない部分が浮き彫りになります。これにより、発音とリスニング力を同時に伸ばすことができます。
方法5:ディクテーションをする
「自宅で声を出して練習できない」という時や、聞き取れない音を特定したい時にはディクテーションがおすすめです。これは、聞こえた英語を一言一句書き取るトレーニングです。
短い文の教材を使い、最初はテキストを見ずに数回聞きます。その後、音声を一時停止しながら聞こえた単語や文章を書き出していきます。
書き取れなかった部分は、音がつながっていたり(リエゾン)、脱落していたりする箇所であることが多いです。
スクリプトと答え合わせをして「なぜ聞こえなかったのか」を分析することで、自分の弱点を発見できます。最後に音読やオーバーラッピングを行うと、「聞く→理解→発音」がつながり、効果が倍増します。

オーバーラッピング、シャドーイング、ディクテーションはどれが一番効果的ですか?

一番効果がある勉強というものはありません。一人ひとりの学習環境や苦手な能力に合わせて、使い分けるのがおすすめです。
方法6:AI発音矯正アプリを活用する

独学だと自分の発音が合っているか分からなくて不安…どうすればいい?

独学の弱点は「自分の発音が合っているか分からない」ことですが、AI発音矯正アプリを使えばその問題を解決できます。AIがあなたの発音を即座に採点し、「ネイティブにどれだけ近いか」を判定してくれるのです。
単語やフレーズを読むと、音素ごとにスコアが表示され、苦手な箇所(r/l、th、母音の長短など)が色分けで明確になります。
スコアを見るだけでなく、「なぜ評価が低いのか」をお手本音声と聞き比べ、口の形や舌の位置を調整しながら何度も録り直すことが重要です。
毎日同じフレーズで測定してスコアの推移を記録すると、成長が可視化され、継続のモチベーションにもつながります。
方法7:自分の声を録音して聞く(自己モニタリング)
最もシンプルかつ重要なのが、自分の声を録音して客観的に聞く「自己モニタリング」です。
教材の例文やシャドーイングの様子をスマホで録音し、以下の3点をチェックしてみましょう。
- 母音・子音が正しく発音できているか
- アクセントの位置は自然か
- リズムや強弱が英語らしくなっているか
自分の声を聞くと、思っている以上に「日本語っぽい」平坦さに気づくはずです。しかしどう修正するか分からない方の方が多いと思います。自己流で修正してしまうと変な癖がつく可能性があり伝わらない英語になる場合もあります。客観的に自分の発音レベルを把握することは大切ですが、プロに添削してもらい意識して修正する方がレベルアップには効率的です。
日本人は英語の発音をもっと練習するべき!発音向上で得られる3つのメリットとは?

「通じればいい」と考えがちですが、発音を鍛えることで、スピーキングだけでなく英語力全体が底上げされます。特に日本人学習者が得られるメリットは大きいです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
メリット①:相手にストレスを与えず、一回で意図が伝わるようになる
発音が整うと、会話のテンポが劇的に良くなります。聞き手が「今なんて言ったんだろう?」と推測する負担が減るからです。
強勢(アクセント)や母音・子音がはっきりすると、似た音の単語を取り違えられることがなくなり、誤解や気まずい沈黙を防げます。

「伝わらなかったらどうしよう」という不安が減り、会議や旅行先でも堂々と発言できるようになるでしょう。
メリット②:リスニング力が向上する
「自分で正しく発音できる音は聞き取れる」というのは、言語習得の基本ルールです。逆に言えば、発音できない音は、脳が雑音として処理してしまうため聞き取れません。
日本語にない音(r/l、th、弱形など)を口で再現できるようになると、耳もその音を認識できるようになります。
また、音の連結や脱落といったルールを知ることで、速い英語でも単語の切れ目がわかるようになり、リスニング力が飛躍的に向上します。
メリット③:正しい音を知ることで、スペル暗記や語彙習得のスピードが上がる
音と綴りの関係(フォニックス)を理解していると、初めて見る単語でも読み方を推測することが可能です。

単語を「音+つづり」のセットで覚える習慣がつくと、丸暗記の苦痛から解放されます。
耳で聞いた単語を文字として想起しやすくなるため、会話や読書の中で出会った新しい語彙が記憶に定着しやすくなり、語彙力が効率よく伸びていきます。
日本人が意識すべき英語発音の「3つのルール」

ネイティブのような発音に近づくために、日本人が特に意識すべき3つのポイントを紹介します。
いきなりすべてを習得する必要はありません。毎日の練習を積み重ねて、発音を鍛えていきましょう。
ルール1:正しい口の形と舌の位置を理解する(フォニックス)

日本語っぽい発音になってしまうのはなぜ?どこを意識すればいいの?

