中学校の英語授業で使える、先生のための英語表現集
中学校では、2020年度から新しい学習指導要領に基づいて授業が進められます。英語科の授業については、「生徒が英語に触れる機会を充実するとともに,授業を実際のコミュニケーションの場面とするため,授業は英語で行うことを基本とする。その際,生徒の理解の程度に応じた英語を用いるようにすること」として、オールイングリッシュで行うことを規定しています。
中学校の英語授業で、生徒とのやり取りを行う際に役立つ英語表現をいくつか紹介します。
目次
授業開始時の先生と生徒との英語のやり取り例
先生:Good morning, everyone.
皆さん、おはよう
生徒:Good morning, Ms.Sato.
佐藤先生、おはようございます
午後なら Good afternoon , everyone.となります。Hello, everyone. と表現すれば午前でも午後でも使えます。
先生:Is everyone in the classroom?
みんな揃っていますか
生徒が教室にいるかどうかを確かめるための表現です。Has everyone come back to the classroom? (みんな教室に戻っていますか)と表現してもよいでしょう。
先生:Miss Takahashi, you look pale. Are you OK?
高橋さん、青白い顔をしているね。大丈夫ですか
高橋:Thank you, Ms.Sato. I am fine.
佐藤先生、ありがとうございます。大丈夫です
lookに形容詞をつけて色々な表現ができます。例えば、You look happy. (嬉しそうね)、You look tired. (疲れていそうね)のように表現することができます。
先生:Now, let’s start the lesson. Are you ready? Please open your books to page 120. I told you to answer these questions on this page at home. Have you done your homework? Here are the answers of these questions.
それでは、授業を始めましょう。準備はいいですか。教科書の120ページを開けてください。このページにある問題を家で解いてくるように言いましたね。宿題はやりましたか。これが問題の答えです。
Have you done your homework? は、Did you do your homework? のように過去形で表現しても構いません。宿題をすでに完了しているかどうかを尋ねる時は、現在完了形を用います。
授業中の先生と生徒のやり取り例
先生:Now, I’ll read the sentences on this page. First, listen to me carefully.
では、このページの文章を私が読みます。まずは注意して聞きなさい
listen to ~ は相手に自分がこれから言うことをよく聞いてほしい時に使います。
先生:Next, please repeat after me. Please be careful about accent, intonation, and pronunciation.
次に私の後についてリピートしてください。アクセント、イントネーション、発音に注意しなさい
be careful about は、be careful of でも同じ意味になります。
先生:Mr.Tanaka, will you read the first sentence and translate it into Japanese.
田中君、最初の文章を読んで日本語に訳してくれますか
will youは、未来や意思を表す助動詞ではなく、先生が生徒に軽く命令するときに使える助動詞です。
田中:Today one of my friends Jane who lives in Australia will come to my house.
トゥデイワンオブマイフレンズジェーンフーリブズインオーストラリアウィルカムトゥマイハウス。今日、オーストラリアに住んでいる友人の1人であるジェーンが私の家に来ます
先生:Thank you, Mr.Tanaka. Your translation is right, but I want you to pronounce this sentence like this. Today one of my friends Jane who lives in Australia will come to my house. (トゥデイワンノブマイフレンズジェーンフーリブズィンノーストゥレィリアウィルカムトゥマイハウス )
田中君、ありがとう。あなたの訳は正しいけれど、この文章はこのように発音してください
生徒に本文を読ませて、発音やアクセントなど直したほうが良いと思われる点を指摘します。英語の発音特有のリエゾンやリダクション、フラッピングなどを先生自らの発音で生徒に理解させます。
先生:Mr.Koizumi and Mr.Nakamura, what are you talking about? Do you have any questions? Otherwise please stop talking.
小泉君と中村君、何を話しているのですか。何か質問がありますか。そうでなければ話をするのをやめてください
Shut up.という言葉もありますが、Shut up.は乱暴な表現なので、生徒に対しても使わないほうがよいでしょう。stop~ingで「~するのをやめる」という意味になります。
授業終了時の先生と生徒のやり取り例
先生:Now, everyone, don’t you have any questions ? Please study well about relative pronoun. It will be on the next test.
さあ、皆さん質問はありませんか。関係代名詞についてよく勉強しておいてください。次の試験に出ますよ
先生:I’ll give you homework. Here are some questions of English composition including relative pronoun.
宿題を出しておきますね。関係代名詞を含んだ英作の問題です
先生:That’s all for today.
今日はここまでにしましょう
授業を終わる時の決まり文句です。Let’s call it a day. でもよいでしょう。
先生:We will study on page 122 next week. Please check for the meanings of the new words.
来週は122ページを勉強します。新しい単語の意味を調べておきなさい
先生:And also it’s important to review today’s lesson. That’s because relative pronoun is difficult to understand.
それから今日の授業を復習しておくことも大切ですよ。というのも関係代名詞は理解するのが難しいからね
先生:If you have any questions, don’t hesitate to ask me what you can’t understand.
もし何か質問があったら、遠慮なく聞いてください
先生:See you next week.
また来週
関連サイト
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