「IELTSのリーディング問題が読めない。対策やコツが知りたい。」
「IELTSのリーディングでいつも時間が足りない。時間配分や速く読むためのコツは?」
「IELTSのリーディング対策におすすめの教材が知りたい。練習に使える過去問ってあるの?」
これから初めてIELTSを受験する方、あるいは既に受験をしており、スコアが伸び悩んでいる方で、このような疑問や悩みを抱えている方はいませんか?
IELTSのリーディングで高スコアを取得するためには、問題傾向や解法のコツを知ることが不可欠です。
本記事では、IELTSリーディング問題の概要、初受験者向けおすすめの勉強法、目標スコア別対策法、さらにスコアアップするためのコツについて紹介します。
読み終わる頃には、IELTS受験に向けてやるべきことが明確になるでしょう。IELTSのリーディングパートの対策に力を入れたい方は、ぜひ参考にしてください。

Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。
この記事の目次
IELTSリーディング問題の概要

まずは、以下の観点からIELTSリーディング問題の概要を掴みましょう。
- 受験形式
- 問題傾向
- 問題タイプ
- スコア
IELTSの受験形式
IELTSの受験形式は、ペーパーベースとコンピューターベースの2種類です。
どちらも問題内容や難易度に差はなく、リスニング・リーディング・ライティングの3技能を同日に受験します。ペーパーベースはマークシートと手書きで解答し、試験の結果は13日後に発表されます。一方、コンピューターベースはタイピングによる解答で、結果は3〜5日と早めに届くのが特徴です。
リーディングの場合、画面スクロールに慣れているかどうかがスコアに影響することもあるため、自分に合った形式を選ぶことが大切です。予約状況や会場の設備も考慮しながら、じっくりと検討しましょう。
IELTSの問題傾向
IELTSは英語の4技能(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)を総合的に評価する試験で、特にリーディングでは実践的かつアカデミックな内容が出題されるのが特徴です。
以下のようにさまざまなタイプの問題が出題されます(詳細は次項)。
- 穴埋め問題
- 四択問題
- タイトルのマッチング
- True / False / Not Given問題
また、文章には言い換え表現(パラフレーズ)が頻繁に使われており、ハイスコアを取得するためには読解力だけでなく、語彙力も身につけることが必要です。
リスニングやライティングでも日常的なテーマから学術的なトピックまで幅広く出題されるため、各セクションの傾向を理解し、問題形式に慣れておくことが高得点への第一歩です。
IELTSの問題タイプ
リーディングセクションには、以下の6つのタイプの問題が出題されます。
- 四択問題
- True / False / Not Given問題
- タイトルのマッチング
- 要約・図表の穴埋め
- 情報のマッチング
- 文章完成問題
それぞれの問題タイプを紹介します。
四択問題
IELTSリーディングにおける四択問題は、与えられた選択肢の中から最も適切なものを1つ、または複数選ぶ形式の設問です。設問は段落全体の要旨を問うものから、細かい情報の理解を問うものまで幅広く出題されます。
このタイプの問題では、選択肢が本文中の表現と異なるパラフレーズになっていることが多く、単語の言い換えに注意しながら本文と照らし合わせる力が求められます。全ての選択肢を丁寧に比較し、本文のどこに根拠があるのかを見極めることが正答への鍵です。正解以外の選択肢は一部正しそうに見えても本文とは完全に一致しないため、消去法も有効です。
練習を重ねて慣れておきましょう。
True / False / Not Given問題
IELTSリーディングで頻出の「True / False / Not Given問題」は、設問文の内容が本文と一致しているかどうかを判断する形式です。「True」は本文と完全に一致する場合、「False」は本文と矛盾している場合、そして「Not Given」は本文に情報がない、または本文からは判断できない場合に選択します。
特に注意が必要なのが「Not Given」で、本文に似たような記述があっても、設問の焦点となる情報が欠けていれば「Not Given」となります。この問題タイプでは、設問と本文と一語一句丁寧に照らし合わせ、事実と意見、明記と推測を明確に区別する力が必要です。
慣れるまでは難しく感じますが、パターンに慣れれば得点源にもなります。
タイトルのマッチング
IELTSリーディングで出題されるタイトルのマッチング問題は、各段落の主旨に最もふさわしい見出し(タイトル)を選ぶ形式です。この設問では、細部ではなく段落全体の要点やテーマを素早く把握する力が求められます。
段落の冒頭や結論部分に注目すると主題を掴みやすくなります。似たような選択肢が並ぶため混乱しがちですが、キーワードの一致よりも「話題の一貫性」や「論理の流れ」を意識して読み取ることが正答への鍵です。
スキミングを活用して、全ての段落を正確に読まずとも、素早く主題を見抜く練習を重ねましょう。時間配分と要約力がスコアアップのポイントです。
要約・図表の穴埋め
IELTSリーディングの要約・図表の穴埋め問題は、本文中の情報をもとに要約文や図表内の空欄を埋める形式です。
設問に出てくるキーワードや文脈から、該当する本文の箇所を素早く見つけ出す「スキャニング力」が求められます。また、空欄に入れる単語には語数の制限が設けられていることがあり(例:NO MORE THAN TWO WORDS)、指示を読み落とさないようにしてください。本文から必要な語句を正確に抜き出すことが原則で、言い換えたり自分の言葉で書いたりするのはNGです。
図表タイプでは、視覚的に情報整理する力も問われるため、情報の関連性を正確に読み取る力も必要です。練習を重ねるうちに情報処理スピードと精度が向上します。
情報のマッチング
IELTSリーディングの情報のマッチング問題は、設問に指示された情報が本文のどの段落に含まれているかを特定する形式の問題です。
設問には具体的な事実や詳細が書かれており、それに対応する情報を本文中から探し出す「スキャニング力」と「言い換え表現への対応力」が問われます。設問の順番と本文の順番が一致しないため、段落ごとに何が述べられているかを把握する「パラグラフリーディング」のスキルも重要です。
また、似た内容が複数の段落にまたがっている場合もあるため、消去法を使って慎重に判断する必要があります。
正確に素早く情報を照合する力が、得点アップの鍵です。
文章完成問題
IELTSリーディングの文章完成問題は、文中の空欄に適切な語句を本文から抜き出して補う設問形式です。設問は文法的に正しい文章になるよう構成されており、空欄の前後をヒントに文の意味や構造を考える力が求められます。答えは基本的に本文中にある語をそのまま抜き出す必要があり、言い換えや自作の語句は不正解となるため注意が必要です。
また、「NO MORE THAN TWO WORDS」のように語数制限が明記されているため、指示通りの語数で答えることも重要です。
キーワードを手掛かりに該当箇所をスキャニングし、文脈と文法の両面から適切な語を選ぶトレーニングがスコアアップにつながります。
IELTSのスコア
IELTSのリーディングセクションでは40問の設問に解答します。1問1点で、合計点が0.5点刻みの0〜9のバンドでスコアが換算される形式です。
アカデミックモジュールにおける正答数のスコアの換算表については、下表を目安にしてください。
| 正答数 | バンドスコア |
|---|---|
| 39-40問 | 9.0 |
| 37-38問 | 8.5 |
| 35-36問 | 8.0 |
| 33-34問 | 7.5 |
| 30-32問 | 7.0 |
| 27-29問 | 6.5 |
| 23-26問 | 6.0 |
| 19-22問 | 5.5 |
| 15-18問 | 5.0 |
IELTSリーディングの時間配分
IELTSのリーディングセクションは3つのパートで構成されており、60分間で39〜42問の設問に解答する必要があります。
各設問の適切な時間配分については、受験者の読解スキルや理解力によって異なるため一概には言えませんが、以下を目安にしてみてください。
| パート | 問題数 | 時間配分の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 13-14問 | 15分 |
| 2 | 13-14問 | 20分 |
| 3 | 13-14問 | 25分 |
【初受験者向け】おすすめのIELTSリーディング対策

