TOEICの点数を伸ばしたいけど、「どんなスケジュールで何から始めるべき?」「どの勉強法が自分に合ってるの?」と悩んでいませんか?
でも、ご安心ください。忙しい社会人の方でも就活を控える大学生でも、英語初心者でもTOEIC高得点は狙えます。
800〜990点を目指す上級者も含めて、それぞれのレベルに合った勉強法を選ぶことで、最短ルートでスコアアップが可能なんです。
この記事では、TOEICのおすすめ勉強法を目標スコア別(400〜900点)に解説します。
目標スコア別のおすすめの参考書や無料アプリも紹介するので、TOEICを独学で攻略したい人もあわせてチェックしておきましょう。この記事を読めば、自分にぴったりのTOEIC対策がきっと見つかります。
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Weblio英会話編集部メンバー
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。現在は海外大学院進学を目指してTOEFL90点を目標に勉強中
この記事の目次
TOEICの勉強を始める前の基本情報
まずは、TOEICの試験概要や学習スケジュールの立て方など、勉強を始める前に知っておきたい基本情報を確認しましょう。
TOEICとは?試験形式・概要は?
TOEICは「Test of English for International Communication」の略で、英語でのコミュニケーション能力を測る世界共通のテストです。ビジネスシーンや日常生活で使われる、実践的な英語力が問われます。
世界160か国以上で実施されており、就職活動、昇進・昇格、海外赴任など、さまざまな場面で英語力の証明として広く活用されています。
試験は「リスニング」と「リーディング」の2セクションで構成されています。
| 試験時間 | 問題数 | パート構成 | |
|---|---|---|---|
| リスニングセクション | 約45分間 | 100問 | Part 1: 写真描写問題 Part 2: 応答問題 Part 3: 会話問題 Part 4: 説明文問題 |
| リーディングセクション | 75分間 | 100問 | Part 5: 短文穴埋め問題 Part 6: 長文穴埋め問題 Part 7: 読解問題 |
合計200問を約2時間で解く、マークシート形式のテストです。スコアは990点満点で、受験者全員が同じ問題に挑戦します。
受験日は?学習スケジュールの設定方法
TOEIC公開テストは年間10回以上、全国80以上の都市で実施されています。例えば2025年であれば、7月6日、7月27日、8月24日といったペースで受験機会があります。
- 目標スコアを決める: まず、自分が目指す点数を具体的に設定します。
- 必要な学習時間を見積もる: 現在のスコアと目標スコアの差から、必要な勉強時間をおおよそ把握します。
- 学習計画を立てる: 学習期間を「インプット(単語・文法)」と「アウトプット(問題演習)」の2段階に分けると効果的です。
例えば、3ヶ月後の試験でスコアアップを目指すなら、最初の1ヶ月は単語や文法の基礎固めに集中し、残りの2ヶ月で公式問題集などを使った実践演習に取り組む、といった計画が考えられます。
TOEIC®を勉強するメリット3つ
TOEICのスコアアップは、キャリアや学習において多くのメリットをもたらします。主なメリットというのが、以下の3つです。
ひとつずつ見ていきましょう。
メリット①:昇進・昇給に有利になる
多くの企業が、社員の英語力を評価する指標としてTOEICスコアを活用しています。
2013年に転職サービス「DODA(デューダ)」が公表した「平均年収/生涯賃金データ2013」では、TOEICスコアごとの平均年収に関する調査結果が紹介されました。この調査結果からは、TOEICスコアが700点を超えるあたりから年収が上昇する傾向が見て取れます。
グローバル企業や海外との取引が多い部署では、TOEIC800点以上が求められることも珍しくありません。高いスコアは海外出張や海外勤務のチャンスを広げ、キャリアアップの強力な武器となります。
メリット②:英語力を数値で証明できる
TOEICは、あなたの英語力を客観的に「スコア」という形で示せる試験です。なぜなら、試験結果が990点満点のスコアで表示されるため、能力の把握と比較がしやすいからです。
