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gottaの意味・使い方!疑問形や過去形はどうやって言うの?

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I have got to go now(もう行かなきゃ)という表現をよく会話の中で使うのですが、ちょっと言いづらい気がします。

uzla
それなら、I gotta go now.(アイガラゴー)を使ってみては?

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gotta(ガラ)?gottaの意味と使い方を教えてください!

この記事のライター

uzla

東京の大手ICT企業の海外プロジェクトのPMを担当し、グローバルチームを率いました。幼少期を米カリフォルニアで過ごして以来、英語はもちろん多言語geek。日々、言葉の仕組みや文化的特色を発見しては感動しています。日常会話からビジネスシーンで使えるものまで実践的な英語を楽しくお伝えしていきます。

東京の大手ICT企業の海外プロジェクトのPMを担当し、グローバルチームを率いました。幼少期を米カリフォルニアで過ごして以来、英語はもちろん多言語geek。日々、言葉の仕組みや文化的特色を発見しては感動しています。日常会話からビジネスシーンで使えるものまで実践的な英語を楽しくお伝えしていきます。

“gotta”は“have got to”の略!

“gotta”の意味

「〜しなければならない」「〜する必要がある」など、義務や必要性を表す表現に“have got to…”があります。

同じく“have to”や“must”も必要性を表す表現ですが、これらに比べて少し柔らかいニュアンスがあるため話し言葉ではよく使われる英語です。

しかし、ネイティブスピーカーたちが話している英語を聞いてみると、“I’ve gotta”または“I gotta”が使われていることがほとんどです。

“gotta”という言葉は、”have got to”という表現の中の“got to”という部分が省略されたものなので、“I’ve gotta”とするのが文法上正しいといえますが、実際の会話では“I gotta”と短縮されることも多く、どちらも“have got to”と同じく必要性を表す意味があります。

次の例文は、どれも「そろそろ行かなければならない」という意味です。段階ごとに省略してみましょう。

I have got to go now.(オリジナルの文)

I’ve got to go now.(“I have”を短縮。書き言葉・話し言葉で使える)

I’ve gotta go now. (“got to”を省略。話し言葉で使われることが多い)

I gotta go now.(”have”を省略。話し言葉で使われることがあるが文法上は正しくない

どれを使っても意味は通じますが、4つめの“have”をも省略した表現を常に使っていると、ネイティブスピーカーの間でさえ「この人は正しい文法を知らないのかも」という印象を持たれてしまうことがあります。

好き嫌いにもよるので、時と場合に応じて使い分けられるように正しく文法と意味を把握しておきましょう。

“gotta”の発音

“gotta”の発音をカタカナで書くとしたら「ガタ」「ガダ」「ガラ」などが近いです。

“I’ve gotta”(アイヴガラ)、“I gotta”(アイガダ・アイガラ)は 映画やテレビ、スピーチや音楽の中にも非常によく使われている表現なので、ネイティブスピーカーがどのように発音しているかを観察してみてください。

 

“gotta”の使い方を徹底解説

“gotta”の主語が三人称のときはどうなる?

主語が三人称単数(he/she/it)の場合も文中に“gotta”を使用することはできるのでしょうか。

結論をいうと、答えはYESです。

とはいえ、元の文章がどのように省略されているかを知っておくことは重要です。

以下の例文を見ながら一緒に省略をしてみましょう。

She has got to get some rest.(オリジナルの文)
彼女は少し休む必要がある。

ここでも“have got to”(〜する必要がある)という表現を使っていますが、主語が三人称単数なので、 “have”ではなく“has”を使います。

したがって、次のように省略をする必要があります。

She’s got to get some rest.(“She has”を短縮)

She’s gotta get some rest.(“got to”を省略)

She gotta get some rest.(“has”を省略)

前述の通り、この場合も“has”を省略してもいいかどうかをTPOに応じて判断する必要があります。

“gotta”を使った疑問文はどうなるの?

“gotta”は疑問文に使うことがあまりなく、必要性や義務について相手に質問したいときは、 “have to”や“must”を使うのが一般的です。

Do we have to be there on time?(肯定文:We’ve gotta be there on time)
時間通りに着かなければいけませんか

Does he have to take his suitcase with him?(肯定文:He’s gotta take his suitcase with him.)
彼はスーツケースを持っていく必要がありますか

Must you go?(肯定文:You gotta go.)
もう行かなきゃいけないの?

ちなみに、かなりインフォーマルな表現になりますが、“gotta”を使った肯定文をそのまま疑問文にすることもできます。

この場合、語尾を上げるなどして相手に質問であることが分かるように発音する必要があります。

テキストメッセージやチャットなどで使う場合は最後の“?”をお忘れなく!

You’ve gotta work this weekend?
この週末仕事する(必要がある)のですか

Gotta go?
行かなきゃいけないの?

“gotta”を使った過去形はあるの?

“gotta”は現在形または現在完了に限って使うことのできる表現です。

したがって、同じ意味で過去について語りたいときは、以下のようにする必要があります。

I had to clean the house before 5pm.(現在形:I gotta clean the house before 5pm)
5時になる前に家を片付けなければいけなかった

They had to call the police.(現在形:They’ve gotta call the police)
彼らは警察を呼ぶ必要があった

他にも、「〜しなかればいけなかった」「〜する必要があった」という意味で、“needed to”を使うこともあります。

We needed to take the first plane.(現在形:We’ve gotta take the first plane)
私たちは始発の飛行機に乗る必要があった

“gotta”と“got a”の違いは?

