連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」国際教育をテーマに市瀬先生に聞く

 

市瀬教授

高校生にとって、大学でどのような学問が学べるのかを知ることは、進路選択の大きなヒントになります。連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」では、各分野の専門家にインタビューを行い、学問の魅力を探ります。 

今回は、「国際教育」を専門とする宮城教育大学の市瀬智哉先生にお話を伺いました。 

国際教育とはどのような学問なのか? 

日本と海外の教育にはどのような違いがあるのか? 

これからの時代に必要な学びとは? 

国際社会で求められるスキルや、高校生が今からできることについて、先生の研究をもとに詳しく解説していただきました。 

先生の専門分野について 

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国際教育がご専門とのことですが、具体的にどのような研究をされているのでしょうか? 

市瀬先生:
国際教育と一口に言っても、その範囲は非常に広いです。私が取り組んでいる国際教育の研究は、世界の教育の変化を踏まえ、日本の教育が国際的な潮流に適応できるようにすることが大きなテーマです。 

例えば、以前は知識や技能を習得することが教育の中心でしたが、近年では 「コンピテンシー(資質・能力)」 を育成することが重要視されています。これは、単に知識を蓄えるのではなく、思考力や問題解決力、コミュニケーション能力など、変化の激しい社会を生き抜くための力を養うものです。 

また、持続可能性(SDGs)や気候変動教育 など、これからの社会で欠かせないトピックも国際教育の重要な要素となっています。日本の教育が世界の教育のトレンドを適切にキャッチアップし、国際社会の中で議論できるような力を育てるための研究を行っています。 

国際教育というと、やはり海外の教育の在り方を学び、日本の教育に活かしていくということなのでしょうか? 

市瀬先生:
それもありますが、もう少し具体的に言うと、私は 「日本の学校の国際化」 というテーマにも取り組んでいます。私立の学校では国際化が進んでいるところも多いですが、私は公立学校や地域の学校も含めて すべての学校が国際化を進めていくべき だと考えています。 

そのためには、国際理解教育 が不可欠です。国際理解とは、単に外国の文化を学ぶことではなく、人権や平和、環境保護など、世界共通の課題について 国際的な視点を持って考えられる力を育てること です。これによって、生徒たちは自分たちの地域や社会が、世界とどうつながっているのかを実感できるようになります。 

さらに、日本は今後、 外国人の児童生徒が増えていく ことが予想されます。現在でも多くの外国にルーツを持つ子どもたちが日本の学校に通っていますが、彼らが 日本の教育システムの中で適応しやすい環境を作ること も重要です。そのための取り組みや、地域の学校がどのように国際的な環境を整えていくかといった点も、私の研究の範囲に含まれています。 

国際教育といっても、海外に目を向けるだけでなく、日本の教育環境自体をより開かれたものにすることも大切ということですね。 

市瀬先生:
そうですね。国際教育は決して「海外で学ぶこと」だけではなく、日本国内で多様な価値観を受け入れ、国際的な視点を持つこと も含まれています。そのため、地域の学校や公立校にも広がるような仕組みづくりが必要だと考えています。 

公立高校における国際教育の課題と可能性 

私立高校では国際化が進んでいる一方で、公立高校ではなかなか導入が進んでいない現状があるかと思います。その理由として、どのような課題があるのでしょうか? 

市瀬先生:
おっしゃる通り、私立高校は国際化を学校の特色として打ち出しているところが多く、英語教育や海外との連携も進んでいます。一方で、公立高校では 国際化に対する関心や必要性が地域によって異なる という課題があります。 

特に都市部では、街自体がグローバル化を志向し、学校の国際化も自然な流れで進んでいます。しかし、地方では必ずしもそうとは限りません。例えば、東北地方のように 地域全体が国際化を志向していない 場合、学校単位で国際教育を進めることの優先度が低くなりがちです。また、教師自身が 「国際教育は自分に関係のない話」 と捉えてしまうこともあり、結果として学校の取り組みが限定的になってしまうという壁があります。 

公立高校でも国際教育を広げるためには、どのような仕組みが必要でしょうか? 