たとえば、600点は「基礎力あり」、700点以上で「ビジネス英語に対応可能」といった評価基準があるため、履歴書や面接でのアピールにも活用できます。加えて、自分の弱点も明確になるため、学習の方針も立てやすくなります。
このように、TOEICは「見えにくい英語力」を具体的な数値で示せる非常に便利な指標なのです。
メリット③:英語学習のモチベーション向上
TOEICは、学習の継続を助ける強力なモチベーションになります。スコアという目に見える成果があることで、「次は700点を目指そう」など、明確なゴールを設定しやすくなるからです。
例えば、前回より50点アップしたという結果は、自分の成長を実感できるうれしい体験になります。こうした小さな成功体験の積み重ねが、学習のやる気を保ち、継続につながります。
TOEICはそんな“やる気のエンジン”として、多くの英語学習者を支えてくれるのです。
TOEICで目標スコアに到達するために必要な勉強時間
現在のスコアから目標スコアを達成するために、どれくらいの勉強時間が必要か、目安を以下の表にまとめました。
| 目標スコア | 現状のスコア | 必要な勉強時間の目安 |
|---|---|---|
| 400点 | 300点前後 | 200~250時間 |
| 500点 | 400点前後 | 200~250時間 |
| 600点 | 500点前後 | 200~300時間 |
| 700点 | 600点前後 | 200~300時間 |
| 800点 | 700点前後 | 250~350時間 |
| 900点 | 800点前後 | 250~600時間 |
それぞれの内容について見ていきましょう。
TOEIC400点台を目指すために必要な勉強時間
TOEIC400点台を目指すには、まず中学英語の基礎をしっかり固めることが重要です。この段階では、基本的な文法や単語に不安がある人が多く、英語に慣れることが第一歩となります。
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例えば、be動詞・一般動詞・時制などの文法の再確認や、「get」「take」などの基本語彙の習得が必要です。TOEIC頻出フレーズを暗記し、短文を使ったリスニング・音読トレーニングを組み合わせると効果的です。
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まずは1日2時間の学習を3ヶ月継続すれば、英語に対する抵抗感がなくなり、TOEICの問題形式にも慣れてきます。基礎を着実に積み上げることが、次のステップへの土台になります。
「TOEIC初心者で何から始めればいいか想像できない」という人は、以下の記事をご覧ください。TOEIC初心者がまずやるべきことをわかりやすく解説しています。
TOEIC500点台を目指すために必要な勉強時間
500点台を目指すには、基礎力に加えて「応用力」を強化することがポイントです。文法は高校レベルまでを押さえ、語彙力も日常英語からビジネス用語へと広げていく必要があります。
たとえば、TOEICによく出る単語帳を活用し、1日30単語を覚える習慣をつけると3ヶ月で約2,700語が習得可能です。また、リスニングでは音読やシャドーイングを通じて「英語を英語のまま理解する」力を養いましょう。
「長文問題が苦手」という方も、安心してください。単語を学びながら基本的な文法を理解することで、Part 3やPart 4の長めの会話にも対応できるようになり、500点突破が見えてきます。
TOEIC600点台を目指すために必要な勉強時間
600点台を狙うには、実践的な演習を通して「試験慣れ」することがカギです。このレベルでは、英語の基礎はある程度固まっているため、実際のTOEIC問題に取り組みながら時間感覚や出題傾向をつかむ必要があります。
たとえば、TOEIC公式問題集を使って2日に1回模試を解く→復習というサイクルを回すと、Part 5やPart 7の対策が自然と強化されます。リスニングも「なんとなく理解」から「正確に聞き取る」ステージへ進むべきです。
TOEIC700点台を目指すために必要な勉強時間
TOEIC700点台は「ビジネス英語で通用する実力」の証明になります。このレベルを目指すには、正確性とスピードを両立させた読解・リスニング力が必要です。
具体的には、リーディングでは英文を返り読みせずにスムーズに読む「速読力」、リスニングでは「一語一句聞き逃さない精聴」が求められます。たとえば、ディクテーションや内容要約トレーニングを取り入れると効果的です。
