日本語の中の英語表現が、英語でそのまま意味が通るとは限りません。意味のギャップが思わぬ戸惑いを生むことも、あるかもしれません。
アイドル(idol)もそんな要注意表現のひとつです。
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日本語の「スキルアップ」や「コストダウン」といった《名詞+アップ(ダウン)》型の言い回しは、基本的に和製英語と考えましょう。英語で表現する場合には動詞をちゃんと選ぶ必要があります。
count down(カウントダウン)のように、英語でも同じ言い方ができる例もあります。ただし、これは動詞 count に副詞 down を加えた「句動詞」であり、あくまでも動詞として用いるという点に注意が必要です。
「~アップ」「~ダウン」系の言い回しに対応する英語表現には、ある程度の傾向・共通性も見いだせます。一通り並べてまとめて把握してしまいましょう。
日本語表現に「アバウトな~」と形容する言い方があります。英語の about から転用された表現です。「アバウトな性格」とか「アバウトな計画」とか。おおむね「大まかな」「おおざっぱな」という意味合いです。
日本語表現としての「アバウト」は、国語辞書にも記載されているれっきとした語ではありますが、同時に、英語の about の本来の意味・用法とはだいぶ違います。
英語では rough、broad、 sloppy などの語で表現できます。意味・ニュアンスに応じて使い分けましょう。
英語の接客表現は基本的に簡素で気さくに表現できます。あまり難しく考える必要はありません。しかしながら、日本人の英語感覚では丁寧な表現じゃないのと思われるような言い回しの中に、けっこう失礼な表現に聞こえかねない表現が含まれ得る、という点は意識しておいた方がよいでしょう。
ちょっとした注意点を把握しておくだけで、失礼な表現や不自然な表現を避け、相手が微妙にムッとしかねない要素を排除できます。
和製英語に要注意! それはネイティブが使わない英語・ネイティブに通じない英語です。
今回の和製英語は「フリートーク」。
日本語で言うところの「フリートーク」は、事前に話題や議題を定めることなくその場の流れに任せて話を進める会話を指す語です。しかしながら英語では free talk という言い方はまず一般的ではありません。
日本語のフリートークの意味合いを英語で表現するなら、文脈にもよりますが freewheeling conversation (何の制約もない討論)のような表現の方が適切です。
討論というほどでもなくて雑談とか四方山話くらいの程度のことなら chat あるいは chitchat (世話ばなし)などと表現してもよいでしょう。
文章をやや大きく変える形にはなりますが be free to talk という言い回しは日本語のフリートークに最もピッタリ対応する表現といえるでしょう。