- 自分の人生、もっと思い通りに生きたい
- 年収を1000万円以上稼げるようになりたい
- 人生で成功を収めて、毎日を幸せに暮らしたい
- 夢や理想はあるけど、今はダメダメだ…
- ずっと抱えているコンプレックスがある…
一度きりの人生で、誰もが自分が考える「成功」を収めたいと思いでしょう。
しかし、忙しく同じように過ぎていく日常の中で、自分の夢や理想に近づいている実感が持てない人が世の中の大半ではないでしょうか。
自己啓発本は、一般的に「人間の能力向上や成功のための手段を説く書籍のこと。」と定義されており、現状を打開し、理想の自分にたどり着くための羅針盤となる、最強のツールだと感じています。
僕はこれまで学生時代から自己啓発本オタクのように、大量の本を読んできました。読んだ本の数は1000冊を超えているかもしれません。
そして、ただ自己啓発本を読むだけではなく、実践を繰り返してきました。今回の記事では、実際に僕が自己啓発本を読み、どのように実践して効果を上げてきたか、そして実践して効果のあった本を厳選し、合計で15冊紹介したいと思います。
自己啓発本の種類
1. 人生の目的や理想を見つけるための自己啓発本
自分が成し遂げたいこと、理想の自分、人生をかけて本当にやりたいことなど、自分の人生が向かっていく方向性を見つけるための本です。
このタイプの本は、自分の目的を見つけるために、自分に対して質問をし、理想を明確化していくものです。実感としては、世の中の自己啓発書のうちの2割くらいがこのカテゴリに入ります。
2. 目的や理想を実現するための自己啓発本
自分の理想に向けて、どのような手段で実現するのかが書かれた、ハウツー本です。理想がすでにあって、それを実現するための戦略や戦術について書かれた本です。
この手の本は、理想や目的がはっきりしている人にとっては効果的です。しかし、理想や目的が曖昧な人が読むと、手段に問わられて。自己啓発オタクになりがちです。
3. 成功者の人生について書かれた自己啓発本
自己啓発本の効果
実現したい夢や理想が見るけるきっかけになる
自分のコンフォートゾーンを抜け出せる
偉人の自伝や成功した経営者、波乱万丈の人生を経験した人の本を読むと、自分の限界が突破される時があります。例えば、孫正義の「志高く」を読んだ僕は、日本や世界を変える事業を本気でやりたいと思うようになりました。
そうすると、これまで自分が当たり前だと思っていた自分の基準が、どんどんと上に引き上げられていき、よりぶっ飛んだ夢や大胆な行動ができるようになります。
目的や理想への最短距離が分かる
ハウツー系の自己啓発本を読むと、「こうやればいいのか!」と思うことが沢山あります。最近だと、時間管理の本を読んだのですが、「重要なことは朝にやる」「タスクにはタイマーを設定する」など、今の課題を解決してくれる学びが沢山あります。
それを実践することで、一人で解決策を考えるよりも、5〜10倍早く目的にたどり着けると実感しています。
<h2=”自己啓発書のデメリット”>自己啓発書のデメリット
自己啓発本を読むことで満足する
自己啓発本のデメリットで最大のものは、読むだけで満足することです。自己啓発本には麻薬のような作用があり、読んだ直後はドーピング効果のように、一時的にモチベーションが上がるのです。
しかし、自己啓発本を読んでいいことをしたと、満足することで、そこからアクションにはつながらず、ただ知識だけ増えていくだけという人を数多く見てきました。
理想と現状のギャップを思い知らされ、挫折する
自己啓発本に書かれている成功者のストーリーや、理想の実現法を読んでいると、ハードルが高すぎると感じてしまうことがあります。
もちろん読む本によりますが、本に書かれている基準があまりにも高すぎると「自分には無理だ」と落ち込んでしまう人が中にはいます。
完璧に実践しようとして挫折する
自己啓発本を読んで、これは実践したい!と思ったとします。しかし、几帳面な人ほど、完璧に実践しようとして、途中で挫折する人が多いのです。
自己啓発本の内容を完璧に実践しようとしすぎると、挫折する可能性が高いのです。一つの本から、一つを学ぶといった程度が現実的だと考えています。
悪質な自己啓発セミナーにハマる
