「ITエンジニアに英語は必要?」と感じたことはありませんか?実は、ITエンジニアは英語力があるだけで、年収アップや転職の幅が広がるなど、思わぬチャンスが手に入ります。とくにプログラマーは、海外の情報を英語でキャッチしたり、外資系の求人に応募したりする機会も多くなってきています。
「英語できないし、勉強も苦手…」という方でも大丈夫。本記事では、ITエンジニアに必要な英語のレベルや、ITエンジニアにぴったりの学習方法などをご紹介します。
将来のために、「英語が話せるエンジニア」になりたい方に向けて、今日からできる具体的なステップをやさしく解説しています。今の自分に必要なスキルがわかる、価値ある内容です!
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Weblio英会話編集部メンバー
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
この記事の目次
ITエンジニアが英語を勉強する必要がある理由5つ
ITエンジニアにとって英語力は「あると便利」ではなく「なくては困る」スキルです。その理由は、日々の業務からキャリアアップまで、英語が関わる場面が非常に多いからです。
ここでは、英語を勉強すべき「5つの理由」をわかりやすく解説します。英語が苦手でも、この記事を読めば前向きな気持ちになれるはずです。
ITエンジニアに英語力が必要な理由
理由①:プログラミング言語は英語で構成されているから
ITエンジニアの仕事で使うプログラミング言語は、実はすべて英語がベースです。命令文(if、else、printなど)や関数名、エラーメッセージもすべて英語なので、英語に慣れているだけでコードの内容をスムーズに理解できます。
エラー時の「syntax error」や「undefined reference」などの英語メッセージが読めれば、原因をすばやく特定でき、対応も早くなります。
また、プログラミングの公式ドキュメントや最新の解説記事は、まず英語で公開されることが多いです。英語が読めれば、日本語訳を待たずにいち早く情報を取り入れられます。
英語が苦手だと、そのたびに翻訳ツールに頼ることになり、作業効率も下がってしまうのです。
理由②:公用語が英語だから
IT業界では、英語が「世界の共通語(公用語)」です。Google、Amazon、Microsoftなどのグローバル企業ではもちろん、オープンソースの開発プラットフォームであるGitHubなどでも、英語でのやり取りが基本です。
たとえば、PythonやAWS(AmazonWebServices)の公式ドキュメントは英語が先に公開され、日本語訳は後から出ます。英語が読める人は、こうした一次情報にすぐアクセスできるため、技術の習得スピードも速いです。
さらに、英語ができると海外のプロジェクトにも関わりやすくなります。英語でコミュニケーションがとれれば、世界中のエンジニアと協力できる強みになります。
グローバルに活躍したいITエンジニアにとって、英語は「世界への扉」を開けるカギと言えるでしょう。
理由③:取引先が外資系または海外企業であることが多いから
最近では、日本国内の企業であっても、海外の企業や外資系との取引が増えています。実は、英語を使う場面は意外と頻繁にあります。
- 海外の取引先とのZoom会議
- 英文の契約書や仕様書の確認
- 英語でのメールやチャット対応
英語ができると、こうしたやり取りをスムーズにこなせるだけでなく、相手からの信頼も得られやすくなります。英語ができないとチャンスを逃したり、他人に対応を任せることになり、キャリアの幅が狭くなることもあります。
英語ができる人に頼るのではなく、自分が対応できるようになると、仕事の幅も評価も大きく広がります。
理由④:オフショア開発が進み、外国人人材と働く機会が増えているから