初めてIELTSを受験する場合は、以下のリーディング対策に取り組むことがおすすめです。
IELTSリーディング対策のポイント
- 公式問題集に取り組み、問題傾向やコツを掴む
- IELTS専用の単語帳を使って語彙力を強化する
- 多読を通じて短時間で大量の英文を読むことに慣れる
- セクション別の対策ができるIELTS対策スクールを活用する
本章では、それぞれの対策について説明します。また、以下の記事では、リーディングだけではなくIELTS全般の勉強法を紹介しています。興味がある方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
公式問題集に取り組み、問題傾向やコツを掴む
IELTSを初めて受験する方は、まずは公式問題集に取り組みましょう。実際の試験と同じ形式・レベルの問題に触れることで、設問の種類や出題傾向、時間配分の感覚が自然と身につきます。
また、答え合わせの際には正誤の確認だけでなく、なぜその選択肢が正解なのか、本文のどこに根拠があるのかを分析することが大切です。繰り返し公式問題集に取り組むうちに、「問題文と本文の対応関係」を見抜く力や、パラフレーズを理解するスキルなどが向上します。
IELTS初受験者の方は、まずは公式問題集から始めてください。
IELTS専用の単語帳を使って語彙力を強化する
IELTSのリーディングでは、語彙力がスコアを左右します。
初受験者におすすめなのが、IELTS専用の単語帳を使って頻出後を重点的に覚えることです。以下のように専門的かつ、一般的な英単語帳ではカバーしきれない分野別の語彙が豊富に掲載されており、試験で出題されやすい語彙に的を絞って効率的に学習を進められます。
- 環境
- 教育
- 医療
- テクノロジー
- 経済
語彙力を強化すれば、文章全体の読解スピードも上がり、設問の正答率も自ずとアップします。語彙対策はリーディングの土台作りとして欠かせません。
多読を通じて短時間で大量の英文を読むことに慣れる
IELTSリーディングでは、60分間で約2,000語以上の英文を読み解く必要があり、時間との戦いになります。そのため、初受験者は「短時間で大量の英文を読むことに慣れる力」を身につけることが必要です。
そして、この力を身につけるには、「多読」が効果的。ジャンルにこだわらず、ニュース記事、英語雑誌、英語学習サイトなどを活用して、日常的に英文を読む習慣をつけましょう。全ての英文を完璧に訳す必要はなく、概要をつかめれば十分です。
多読を継続していくうちに、読解スピードと語彙力が自然と向上し、本番でも時間に追われずに解答できるようになります。
セクション別の対策ができるIELTS対策スクールを活用する
IELTSのリーディングセクションでスコア6.0以上を目指すには、参考書の対策だけでは難しいです。速読やリーディングのコツを習得する必要があります。
人によってリーディングの中でも得意、不得意が異なるため、カリキュラムをカスタマイズできるスクールがおすすめです。IELTS対策スクールを活用すれば、短期間で効率的に目標とするスコアを達成できる可能性が高まります。
【目標スコア別】おすすめのIELTSリーディング対策