市瀬先生:
国際教育を進めるためには、「国際理解教育」を より多くの学校で当たり前のものにしていく 必要があります。これは、単に英語を学ぶことではなく、人権や平和、環境問題など 世界的な課題を多角的に学ぶこと を指します。 

また、日本に増えている外国ルーツの児童・生徒への対応 も重要なテーマです。国際教育は、海外の情報を取り入れるだけでなく、多文化共生の視点を持つこと でもあります。こうした教育を すべての公立高校で進めていく ためには、地域の特色を活かしながら、少しずつ意識を広げていくことが求められます。 

SDGsESD(持続可能な開発のための教育) 

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SDGsを達成するための教育として「ESDEducation for Sustainable Development)」が重要視されていますが、具体的にどのような取り組みが行われているのでしょうか? 

市瀬先生:
持続可能な社会を作るためには、それを実現するための教育が不可欠です。その役割を担うのが ESD(持続可能な開発のための教育) です。 

実際、近年の小中高の教科書には SDGsのマークや記述 が増えており、学びの中で持続可能性に触れる機会が増えています。しかし、問題は SDGsを意識せずに授業を進めてしまうこと」 です。せっかく教科書に載っていても、先生がその意義を伝えなければ、生徒の学びにはつながりません。 

生徒が主体的にSDGsに取り組むための学習方法として、どのようなものがありますか? 

市瀬先生:
最近、「探究学習」や「課題研究」 が大学入試にも影響する形で広がっています。この中で、SDGsをテーマにした研究を進める生徒も増えています。 

例えば、生徒が「どうすれば地域の二酸化炭素排出量を減らせるか?」や「循環型社会を実現するために何ができるか?」といった問いを立て、地球規模の課題を 自分たちの生活や地域と結びつけながら探求する スタイルが広まっています。このようなアプローチは、学びをより 実践的かつ主体的なもの にする上で非常に効果的です。 

また、一部の地域では ユネスコの支援を受けた課題研究の発表会 も行われており、生徒が国際的な課題について深く考え、発信する機会が増えています。こうした取り組みがさらに広がれば、高校生のうちから グローバルな視点を持ち、社会課題に貢献する力を育む ことができると考えています。 

教育学への関心と国際教育への道 

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市瀬先生は、もともと教育学を専門にされていましたが、国際教育という分野に進まれたきっかけは何だったのでしょうか? 

市瀬先生:
私自身、もともと異文化や異民族といったテーマに興味を持っていました。しかし、それらをただ観察するだけでは社会に貢献する手段にはならないと感じていました。 

そこで、「何かスキルを持つことが必要ではないか」と考えるようになりました。例えば、農業、科学技術、教育といった分野で専門的な知識や能力を身につけることで、社会に対して より具体的な形で貢献できる と思ったのです。その中で 「教育」という分野にこそ、自分の関心と社会貢献の可能性がある と気づき、教育学を志すようになりました。 

教育というのは、単に知識を伝えるだけではなく、子どもたちを育て、世の中を変えていく手段 になり得ます。特に国際教育の分野では、世界的な視野を持ちながら、地域や社会に対して影響を与えられる可能性があります。その点に魅力を感じ、研究を続けています。 

国際学部や国際系の学部は高校生にも人気ですが、そこで学ぶことが実際のキャリアにつながるのか不安に思う高校生も多いと思います。先生はどのように考えていますか? 

市瀬先生:
確かに「国際学部に進みたい」と考える高校生は多いです。しかし、実際に進学した後、「国際的な仕事がしたいけれど、具体的に何をすればいいのかわからない」 という悩みを抱える人も少なくありません。 

例えば、「国連で働きたい」と考える人も多いですが、国際機関で活躍するためには、単なる語学力だけでなく、専門的なスキルや知識が必要 になります。実際に国際機関で働いている人たちは、医療・福祉・農業・教育・環境など、何かしらの専門分野を持っている ことがほとんどです。 

つまり、「国際的な仕事をしたい」のであれば、まずは自分の専門分野を確立することが重要 です。高校生のうちから「どのような分野で力を発揮できるのか」を考えながら学ぶことが、将来のキャリアにつながると思います。 

国際社会に貢献するためには、どのような力を身につけるべきでしょうか? 