設問の意図をすばやく理解できるようになると、時間切れの不安も解消されます。700点突破には、地道な積み重ねと“本番を想定した練習”が不可欠です。
TOEIC800点台を目指すために必要な勉強時間
TOEIC800点台を目指すには、弱点克服と高難易度問題への対応が求められます。このスコア帯ではほとんどの英文は理解できますが、細かいニュアンスや速読・多読への対応が課題になります。
たとえば、Part 7の複数文書問題に慣れるため、公式問題集を1日1セット解くなど、集中した演習が必要です。語彙力も7,000語レベルを目指し、ビジネス・金融・技術系の単語も積極的に覚えましょう。
ここまで来ると、スコアの取り方にも戦略が必要になります。
リスニングとリーディングで同じスコアをトラなければいけないわけではないので、スコアが伸ばしやすいリスニングで満点近く取る戦略を取ることで800点台に到達する人が多いです。
TOEIC900点台を目指すために必要な勉強時間
TOEIC900点台は、非ネイティブにとって最高クラスの英語力の証です。このレベルに到達するには、語彙・読解・リスニングすべてで満点近くを狙う「精度重視」の学習が求められます。
具体的には、語彙力を10,000語レベルまで引き上げ、英英辞典を使った学習や、難易度の高い英文記事を毎日読む習慣が必要です。また、模試演習では時間配分を意識しながら「満点狙い」で1問の取りこぼしも減らしましょう。
【目標スコア別】おすすめTOEICの勉強法
ここからは、あなたの目標スコアに合わせた具体的な勉強法を解説します。
- 400点をめざす人のTOEIC勉強法
- 500点をめざす人のTOEIC勉強法
- 600点をめざす人のTOEIC勉強法
- 700点をめざす人のTOEIC勉強法
- 800点をめざす人のTOEIC勉強法
- 900点をめざす人のTOEIC勉強法
それぞれ詳しく解説します。
400点をめざす人のTOEIC勉強法
TOEIC400点突破のためには、「英語アレルギーをなくす」ことが最初のステップです。理由は、英語に触れる時間が圧倒的に少ない方が多く、単語・文法の基礎が不足していると、TOEICの問題形式にすら慣れないからです。
まずは「mikan」などのアプリを使って、基本単語1,000〜1,500語を毎日20語ずつインプットし、1ヶ月で単語のベースを作りましょう。文法は中学レベルの基礎を徹底的に復習し、例文を音読して「読む・話す」感覚をセットで身につけます。リスニングではPart 1やPart 2の短文を選び、1.0倍速〜ゆっくり再生で毎日15分ほど耳を慣らす練習を。
ここで大切なのは、「難しいことには手を出さない」ことです。複雑な長文や速読はまだ必要ありません。
とにかく基礎に集中し、焦らず丁寧に積み上げる姿勢が成果を左右します。基礎に絞った3ヶ月間の学習を継続すれば、400点は十分射程圏内です。
500点をめざす人のTOEIC勉強法
TOEIC500点台を目指すには、「語彙とリスニングに力を入れること」が大きなカギになります。このスコア帯は、英文の意味をなんとなくは理解できるけれど、細かい内容や応答の選択肢でミスしてしまうという人が多いです。
特にリスニングはPart 2の短いやりとり問題を徹底強化。1.2倍速でシャドーイングを行うと、聞くスピードに慣れて耳がどんどん良くなります。単語は600点レベルの語彙を1日30語ずつ例文つきで覚えましょう。
アプリ「abceed」は音声つきで例文を聞けるので、通勤時間やスキマ時間にもぴったりです。文法はPart 5(短文穴埋め問題)で頻出の品詞や時制、接続詞を中心に慣れていきましょう。
この段階では、基礎を強化しながら「英語を英語のまま理解する感覚」を身につける練習を並行すると効果的です。語彙+音声処理のスピードを上げることが、500点突破の近道になります。
600点をめざす人のTOEIC勉強法
600点を目指すには、時間配分を意識した実戦トレーニングが不可欠です。なぜなら、このレベルになると正答率よりも「最後まで解き終われない」ことがスコアアップの大きな妨げになるからです。
リーディングではPart 7の長文読解で「1問1分」を目安に時間を計りながら演習し、自分なりのリズムを作りましょう。語彙は『金のフレーズ』を続けつつ、「negotiate」「invoice」などビジネス系の単語を重点的に覚えておくと得点力が上がります。リスニングではPart 3・4の対話・説明問題でディクテーションを実施し、聞き取れなかった箇所をスクリプトで確認して補強するのが効果的です。