つづいて、目標スコア別におすすめのIELTSリーディング対策について説明します。
- 5.0〜5.5を目指す人
- 6.0〜6.5を目指す人
- 7.0〜7.5を目指す人
5.0〜5.5を目指す人
IELTSで5.0〜5.5を目指す人は、まず基本的な英文読解力と語彙力の強化が重要です。
長文を読む習慣がない場合は、短くて簡単なレベルの文章から始めて、段落ごとの要点を掴む練習をしましょう。また、True / False / Not Givenや見出し選択など頻出問題のパターンに慣れることも効果的です。
単語はアカデミックな英単語を中心に、意味だけでなく使われ方にも注目して覚えるのがポイント。分からない単語があっても、文脈から推測する力をつけることがスコアアップにつながります。
焦らずじっくり時間をかけて基礎を固めることが5.0〜5.5突破への近道です。
6.0〜6.5を目指す人
IELTSで6.0〜6.5を目指すには、基礎力に加えて高度な読解スキルや問題対応力が求められます。設問タイプごとの対策や、言い換え表現(パラフレーズ)を見抜く力、スキャニング・スキミングといった速読スキルをバランスよく身につけることが必要です。
しかし、これらのスキルを独学で身につけるのは決して容易なことではありません。そのため、オンライン講座やIELTS専門スクール、コーチングサービスなどを活用するのがおすすめです。
プロの添削やフィードバックを受けることで、自分の読み方の癖や解き方の改善点に気づきやすくなるため、より早く目標スコアに到達できます。独学に限界を感じたら、学習環境の見直しを検討しましょう。
7.0〜7.5を目指す人
IELTSで7.0〜7.5を目指すには、単なる読解力だけでなく、速読・精読の切り替えや高度な語彙力、設問意図の正確な把握が不可欠です。特に、言い換え表現を見抜く力や、段落構成の論理を読み解く力がスコアに直結します。
しかし、このレベルになると独学では伸び悩みやすく、学習の方向性を見失うリスクがあります。そのような場合は、IELTS専門のオンライン講座やスクール、コーチングサービスを活用することがおすすめです。
プロから的確なアドバイスや添削を受けることで、自分では気づけない課題が明確になり、効率よくスコアアップを狙えます。ハイスコアを狙うなら、戦略的な学習環境の整備が鍵を握ります。
IELTSのリーディングセクションでスコアアップするコツ