IT業界では「オフショア開発」と呼ばれる、海外の開発チームと連携してシステムを作る仕事が増えています。
また、日本国内でも外国人エンジニアと一緒に働く機会が増えてきました。そうした現場では、英語が共通語として使われています。
- システムの仕様を英語で説明する
- 日々の進捗を英語で報告する
- トラブルが起きたときに英語で相談する
英語が話せれば、こうした場面でスムーズにやり取りができ、作業効率も向上します。
一方で、英語ができないと伝達ミスや聞き取りの問題が増え、プロジェクトに悪影響を及ぼすこともあるでしょう。外国人と対等に働くには、英語力が大きな武器になります。
理由⑤:新しい技術の多くが英語圏で開発されているから
AIやクラウド、ブロックチェーンなどの最先端技術は、アメリカやイギリスといった英語圏の国で生まれることが多いです。当然ながら、その情報もまず英語で公開されます。
英語が読めると、そうした最新技術をいち早くキャッチでき、仕事にもすぐ活かせます。
たとえば、新しいプログラミングフレームワークやセキュリティ対策の方法など、早く知って取り入れることで他のエンジニアと差がつけられるでしょう。
その結果、業務効率が上がり、専門性も評価されてキャリアアップにつながる可能性が高まるのです。
ITエンジニアが英語を勉強するメリット3つ
英語ができることで得られるのは、単なる「便利」さだけではありません。キャリアアップ・収入アップ・転職成功など、具体的で大きなメリットがたくさんあります。
ここでは、ITエンジニアが英語を学ぶ3つのメリットを紹介します。学習のやる気も高まるでしょう。
エンジニアが英語を勉強するメリット
メリット①:年収が上がる
英語ができるエンジニアは、企業から高く評価されやすくなります。特にビジネス英語を使える人材は、グローバル案件や外資系企業で重宝され、年収にも反映されやすくなります。
ある調査では、TOEIC700点以上のITエンジニアは、年収1.3倍以上になるケースも多いと報告されています。さらにTOEIC800点以上であれば、年収1,000万円超を目指せる例も珍しくありません。
英語を使えるエンジニアは市場にまだまだ少なく、「希少価値が高い」存在です。そのため、企業側も積極的に採用・昇進の対象として扱い、結果的に報酬もアップします。
英語力を磨くことは、技術力にプラスして“収入面でも確実に差がつく”投資だといえるでしょう。
メリット②:単価の高い海外案件が受けられる
英語ができると、海外の高報酬プロジェクトに応募できるチャンスが生まれます。
外資系や海外スタートアップの案件は、国内より高報酬で、単価が2倍以上になることもあります。
さらに、こうしたグローバル案件は、最新技術を使うチャンスや、規模の大きいシステム開発に関われるチャンスも豊富です。その経験は、次のキャリアステップで大きな強みになります。
たとえば、英語を話せるエンジニアとして海外企業と直接契約すれば、中間業者を通さず収入を最大化できる可能性もあります。
実際、海外案件で年収1,000万円超を実現しているエンジニアも多数います。英語力があれば、「働き方」と「稼ぎ方」の選択肢が一気に広がるのです。
メリット③:転職で有利になる
転職市場でも、英語力のあるITエンジニアはとても人気があります。
特に外資系やグローバル展開のIT企業は、ビジネス英語ができる人材を常に求めているのが実情です。
TOEICスコアや実務での英語使用経験を履歴書に書けると、それだけで書類選考を突破しやすくなります。
さらに、英語ができると、高いポジションやマネージャー職などの重要ポストにも応募しやすくなるのもメリットのひとつ。条件の良い会社やプロジェクトに関われる可能性も高く、転職で大きくキャリアアップする人も少なくありません。
つまり、英語力は「より良い環境へのパスポート」です。いざという時に選べる仕事が増える、将来の安心材料になるのです。
ITエンジニアにはどのくらいの英語力が必要?
