「complete」の意味は?どのように使う?
英単語「complete」は、物事が全体としてまとまっている様子や、その状態を表す言葉です。具体的には「すべての」「完璧な」「完全な」「完成した」といった意味があります。他にも、動詞として使われると「完了する」「仕上げる」といった意味も持ち合わせています。ここでは、「complete」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。
①「すべての」「完璧な」「完全な」の場合の使い方
「complete」には「すべての」や「完璧な」という意味があります。全部そろっている状態や、欠けているものが何もない状態を示すときに使います。例えば、コレクションが全部そろったときなどに便利です。
例文:She has a complete set of the books.(彼女はその本の全巻を持っています。)
例文:The project is now complete.(プロジェクトは今、完璧に終了しました。)
例文:This is a complete guide to cooking.(これは料理の完全ガイドです。)
②「完了する」「仕上げる」の場合の使い方
動詞としての「complete」は「完了する」や「仕上げる」という意味です。何かをやり終えたときや、作業を済ませたときに使います。宿題を終わらせたときなどに使うといいですね。
例文:He completed his homework before dinner.(彼は夕食前に宿題を終えました。)
例文:They completed the construction ahead of schedule.(彼らは予定より早く建設を完了しました。)
例文:She needs to complete the form.(彼女はその書類を完成させる必要があります。)
実際の使用例
これまでに「complete」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Is your collection of stamps complete now?
(今、切手のコレクションは全部そろっているの?)
B: Yes, I finally got the last one yesterday!
(うん、昨日やっと最後の一枚を手に入れたんだ!)
A: Have you completed the assignment yet?
(課題はもう終わった?)
B: Almost, I just need to write the conclusion.
(ほとんどね、あと結論を書くだけよ。)
「complete」と似ている単語・同じように使える単語
entire
「entire」という単語も「すべての」「全体の」という意味があり、「complete」と同様に使えますが、より「全部が一つにまとまっている」というニュアンスを持っています。
例文:She read the entire book in one day.(彼女はその本を1日で全部読みました。)
finish
「finish」は「終える」「完了する」という意味で、「complete」と近い使い方ができます。特に何かを最後までやり遂げることを強調するときに使われます。
例文:He finished his homework just before class.(彼は授業の直前に宿題を終えました。)
それぞれの使い分け方
「complete」:欠けているものがない状態を示します。
「entire」:全部が一つにまとまっていることを示します。
「finish」:何かを最後までやり遂げることを強調します。
「complete」を含む表現・熟語
「complete」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① complete with(〜を備えた)
例文:The car comes complete with a sunroof and leather seats.(その車にはサンルーフと革のシートが付いています。)
② complete stranger(まったく知らない人)
例文:A complete stranger helped me when I was lost.(まったく知らない人が道に迷った私を助けてくれました。)
③ complete the circle(輪を完成させる)
例文:The return of the original manager completed the circle for the team.(オリジナルのマネージャーが戻ってきたことで、チームの輪が完成しました。)