IELTSのリーディングセクションでスコアアップをするコツは、以下の7つです。
IELTSリーディングのコツ
- 本文から解答につながるキーワードを見つける
- パラグラフリーディングを身につける
- 設問よりも先に本文を読む
- 解答欄は空欄にしない
- 分からない単語の意味を推測する力を身につける
- 英文のタイトル・サブタイトルを必ず読む
- 消去法を活用する
本章では、それぞれのコツについて詳しく説明します。IELTSのリーディングセクションでスコアが伸び悩んでいる方は特に必読です!
本文から解答につながるキーワードを見つける
IELTSリーディングでスコアを上げるには、設問と本文を結びつける「キーワード発見力」が重要です。
設問文に含まれる名詞・動詞・数字・固有名詞などを手掛かりに、本文中の該当箇所を素早く探すスキルを磨きましょう。特に、言い換え表現(パラフレーズ)に注意することで、本文と設問の関連を見抜く力が養われます。例えば、「increase」は「grow」や「rise」と置き換えられる場合があるため、類義語も意識して読むことがポイントです。
日頃から問題を解きながら「つながるキーワード探し」を練習することで、正答率と回答スピードのアップが期待できます。
パラグラフリーディングを身につける
IELTSのリーディングセクションでスコアを伸ばすためには、段落単位で意味を捉える「パラグラフリーディング」のスキルが重要です。
各段落には必ず主題があり、最初の1〜2文にその段落の要点が含まれていることが多いため、これらの文章を的確に読み取る力が問われます。この力を養うと、True / False / Not Given問題や段落一致問題の正答率がグッと高まります。
日頃から段落ごとに要約する練習を積み重ねて、全体の構成と論理の流れを把握するように心がけましょう。
設問よりも先に本文を読む
IELTSリーディングでは、設問よりも先に本文を読むことで全体の構成やテーマを把握しやすくなり、設問の意図をより正確に理解できます。
最初に本文を読んで内容の流れや段落ごとのポイントを掴んでおくと、設問を解く際に該当箇所を素早く見つけられるようになります。また、本文から先に目を通すと、設問に惑わされることなく客観的な視点で文章を読むことが可能です。
時間配分に気をつけながら、本文→設問の順に読み進める方法を練習し、スコアアップを目指しましょう。
解答欄は空欄にしない
IELTSリーディングでは、分からない問題があっても解答欄を空欄にせず、必ずすべての設問に回答することが大切です。
IELTSは減点方式ではないため、不正解でも点数が引かれることはなく、正解すればそのままスコアに加算されます。迷ったときは文脈から推測したり、選択肢を比較して最も自然なものを選んだりすることで、得点のチャンスを最大限に広げましょう。
最後まで諦めずに記入する姿勢が、スコアアップにつながります。
分からない単語の意味を推測する力を身につける
IELTSのリーディングでは、すべての単語の意味を完璧に理解する必要はありません。むしろ、限られた時間内で読解するためには、「分からない単語の意味を文脈から推測する力」が重要です。
前後の語句や文構造から意味を類推することで、設問に答えるのに必要な理解を得ることができます。また、選択肢との比較によって意味を絞り込むのも有効なテクニックです。
この力は一朝一夕には身につかないため、日頃から英文多読に取り組み、語彙の使われ方や文の流れを掴むトレーニングを積み重ねましょう。スコアアップには語彙力と同時に推測量の強化が不可欠です。
英文のタイトル・サブタイトルを必ず読む
英文のタイトル・サブタイトルを必ず読みましょう。
長文問題では、いきなり本文を読むのではなく、まずタイトルやサブタイトルに目を通すことで、内容の見通しが立ち、情報を効率的に拾えるようになります。また、段落ごとに小見出しがある場合も、全体構造の理解に役立つため必読です。
読み飛ばしがちな部分こそ、スコアアップの鍵を握っています。
消去法を活用する
IELTSのリーディングセクションでスコアアップを目指す上で効果的なのが「消去法」の活用です。
特に、選択問題では正解を見つけるというより、「明らかに間違っている選択肢を除外する」ことで、正答率が大きく向上します。IELTSの設問はひっかけや紛らわしい表現が多いため、本文と一致しない情報や言い過ぎ・言い換えが極端なものを冷静に見極めることが重要です。
全ての選択肢を比較しながら消去していくことで、時間短縮にもつながり、迷いを減らせます。消去法は練習を重ねるうちに精度が上がるため、普段の学習から活用してみてください。
IELTSのリーディング対策におすすめの教材
IELTSのリーディング対策におすすめの教材は、以下の3冊です。
- IELTS公認問題集
- 実践IELTS英単語3500
- 英語のハノン中級
本章では、それぞれの教材の特徴について紹介します。教材選びの際に参考にしてください。
IELTS公認問題集

出典:Amazon
| 本の長さ | 176ページ |
| 出版社 | 旺文社 |
| 発売日 | 2015年9月24日 |
| 価格 | 2,860円(税込) |
旺文社が出版している『IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集』は、IELTSの4技能を総合的に対策できる問題集です。
本書は日本初のブリティッシュ・カウンシル公認の問題集で、試験の出題形式や評価基準、テストの流れについても詳しく解説しています。模擬試験が1回分収録されており、本番と同じ形式の解答用紙も付属。全問題と回答には対訳とスクリプトがあり、音声は無料でダウンロード可能です。
日本語での解説が充実しているため、英語力に自信がない初心者でもスムーズに学習を進めやすく、スコア5.0以上を目指す受験者に特におすすめです。
実践IELTS英単語3500

出典:Amazon
| 本の長さ | 352ページ |
| 出版社 | 旺文社 |
| 発売日 | 2024年2月21日 |
| 価格 | 2,860円(税込) |
旺文社の『実践IELTS英単語3500』は、IELTS受験者に必携の英単語集で、3,500語を収録しています。
単語は「基本語1,000」と「重要語2,500」に分かれており、重要語はさらに500語ずつ1から5のレベルに細かく分類され、目標バンドスコアに合わせて効率良く学習可能です。収録語は全てイギリス英語のスペリングと発音で表示されており、類義語や反意語も掲載されているため、語彙力の飛躍的な向上が期待できます。
巻末にはスピーキングとライティングで役立つ表現100 も収録。また、無料でダウンロードできるイギリス英語発音の音声付きで、スマホやパソコンでの学習にも使えます。
初心者から上級者まで幅広いレベルに対応した単語帳です。
英語のハノン中級