XJAPANのToshiも一時期、自己啓発セミナーにハマった結果、友人やお金を失い、人生が破綻してしまいました。自己啓発セミナーは僕も参加したことがありますが、高額なものが多く、セミナーに依存してしまうと、どんどんとお金が吸い取られていきます。
セミナーのような高額商材とはある程度距離を置き、本をベースに実践しつつ、うまくいかないようなら、著者が主催するセミナーなどに参加するのがいいかと思います。
自己啓発本の読み方
重要な内容の2割を読む
- 目次を読んで本の構成を確認する
- 作者のプロフィールを読む
- 目次で気になったポイントを読む
- 全体をバラバラとめくって内容を把握する
- 実践したいことをスマホやノートにメモする
オーディオブックで聴く
自己啓発本を読んでいると、中には素晴らしい本との出会いを経験すると思います。そんな時、より内容を自分に吸収させるために、おすすめなのはオーディオブックで聴くことです。
audiobook.jpというサービスを使って、オーディオブックを探し、お気に入りの本があれば、それを音声で聞きましょう。音声で聞くことで、いつでもどこでも、何度でもその本の内容を学習することができます。
潜在意識に刷り込むレベルまでオーディオブックを聴き込むと、無意識レベルで本の内容を実践している自分に気づくはずです。
オーディオブック配信サービスはaudiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)がおすすめです。
audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)の公式サイトはこちら
こちらの記事でもオーディオブックを紹介しています。
自己啓発本の実践方法
自己啓発本は書かれていることを実践することで、初めて人生が変わっていきます。そのため、学んだことをしっかりと行動に落とし込む必要があるのです。僕の場合はチェックリストを使って、毎日の行動に落とし込んでいます。
これは、「ベンジャミン・フランクリン13美徳リスト」を参考にしたもので、毎日学んだことを実践できているかを、チェックしています。
画像は実際に僕が毎日チェックしている「行動管理シート」です。最初はめんどくさいかもしれませんが、一度習慣になると、毎日着実に自分の成長を感じることができます。
おすすめの自己啓発本
自分の本当の理想や夢を見つけ実現するために、おすすめの自己啓発本
努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方
夢や目標の達成方法を知りたい人は、この一冊さえマスターすれば、どんな目標でも達成の道筋がわかるでしょう。
米国の自己啓発プログラム開発者、ルー・タイス氏と脳科学の苫米地英人氏が共同開発したメソッドが解説されている本です。
この本ではまず、自分が現状達成方法がわからないぶっ飛んだゴールを設定します。そして、理想の達成している状態に臨場感を持つことで、勝手に目標の実現に向けて行動し始める感情の状態を作ります。
その結果、目標に対しての行動を「努力」と感じることなく、目標に到達している状態を「当たり前の状態」と感じながら、理想を実現していけるのです。
コンフォートゾーンと、ホメオスタシスの関係、アファメーションの方法や、本当の夢の見つけ方など、成功者の体験談ではなく、科学的なアプローチで、誰にでも実現可能なパッケージになっています。
これまで多くの自己啓発本を読んできたけど、結局何をしていいか分からない人にとって、必須の一冊です。
「成功曲線」を描こう。 夢をかなえる仕事のヒント
目標に向けて小さな行動をしていると、いつ成功するか不安になることはないでしょうか。この本には、目標に向けて、小さな行動を積み増さねることで、それがどのように成功に繋がるかが具体的に書かれています。
本の中で紹介されている「行動すれば、次の現実」という言葉が、僕の心に深く刻み込まれています。大きな目標を目の前にしても、ダメ元で行動を続けると必ず次のステージが見えると、行動に対する勇気をもらうことができます。
また、目標を達成するための、習慣の変え方、潜在意識の活用方法、さらにはタイムマネジメントに至るまで、とても分かりやすい文章で解説されています。