「英語ができると有利なのはわかったけど、どれくらいのレベルを目指せばいいの?」そう感じている方も多いのではないでしょうか。
ITエンジニアに求められる英語力は、日常会話のような英語力ではありません。
仕事で使える「技術英語」と「ビジネス英語」です。ここでは、具体的なレベル感とその違いをやさしく解説します。
ビジネス英語と技術英語の違いを知っておこう
まず理解しておきたいのは、「英語」といっても使われる場面によって求められるスキルが違うということです。
ビジネス英語とは、以下のようなシーンで使う丁寧な言葉や表現のことです。
「ビジネス英語」を使うシーン
- 会議での発言
- 要件定義(やることの確認)
- 進捗報告
- お礼や依頼のメール文
これらは、相手に配慮した「礼儀正しい英語」で、話し方や書き方に注意が必要です。
一方、技術英語はもう少し専門的で、以下のようなものが含まれます。
「技術英語」を使うシーン
- エラーメッセージやマニュアルの読み取り
- ソースコードのコメント
- API仕様書の理解
- システム構成図などの技術文書
IT現場では「技術英語」の理解が特に重要で、バグの原因をすぐに読み取り対応できる力が求められます。
つまり、「対人向けの英語」と「技術的な英語」は別のスキルです。両方をバランスよく伸ばすことが、ITエンジニアとしてキャリアアップするための近道です。
TOEICであれば700点が基準になる
では、英語力の目安として有名なTOEICで見ると、どれくらいのスコアを目指せばよいのでしょうか?一般的に、ITエンジニアに求められる英語力はTOEIC700点がひとつの基準とされています。
このスコアがあれば、
- 英語での会議に参加できる
- 海外エンジニアと共同作業ができる
- 技術文書を辞書なしでも理解できる
といったことが可能になります。
もちろん、TOEIC500〜600点くらいでも、翻訳ツールを使いながら対応できることもあります。ただし、海外プロジェクトのリーダーや外資系企業への転職を目指すなら、700点以上が望ましいです。
学習目標が曖昧だと続きにくいため、「まずはTOEIC700点を目指す」と明確に決めるのがおすすめです。
他の英語資格に換算すると?
TOEIC以外にも、英語力を示す資格はたくさんあります。以下はTOEIC700点に相当する、他の代表的な資格の目安です。
資格試験 | TOEIC700点に相当するレベル |
CEFR | B1〜B2レベル (B1=日常的なやり取りができる中級、B2=仕事で使える上級前半) |
英検 | 2級〜準1級程度 (高校卒業〜大学中級レベル) |
IELTS | 5.5〜6.0点 |
TOEFL iBT | 70〜80点 |
これらの資格は、履歴書でのアピールや自身の成長を実感するのにも役立ちます。特に外資系やグローバル企業への転職を考えるなら、英語資格が強力なアピール材料になります。
ITエンジニア必見!効果的な英語学習法6選
英語の勉強を始めようと思っても、「どんな方法が効果的かわからない…」と感じていませんか?ITエンジニアには、技術や業務に直結した「実践的な学習法」が効果的です。
ここでは、忙しいエンジニアでも取り入れやすく、成果が出やすい5つの学習法を紹介します。英語が苦手でも、自分に合った方法で続ければ確実に上達します。
ITエンジニアにおすすめの勉強法
勉強法①:英会話スクール
一番のおすすめは、IT向けのコースがある英会話サービスを活用する方法です。
特にオンライン英会話なら、自宅や職場から気軽に受講でき、通学の手間もかかりません。最近では「ITエンジニア専用」のカリキュラムを持つサービスも増えており、実務で使えるフレーズや表現をしっかり学べます。
オンライン英会話でTOEIC900点を超えた例もあり、独学より成果が出やすい傾向があります。時間が限られている方でも、「1日25分だけ」など無理なく続けられるのもポイント。特にスピーキング力を鍛えたい人にぴったりです。
次に、おすすめスクールを紹介します。
ITエンジニアにおすすめのスクール:ENGLISH COMPANY

ENGLISH COMPANY(イングリッシュカンパニー)は、ベネッセグループの株式会社スタディーハッカーが運営する、英語のパーソナルジムです。英語学習のスペシャリストが専任のパーソナルトレーナーとして受講生の英語学習をサポートし、90日間で飛躍的な英語力向上を目指します。
メリット・特徴
- 第二言語習得研究に基づく科学的な英語学習メソッドを提供
- 個々の学習者に合わせた高密度かつ短時間の学習プログラムを設計