出典:Amazon
| 本の長さ | 216ページ |
| 出版社 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2021年12月13日 |
| 価格 | 1,870円(税込) |
『英語のハノン中級』は、中学から高校レベルの英文法をベースに、複文(2つ以上の文を繋げる文法構造)を中心に学習する教材です。接続詞や疑問詞、過去完了形、比較級・最上級、倒置構文など高度で複雑な表現も取り扱い、ネイティブスピーカーの高校生から大学生レベルの英語力を目指します。
IELTSのリーディング対策には、文章の構造理解や文法の正確な把握が不可欠です。この教材を使って複文や高度な英文法を強化することで、IELTSの長文読解において文の細かいつながりや意味の取りこぼしが減り、効率的な読解力アップにつながるでしょう。
また、文型や接続詞の深い理解を通じて、パラグラフリーディングやスキャニングといったスキルも身につけやすくなります。
IELTSのリーディング対策に必要な学習時間の目安

IELTSのリーディング対策に必要な学習時間は、現在の英語力や目標スコアによって異なりますが、一般的には0.5点上げるために必要な学習時間は100〜150時間であるとされています。
例えば、英検2級から準1級レベルの英語力がある場合、週に10〜15時間程度の学習を約2〜3ヶ月継続することで、スコア6.5〜7.0を目指すことが可能です。
リーディングは語彙力・読解スピード・設問形式への慣れがカギとなるため、公式問題集や模擬試験を繰り返し解くことが重要です。また、解きっぱなしではなく、間違えた問題の分析と復習に時間をかけることで、効率良くスコアアップを図れます。
IELTSリーディングの独学が難しいなら、スクールの活用もおすすめ

IELTSのリーディングは、文章量の多さや設問形式の複雑さから、独学では伸び悩むこともあります。特に、時間配分や問題の読み解き方、トラップの見抜き方などは、自己流では身につけにくい部分でもあるため、スコアが安定しない場合はスクールを活用することがおすすめです。
プロの講師による添削や解法テクニックの指導を受けることで、効率良く弱点を克服できます。また、模試や演習を通して本番同様の時間感覚も養えるため、試験対策に大きな効果もあります。
独学に限界を感じたら、スクールを併用することを検討してみてください。
IELTSのリーディング対策におすすめのスクール
IELTSのリーディング対策におすすめのスクールは5校あり、以下の通りです。
本章では、それぞれのスクールの特徴や魅力について詳しく紹介します。スクール選びの参考にしてください。
日米英語学院
メリット
・目標スコアや弱点に合わせて、オーダーメイドのカリキュラムで集中的に対策できる
・約半数の受講生が6ヶ月以内にIELTS Overall 6.0以上を 達成した実績を持つ
デメリット
・料金が比較的高めで、入会金・教材費・プラン料金の負担が大きい
・主要都市にしか校舎がなく、地方からの通学には不便(オンライン受講で補完は可能)
こんな人におすすめ
・自分に合ったカリキュラムで効率的に学習したい人
・アットホームな講師やコーディネーターに囲まれて、安心した環境で学習したい人
日米英語学院では、IELTS向けの総合対策コースを提供しており、初心者から上級者まで段階別にスキルを伸ばせる体制が整っています。例えば、「Pre IELTSテスト」クラスをはじめ、「Pre Intermeriate」「Adnvanced」といったレベル設定があり、受講者それぞれの目標スコアに合わせた学習が可能です。
特に注目したいのが、ライティングだけ、スピーキングだけといった各技能やタスクごとのクラスがあること。弱点克服に特化したレッスンを受けられます。
受講形式はグループレッスンのほか、プライベートレッスンも選択可能で、弱点をフォローしながら効率的にスコアアップを目指すことが可能です。
| 受講スタイル | 対面orオンライン |
| レッスン形式 | マンツーマンorグループ |
| 講師 | 日本人講師・ネイティブ講師 |
| スクール所在地 | 関東4校、関西5校 |
| 受講期間 | 3ヶ月〜 |
| 受講料金 | IELTSベーシックプラン:246,840円/3ヶ月 ※その他プランあり |
| 入会金 | 2.2万円 |
| 教材費 | 別途必要 |
| 1ヶ月あたり | およそ8.9万円 |
| 返金の有無 | 公式サイトには記載なし |