市瀬先生:
国際社会で活躍するためには、まず 「専門性を持つこと」 が大切です。そして、それを支える 「創造力」や「問題解決力」 も必要になってきます。 

国際教育の分野では、単に知識を学ぶのではなく、「どうすれば社会をより良くできるか?」を考え、実行する力を育てること が重要視されています。例えば、持続可能な社会を目指すためのプロジェクトを企画したり、地域課題を解決するためのアイデアを提案したりすることが求められます。 

また、英語での議論力 も欠かせません。今、世界では東南アジアやヨーロッパ、インド、アフリカなど、多くの国の人々が英語を使って議論し、国際的な問題解決に取り組んでいます。しかし、日本ではまだ「英語を使って議論する」ことが日常的ではなく、その点でハードルを感じる人も多いです。 

英語を使った議論力を身につけることは、国際社会での活躍につながりますし、それは単に「英語が話せる」こと以上の意味を持ちます。「自分の考えを整理し、他者と意見を交わしながら、新しい価値を生み出す力」こそが、これからの時代に求められるスキルです。 

高校生の皆さんには、ぜひ「自分はどの分野で貢献できるのか?」を考えながら学びを深めてほしいと思います。 

国際教育と持続可能な学び:日本と海外の比較 

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市瀬先生、日本の教育におけるSDGsESD(持続可能な開発のための教育)の取り組みについてお話しいただきましたが、海外と比較するとどのような違いがあるのでしょうか? 

市瀬先生:
国際教育という視点では、北欧の国々の取り組みが特徴的です。北欧では、知識や技能の習得だけでなく、社会に貢献するためのスキルを育てることが重視されています。 

例えば、民主主義的な議論の場を設けたり、リーダーシップを育成する教育が実践されています。日本ではまだ十分に普及していませんが、探究学習やプロジェクト型学習などを通じて、そうしたアプローチが少しずつ広がっています。 

日本でも探究学習の取り組みが進んでいるということですね? 

市瀬先生:
はい。一部の学校では、SDGsをテーマにした課題研究を行い、生徒が地域社会の課題に対してアプローチを考える機会を提供しています。また、ユネスコが主催する課題研究の発表会などを通じて、生徒が研究の成果を発表する場も増えています。 

ただし、こうした取り組みはまだ教育全体の主流にはなっていません。今後、より多くの学校で取り入れられることが期待されます。 

教育の中で課題となる点は何でしょうか? 

市瀬先生:
日本の教育における課題の一つは、創造性(クリエイティビティ)を育てる機会が十分ではないことです。これまでの教育は「正解を求める学び」が中心で、新しいアイデアを生み出す力を伸ばす機会が限られています。 

また、探究学習が広がってきたとはいえ、一部の生徒だけが積極的に取り組む状況もあります。持続可能な社会を作る学びは、一部の生徒だけが取り組むものではなく、より多くの生徒が参加できる形が理想的です。 

国際教育が拓く未来:高校生へのメッセージ 

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市瀬先生、これからの社会を生きていく高校生に向けて、どのような意識を持つことが大切だとお考えでしょうか? 

市瀬先生:
これからの時代、持続可能な社会の実現や国際的な課題解決に取り組むことが求められますが、それは一部の人だけが関わるものではありません。例えば、私立の学校や意識の高い生徒だけが「持続可能性が大事だ」と言って取り組むのではなく、もっと広い層の生徒が関心を持ち、行動できる環境が必要です。 

そして、それは単に「社会のため」にやることではなく、個人にとっても大きな価値を持ちます。なぜなら、こうした課題に向き合い、創造性を発揮できる人材こそが、これからの社会で評価されるようになるからです。社会に貢献しながら、自分のキャリアを築くことができるという視点を持つことが大切だと思います。 