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I’ve got a pain in my back.(背中が痛い)のgot aはgottaと違うのですか?

uzla
このgot aは、have a(〜を持っている)という意味です。特にイギリス英語で使われる表現です。

“I have got a pain in my back”という文章は現在完了形に見えますが、このような文脈では現在形として扱われます。

「〜を持っている」という所有の意味を表し、持っている内容(名詞)をその直後におきます。

“got a”は、“t”を意識した「ゴッタ」という発音に近いですが、慣れてくると「ゴタ」または「ガッタ」のような発音が言いやすいと感じるかもしれません。

これまで解説してきた“gotta”とも似ているため、話し言葉と書き言葉の両方で混ぜて使われることがしばしばあります。

(「〜しなければならない」のgotta)
I’ve gotta get up early tomorrow.(オリジナルの文:I’ve got to get up early tomorrow.)
明日は早く起きなければならない

(「〜を持っている」のgotta)
I’ve gotta good news for you.(オリジナルの文:I’ve got a good news for you.)
あなたにいいお知らせがあります

“gotta”と“got a”は、オリジナルの文や文法の仕組みを理解した上で使い分けられるようになるのが理想的です。

 

“gotta”を使った口語フレーズ!

ここでは、日常会話でよく耳にする“gotta”を使った口語フレーズをご紹介します。

I gotta goで急ぎを強調

“gotta”を使った表現で最も代表的と言えるほどよく使われているフレーズです。

急ぎや義務的なニュアンスが含まれます。

Wow. It’s already midnight? I’ve gotta go!
えっもう深夜0時?行かなくちゃ!

You gotta know that…でアドバイス

誰かに対して「知っておくべきだ」「知る必要がある」などのアドバイスや忠告をするときに使うことができます。

You gotta know that they all love you.
彼らはみんな君のことを愛しているということを知っておくべきだ

You’ve gotta know that we are in a different country.
外国に来ているということを忘れないでね

We gotta get out of hereで今すぐ脱出

“get out of 〜”は、「〜(場所)から脱け出す」という意味です。逃げ出したい場面、急がなきゃいけないピンチの場面などでよく使われるフレーズです。

This place is creepy. We gotta get out of here right now.
この場所は気味が悪いです。今すぐ退散するべきです。

You’ve gotta be kidding me…「冗談でしょ?」

“kid〜”は「誰かをからかう」という動詞です。

相手が言うことが嘘のよう聞こえ、「君は冗談を言っているに違いない」という意味合いで“gotta”が使われます。

これも日常会話で気軽に使うことができる便利なフレーズです。

Did it really happen? No… You’ve gotta be kidding me!
本当にそんなことが起こったの?あり得ない。絶対に嘘でしょ!

I gotta feeling…予感を感じる

この場合の“gotta”は所有を意味する “got a”を話し口調に変えたものです。

「感情」を表す“feeling”は、英語でも「持つもの」として表現します。

何かの予感がする時に使ってみてください。

I’ve gotta feeling that today is gonna be a wonderful day!
今日という日が素晴らしい日になる予感がする!

“gotta”を使った歌詞フレーズ!

“gotta”のような話し言葉は、スムーズな発音を可能にして会話のテンポをあげる効果があります。

そのため、私たちが何気なく聴いている音楽の中でも実は頻繁に使われています。

最後に、英語の歌を3曲取り上げ、歌詞の中でどのように“gotta”が使われているかを見ていきましょう。

ちなみに、“gotta”という表記ははあくまでも話し言葉の音声的な表記なので、曲の中では“gotta”と聴こえても、書かれた歌詞には “got to”や“got a”と表記されるていることが一般的です。

You gotta stand up straight, carry your own weight

U2の“Stuck In A Moment You Can’t Get Out Of”という曲にある一節です。

落ち込んで立ち止まっている友人に対して「まっすぐ立ち上がってしっかりしなよ」といった励ましの言葉と解釈することができます。

とても深い歌詞で、サビの部分でも“got to”が使われています。是非、歌詞全体を一読してみてはいかがでしょうか。

Gotta get get… Gotta get get… Gotta get get…

The Black Eyed PeasのBoom Boom Powという曲の歌いだしです。

曲を聴けば「聴いたことがある!」という方もいるのではないでしょうか。

あえて訳すと「(何かを)手に入れなければ」と解釈することができますが、この手のジャンル(エレクトロ)はどちらかというと歌詞の意味より音やリズムが重視されます。

この曲の楽しいとこころは「ガラゲッゲッ」という言葉の響きです。とてもキャッチーで盛り上がる一曲です。

“gotta”は会話で使える便利なフレーズであると同時に、発音するのも楽しい英語といえます。

You’ve got a friend in me

日本でも愛され続けている映画トイ・ストーリーシリーズのテーマ曲です。

おもちゃが持ち主の子供に対して話しかけているような口調の歌詞です。

この場合の“got a”は、「〜を持っている」という所有の意味で、直訳すると、「君は僕の中に友達を持っているよ」つまり「僕は君の友達だよ」という意味になります。

歌詞は省略せずに書かれていますが、実際にどのように歌われているかを聴いてみてください。

きっと、“You’ve gotta friend in me”と聞こえるのではないでしょうか。

まとめ

この記事では、さまざまな使い方ができる“gotta”についてその意味とフレーズをご紹介してきました。

スムーズな会話のポイントはテンポや発音のしやすさですが、言葉の仕組みをきちんと理解していないと使うシーンを間違えたり内容が上手く伝わらないこともあります。

まずは言葉の意味をしっかり理解し、実際の会話や映画・音楽の中でどのように使われているかを見ながら実践に繋げていきましょう。