読めば、「自分も成功できる!」と確信することでしょう。夢に向けて行動し始めたけど、実現できるかどうか不安な人に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
世の中の仕組みを理解するために、おすすめの自己啓発本
運命を拓く 天風瞑想録
中村天風のオーディオブックはこちら。
日露戦争で諜報員として、いくつもの死の危険を乗り越えたが、当時の不治の病である結核にかかった。なんとか治療するために、東洋・西洋の医者や哲学者、宗教家を訪ね回るが、治療に効く方法は得られませんでした。
しかし、旅先で出会ったヒマラヤのヨガマスターに出会い、積極的人生の真理を悟りました。その後、見事病気から回復し、その悟りを元に、多くの人を勇気付け、成功に導きました。
中村天風の力強く、気合いが入る一文を紹介します。
所詮、人生は心一つの置きどころ。 人間の心で行う思い方、考え方が、人生の一切を良くもし、悪くもする、というのが人生支配の根本原則である。
思い方や考え方が積極的であれば、積極的なものが出来、消極的なら消極的なものが出来る。 何事においても、そのときの心の状態が、成功を生み、また失敗に追いやる。
思考と発する言葉を積極的にし、そして否定的な言葉を使わない。思考の状態を積極的にする重要性を説きます。
アルケミスト―夢を旅した少年
羊使いの少年サンチャゴは、あるひ宝物が隠されている場所の夢を見ました。その夢を確かめたくて、仕方がなくなった少年は、やがてアフリカの砂漠を越えて、ピラミッドへと旅立ちました。旅の途中で、占い師や恋人、錬金術師に出会い、多くの教訓を学びます。
例えば、次の一文は、非常に学びを受けました。
「運命」というものについて。 おまえがいつもやりとげたいと思ってきたことだよ。誰でも若い時は自分の運命を知っているものなのだ。まだ若い頃は、すべてがはっきりしていて、すべてが可能だ。
夢を見ることも、自分の人生に起こってほしいすべてのことにあこがれることも、恐れない。 ところが、時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませ始めるのだ 。
ちょうど就職活動中に読んでいた本なのですが、自分が本当にやりたいことを、就職しても忘れないと、固く誓うことになりました。また、アルケミストでは多少スピリチュアルな記述が多いのですが、「前兆」「宇宙」と言ったキーワードが、感覚的に理解できる形で説明されています。
おまえが何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ。
世界中のあらゆる神話や宗教でもこのような表現がよくされていますが、アルケミストではストーリーを通して、精神世界への興味を掻き立ててくれます。人生にとって大切な決断をする時に、静かな場所でこの本を読むと、きっと最良の方向に導いてくれるでしょう。
人間関係を改善するのに、おすすめの自己啓発本
人間を磨く~人間関係が好転する「こころの技法」
人生の成功。そのうちの大きな割合を占めるのが、人間関係における成功でしょう。この本では、人間関係の本質について、著者の人生経験から豊富な事例を使って、説いてくれています。
僕は特に次の一文に感銘を受けました。
人とぶつからない人生、心が離れない人生が、良き人生ではない。人とぶつかり、心が離れ、なお、それを超えて、深く結びつく人生。それこそが、良き人生である。
人は人との関わり合いの中で、傷つくことを恐れ、ぶつかることを避けます。僕もこれまでの人生で、人からどう思われるのかを異常に気にしてしまって、なかなか自分の本音が話せなかったのです。
自分で事業を起こし、ビジネスパートナーや取引先など、様々な人との関わりの中で、本気でぶつかれない状態では状況が好転しないことがよくありました。
しかし、この本んを読んだことで、ぶつかり合いの先に、さらに深く繋がれる関係があることを知り、とても心が安定しました。
実際、これまでもビジネスパートナーや、取引先など、多くの出会いと別れがありましたが、目の前の対立を避けるのではなく、本音で話し、時にはぶつかることを恐れることがかなり減りました。
この本には人間関係をよりよくしていくために、以下のようなヒントが示されています。
- 心の中で自分の非を認める