日本語は口をあまり動かさなくても話せる言語ですが、英語は口周りの筋肉を大きく使います。この違いを念頭に置いたうえで、3つの発音ルールをみていきましょう。
例えば「/θ/(think)は舌先を歯の間に軽く出す」「/r/ は舌先をどこにもつけずに引く」といった具体的な物理的な動きを理解することが不可欠です。
鏡を使って「口の開き具合」「舌の位置」「息の量」を確認しながら、一音ずつ丁寧に練習しましょう。
ルール2:音声変化の種類を覚える(リエゾン・リダクション)
英語は単語がつながったり(リエゾン)、音が弱くなったり(リダクション)、消えたりする言語です。
- リンキング: get it → ゲリッ
- 脱落: next day → ネクステイ
- フラップT: water → ワラー
日本人は単語を区切って丁寧に読みがちですが、これらの変化を無視すると、ネイティブの流暢な英語についていけません。
文章単位で練習して音のつながりを意識して真似ることで、リスニングもスピーキングも自然になります。
ルール3:英語特有のアクセントとリズムに慣れる
英語の発音において、「個々の音」と同じくらい重要なのが「リズム(ストレス)」です。

すべての単語をハッキリ丁寧に発音したほうが、相手に伝わるのでは?

そう疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、実はそれが大きな間違い。
日本語は「ワ・タ・シ・ワ」のように、全ての音を均等な強さと長さで話す「平坦なリズム」の言語です。
一方、英語は「重要なところは強く長く、それ以外は弱く短く」という、波のような「強弱のリズム」を持つ言語だからです。
- 強く読む(内容語): 名詞、動詞、形容詞など、意味の中心となる言葉
- 弱く読む(機能語): 冠詞(a, the)、前置詞(in, at)、助動詞など、文法的なつなぎ言葉
もし、英語を日本語のリズムで全ての単語を均等に強く発音してしまうと、ネイティブにとっては「どこが重要なのかわからない」「単語の切れ目が聞こえない」という状態になり、非常に聞き取りにくくなってしまいます。
「強く伸ばすところ」は思い切り強調し、逆に「さらっと流すところ」はボソボソと言うくらい弱める。
このメリハリをつけるだけで、あなたの英語は一気に「英語らしい響き」に変わり、驚くほど通じやすくなります。
英語の発音練習におすすめの学習アプリ9選
発音練習に役立つおすすめのアプリを比較しました。自分の目的(イギリス英語、AI添削など)に合わせて選んでみてください。
| サービス | 料金(税込) | 対応OS | 無料体験 | イギリス英語 | AI添削 | おすすめな人 | 詳細を見る |
ELSA Speak | 月額約900円〜 | iOS/Android | 7日間 | △ (基本は米語) | ◯ | 発音を細かく数値化して矯正したい人 | 詳細を見る |
| 月額1,650円〜 (※年割時) | iOS/Android | 7日間 | ◯ | ◯ | たくさん話してAIに直されたい人 | 詳細を見る | |
| 月額21,780円 | Web/LINE | 10日間 | ー | × ※プロが添削 | 独学で挫折したくない本気の人 | 詳細を見る | |
シャドプラス | 月額3,980円〜 | iOS/Android | 7日間 | ー | × ※上位プランで人が添削 | コスパよくシャドーイングを習慣化したい人 | 詳細を見る |
| 月額21,780円 | iOS/Android | 7日間 | ◯ | × ※プロが添削 | ビジネス英語のリスニングを鍛えたい人 | 詳細を見る | |
| 無料〜 ※有料プランあり | iOS/Android | ー | ー | ◯ | ニュースやリーディングも一緒に学びたい人 | 詳細を見る | |
| 月額4,380円 | iOS/Android | 7日間 | ◯ | ◯ | 英・米・豪など多様なアクセントに触れたい人 | 詳細を見る | |
英語発音トレーニング | 無料 | iOS/Android | ー | ー | ◯ | まずは無料で手軽に練習したい人 | 詳細を見る |
発音博士 | 無料 (課金あり) | iOS | ー | ◯ | 音素単位で自分の発音を視覚的に確認したい人 | 詳細を見る |
ELSA Speak