もう一つ大切なのは、英語で議論する力 です。世界では、東南アジア、ヨーロッパ、インド、アフリカの人々も、当たり前のように英語を使って議論をしています。しかし、日本ではまだ「英語を話せる」こと自体が特別なこととされ、実際に意見を交わす機会が少ないのが現状です。 

英語はただの「勉強」ではなく、他者と考えを共有し、新しいアイデアを生み出すためのツールです。ですから、高校生の皆さんには、英語を通じて自分の意見を発信し、世界の人々とコミュニケーションを取る力を身につけてほしいと思います。 

英語教育については、日本の公教育も力を入れ始めている印象がありますが、それでも課題は残っているのでしょうか? 

市瀬先生:
そうですね。日本の学校教育は、文法や語彙の習得には力を入れていますし、公教育の質も決して低いものではありません。ただ、それを「実際に使う機会」が少ないのが課題です。 

英語が話せない理由を「学校教育のせい」だとする声もありますが、それだけではないと思います。社会全体で英語を使う場が増えないと、生徒たちも「英語は勉強するもの」という意識のままになってしまいます。 

ですので、学校だけでなく、社会全体で「英語を使って議論する場」を増やしていくことが大切です。英語を話すことを特別視するのではなく、「当たり前のこと」として捉えられるような環境を作っていけるといいですね。 

学問を追求することの魅力 

最後に、市瀬先生にとって「研究」や「学問を追求すること」の魅力とは何でしょうか? 

市瀬先生:
やはり、何かに没頭できること自体が魅力ですね。研究をしていると、本当に時間を忘れることがあります。それだけ夢中になれるというのは、とても楽しいことですし、知的な探究の喜びを感じます。 

また、自分が考えたことや試行錯誤したことが、少しずつでも社会を動かしたり、教育の現場に影響を与えたりするのを実感できるのは大きなやりがいです。一度に大きな変化を生むわけではありませんが、積み重ねが未来を作っていくのだと感じています。 

高校生の皆さんにも、ぜひ「何かに没頭する経験」をしてほしいと思います。それがどんな分野であれ、興味を持ったことを深く探求することが、将来の選択肢を広げてくれるはずです。 

まとめ:国際教育の可能性と高校生へのメッセージ 

国際教育は一部の人のためのものではなく、社会全体で考えるべき重要な学びです。世界の課題を知り、自分に何ができるかを考えることが、これからの時代に求められる力 になります。 

また、英語は「勉強するもの」ではなく、「使うもの」。世界では当たり前のように英語で議論が行われています。 

学問を深めることは、自分の興味を追求し、社会を動かす力にもなります。夢中になれるものを見つけ、学び続けることが未来につながります! 

連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」多様な学問を今に結び付けて研究を広げる片山先生に聞く

名古屋女子大学       片山直美

高校生にとって、大学でどのような学問が学べるのかを知ることは、進路選択の大きなヒントとなります。連載コラム「大学で学べる学問を知ろう」では、各分野の最前線で活躍する専門家にインタビューし、学問の魅力やその背景に迫ります。 

今回は、味覚・嗅覚・咀嚼力の変化の研究から、宇宙食の開発、さらには平衡機能や宇宙酔いに至る、幅広い分野で活躍される片山先生にお話を伺いました。 

 工学からキャリアをスタートさせ、調理や栄養学、そして宇宙医学へと道を広げた片山先生の独自の歩みは、「好き」を追求する情熱が未来を切り拓く好例です。インタビューでは、先生がこれまで歩んできた人生をお伺いしながら、「過去の経験」がいかに「今のキャリア」に結び付くのか、その魅力と可能性に迫ります。 

片山先生の研究分野とは? 

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— まず、先生が現在取り組まれている研究について教えていただけますか? 