- 自分から声をかけ、目を合わせる
- 心の中の「小さなエゴ」を見つめる
- その相手を好きになろうと思う
- 言葉の怖さを知り、言葉の力を活かす
- 別れても心の関係を絶たない *
- その出会いの意味を深く考える
自分の小さな「箱」から脱出する方法
- これだけ頑張ってるのに、誰も自分を認めてくれない
- どうして自分だけいつも損をしてるんだ
本書では以下のようなプロセスで、人は自己正当化し、人間関係を歪めると主張します。
- 「自分が他人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ。
- いったん、自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。
- 周りに世界を自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる。
- したがって、人は自分の感情に背いた時に、箱に入る。
最近、他責にしてしまっていることを感じて入る人には、ぜひ本書を読んで、箱から抜け出すヒントを得てください。
他人に依存しない自立した人生を生きるのに、おすすめの自己啓発本
孤独になれば、道は拓ける。
僕が会社員を辞めて独立する時、最も勇気付けられた本です。何かの分野で一流である人は、決まって群れず、孤独なのです。皆、人間関係には恵まれながらも、自立し、孤独を楽しんでいるように見えます。
この「孤独」というキーワードは、自分の人生の目的を定め、それに向かうために、最も大切なコンセプトの一つだと考えます。
本書は8章に渡って、孤独になることで、人生に起きる変化が書かれています。
- 孤独になると自信がつく
- 孤独になると本物が見えてくる
- 孤独になると時間が増える
- 孤独になるとお金が増える
- 孤独になると友人が変わる
- 孤独になると変化したくなる
- 孤独になると人生が変わる
- 孤独になると道が拓ける
独立したい人だけでなく、自分の人生を生きたい、何かで一流になりたい人が、その過程で必ず受け入れるべき「孤独」について学ぶべきだと思います。本書はそのための入門書となるでしょう。
コンプレックスを改善するのに、おすすめの自己啓発本
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
「嫌われる勇気」のオーディオブックはこちら。
発売以来100万部の売り上げを達成し、ドラマ化も実現させた本書。本書は劣等感やトラウマの克服、承認欲の完全否定、ありのままの自分を受け入れる方法など、精神的に劣等コンプレックスを根本に抱えている人が、どのように幸せな人生を歩むことができるのかが書かれています。
自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
自分の人生の目的を実現するためには、過去の失敗やトラウマは一切関係ありません。ただ、目的の実現に向けて行動すればいいのです。
しかし、多くの人が、過去に人から馬鹿にされたこと、失敗などがトラウマによって恐怖心を抱え、行動ができません。失敗して周りから馬鹿にされ、嘲笑されたらどうしようと考える人は多いのではないでしょか。
目的に向けて、周囲の期待や批判を恐れず、嫌われる勇気を持ち、挑戦をすればいいんのです。失敗すること、周囲から馬鹿にされることを恐れて、行動できない人におすすめの本です。
いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法
人間の感情は、現実の認知の仕方によって左右されるという前提に立ち、認知の歪みを矯正する「認知行動療法」のバイブル的存在の本です。憂鬱な時は、物事を悪い方向に考えがちになり、ひどい場合には「死にたい」と思うようになります。
しかし、それは脳が作り出した「虚像」であるため、認知を変える必要があるのです。
実際僕は会社員時代に一度うつ病になったことがあります。ひどい時には文字も読めなくなるのですが、症状が落ち着いた時に、本書で紹介されている「トリプルカラム法」を実践していました。
「トリプルカラム法」とは、脳の認知を矯正するために、以下のようなステップを行います。
自動思考 | 認知の歪み | 合理思考 |