ELSA Speakのおすすめポイント
- 世界5,400万人が利用!発音矯正に特化したAIアプリ
- AIが音素単位で苦手を分析し、具体的な改善点を指導
- Googleも出資する高精度な音声認識技術を採用
ELSA Speakは、AIがあなたの発音を瞬時に分析し、ネイティブとの一致度をパーセントで判定してくれるアプリです。
「r」や「th」といった日本人が苦手な音素も、舌の位置や口の形まで細かく指導してくれるため、独学でも迷わず矯正できます。
ゲーム感覚で毎日続けやすく、発音改善を通じてリスニング力の向上も期待できる、まさに「AIコーチ」と呼べるツールです。
| 料金 | ▼ELSA Proプラン 3ヶ月会員: 2,999円 1年会員: 8,699円 永久会員: 61,999円 ▼ELSA Premiumプラン 1ヶ月会員: 3,380円 3ヶ月会員: 9,199円 1年会員: 27,800円 |
| 対応OS | iOS / Android |
| 無料体験 | 7日間 |
| イギリス英語 | △ (基本はアメリカ英語) |
| AI添削 | ◯ |
| こんな人におすすめ | 発音を細かく数値化して矯正したい人 |
スピーク (Speak)

スピーク(Speak)のおすすめポイント
- 「とにかく話す」ことに特化したアウトプット重視型
- 間違えるほどAIが自然な表現へと修正・提案してくれる
- 1レッスン数分から!スキマ時間で圧倒的な発話量を確保
スピークは、AI相手に気兼ねなく英会話練習ができるアプリです。最大の特徴は、発音だけでなく、文法のミスや不自然な表現もその場でAIが指摘・修正してくれる点です。
会話の内容に合わせてAIが柔軟に応答するため、リアルな対話力が身につきます。
「恥ずかしくて人前では話せない」という方でも、自宅で大量のアウトプット練習が可能です。
| 料金 | ・プレミアム(月間):3,800円 ・プレミアムプラス(月間):5,800円 ・プレミアム(年間):19,800円 ・プレミアムプラス(年間):29,800円 ・プレミアム年間の月あたり:1,650円 ・プレミアムプラス年間の月あたり:2,483円 ・WEB限定価格(プレミアム):18,800円/年 ・WEB限定価格(プレミアムプラス):26,800円/年 |
| 対応OS | iOS / Android |
| 無料体験 | 7日間 |
| イギリス英語 | ◯ |
| AI添削 | ◯ |
| こんな人におすすめ | たくさん話してAIに直されたい人 |
シャドーイングバディ

シャドーイングバディのおすすめポイント
- プロのコンサルタントが毎日音声を添削してくれる
- 「音声変化」を可視化したスクリプトで聞き取れない原因を特定
- 1日40分で完結!科学的なトレーニングで挫折を防ぐ
シャドーイングバディは、独学では難しい「音声変化(リエゾンなど)」の習得に特化したサービスです。
提出した音声に対して、プロが「どこが聞き取れていないか」「どの音がズレているか」を毎日フィードバックしてくれます。
自分一人では気づけない発音の癖を修正できるため、リスニングに伸び悩んでいる方や、本気で英語力を底上げしたい方におすすめです。

月額料金(税込21,780円)を支払えば、過去の課題も全て使い放題になりますよ。
| 料金 | 月額21,780円 |
| 対応OS | Web / LINE |
| 無料体験 | 10日間 |
| イギリス英語 | – |
| AI添削 | × (プロが添削) |
| こんな人におすすめ | 独学で挫折したくない本気の人 |
シャドプラス

シャドプラスのおすすめポイント
- 月額3,000円台から始められる高コスパなシャドーイング
- 業界別のニュース記事を選んで、仕事に直結する英語を学べる
- 再生速度調整や区間リピートなど、練習に特化した機能が充実
シャドプラスは、手軽に本格的なシャドーイングを始めたい方におすすめのアプリです。自分の業界や興味のあるニュースを教材に選べるため、飽きずに学習を続けられます。
上位プランではプロによる添削も受けられますが、基本プランでも速度調整や録音機能など、自習に必要な機能はすべて揃っています。
まずはコストを抑えて習慣化したい方にぴったりです。
| 料金 | バリュープラン:税込4,378円 フィードバックプラン:税込19,800円(専任チームによるシャドーイング添削あり(1日1回まで)) |
| 対応OS | iOS / Android |
| 無料体験 | 7日間 |
| イギリス英語 | – |
| AI添削 | × (上位プランで人添削) |
| こんな人におすすめ | コスパよくシャドーイングを習慣化したい人 |
シャドテン