資格取得を目標に通いましたが、手厚いサポートもあるのでオススメできます!クラスごとにきちんと目標があり、内容も濃いものでした。
引用:みん評

一人ひとりに合わせたプログラムに沿って、授業を始めることができるので、初心者の中の初心者さんでもオススメです。現に私が、初心者の中の初心者ですので(笑)
引用:みん評
Liberty English Academy
メリット
・1回完結型レッスンで効率よく学習できるため、忙しい人にも向いている
・目標の達成率が高く、成果保証制度もある
デメリット
・校舎は東京都港区西中区、通学希望者は場所が限定される
・ネイティブ講師によるレッスンはなく、英会話の実践力の養成や正しい英語の発音を習得を目指す人には物足りなさを感じることも
こんな人におすすめ
・IELTS7.5以上を目指したい人
・「Grammar Table」という独自メソッドに興味がある人
Liberty English Academyは、TOEIC・IELTS・TOEFL・英検・高校/大学受験対策に強みを持つコーチング型の英語塾です。
同校のIELTS対策コースでは、6ヶ月でOverall 7.5達成の実績や、4ヶ月でOverall 6.0→7.0に伸ばしたケースが紹介されており、目標スコア到達を強く意識したカリキュラム設計がなされています。
また、リバティの最大の特徴である「Grammar Table(グラマーテーブル)」という指導理論を核に、英語の構造を体系化して理解させることで、英語4技能全体を底上げするアプローチを取っています。
| 受講スタイル | 通学orオンライン |
| レッスン形式 | マンツーマンorグループ |
| 講師 | 日本人バイリンガル講師 |
| スクール所在地 | 東京都港区芝5-13-14 MAビル芝Ⅲ 2F (オンラインコースあり) |
| 受講期間 | 柔軟に調整可能 |
| 受講料金 | 【ILETS対策コース】 ・ショート(24回×90分):316,800円 ・ベーシック(48回×90分):528,000円 ・アドバンス(72回×90分):776,160円 ・プライベートベーシック(24回×45分):924,000円 ・プライベートアドバンス(48回×45分):1,848,000円 ※オンラインコースも価格は同じ |
| 入会金 | 5.5万円 |
| 教材費 | なし(受講料金に含まれる) |
| 1回あたり | 13,200円 (ショート24回で計算) |
| 返金の有無 | 成果保証制度あり 成果に満足できない場合は受講期間を無料延長 |
| その他制度 | 一般教育訓練給付制度対象 対象:48回コース。最大10万円支給 |

先生がいつも仰っていた通り、Grammar Tableと英単語を頭に入れれば、英語力は自ずと身についてくるということが受講を通じてよくわかりました。自分は1日せいぜい2時間程度しか勉強していなかったのですが、それでも目標スコアに到達することができました。
イングリッシュイノベーションズ
メリット
・ネイティブ講師による全授業英語環境によって、英語を英語で考える力が身につく
・2ヶ月でIELTS平均1.97点アップの実績あり。短期集中で効果を感じやすい
・点数保証制度あり(目標達成できなかった場合は無料で継続授業)
デメリット
・認知度がまた低めで、口コミや情報が入手しにくい
・授業が全て英語で行われるため、慣れるまでストレスや負担を感じやすい
こんな人におすすめ
・アメリカ式のカリキュラムで効率的にIELTS対策を進めたい人
・IELTSのスコア保証のあるスクールを選びたい人
・英語の授業でIELTS対策がしたい人
イングリッシュイノベーションズは、IELTS対策に特化した英語学校で、点数保証制度を備えたコースが特徴です。点数保証制度では、開始後12週間以内に5.0点、18週間以内に6.0点、24週間以内に6.5点を取ることを条件として保証されるなど、明確な目標設定がなされています。規定のスコアまでに到達できなかった場合は、目標スコアに到達するまで無料で受講期間を延長することが可能です。
レッスンのカリキュラムは、Mentor Language Instituteというアメリカのカリフォルニア州で有名なTOEFL・IELTS対策スクールで開発されており、その歴史は20年以上。講師も現地対策校から連れてきているので対策が本格的です。
また、授業は全てネイティブ講師が担当し英語オンリーで進行するため、英語脳を育成できます。さらに授業は毎週完結型で、いつからでも参加可能な点も嬉しいポイントです。
| 受講スタイル | 通学orオンライン |
| レッスン形式 | マンツーマンorグループ |
| 講師 | ネイティブ講師 |
| スクール所在地 | 東京1校、神奈川1校、大阪1校 |
| 受講期間 | 1ヶ月〜1年間 |
| 受講料金 | 1ヶ月コース:84,095円 3ヶ月コース:228,690円 6ヶ月コース:381,150円 12ヶ月コース:598,950円 |
| 入会金 | 別途必要 |
| 教材費 | 別途必要 |
| 1ヶ月あたり | 49,912円〜84,059円 ※契約期間に応じて長期割引が適用されます |
| 返金の有無 | △ ※受講回数が50%未満の場合は返金可能 |
| その他制度 | ・点数保証制度 ・一般教育訓練給付制度 ※一部コースのみ |
| 無料体験レッスン | ○ |

体験授業の中でストラテジー(攻略法)を聞いて、英語の勉強だけじゃなくて、やり方を理解しないとスコアを取れないって思い受講を決めました。ストラテジーの勉強がやっぱりよかったです。ストラテジーを理解していないとIELTSのスコアを上げることはできない!
トライズ(TORAIZ)