- 卒業後も英語力を維持・向上できる仕組みが整っている
サービス形態 | コーチング |
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IT向けコース | パーソナルトレーニングIT英語コース |
料金(税込) | 3ヶ月:561,000円 6ヶ月:679,800円 |
受講形式 | 通学orオンライン |
受講期間 | 3ヶ月・6ヶ月 |
講師 | 日本人 |
ITエンジニアにおすすめのスクール:トライズ
「TORAIZ」は英語力を底上げしたい人に向いている英語コーチングです。ネイティブ講師とのレッスンに加え、日本人コンサルタントによる学習サポートにより継続率は驚異の96.1%。
サポート制度も充実しており、30日間全額返金、一般教育訓練給付制度、スコアアップ保証などお得に受講できる制度も充実しています。
確かなカリキュラムと継続サポートで、英語でのコミュニケーション力向上に期待できます。
メリット・特徴
- 受講者に最適化された完全オーダーメイド
- 挫折せず継続できるサポートと制度
- 品質管理が徹底されており、レッスン・コーチングの質が高い
サービス形態 | コーチング |
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IT向けコース | スピーキング本科 |
料金(税込) | 589,600円/6ヶ月 |
受講形式 | 通学orオンライン |
受講期間 | 6ヶ月or12ヶ月 |
講師 | ネイティブ講師 |
ITエンジニアにおすすめのスクール:TEPPEN ENGLISH
AIを活用し目的・業務・課題に基づいた“完全個別最適化”の指導で伸ばし切る英語コーチング。
インプットだけでなくアウトプットが豊富なのも特徴。
また少人数制のグループに所属することで、共に学ぶ仲間と喜びや成長を分かち合う(ピアラーニング)ことができる学習環境です。
メリット・特徴
- AIを活用した完全個別カリキュラムで目的に直結した英語力を伸ばす
- インプットだけでなくアウトプット学習も豊富で実践的
- 仲間と学べるピア・ラーニングを採用
サービス形態 | コーチング |
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IT向けコース | 全受講者共通 |
料金(税込) | 297,000円/3カ月 534,600円/6カ月 1,009,800円/12カ月 |
受講形式 | オンライン |
受講期間 | 3ヶ月or6ヶ月or12ヶ月 |
講師 | 日本人コンサルタント/外国人講師 |
ITエンジニアにおすすめのスクール:Bizmates(ビズメイツ)

「ビズメイツ(Bizmates)」は、ビジネス英語に特化したオンライン英会話です。英語初心者から上級者まで、ビジネスの現場で実際に使える英語を効率的に学べます。
メリット・特徴
- ビジネス英会話に特化したオンライン英会話サービス
- ITエンジニアが実践で使える英語力を強化できる
- 30段階レベル教材で自分の英語力に合った学習ができる
サービス形態 | コーチング |
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IT向けコース | ビジネスシーン別教材 iTコース・ITマネージャー |
料金(税込) | 月額34,650円〜 |
受講形式 | オンライン |
受講期間 | ー |
講師 | フィリピン人 |
勉強法②:オンライン英会話
ITエンジニアにおすすめのオンライン英会話:Cambly(キャンブリー)

Camblyは24時間365日世界中の英語ネイティブとつながり、英会話を練習できるオンライン英会話サービスです。10,000人の講師が在籍しており、その全員がネイティブスピーカーです。
メリット・特徴
- ソフトウェア開発者特化のコースがある
- 講師は全員ネイティブで上質な英語を堪能できる
- 予約いらずで好きなタイミングでレッスンを受講できる
サービス形態 | オンライン英会話 |
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IT向けコース | ソフトウェア開発者のための英語 |