シャドテンのおすすめポイント
- ビジネス英語のプロが毎日あなたの発音を添削
- 1,000以上の教材からレベルや目的に合ったものを選べる
- 英語のプログリットが提供する、実績ある学習メソッド
シャドテンは、ビジネスパーソンに支持されるシャドーイング特化型サービスです。
TEDや実際のビジネスニュースなど豊富な教材から選び、録音した音声を送信すると、24時間以内にプロからの詳細な添削が届きます。
カタカナ英語を脱却し、会議や商談で「通じる」発音と、ネイティブの速さに対応できるリスニング力を短期間で養いたい方におすすめです。
| 料金 | 月額21,780円(税込) |
| 対応OS | iOS / Android |
| 無料体験 | 7日間 |
| イギリス英語 | ◯ |
| AI添削 | × (プロが添削) |
| こんな人におすすめ | ビジネス英語のリスニングを鍛えたい人 |
レシピー (旧Polyglots)

レシピーのおすすめポイント
- リスニング・発音・単語・文法をアプリ1つで網羅
- 最新ニュースを読みながら発音チェックができる
- AIがあなたの興味とレベルに合わせてカリキュラムを作成
レシピーは、「好きを学びに」をコンセプトにした総合英語学習アプリです。発音練習だけでなく、リーディングや単語学習もこれ一つで完結します。
実際のニュース記事を使って、AIによる発音判定を受けられるのが特徴。英語の総合力を高めながら、情報収集も兼ねたいという欲張りな学習者におすすめなツールです。
| 料金 | ・フリー:無料(まずは無料で英語学習を始めてみたい方向け) ・ベーシック:月額2,427円(税込)契約期間3ヶ月〜(スピーキング力も身に付けたい方向け) ・スタンダード:月額3,600円(税込)契約期間3ヶ月〜(短期間で最大限の成果を得たい方向け) ・プロ:月額6,000円(税込)契約期間3ヶ月〜(添削や質問チャットで先生とインタラクティブに学びたい方向け) 無料カウンセリングあり |
| 対応OS | iOS / Android |
| 無料体験 | – |
| イギリス英語 | – |
| AI添削 | ◯ |
| こんな人におすすめ | ニュースやリーディングも一緒に学びたい人 |
DiaTalk(ディアトーク)

ディアトークのおすすめポイント
- 英語コーチング「プログリット」発のAI英会話アプリ
- アメリカ・イギリス・オーストラリアなど多様な発音に対応
- 予約不要!24時間いつでもAI講師とマンツーマンレッスン
ディアトークは、英会話コーチングで有名な「プログリット」が開発したアプリです。
最大の特徴は、AI講師のアクセントを以下の4つの国から自由に選べる点です。
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
- インド
多様な英語に触れることで、実践的なリスニング力が身につきます。フィードバック機能も充実しており、発音や表現の改善点を即座に確認できます。
| 料金 | ・月額プラン:4,380円(税込)で、毎月自動決済される定額制 ・年間プラン:39,400円(税込・一括払い)で、月あたり約3,283円と25%割安 →年間プランを選ぶと、月額プランと比べて年間13,160円の節約が可能 |
| 対応OS | iOS / Android |
| 無料体験 | 7日間 |
| イギリス英語 | ◯ |
| AI添削 | ◯ |
| こんな人におすすめ | 英・米・豪など多様なアクセントに触れたい人 |
英語発音トレーニング

英語発音トレーニングのおすすめポイント
- 完全無料で使える!コストゼロで基礎練習ができる
- 「Good」「Excellent」などAIによる簡易判定機能付き
- 発音のポイント解説や例文も充実しており初心者も安心
英語発音トレーニングは、課金なしですべての機能が使える良心的な英語学習アプリです。
お手本の音声を聞いて真似るだけで、AIが発音を判定してくれます。有料アプリほどの詳細な分析はありませんが、基礎的な単語やフレーズの練習には十分です。

「まずは無料で試してみたい」「ゲーム感覚で気軽に始めたい」という初心者の方におすすめです。
| 料金 | 無料 |
| 対応OS | iOS / Android |
| 無料体験 | – |
| イギリス英語 | – |
| AI添削 | ◯ (簡易判定) |
| こんな人におすすめ | まずは無料で手軽に練習したい人 |
発音博士