メリット
・3ヶ月間の短期集中プログラムで、英語4技能を総合的に強化できる
・ライティング添削(全9回)とスピーキング対策のトールプレイを通じて実践力が身につく
・個別最適化されたオーダーメイド学習プランで弱点を集中的に改善できる
デメリット
・短期集中・多レッスン受講であるため、時間的・学習負担が大きい
・週20時間以上の学習達成など延長保証の条件が厳しめ
こんな人におすすめ
・自分の適性や弱点に合わせてカリキュラムをフルカスタマイズしてもらいたい人
・費用よりも成果を重視している人
「初心者でも1年で英語が話せる。」をコンセプトに掲げるトライズは、1日3時間・年間1,000時間の学習を行う本気の英語コーチングです。決して楽ではありませんが、その分しっかり成果を実感できると評価されています。
特筆すべきは継続率96.1%という驚異の数字。これは日本人コンサルタントとネイティブ講師によるダブルサポート、質の高いレッスンとカウンセリング制度の成果と言えるでしょう。
トライズではIELSのような難易度の高い試験でも3ヶ月という短期間でスコアアップを実現。4技能を総合的に鍛えるカリキュラムにより、実践で使える英語力が身につきます。
また、全額返金保証や無料延長、振替制度など、安心のサポート体制も魅力の1つです。
| 受講スタイル | 通学orオンライン |
| レッスン形式 | マンツーマンorグループ |
| 講師 | ネイティブ講師 |
| スクール所在地 | 【関東】 東京6校、神奈川1校 【東海・北陸】 愛知1校 【関西】 大阪1校 【九州】 福岡1校 |
| 受講料金 | 3ヶ月プラン:546,700円 6ヶ月プラン:798,600円 12ヶ月プラン:1,349,100円 |
| 入会金 | 55,000円 |
| 教材費 | 要確認 |
| 1ヶ月あたり | 182,233円 (3ヶ月プランより計算) |
| 返金の有無 | ○ |
| その他制度 | ・無料1ヶ月延長保証:IELTSスコア0.5点アップ未達の場合、無料で受講期間を1ヶ月延長 ・レッスン振替制度:レッスンに参加できなかった場合、受講月数×1回まで振替可能 |
| 無料体験レッスン | × 無料カウンセリング実施 |

TORAIZの学習を始める前、勉強のモチベーションを保つのが難しく、また身になるには時間がかかるため、勉強方法が本当に合っているのか悩むことがありました。しかしTORAIZでは良い意味で毎日強制的に勉強する状況になります。基本的に同じことの繰り返しではありますが、時間をかけた分、上達している実感が持てます。おかげさまで、勉強の習慣がついたので、修了後も空き時間があれば英語学習を続けています。
引用:みん評

意外と言えば失礼ですが、毎日メールで連絡を頂けるだけでモチベーションが違うということに気が付きました。完全にカリキュラムをこなしたわけではないですが、毎日欠かさず少しでも英語の勉強する癖は身につきました。また、当然ですが、勉強したからと言って魔法の様に英語が話せる様になるわけではないものの、少しずつレベルが上がっていると実感することができました。(私の場合はリスニングについて)
まだ半年は経っていないですが、今後も勉強続けていきたいと思います。
引用:みん評
プログリット(PROGRIT)
メリット
・試験テクニックだけでなく、実際に使える本質的な英語力が身につく
・毎日のチャットや週1回の面談を通じて、英語学習を継続しやすい
・苦手分野や目標スコアに合わせて、専任コンサルタントが個別最適化したオーダーメイドカリキュラムを作成してくれる
デメリット
・毎日2〜3時間以上の自己学習が必要で、時間的な負荷が大きい
・オンライン英会話や一部教材は別契約が必要
こんな人におすすめ
・生活スタイルから徹底的に変えたい人
・一生モノの超効率的な学習習慣を身につけたい人
・IELTSのスコアが伸び悩んでおり、どうすればいいかわからず困っている人
プログリットのIELTSコースを通じて、短期間で英語の4技能のスキルを飛躍的に向上させることが可能です。
受講生一人ひとりの弱点を精緻に分析し、それを基にしたオーダーメイドの学習カリキュラムをコンサルタントが設計。習慣化支援や進捗モニタリングも徹底されています。
また、プログリットでは、2022年にIELTS特有の戦略を盛り込んだ3段階レベル別カリキュラムを導入。専門家の監修のもと、教材選定からトレーニング構築まで刷新されています。
IELTSのリスニング対策法が全くわからない初心者や、スコアが悩んでいる中・上級者の学習者におすすめです。
| 受講スタイル | 通学orオンライン |
| レッスン形式 | マンツーマン |
| 講師 | 日本人バイリンガル・一部ネイティブ講師 |
| スクール所在地 | 【関東】 東京8校、神奈川1校 【中部】 愛知1校 【関西】 大阪1校、兵庫1校、京都1校 |
| 受講期間 | 3ヶ月〜 |
| 受講料金 | 3ヶ月コース:577,500円 6ヶ月コース:1,102,200円 |
| 入会金 | 55,000円 |
| 教材費 | 要確認 |
| 1ヶ月あたり | 192,500円 (3ヶ月コースより計算) |
| 返金の有無 | ○ 30日間全額返金保証 |
| 無料体験レッスン | × 無料カウンセリング実施 |