料金(税込) | ●プライベート+(プライベートレッスン、グループレッスンを受講可能) 全5プラン(週30分プラン・週1時間プラン・週1.5時間プラン・週2.5時間プラン・週5時間プラン) 例)週1.5時間プラン(1ヶ月コース):17,790円/月 (週あたりのレッスン時間内で受講時間をカスタマイズ可能。) ※料金プランの詳細は、Camblyのウェブサイトでご確認ください。 ※English Hub限定の「紹介コード(englishhub24)」+長期割引で、6~38%OFF!(※1ヶ月:6% OFF 3ヶ月:20% OFF 12ヶ月:38% OFF)●少人数グループ ・週30分プラン(1ヶ月コース):3,690円/月 (12ヶ月コースで購入すると2,399円/月) ・週1時間プラン(1ヶ月コース):5,190円/月 (12ヶ月コースで購入すると3,374円/月) |
受講形式 | オンライン |
受講期間 | ー |
講師 | ネイティブ |
ITエンジニアにおすすめのオンライン英会話:EF English Live

スウェーデンに本拠を置く世界最大級の私立語学教育機関のEF(エデュケーション・ファースト)グループが提供するオンライン英語学習サービスの「EF English Live」。実用性の高い英語を最短で習得できるよう、職業別英語コースが用意されています。
メリット・特徴
- IT業界コースでは、IT、電気通信、新産業技術において多く使われる英語を学べる
- ライフスタイルや予算などに応じて、3つの料金プランから選択可能
- 7日間の無料体験が可能
サービス形態 | オンライン英会話 |
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IT向けコース | コンピューターと通信のための英語 |
料金(税込) |
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受講形式 | オンライン |
受講期間 | ー |
講師 | ネイティブ |
ITエンジニアにおすすめのオンライン英会話:ネイティブキャンプ

オンライン英会話「ネイティブキャンプ(Native Camp)」では、幅広いビジネス英会話教材を用意しています。「面接で質問をする」「業者へ初めて電話で連絡を取る」「円グラフについて説明する」など、仕事における具体的なシチュエーションを数多くカバーしているのが特徴で、すぐに使える英語フレーズを学べます。
メリット・特徴
- 格安で英語のアウトプットができる
- あらゆるビジネスシーンを想定したトピックが用意されている
- エンジニアが業務で遭遇する場面に応じて実践的なフレーズを習得可能
サービス形態 | オンライン英会話 |
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IT向けコース | 職業別英会話 実践 ITエンジニア |
料金の一例(税込) | ●ライトプラン:5,450円/月(25分×8回/月) ※小学生・中学生・高校生は「ゼロ学割」を利用すれば、ライトプランを1年間無料で利用できます。●プレミアムプラン(標準・今すぐレッスン回数無制限) 年間プラン:6,480円/月 ※年間割引オプション利用時の1ヵ月分の請求金額。1年目の途中で解約の場合、解約料が発生。 月間プラン:7,480円/月●チョコっとキャンプ:2,980円/月(10分/日) |
受講形式 | オンライン |
受講期間 | ー |
講師 | フィリピン人など |
勉強法③:英語学習アプリ
スマホ1台で手軽に学べるのが、英語学習アプリです。通勤中やちょっとした空き時間にサクッと使えるため、毎日の習慣として続けやすいのが特長です。
最近は、シャドーイングやリスニングに加え、IT英語や英語ニュースを学べるアプリも人気です。英単語に加え、専門用語や略語も効率よく覚えられ、すぐに実務で役立ちます。
毎日コツコツ続けることで、読解力・語彙力が自然にアップし、「あれ?前より英語が読めるようになったかも!」という実感が得られるはずです。
ITエンジニアにおすすめの英語学習アプリ:スタディサプリENGLISH ビジネス英語コース

「スタディサプリENGLISH」はシリーズ累計470万ダウンロードを突破し、ユーザーの利用継続率が90%を超える大人気の英語学習アプリシリーズです。
そのスタディサプリENGLISHから今回ご紹介する「ビジネス英語コース」は、通勤時間などのすきま時間で効率よくビジネス英語対策をしたい方におすすめの幅広い演習と効率学習機能を備えたプログラムです。
メリット・特徴
- 知名度・人気が高い、実績のある英会話アプリ
- ビジネス英語に特快しているので即効性がある
- 通勤時などのすきま時間に効率良く英語を学びたい人におすすめ
学習内容 | スピーキング、シャドーイング、文法、単語など |