発音博士のおすすめポイント
- 自分の発音を波形と色で「視覚化」して弱点を発見
- お手本と聴き比べながら、納得いくまで何度でも録音可能
- 中学レベルの基本単語から練習でき、基礎固めに使える
発音博士は、自分の発音を音素レベルで分解・採点してくれるアプリです。お手本とのズレが視覚的に表示されるため、「どこが違ったのか」が一目でわかります。
録音した音声は保存され、過去の自分と比較して成長を実感できるのもポイント。自分のペースでじっくりと、一音一音の発音精度を高めていきたい方に適しています。
| 料金 | 無料 (課金あり) |
| 対応OS | iOS |
| 無料体験 | – |
| イギリス英語 | – |
| AI添削 | ◯ |
| こんな人におすすめ | 音素単位で自分の発音を視覚的に確認したい人 |
英語の発音練習におすすめYouTubeチャンネル3選
動画で口の動きを見ながら学びたい人におすすめのチャンネルです。
YouTube「英語発音専門ドクターDイングリッシュ」
「英語発音専門ドクターDイングリッシュ」は、日本語と英語の根本的な「発声」の違いに着目した本格派チャンネルです。
最大の特徴は、喉の奥を響かせる「喉発音」メソッド。
単に口先や舌の形を真似るだけでなく、息の量や喉の使い方から論理的に解説してくれるため、長年のカタカナ発音に悩む人でも改善の糸口が見つかります。

日本人が苦手な音(rの発音など)も口腔内の図解や実演を交えて徹底指導しているので、まず一度YouTubeの動画を無料で見てみてください。
小手先のテクニックではなく、ネイティブのような太い声を習得したい人におすすめです。
YouTube「あいうえおフォニックス」
「あいうえおフォニックス」は、LA在住のバイリンガル兄弟、アリーとファジーが運営する大人気チャンネルです。
難しい専門用語を一切使わず、可愛らしいアニメーションで「音のルール(フォニックス)」を解説してくれるのが最大の特徴。
勉強特有の堅苦しさがないため、英語に苦手意識がある初心者や小さなお子さんでも、リラックスして視聴できます。
「母音の微妙な違い」や「ネイティブ特有の音の感覚」を、直感的に、かつ楽しみながら自然に身につけたい人におすすめです。
YouTube「だいじろー」
「だいじろー」は、チャンネル登録者数80万人を超える(2025年12月現在)、英語の発音とエンターテインメントを融合させた唯一無二のチャンネルです。
アメリカ、イギリス、インド、タイなど、世界各国の英語アクセントを自在に操るスキルは圧巻の一言。
日本人が無意識にやってしまう発音ミスや勘違いを、ユーモアたっぷりの「あるあるコント」として再現してくれるため、笑いながら客観的に自分の癖に気づけます。

勉強の息抜きとして楽しみながら、英語の細かいニュアンスやリズムの違い、発音の奥深さを学びたい人にぴったりです。
発音練習におすすめの参考書・教材3選
体系的に発音を学びたいなら、一冊手元に置いておくと便利です。
英語耳

発売から20年以上愛され続ける、日本人学習者のための「発音とリスニング」のバイブルです。
「自分で発音できない音は、聞き取ることもできない」という核心的なコンセプトに基づき、耳と口を連動させて鍛えるメソッドを提唱しています。
本書の肝は、付属の音声を使い、歌を歌うように何度も反復練習する「発音バイエル」。
頭で理解するだけでなく、スポーツのように口の周りの筋肉を徹底的に動かして「英語の口」を作ることで、ネイティブの速い会話もクリアに聞こえるようになる驚きの変化を体感できます。
英語「発音記号」の鬼50講

『英語「発音記号」の鬼50講』は学校の授業ではさらっと流されがちな「発音記号」を、どこまでも丁寧に、かつ論理的に解説した一冊です。
「なぜその音になるのか」を、口の中の断面図や正面からの写真をふんだんに使って視覚的に解明してくれるため、感覚頼りの練習から脱却できます。
「舌をどの位置に置き、どの筋肉を使えば正しい音が出るか」が手に取るようにわかるのが最大の特徴。