---|---|---|
自分はいつも遅刻していてダメな人間だ… | 一般化のしすぎ | いつも遅刻しているわけではない。 時間通りに行ったことを考えよう。 もし遅刻するなら、時間を守れる方法を考えよう。 |
これは、自分が行なっているネガティブな思考を、「自動思考」として言語化し、それにラベルを貼ります。そのあと、適切な前向きな思考へと変換するのです。
そのラベルは、うつ病の人が陥りやすい思考を合計で10個に集約したもので、「全か無か思考」「結論の飛躍」「すべき思考」などがあります。
これにより、自分の思考と認知を切り離すことができ、適切な思考に修正することができるのです。この本は、物事をネガティブに考えがちな人に大変おすすめです。
自分の強みを生かした人生を生きるために、おすすめの自己啓発本
諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉
著者の為末大氏は、400mハードルの銅メダリストです。中学生までは100m、200mで優勝し、圧倒的な存在感を持っていました。
しかし、高校3年生でスランプを経験し、それまで勝負していた100m、200mの短距離を諦めました。そして、自分が勝てる領域である400mハードルに転向し、結果的に、世界選手権で銅メダルを勝ち取るまでに成長しました。
それらの人生経験から、自分の才能や能力を冷静に判断し、自分の目的に向けて努力することの重要性を語った書です。
戦略とは、トレードオフである。つまり、諦めとセットで考えるべきものだ。だめなものはだめ、無理なものは無理。そう認めたうえで、自分の強い部分をどのように生かしていくかを見極める。
僕はもともと、できることとできないことの差が、人より大きいことが、ずっとコンプレックスでした。一度組織やチームワークが求められる環境に入ると、全く機能せず、ダメ人間扱いを受けてきました。
しかし、本書を読んだことで、自分に全く向いてないことで勝負するのを辞め、勝てるフィールドで戦えばいいんだと、とても心が軽くなりました。心の中でつっかえていたものが、外れた瞬間でした。今の職場で向いていない仕事をしていると感じてる人には、ぜひ読んでほしいです。
大好きなことをしてお金持ちになる ― あなたの才能をお金に変える6つのステップ
「本田健」オーディオブックシリーズはこちら。
世の中には多くの自己啓発書がありますが、「好きなこと」を見つけ、それを「お金を稼ぐ具体的なステップ」にまで落とし込んだ本はあまりないでしょう。
本書の著者は15年も前に「『ユダヤ人大富豪の教え』を大ブレイクさせた本田健氏。ワクワクすることを人生の中心に置くことで、人生が拓けていくと指南します。
自分がワクワクすることだけをやっていても、それはお金にならないため、生活に困窮することになります。一方で、お金を稼げることばかりをやっていても、幸福感を感じることが難しくなる可能性があります。
本書が目指すのは、ワクワクすることを行動に移し、それによってお金を十分に稼ぐことです。
僕は独立してから、とにかく目先の売り上げることを立てることで、精一杯でした。そうすると、お金のことばかりを考えて、目先の損得に執着してしまっていたのです。そうすると、人間関係や気持ちのアップダウンが激しくなり、自己嫌悪になることがありました。
しかし、ワクワクすることを事業の中心に置いたことで、行動力や生産性が段違いになり、日々のストレスがかなり減りました。また、朝起きるのが早くなったり、エネルギッシュになったりと、バイタリティが向上したことを実感しました。
毎日改善を積み重ね、生産性を上げるのに、おすすめの自己啓発本
鬼速PDCA
自分の実現したい理想を一度持てば、あとは実現に向けて大量の行動を繰り返すのみです。 しかし「PDCAサイクルなら、これまでやってきた。」という人は多いのではないでしょうか。
本書はこれまでのPDCAサイクル論とは一線を画しています。ゴール(KGI)を定め、それを達成するための最重要指標(KPI)を抽出し、毎日行動指標(KDI)を管理するという徹底ぶりです。
例えば、本書では以下の内容が紹介されており、いつ何をやるべきかが明確に示されています。
- 目標へのロードマップの全貌をロジカルに導く「因数分解」 –