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AI英会話 | なし |
料金(税込) | 月額3,278円(税込) |
無料体験 | あり(7日間の無料体験) |
ITエンジニアにおすすめの英語学習アプリ:Speak(スピーク)

AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」は、ネイティブ講師による解説動画の視聴、AI講師との英会話、英単語のリピーティングなどを通して、英語で話す力を鍛えるスピーキング特化型学習アプリです。5分ほどの短いレッスンが多く設定されているので、まとまった時間が取れない場合も隙間時間を活用して無理なく英会話スキルを磨けます。
メリット・特徴
- 英語のアウトプット力を鍛えるスピーキング特化型アプリ
- ChatGPTを開発する「OpenAI」とパートナーシップを結び、最先端のAI技術を搭載
- 5分のスキマ時間でサクッと英会話が練習できる
学習内容 | スピーキング |
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AI英会話 | あり |
料金(税込) | 【プレミアム】 年払い:19,800円 (1ヶ月あたり1,650円) 月払い:3,800円【プレミアムプラス】 年払い:29,800円 (1ヶ月あたり2,483円) 月払い:5,800円※月払いはアプリ内からの購読のみ有効 ※2024年12月現在、7日間の無料体験が提供されています。(※無料体験有効期限の24時間前に定期購入をキャンセルしない場合、選んだプランの料金が決済されます。) |
無料体験 | あり(7日間の無料体験) |
ITエンジニアにおすすめの英語学習アプリ:シャドプラス

「シャドプラス」は、多忙なビジネスパーソン向けに設計された実用的なビジネス英語学習アプリです。英語コーチングで高い評価を得ているイングリッシュカンパニーの指導メソッドを、スマートフォンで手軽に学べるように最適化しています。
メリット・特徴
- シャドーイング教材にNikkei Asiaの記事を活用
- シャドーイングしながら、業界理解も深められる
- スマホ1台で手軽にビジネス英語を学べる
学習内容 | シャドーイング |
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AI英会話 | なし |
料金(税込) | ・バリュープラン:月額4,378円 ・フィードバックプラン:21,780円 |
無料体験 | なし |
勉強法④:海外のプログラマーのSNS発信を見る
X(旧Twitter)やYouTube、LinkedInでは、海外エンジニアのリアルな発信を日常的にチェックできます。
こうしたSNSでは、最新の技術トレンドや現場でよく使われるカジュアルな英語表現が学べるため、“生きた英語”に触れられる貴重な教材になります。
SNSの言語設定を英語にすれば、自然と英語に慣れる環境ができ、学習のハードルが下がります。
「エンジニア 英語 勉強」で検索して、参考になるアカウントを見つけましょう。日常的に英語に触れたい方、飽きずに学びたい方におすすめです。
勉強法⑤:英語圏のITニュースで情報収集する
英語で書かれたITニュースサイトを読むことで、実践的な語彙や表現を習得できます。
WIREDやTechCrunchなどのサイトでは、AI・クラウド・セキュリティなどの最先端情報が日々更新されており、それを英語で読むことで、技術のキャッチアップと英語学習を同時に行えます。
最初は辞書を引きながらでOK。毎日少しずつ読むことで「読める感覚」がつかめるようになります。
とくに、自分の興味がある分野のニュースを選ぶと学習が長続きしやすいのでおすすめです。
勉強法⑥:読み終えている技術書の原書を英語で読む
すでに日本語で読んだことのある技術書を、英語の原書でもう一度読むという方法も非常に効果的です。
内容が頭に入っている状態で読むため、英文の構造や語彙に集中しやすく、英語に対する抵抗感が減ります。
特に、人気の技術書は英語版の方が早く出版されていることもあり、知識の鮮度も保ちやすいというメリットもあります。
最初から完璧に理解しようとせず、大まかな意味がつかめれば十分です。
挫折しない!ITエンジニアをしながら英語学習を継続する方法3選
英語の勉強を始めても、途中でやめてしまう人がとても多いのが現実です。「忙しくて時間がない」「モチベーションが続かない」と悩むエンジニアは少なくありません。