アメリカ英語とイギリス英語の両方の音声に対応しているため、試験対策や留学準備など、目的に合わせて確実な発音の土台を築きたい人におすすめです。
English Pronunciation in Use Elementary Book

『English Pronunciation in Use Elementary Book』は、世界中の英語学習者から絶大な信頼を集める、ケンブリッジ大学出版局の世界的ベストセラーです。
特に「イギリス英語」の美しい発音を体系的に身につけたいなら、迷わずこの一冊を選びましょう。
洋書ですが、初級者向けに平易な英語で書かれており、左ページに解説、右ページに練習問題というシンプルな見開き構成が独学に向いています。
個々の音の出し方はもちろん、単語のつながりやイントネーションまで網羅されており、基礎から着実に「通じるブリティッシュ・イングリッシュ」を習得できます。
英語の発音練習に関するよくある質問(FAQ)

最後に、英語の発音練習に関するよくある質問にお答えします。気になるものだけチェックしてみてください。
Q. 発音練習は1日何分くらいすればいいですか?
目安としては、1日10〜15分の集中練習で十分に効果が出ます。
英語の発音は「勉強」というよりも、口や舌の「筋肉トレーニング」に近いです。
そのため、一度に何時間も行って疲弊するよりも、毎日欠かさず筋肉を動かして「英語モード」を定着させることの方が遥かに重要です。
入浴中や移動中などのスキマ時間を活用し、短時間でも毎日声に出す習慣を作ることが、上達への最短ルートです。
Q. アメリカ英語とイギリス英語、どちらの発音を練習すべき?
基本的には、留学先や仕事相手、あるいは「好きな映画や俳優が話しているから」といった個人の好みや目的で選んで問題ありません。
もし特にこだわりがなく迷っているなら、「アメリカ英語」から始めるのがおすすめです。

日本語の教材の数が圧倒的に多く、日本の学校教育でも馴染み深いのがアメリカ英語になります。
まずはどちらか一方の型を徹底して身につけることで、発音のルールが体系的に理解でき、混乱することなく効率よく習得できます。
Q. 英語発音の「リエゾン」とはなんですか?
リエゾン(リンキング)とは、前の単語の語尾と次の単語の語頭がつながって、あたかも一つの長い単語のように発音される音声変化のことです。
ネイティブが言葉をスムーズに、かつ速く話そうとする際に自然と発生します。
- “Get it” →「ゲット・イット」ではなく「ゲリッ」
- “an apple” →「アン・アップル」ではなく「アナッポゥ」

このルールを知らないと「単語は知っているのに聞き取れない」という現象が起きるため、リスニング向上にも不可欠な知識です。
Q. 発音記号を覚えるメリットを教えてください。
最大のメリットは、カタカナ読みから完全に脱却できることです。
発音記号はいわば「音の楽譜」のようなもので、これさえ読めれば、初めて出会う単語でも辞書を見るだけでネイティブに近い正しい音を正確に再現できるようになります。
耳だけに頼る感覚的な学習は曖昧になりがちですが、記号という「正解」を知ることで、似ている音(rightとlightなど)も明確に区別できるようになり、学習効率と定着率が格段に上がります。
Q. 大人になってからでも発音は良くなりますか?

もう大人だけど、今から発音を良くすることって可能なの?

もちろんです。何歳からでも劇的に改善できます。発音の習得は「才能」ではなく、舌や唇の「筋肉の動かし方」を覚えるフィジカルなトレーニングだからです。
大人は子供のように耳だけで感覚的にコピーするのは難しい反面、「舌をどの位置に置くか」といった理論を理解して練習できるという強みがあります。
正しいフォームと練習法さえ実践すれば、大人になってからでもネイティブに通じる美しい発音は確実に手に入ります。
短期間で発音矯正するなら、スクールがおすすめ!
もし「急な海外赴任が決まった」「面接までに発音を直したい」といった事情があるなら、独学よりもプロに頼るのがおすすめです。
「ジーセット」や「ハミングバード」、「ハツオン」といった発音矯正特化スクールなら、短期間で劇的な変化が期待できます。
まとめ

英語の発音練習は、今日からすぐに始められます。まずはフォニックスで口の形を覚え、アプリやシャドーイングで「音の筋トレ」を継続しましょう。
発音が良くなれば、あなたの英語は驚くほど相手に伝わり、リスニング力も飛躍的に向上します。
自信を持って英語を話せる未来を目指して、まずは1日10分の練習から始めてみませんか?

Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。

















-486x290.jpg)




