片山先生:
現在は、味覚・嗅覚・咀嚼力の変化について、年代ごとの違いや都市部と地方での比較を行う研究を進めています。これは、前向きコホート研究といって、毎年同じ対象者や地域の方々に協力してもらい、長期的にデータを集める方法です。 

また、宇宙食の研究にも取り組んでおり、将来の有人宇宙飛行や月・火星移住を想定したライフサポートシステムの開発を進めています。例えば、ハーブや昆虫を活用した宇宙食の研究も行っています。宇宙では食材の保存や栄養管理が非常に重要なので、単なる食事の確保ではなく、「食べることで健康を維持し、病気を防ぐ」視点が求められます。 

さらに、平衡機能に関する研究も行っています。具体的には、宇宙酔いを耳石・三半規管への影響で調べる研究で、重心動揺検査や眼振検査、前庭誘発筋電位検査(VEMP)などを活用し、宇宙飛行士が無重力環境でどのような影響を受けるのかを調べています。 

— 宇宙食の研究だけでなく、人体への影響まで幅広く研究されているのですね。 

片山先生:
そうですね。宇宙では地球上とは異なる環境で生活しなければならないため、食事だけでなく、人間の生理的な反応まで包括的に研究する必要があります。宇宙空間で健康を維持することは、人類が将来、宇宙で長期滞在するための重要な要素なんです。 

「つまらない」から始まった、新たな道 

— 先生のキャリアはとてもユニークですが、最初は工学を学ばれていたんですよね? 

片山先生:
私はまず北見工業大学工学部環境工学科を卒業して、その後東京工業大学大学院の研究生となりました。そこから研究の道に進むことになり、水処理会社の栗田工業総合研究所の研究員として働きました。でさらにその後、東京女子医科大学で研究助手をしていました。 

でも、途中で結婚をして、東京から名古屋に引っ越すことになったんです。それで、いったん主婦になったんですが……つまらないじゃないですか?(笑) 

— なるほど(笑)。そこから料理の道に? 

片山先生:
そうなんです。「せっかくだから料理でも覚えようかな」と思って、調理師学校に入ったんです。でも、前期が終わった頃に、主人が突然「アメリカへ行くぞ」と言い出しまして。「え? ちょっと待って、 本当に行くの?」って驚きましたよ。でも、結局ついて行くことにしたんです。 

それで、主人はカリフォルニア大学デービス校(UC Davis)に行くことになりました。 

でも、ここでまた問題が。「ただついて行くだけって、どうなの?」と思いましてね。それで、TOEFLを受けて、私もカリフォルニア大学デービス校で学ぶことになったんです。 

カリフォルニア大学デービス校での衝撃 

— すごい行動力ですね! そこでは何を学ばれたんですか? 

片山先生:
もともと私は工学系だったので、カリキュラムを組んでくれる先生と相談しました。すると、「あなた、化学と物理ばっかりですね。生物は?」と聞かれました。「生物、やったことないです」と答えたら、「でもデービスはアメリカでもトップクラスの栄養学の学校ですよ?」と言われて。 

そこで、「それは面白いですね!」と、栄養学を学ぶことにしました。ちょうど私は日本の調理師学校にも通っていましたし、料理と栄養は関係が深いですからね。でも、生物系の基礎知識がまったくなかったので、生化学、生理学、遺伝学、動物学などもゼロから学びました。実験の授業も取って、獣医学の学生とも仲良くなりました。 

年齢も立場も関係ない、「学びたい人が学ぶ」環境 

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— アメリカの大学って、日本と雰囲気が違いそうですね? 

片山先生:
全然違いますね! 日本では「18歳で大学に行く」のが一般的ですが、アメリカでは「働いてお金を貯めてから大学に行く」のも普通なんです。 

例えば、50歳のお母さんと20歳の娘さんが親子で大学に通っていたり、逆に16歳や17歳の飛び級の学生もいたりして、本当に年齢がバラバラでした。お母さんに「なぜ今、大学に?」と聞くと、「若い頃は学びたくても働かなくちゃいけなくて。でも娘も自立したから、今度は私の番」と言っていて。すごいなぁと思いました。 

先生も「年齢なんか関係ない、大学は知を求める人のための場所だ」と言っていて、それがすごく印象に残っています。 

「あなたの宗教は?」から始まる栄養学の授業 

— 先生が学ばれた栄養学の授業、特に印象に残っているものはありますか? 