アプリでは「スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)」が便利で、各Partに対応した問題演習・解説・復習がワンパッケージで行えます。スマホ一つで模試演習もでき、復習も効率的です。
600点台を目指す人は「時間内に正確に解く力」を重点的に育てることが最大のポイントです。
700点をめざす人のTOEIC勉強法
TOEIC700点台を狙うには、「弱点克服と読解スピードの強化」が必要不可欠です。なぜなら、このレベルからは設問の難度が上がり、正解するには一瞬の判断力と精読力の両方が求められます。
まず、自分の模試の結果をもとに、苦手なパートを明確にし、そこに絞って集中的に対策を行います。リーディングならPart 6の文挿入・文脈理解、リスニングならPart 3・4での設問の先読み訓練が有効です。速
読力を伸ばすためには、スキミング(英文をざっと読み取る技術)とチャンクリーディング(意味のかたまりごとに読む)を繰り返すことが効果的。
700点台では、「読む速さ」「聴く瞬発力」を意識したトレーニングを積むことで、スコアは一気に伸びていきます。
800点をめざす人のTOEIC勉強法
TOEIC800点を目指すには、「実戦演習×弱点分析」の徹底が鍵となります。このスコア帯では、難問の正答率が勝負を分けるため、安定した対応力と深い理解が求められます。
対策としては、800点レベルの模試を使って時間を計りつつ解き、ミスの原因を丁寧に分析しましょう。推論問題や言い換え表現に弱いなら、パターン別に練習し直すのが効果的です。
また、語彙は『黒のフレーズ』に取り組み、業界特有の用語(財務・IT・マーケなど)も吸収しておきましょう。音声はナチュラルスピードに慣れ、要点を素早くつかむ「概要把握力」が大切です。
アプリでは「スタディサプリTOEIC」や「abceed」が実力に応じて細かくカスタマイズでき、弱点対策に最適です。800点突破には“やりっぱなし”にせず、毎回の学習に目的と振り返りを持つことが成功のカギです。
900点をめざす人のTOEIC勉強法
TOEIC900点台は、ネイティブに近い“完成度の高い英語運用力”が求められます。そのためには、「細部へのこだわり」と「論理的な理解」が必須です。
まずは『TOEIC 公式問題集』を使用し、1問ごとに根拠を説明できるレベルで演習します。リスニングでは、冠詞や語尾の”s”も聞き逃さないように「ディクテーション」するのがおすすめ。
また、英英辞典を使った語彙学習や、英語ニュース・論説文から抽象表現を学ぶことも有効です。アプリでは「Santa TOEIC」や「TEDICT」などが、900点台に必要な語彙や内容把握力を鍛えるのに役立ちます。
900点を狙うには、解答の“正確さ”はもちろん、“再現性のある理解”が求められます。英語で考え、英語で理解する「英語脳」を育てるステージです。
【目標スコア別】おすすめのTOEIC参考書
TOEICスコアアップには、自分のレベルに合った参考書選びが欠かせません。ただし、有名な教材を選ぶだけでは効果が出づらく、逆に学習のモチベーションを下げてしまうことも。
ここでは、各スコア帯において最適な単語帳と対策本の組み合わせを紹介します。自分の現在地を見極め、確実にスコアを伸ばせる1冊を選びましょう。
| 目標スコア | おすすめ参考書 |
|---|---|
| 400点をめざす人 |
|
| 500点をめざす人 |
|
| 600点をめざす人 |
|
| 700点をめざす人 |
|
| 800点をめざす人 |
|
| 900点をめざす人 |
|
TOEIC対策におすすめの参考書をたくさん見たうえで、自分に合ったものを見つけたい方はこちらの記事をご覧ください。
400点をめざす人におすすめのTOEIC参考書
TOEIC400点を目指すなら、まず「英語の苦手意識を減らすこと」が何より大切です。基礎の単語や文法があいまいな状態では、問題形式に慣れる以前に内容が理解できません。
だからこそ、解説がやさしく図解も多い『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる問題集』がおすすめです。単語帳には短い例文がついている『銀のフレーズ』を使って、英語への苦手意識をなくすところから取り組みましょう。