最初の個別無料カウンセリングでは、テストとヒアリングで今の英語力を診断して、一人ひとりに合わせたオリジナルカリキュラムを作成してくれますが、カウンセラーも丁寧で、無料とは思えないほどの充実した時間を過ごせました。自分の弱点を克服するための学習方法も提案されますが、無理なくできそうだったので受講を決めました。実際、専属コンサルタントが卒業までサポートしてくれますし、毎日リアルタイムで質問もできるのでわからない点もすぐに解決できます。やる気が出ない時も、チャットで一緒になって親身になってくれますし、30日間無条件で全額返金保証も付いているので安心です。
引用:みん評

友人の紹介で入会しました。入会したきっかけは、短期間で英語力を伸ばせるというキャッチコピーに惹かれたからです。確かに、教材は分かりやすく短期集中にはもってこいの内容で、講師の対応も良かったので満足しています。しかし、料金があまりにも高いのではないかと個人的には思いました。もともとの料金に加えて入会金も請求されるので、コスト重視の方にはおすすめできません。とは言え、私も一括で支払うことは出来なかったので分割払いで契約しました。短期間で確実に実力を延ばしたかったので、私は入会してよかったと思っています。
引用:みん評
その他のセクションの対策はこちら
IELTSやリーディング問題に関するFAQ
最後に、IELTSやリーディング問題に関するよくある質問と回答をご紹介します。
IELTSの過去問はどこで見られますか?
IELTSに過去問は存在しません。そのため、IELTSの対策には公式問題集や模擬試験を利用するのが一般的です。
公式問題集は、ケンブリッジ大学出版局が出版している「ケンブリッジIELTS公式問題集」がおすすめです。模擬試験4回分と解答例、採点のポイントなどが収録されています。これが過去問の代わりに最も信頼できる教材です。
また、British Council(英国文化協会)やIDPが提供する無料のサンプル問題や模擬テストを活用するのも手です。これらを組み合わせて実際の試験形式に慣れ、試験に臨むようにしましょう。
IELTSの日本人の平均スコアはいくつですか?
日本人のIELTSの平均スコアは、アカデミック・モジュール、ジェネラル・モジュール共に約5.8〜5.9程度で、セクション別に分けると以下の通りです。
| セクション | 日本人の平均スコア |
|---|---|
| リスニング | 6.0 |
| リーディング | 6.1 |
| ライティング | 5.7 |
| スピーキング | 5.5 |
特にライティングやスピーキングといったアウトプット系セクションのスコアは他国と比べて低めです。 この全体平均スコア5.9は、TOEICに換算すると約740〜820点に該当します。
IELTSは独学で勉強できますか?
IELTSは独学でも十分に対策可能な試験です。特にリーディングやリスニングは、参考書や公式問題集、オンライン教材を活用すれば、一人でも着実にスコアアップを目指せます。ただし、ライティングやスピーキングは自己評価が難しいため、添削サービスやオンライン英会話など外部サービスを併用するのがおすすめです。
近年は、YouTubeが学習アプリ、AIツールなどが充実しており、独学でも多角的な学習が可能になっています。大切なのは、自分の目標スコアと現在地を把握し、計画的に学習を進めること。
独学でも正しい方法を選べば、効率的にIELTS対策を進められます。
IELTSは何点からすごいレベルですか?
IELTSはバンドスコア0.0〜9.0で評価される試験ですが、一般的に「すごい」と言われるのは7.0以上からです。
スコア7.0以上は「Good User」とされ、英語での高度な理解力と表現力を持つレベル。海外大学の一部の学部進学や大学院、移住申請の条件として求められることもあり、英語力の高さを客観的に示せるスコアです。
さらに、8.0以上になると「Very Good User」となり、ほぼネイティブ並みの英語力と評価されます。
ただし、目的によって「すごい」の基準は異なります。留学、移住、就職などの目標に応じたスコアを目指すことが大切です。
まとめ
IELTSのリーディングで高スコアを狙うには、問題形式への理解、語彙力と読解力の強化、そして時間配分の工夫が欠かせません。
本記事では、各問題タイプの特徴や解法テクニック、初受験者向け対策法・効果的な教材・スクール情報まで網羅的に解説しました。独学に限界を感じたら、専門のスクールや講座の受講を視野に入れましょう。
自分に合った学習法を見つけて、着実にスコアアップを目指してください。

Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。





