片山先生:
ありますよ! 一番最初の授業で、先生がこう言ったんです。 

「あなたの宗教は何ですか?」 

— え? 栄養学なのに、宗教ですか? 

片山先生:
そうなんですよ。私も最初、「えっ?」と思いました。でも、先生の説明を聞いて納得しました。 

「食べていいもの、ダメなものは宗教によって違う。だから、まず自分の宗教について調べなさい。食文化や調理方法も含めて、レポートを書いてきなさい」って。 

私はそこで初めて「自分の宗教って何?」と考えました。でも、日本人って、お正月は神社に行くし、七五三やひな祭りもやるし、お盆もやる。でもクリスマスも楽しむ。ある意味「何でもウェルカム」なんですよね。 

それをアメリカのクラスで発表したら、「日本人はなんて自由なんだ!」ってびっくりされました(笑)。「え? 食べちゃダメなもの、何もないの?」って。そう考えると、日本の食文化ってすごくユニークなんですよ。 

「災害時に持っていくべき食事」とは? 

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片山先生:
宗教の話が終わると、次の課題が出ました。 

「今、ある国で災害が起こった。あなたは何を食料として持っていきますか?」 

これが意外と難しいんです。食べ慣れていないものは、どんなに栄養価が高くても受け入れられません。先生が言ったのは、 

「ユニバーサルな食事が必要だ」 

ということ。 

つまり、宗教的な制約がなく、アレルギーのリスクが低く、誰もが一度は食べたことがある食べ物でなければいけない。そうでないと、せっかく持って行っても、現地の人は手をつけないし、ただのゴミになってしまうんです。 

例えば、海苔なんて、海外の人は見たこともないし、食べようともしませんよ。だからこそ、「国や文化を考えたうえで食事を提供する」ことが大事なんだと学びました。 

「好きな食べ物を3ヶ月間禁止する」実験 

— 他にもユニークな授業はありましたか? 

片山先生:
ありましたよ! ある授業で先生がこう言ったんです。 

「この3ヶ月間、あなたの一番好きな食べ物を絶対に食べないでください。もし食べてしまったら、正直に申告すること」 

私は大のチョコレート好きなので、「チョコレートを禁止します」と宣言しました。最初は順調だったんですが……ある日、すでにこの実験から脱落していた友人たちとパーティーをしていたときに、うまく誘導されてしまって…。気がついたらチョコレートを口に入れてしまっていたんです。 

次の授業で「先生、すみません、チョコレートを食べてしまいました」と正直に申告しました。すると、先生は大笑いしながらこう言ったんです。 

「良かったね! ほら、やっぱり好きなものを禁止するなんて無理でしょう?」 

— なるほど……! 

片山先生:
そのとき、先生は続けてこう言いました。 

「あんた、きっといい栄養士になるよ」 

私はその言葉がすごく印象に残っています。食事というのは、単なる栄養の摂取ではなく、人の心にも大きく影響を与えるものです。「好きなものを食べてはいけない」と絶対に制限するのは、誰にとってもつらいことなんだと、身をもって知りました。 

だからこそ、私は「どうやったら好きなものを楽しみながら、健康的に食べられるか」を考える栄養学を研究したいと思うようになったんです。 

宇宙飛行士との出会いと宇宙医学研究への転機 

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— アメリカでの研究を経て、日本に戻られてからはどのような道を進まれたのでしょうか? 