でもご安心ください。正しい方法で学べば、英語は“続けられる”ものになります。ここでは、挫折しないための3つの工夫をご紹介します。仕事をしながらでも、ムリなく英語力を伸ばせるヒントが詰まっています。
方法①:目的と期間を具体的に設定する
まず一番大事なのは、「何のために英語を学ぶのか」「いつまでにどのレベルを目指すのか」を明確にすることです。
たとえば、
- 半年後の海外プロジェクトに参加するため
- 3か月以内にTOEIC700点を取得したい
- 英語でコードレビューができるようになりたい
など、「自分だけのゴール」を具体的に設定することが、モチベーション維持につながります。
大きな目標は、さらに小さく分けるのがポイントです。
- 1か月でTOEIC模試を1回やる
- 毎週1回は英語でニュースを読む
- 平日は毎朝10分アプリで学習する
など、達成感を得やすい“小さな目標”を積み重ねることで、「やってる感」が出て続けやすくなります。
「英語ができるようになりたい」だけでは継続は難しいです。具体的な目標を設定するだけで、挫折のリスクは大幅に減らせます。
方法②:勉強コミュニティに参加する
一人で勉強していると孤独になり、モチベーションが下がりやすくなります。そこでおすすめなのが、「勉強コミュニティ」に入ることです。
最近は、エンジニア向けの英語学習グループやオンラインコミュニティも充実しています。
- 同じ目標を持った仲間がいる
- わからないことを気軽に質問できる
- 進捗を報告し合って励まし合える
という環境は、非常に心強いものです。仲間と学ぶことで、英語が「義務」から「楽しい習慣」に変わります。
実際、勉強仲間がいる人のほうが、英語学習を1年以上続けられる割合が高いという調査結果もあります。
孤独にならない仕組みを作ることが、継続のカギです。
方法③:継続しやすい勉強法を選ぶ
どんなに評判の良い勉強法でも、自分に合っていなければ続きません。大切なのは、自分のライフスタイルや性格に合った「無理のない方法」を選ぶことです。
例えば:
- 通勤時間に英語の音声を聞く
- 夜、寝る前にアプリで10分単語練習
- 土日の朝にまとめて英会話レッスン
といったように、生活の中に英語を「組み込む」ようにすると、自然と習慣化できます。
さらに、「自分の好きな分野」で学ぶと効果倍増です。
- AIやセキュリティの英語ニュースを読む
- 英語で技術書を読む
- 海外エンジニアのX(旧Twitter)を見る
こうした方法なら、学ぶこと自体が楽しみになるため、長続きしやすくなります。
英語学習は、毎日ちょっとずつでも続けることが何より大切。小さな習慣を積み重ねることで、気がつけば大きな成果につながっているはずです。
まとめ
ITエンジニアにとって、英語力はこれからの時代を生き抜くための重要な武器です。コードの理解やグローバルなやり取りには英語が不可欠で、仕事の幅や年収にも大きく影響します。
本記事では以下の内容をお伝えしました。
- ITエンジニアが英語を勉強する5つの理由
- 英語力が収入・案件・転職にどう影響するか
- 求められる英語力の具体的なレベル(TOEIC700点など)
- 実践的な勉強法5選
- 忙しい中でも英語学習を継続する3つのコツ
「自分にもできそう」と思えた方は、小さな一歩から始めてみましょう。
特にIT業界では、英語が使えることで最新技術に早く触れられる・キャリアアップしやすくなる・海外案件に挑戦できるといったメリットがあります。
ITエンジニアの英語学習は、決して難しいテーマではありません。自分に合った方法で続ければ、誰でも英語力を身につけられます。英語ができるエンジニアになれば、将来の選択肢は大きく広がるでしょう。

Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
【編集部メンバー】
- 高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
- オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
- 前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
- 中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。
ここでは、20社以上の英会話スクールに実際に足を運んでレッスンを受けた僕が、「コーチング型」の英会話スクールを合計で17社厳選して紹介しています。