英語動詞構文講座第5回・動詞プラス名詞の使い方を学ぶ
英語の動詞を用いた構文にはさまざまな種類があります。今回は、動詞+名詞+(to do/do/doing/done)の使い方を学びます。
→動詞の構文5
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動詞+名詞+(to do/do/doing/done)の他に、動詞+名詞+分詞の使い方や、知覚動詞+名詞+doと知覚動詞+名詞+doing の違いについても学んでいきましょう。PEN英語教師塾の講師は、慶應義塾大学名誉教授・ココネ言語教育研究所所長の田中茂範先生です。動画の長さは約10分です。
目次
英語の動詞+名詞+to do/do/doing/done の構文
次の英文は、動詞+ to do の構文です。
I want to do it.
私はそれをしたい
to do の前に名詞が入って、動詞+名詞+to do の構文になるのが次の英文です。
I want you to do it.
私はそれを君にして欲しい
英語では、動詞+名詞+to do の他に、to do の位置に do や doing、done などがくることもあります。
I want you to do it.
あなたにそれをしてもらいたい
I’ll make you do it.
あなたにそれをやらせよう
Let’s keep it going.
それをずっと続けましょう
I’ll get the car started.
車を発車させよう
動詞(V)+名詞(A)+to do の構文
英語の動詞(V)+名詞(A)+to do の構文は、Aが行為と向き合うようにVする、という意味を持ちます。
(1)行為に向かうように差し向ける(例:get)
I’ll get him to do it.
彼にそれをやらせるようにしましょう
(2)誰かを強制的・必然的に行為と向き合わせる(例:force、oblige)
I forced her to accept my offer.
彼女に強引に私の申し出を受け入れるようにさせた
(3)誰かが行為と向き合う状況を許す・禁じる(例:allow、permit、enable、forbid)
Allow me to introduce myself.
自己紹介をさせてください
(4)言葉で誰かを行為に向き合わせる(例:ask、tell、order、require、advise)
He ordered us to stay here.
彼は私たちにここにとどまるように命令した
(5)誰かが行為と向き合う状況を望む(例:want、wish、encourage、urge)
I want you to do it right away.
あなたにすぐにそれをして欲しい
動詞(V)+名詞(A)+do の構文
英語の動詞(V)+名詞(A)+do の構文は、Aが何かをする状況をVする、という意味を持ち、使役と知覚の2つのタイプがあります。
(1)使役(例:make、have、let)
I’ll make [her smile again].
彼女を再び笑わせてみせる
I’ll have [him do some cleaning].
彼に掃除をしてもらう
(2)知覚(例:see、hear、feel、notice、watch、listen to〜)
I saw [him do it].
彼がそれをするのを見た
I felt the earth move beneath me.
私は地面が動くのを感じた
I watched the sun sink below the horizon.
太陽が地平線に沈むのを見ていた
動詞(V)+名詞(A)+分詞の構文
英語の動詞(V)+名詞(A)+分詞の構文は、現在分詞の場合と過去分詞の場合があります。現在分詞の場合は、Aが〜している状況をVする、という意味を持ちます。
I heard the wind blowing.
風が吹いているのが聞こえた
He’s got his new book coming out soon.
彼は新刊本がすぐに出ることになっている
過去分詞の場合は、Aが〜した(された)状況をV(維持する、引き起こす)する、という意味を持ちます。
I kept the door closed.
ドアを閉めたままにした
I somehow got the engine started.
なんとかエンジンをかけた
Get your assignment done first.
まず自分の宿題を片づけなさい
知覚動詞+名詞+do と知覚動詞+名詞+doing の違い
英語の動詞構文には、知覚動詞+名詞+do や 知覚動詞+名詞+doing があります。
I heard the bombs explode.
爆弾が破裂するのを聞いた
I heard the bombs exploding.
爆弾が破裂しているのが聞こえた
I saw a man cross the road.
男性が道路を渡るのを見た
I saw a man crossing the road.
男性が道路を渡っているのを見た
doing の場合は、聞こえた、渡っている、のように動きを感じることができます。一方で、do の場合は、動作というよりも行為全体を描写していることがわかります。
ちなみに、can hear / can see の場合は、doing のみ用いることができます。
I can hear the bombs exploding.
爆弾が破裂しているのが聞こえる
I can see a man walking across the road.
道路を歩いている男の人が見える
関連サイト
英語動詞構文講座第1回・自動詞構文を学ぶ – weblio英会話
英語動詞構文講座第2回・「動詞+名詞+名詞」の構文を学ぶ – weblio英会話
英語動詞構文講座第3回・「動詞+名詞+形容詞/副詞/前置詞句」の構文を学ぶ – weblio英会話
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