片山先生:
アメリカから戻ってきた当時、私の夫が名古屋大学の農学部で准教授になったこともあり、自然と名古屋大学で学び直すのが良いのではと思いました。そこで医学部に行き、「修士や博士の学位を取得できますか?」と相談したんです。すると、「医学部には修士課程がないから、博士を目指すならまずは修士をどこか別の大学で取っておいで」と言われました。 

そこで、岐阜大学の農学部 に進みました。農学部といっても、宇宙関連の研究ができる環境が整っていたんです。そこでは、「リチウムを使った二酸化炭素のトラップシステムに関する研究を行い、最終的にラットを使った動物実験でリチウム(宇宙船の中で揮発して呼吸を通して体内に入ってしまう可能性がある)の人体への影響を調べました。その結果、リチウムが生殖機能や臓器に与える影響を明らかにし、国際学会で発表したことで修士号を取得しました。 

その後名古屋大学医学部の環境医学研究所宇宙医学実験センターに移り、博士課程に進むことになりました。ここで私の研究は一気に宇宙医学へとシフトしていくことになります。 

— 具体的にはどのような研究をされていたのでしょうか? 

片山先生:
名古屋大学の宇宙医学実験センターは、日本の宇宙医学研究の中心地の一つでした。特に「宇宙酔い」に関する研究が盛んに行われています。宇宙酔いとは、無重力環境で耳石・三半規管・体性感覚のバランスが乱れることで起こる症状のことです。この研究に携わることで、私は宇宙飛行士の生理学的な課題について深く学ぶことができました。 

実際に、当時の日本の宇宙飛行士 たちも研究の協力者として訪れていました。その中には現在も活躍されている方々がいて、彼らの協力のもと、人間の耳石の変化を眼振を測定することで調べる実験を行いました。 

名古屋大学の施設には「直線加速度負荷装置」という、日本で最も大きな実験設備があります。これは、宇宙における加速度変化を再現する装置で、ここで得られたデータが宇宙医学の重要な研究成果として蓄積されていきました。こうした環境の中で、私は人間の生理機能が宇宙環境でどう変化するのかを研究していったのです。 

パラボリックフライトへの挑戦 

— 宇宙医学の研究では、実際に微小重力環境を体験する機会もあったのでしょうか? 

片山先生:
はい、パラボリックフライト(放物線飛行) にも参加しました。これは、飛行機を急上昇させた後、エンジンを切って自由落下させることで、約20秒間の無重力状態を作り出す実験です。 

通常、この飛行を1回の実験で15回ほど繰り返すのですが、多くの人は気分が悪くなります。実際、他の研究者たちはフライトの後、ぐったりしてしまい食事も取れない状態でした。でも、私はまったく酔わなかったんです 

飛行後、パイロットと一緒に「お腹すきましたね!」と言いながら、普通にご飯を食べていました(笑)。パイロットからも「本当に酔わないんですね」と驚かれましたね。この経験から、「もしかしたら私は宇宙向きの体質かもしれない」と思ったくらいです。 

こうした経験を通して、宇宙における人間の生理的変化に対する興味がますます深まりました。最初は「栄養学」から入った研究でしたが、最終的に「宇宙」へと広がっていったんです。 

宇宙食研究への道 

— 宇宙酔いや平衡機能の研究から、宇宙食の研究へと発展していったのですね? 

片山先生:
はい、宇宙医学の研究を進める中で、「人間が宇宙で健康に生きるためには何が必要か」を考えるようになりました。宇宙酔いの研究では、無重力が身体に与える影響を調べていましたが、それと同じくらい重要なのが「食事」だったんです。 

宇宙飛行士は長期間、限られた食材や環境の中で生活しなければなりません。すると、栄養バランスを考えるだけでなく、心理的な側面も考慮する必要があります。たとえば、宇宙食に飽きてしまうと、食欲が落ち、結果として体調を崩してしまうこともあります。そこで、ただ栄養価の高い食事を提供するだけでなく、「美味しく、飽きがこず、文化的背景も考慮した宇宙食」が求められるようになりました。 

— その視点は、先ほどの「災害時のユニバーサルな食事」にも通じるものがありますね。 

片山先生:
まさにそうなんです! アメリカの授業で「宗教や文化を考えずに食事を提供しても受け入れられない」と学びましたが、それは宇宙でも同じです。たとえば、イスラム教の宇宙飛行士が食べられるように「ハラール対応」の宇宙食を作るなど、細かな配慮が必要になります。 

宇宙食の開発と未来への展望 

— 先生の研究では、どのような宇宙食の開発を行っているのですか? 