| 単語帳 | その他の対策本 |
|
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
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中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる問題集
|
| 頻出の基礎単語1,000語を厳選。短い例文で使い方もわかりやすい。 |
be動詞から図解で丁寧に解説。英語の基礎を体系的に学び直せる。 |
500点をめざす人におすすめのTOEIC参考書
500点台を目指す人には、「TOEIC対策の基礎力づくり」と「形式への慣れ」が必要です。語彙不足や文法のミスがスコアを伸ばせない原因になっていることが多く、これらを補強する教材が欠かせません。
語彙対策は音声学習に対応した『キクタンTOEIC® L&Rテスト SCORE 500』が最適で、リスニング強化にも効果的です。文法対策にはTOEIC特化型の参考書である「世界一わかりやすいTOEIC®テストの英文法」を使い、Part 5に出る頻出項目をパターン化して覚えていきましょう。
| 単語帳 | その他の対策本 |
| キクタンTOEIC® L&Rテスト SCORE 500
|
世界一わかりやすいTOEIC®テストの英文法
|
| 8週間で頻出448語を習得。音声付きでリスニング力も同時に伸ばせる。 |
Part 5の文法問題、特に品詞問題に特化。図解が豊富で理解しやすい。 |
600点をめざす人におすすめのTOEIC参考書
TOEIC600点台を狙うには、「応用力と実戦力」を養うことがポイントです。すでに英語の基礎力はあるものの、実際の試験では時間配分や形式への対応に課題がある人が多く見られます。
単語帳はビジネス語彙を網羅した定番の『金のフレーズ』、対策本は『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』が最適です。本番形式で繰り返し演習することで、自分の実力を客観的に把握でき、苦手分野の発見にもつながります。
| 単語帳 | その他の対策本 |
| TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
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公式TOEIC Listening & Reading 問題集10
|
| ビジネス頻出語彙が豊富。600点~990点まで長く使える決定版。 |
本番と全く同じ形式・レベルの模試を2回分収録。実力把握に最適。 |
700点をめざす人におすすめのTOEIC参考書
TOEIC700点を目指す人には、「専門的な語彙力」と「精度の高い読解力」が必要です。この段階では基礎を超えた内容が問われ、長文読解や文法の細かなミスがスコアを左右します。
単語帳は600点同様、700点レベルの語彙に特化した『金のフレーズ』がおすすめです。
対策本はPart 6・7に対応しながら文法の整理もできる『TOEIC L&R 出る問特急 金の文法』を使うとよいでしょう。
より実務的な英語力を養う教材が、700点突破を後押ししてくれます。
| 単語帳 | その他の対策本 |
| 金のフレーズ(700点レベルセクション)
|
TOEIC L&R 出る問特急 金の文法
|
| 財務や契約に関する専門用語も収録。実務で使える語彙力が身につく。 |
Part 6対策にも有効。誤答パターンを分析し、文法ミスを減らせる。 |
800点をめざす人におすすめのTOEIC参考書
800点を超えるには、「高難度の語彙力」と「解答の正確性」を同時に高める必要があります。中級レベルでは太刀打ちできない問題が増えてくるため、レベルの高い単語と文法問題集が必要です。
『キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800』で抽象的な語彙や業界用語に対応しつつ、『TOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問』のような膨大な問題集で精度とスピードを磨くのが効果的です。大量の演習が、800点台への確かな実力を支えてくれます。
| 単語帳 | その他の対策本 |
| キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800
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TOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問
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| 交渉やIT分野の上級語彙を収録。音声学習で使える語彙として定着させる。 |
1,000問を超えるハイレベルな文法問題集。推論力や精読力を鍛える。 |
900点をめざす人におすすめのTOEIC参考書
TOEIC900点台を目指すには、「1問も落とさない完璧な精度」が求められます。このステージでは、一般的な参考書ではカバーしきれない高度な語彙や文法のニュアンス、文脈理解が問われます。
『金のフレーズ(900点レベルセクション)』で抽象語彙を磨きつつ、『TOEIC L&Rテスト990点攻略』で解法のロジックや出題意図まで分析するのがベストです。満点レベルを目指す人こそ、教材の質にこだわりましょう。
| 単語帳 | その他の対策本 |
| 金のフレーズ(900点レベルセクション)
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TOEIC L&Rテスト990点攻略
|
| 抽象的な概念や学術用語、自然なコロケーション(語の組み合わせ)を習得。 |
満点獲得に特化した模試と解説。「1問も落とさない」ための思考法が学べる。 |
TOEIC対策におすすめのアプリ4選
忙しい社会人や大学生にとって、スキマ時間を有効活用できるアプリは独学の強い味方です。
ひとつずつ見ていきましょう。
TOEIC対策アプリはこちらの記事で網羅的に解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。
スタディサプリENGLISH TOEICコース
「スタディサプリENGLISH」は動画講義・演習・復習が1つにまとまった、TOEIC学習の王道アプリ。通勤中やちょっとしたスキマ時間に活用できます。
- TOEIC対策に必要な全パートの学習(単語・文法・リスニング・リーディング)が一つで完結するオールインワンアプリ
- カリスマ講師・関先生の「神授業」と呼ばれる動画講義は、初心者がつまずきやすいポイントを分かりやすく解説
- TOEIC20回分相当の実践問題が収録されており、演習量も十分
- スマホ一つで学習が進むため、通勤・通学中のスケジュールにも組み込みやすいのが魅力
- 900点以上のハイスコアを目指す場合は、より難易度の高い市販の模試などを併用するのがおすすめ
Santa TOEIC

「Santa TOEIC」は、AIが現在の実力を分析し、目標スコアまでの最短ルートを自動で導き出してくれるスマート学習アプリです。
- AIが実力を診断し、目標スコア達成のために最適な学習プランを自動で提案してくれる
- 自分の弱点をAIが分析し、克服に必要な問題だけを効率的に出題してくれる
- 現在の実力から割り出される「予測スコア」機能も、モチベーション維持に役立つ
- 無料で始められるので、toeic 勉強法 アプリを探している初心者にもおすすめ
abceed(エービーシード)
「abceed」は、人気教材が多数使える上、AIが学習内容をレコメンドしてくれる中〜上級者向けの多機能アプリ。初級者にも使いやすい設計です。
- 『金のフレーズ』や『でる1000問』など、100冊以上の人気TOEIC教材が使い放題(有料プラン)
- 無料でも参考書の音声が聞ける
- AIによる問題レコメンド機能やスコア予測機能あり
- 多くの教材を個別に買う必要がないため、コストパフォーマンスも高い
トレーニング TOEIC®test
「トレーニング TOEIC®test」は、無料で始められ、シンプル操作でサクッと使える定番アプリ。パート別対策に最適で、初心者にもおすすめです。
- Part 1からPart 7まで、パート別の対策問題が豊富に揃っています。
- 全ての問題に丁寧な解説が付いており、無料で使える範囲も広いため、「まずは気軽に始めてみたい」という方に最適です。
- シンプルな操作性で、スキマ時間にサクッと一問だけ解く、といった使い方ができます。
短期集中でTOEIC対策するならコーチング・スクールがおすすめ!