- キャパオーバーを防ぐ「工数棚卸しシート」
- 仕事の先送りがなくなる「半週ミーティング」
- 仕事のモレ・ムダがなくなる「鬼速進捗管理シート」
- 日々の気づきを行動に変える「なるほどシート」
- 自分を成長させる習慣を定着させる「ルーチンチェックシート」
レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術
本田直之の「レバレッジシリーズ」のオーディオブックはこちら。
テコの原理を表す「レバレッジ」という概念は、少ない資源で大きなものを動かすことをたとえています。これは主に投資で使われる用語ですが、これを自己啓発に活かすのが本書のテーマです。
毎日をただがむしゃらに、行き当たりバッタリで仕事をしていると、成果は安定しません。また、時間に比例して成果が上がるような仕事をしていれば、より時間をかけなければ収入は上がらないでしょう。
そこで、本書はまず明確な目的を設定して、「労力」「時間」「知識」「人脈」に対して、リターンがあるものを絞り込み、実行することをすすめています。
僕は、本書で紹介されている、「1日の時間割」を実践した結果、非常に効果がありました。1日のスケジュールをテンプレート化し、起床時間やメールの返信時間、ランチや運動など全て設定しておくのです。
そうすることで、スケジュールで迷いが減り、無意識的に生産性が上がる状態を維持することができました。 時間をかけている割には成果が出ないと悩むビジネスマンは必読の書です。
強い信念をもち、努力を続ける生き方を学ぶのに、おすすめの自己啓発本
志高く 孫正義正伝 新版
「志高く」のオーディオブックはこちら。
日本を代表する現代の経営者といえば、孫正義氏が名前に上がると思います。2016年には総資産額が197億ドル(約2兆2500億円)になり、日本でナンバーワンとなりました。
在日韓国人の家庭に生まれ、差別を受けながらも大きな志を持った少年は、後に高校を中退し、カリフォルニア大学バークレー校へ留学。そこで音声付き自動翻訳機など数々の発明をし、シャープに事業売却をしたことで1億円の売却益を得ます。
その後、インターネットの可能性に惚れ込み、ソフトバンクをスタート。そこから、通信事業やロボット事業、海外企業の買収など数々の大胆な行動をとり、結果的に、ソフトバンクを時価総額9兆円を超える巨大企業に育て上げるまでのストーリーが、リアルに描かれています。
また、孫正義氏の人生計画は有名です。
- 20代で名乗りを上げ
- 30代で軍資金を最低でも1000億円貯め
- 40代でひと勝負し、
- 50代で事業を完成させ、
- 60代で事業を後継者に引き継ぐ。
自分の中の基準をはるかに上げていきたいと思う人、起業家として世界を変えたいと思う人は必読の書です。
勝ち続ける意志力
プロゲーマーとして、王者に君臨し続けた梅原大吾氏。その、生い立ちや葛藤、ゲームへの取り組みから、ゲームを通じて得た成功哲学は非常に価値があります。
ゲームの世界でも人生と同様、目標に向けて地道な創意工夫が重要です。 僕が響いた言葉と紹介します。
僕はこれまでの人生で何度もミスを犯し、失敗し、そのたびに深く考え抜いてきた。だから、流れに乗って勝利を重ねて来ただけの人間とは姿勢や覚悟が違う。
すなわち集中力とは、他人の目をいかに排斥し、自分自身とどれだけ向き合うかにおいて養えるものなのかもしれない。
それでも強くなりたいと願うのであれば、誰も歩んでいない道をひとりで歩けばいい。
プロゲーマーというマイナーな世界で、周囲や親からの反対を受けながらも、信念を貫き、結果を出し続ける梅原氏の、飽くなき人生の探求は必読です。
スランプに陥っている人、モチベーションが下がっている人は、ブレークスルーを起こすきっかけになるかもしれません。
自己啓発書を読んで実践し、成功をつかもう!
自己啓発本について色々と書いてきましたが、重要なことは、読んで実践することです。また、オーディオブックなどで何度も再生し、無意識に刷り込んでいくと、価値観や行動が少しづつ変化していきます。
自己啓発本は、使い方によっては非常に効果があるため、ぜひ読んで、実践してください。
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