独学でのスケジュール管理に自信がない方や、短期間で確実に成果を出したい方には、英語コーチングや専門スクールの活用も有効な選択肢です。
「独学は続けられるか不安…」「できるだけ早く成果を出したい」という方は、これらの記事もおすすめです。TOEIC対策のためのコーチングサービスや塾、オンライン英会話を紹介しています。
短期集中で成果を出すためのプログラムをしているサービスもあるので、あわせてチェックしておいてください。
2カ月の短期集中:TORAIZ(トライズ)
「とにかく短期間で結果を出したい」という人には、「トライズ」の2カ月集中プログラムが最適です。専属コンサルタントが日々の学習を徹底管理し、弱点に合わせた最適な対策を提案してくれます。
1日3時間以上の学習が推奨されますが、そのぶん短期間でのスコアアップ実績も豊富です。自分だけで勉強を継続するのが難しい方にこそ、心強いサポートが受けられる環境です。
800点以上を目指す方:Liberty English Academy
ハイスコアを目指すなら、英語を根本から理解する力が不可欠です。Liberty English Academyでは独自の「グラマーテーブル」理論を用いて、英語の本質を深く学ぶことで応用力を養います。
TOEICだけでなく、海外大学進学を見据えた英語力強化にも対応しており、800点台〜満点レベルを本気で狙う方にぴったりの環境です。効率重視の学習では物足りない方にこそおすすめです。
独学は難しいけど安く対策:スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン
手頃な価格でコーチングを受けたい方には、スタディサプリのパーソナルコーチプランがぴったりです。アプリ教材と専属コーチのサポートがセットになっており、独学では継続できないという人でも、週ごとの課題とフィードバックで安心して学習を続けられます。
スマホ1台で完結するため、忙しい社会人や学生でも無理なく学習を続けやすいのが魅力です。
TOEICで目標点を取るために気をつけるべき注意点3つ
最後に、学習を始める前に知っておきたい3つの注意点をお伝えします。
学習を始める前の3つの注意点
ひとつずつ見ていきましょう。
注意点①:目標とレベルに合った学習計画を立てる
TOEIC学習の第一歩は、「自分に合った計画を立てること」です。なぜなら、今の実力を把握せずに難しい教材から始めてしまうと、理解が追いつかず、すぐに挫折してしまうからです。まずはTOEIC公式問題集を1セット解いてみて、現状のスコアや得意・不得意なパートを明確にしましょう。
そのうえで、自分の目標スコアまでに必要な時間や内容を逆算し、段階的なステップを設定します。現実的で達成可能な計画があれば、やる気も続きやすく、学習効果も上がります。いきなり完璧を求めず、レベルに合ったペースで進めることが成功の鍵です。
注意点②:英語学習だけでなくTOEIC対策で問題形式にも慣れておく
TOEICは「英語力」と「テスト力」の両方が求められる試験です。どんなに英語が得意でも、TOEIC特有の出題形式や時間制限に慣れていなければ、高得点は狙えません。
- リスニングのポイント:問題が一度しか流れないため、先読みが重要
- リーディングのポイント:限られた時間内に大量の問題を解き切る速読力が必要
他にも、コツやポイントはたくさんあります。そのため、TOEIC公式問題集や特化型の教材を使い、本番と同じ形式・制限時間で繰り返し演習することが必要です。形式に慣れれば余計なミスが減り、スコアも安定します。ただ英語を勉強するのではなく、「TOEICのルールを知る」ことが対策の第一歩です。
注意点③:毎日の継続が重要になる
TOEICのスコアアップには、「継続的な努力」が何より重要です。忙しい日々の中でTOEIC対策に時間を捻出するのは簡単ではありませんが、5分・10分の積み重ねでも十分効果があります。
たとえば、通勤中にアプリで単語を確認したり、寝る前にリスニングを聞いたりと、生活のスキマに英語を差し込む工夫が大切です。勉強が「イベント」にならず、「習慣」になれば、無理なく継続できます。小さな努力をコツコツ積み重ねることが、確実なスコアアップへの近道です。
まとめ
本記事では、TOEICのスコアアップを目指すための勉強法を、400点から900点までの目標スコア別に詳しく解説しました。
- 自分の現在地と目標スコアを明確にする
- 目標に合った参考書やアプリを選ぶ
- 「インプット」と「アウトプット」を組み合わせた学習計画を立てる
- スキマ時間を活用し、毎日学習を継続する
これらのポイントを押さえ、自分に合った独学プランを立てることで、社会人や大学生でも効率的にスコアアップを実現できます。
この記事を参考に、あなたのTOEIC対策を今日から始めてみましょう。

Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。





