片山先生:
現在、ハーブや昆虫を活用した宇宙食の研究を進めています。特に、宇宙空間での食糧生産を考えると、「自給自足できるシステム」が求められるようになります。そのため、宇宙での植物栽培や、栄養価の高い昆虫食の可能性を探っています。 

また、単に食べるだけでなく「食事によって健康を維持し、病気を予防する」ことも大切です。例えば、以下のような研究を進めています。 

  • 骨密度低下を防ぐ食事(カルシウムの吸収を助ける食材の研究) 
  • 高血圧予防のための減塩食(香草や薬草を利用した減塩メニュー) 
  • 高血糖を防ぐ食事(食物繊維の多い食品や、お酢・良質な油を活用) 
  • 時間栄養学に基づいた食事のタイミング(代謝リズムに合わせた食事摂取) 

宇宙飛行士が単に「生きるために食べる」のではなく、「食事によって健康を維持できる」ようなシステムを作ることが目標です。 

未来の宇宙食人類の宇宙進出を支える食文化 

— 今後、先生が目指している宇宙食の未来とは? 

片山先生:
私の研究の最終的な目標は、「医食同源」の考え方を宇宙で実現することです。宇宙での食事によって、健康が維持され、病気の予防や治療まで可能になるようなシステムを構築したいと考えています。 

また、宇宙食の研究は、地球上の食糧問題の解決にもつながります。例えば、長期間保存できる食品技術は、災害時の備蓄食や、食料不足の地域への支援にも応用できます。さらに、栄養価の高い昆虫食の開発は、未来のタンパク源として地球規模で役立つ可能性があります。 

高校生へのメッセージ「好き  」を突き詰めることが未来につながる 

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— 最後に、高校生に向けてメッセージをお願いします。 

片山先生:
私は、もともと工学からキャリアをスタートさせ、栄養学、医学、宇宙研究と、さまざまな分野を経て今に至ります。振り返ってみると、すべては「好き」や「面白い」と思ったことを突き詰めてきた結果なんです。 

だから、高校生のみなさんには、まず「好きなことを見つけて、それをとことん追求してほしい」と伝えたいですね。大学や研究の世界は、思っている以上に自由です。実際に研究室を訪れたり、先生に話を聞きに行ったりすれば、新しい発見があるかもしれません。 

「こんなことを研究したい!」という気持ちがあれば、必ずどこかにその道があります。大学の先生たちは、学問を求める人たちのために門戸を開いています。勇気を持って、一歩踏み出してみてくださいね。 

まとめ 

今回のインタビューを通じて、片山先生が歩んできた多彩なキャリアと、工学、栄養学、宇宙医学といった一見異なる分野が融合することで生み出される新たな可能性が明らかになりました。 

先生の情熱と実践的な研究姿勢は、大学での学びが単なる知識の習得にとどまらず、実生活や未来の技術革新にまで影響を及ぼすことを示しています。 

高校生の皆さんには、自分の「好き」を大切にし、未知の世界に果敢に飛び込む勇気を持ってほしいと、片山先生は力強くメッセージを送っています。 

大学は、自分の興味や夢を追求し、未来への扉を開くための貴重な場所であることを、今回のインタビューから改めて感じ取ることができました。 

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「enhanced」の意味は?どのように使う?

英単語「enhanced」は、何かをより良くしたり、価値を高めることを表す単語です。具体的には、「(さらに)高める」「増す」といった意味があります。この単語は、特に何かをより良く改善した場合や、品質を向上させたときに使われます。ここでは、「enhanced」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。

  • (さらに)高める
  • 増す

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英語「shooting」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「shooting」の意味は?どのように使う?

英単語「shooting」は何かを素早く動かしたり放出する行為、カメラや映像機器で瞬間を捉える行為、そしてスポーツやゲームで得点を狙う動作を表します。ここでは、「shooting」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。日常生活や特定のシーンでどのように使うのかも見ていきましょう。
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英語「petite」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「petite」の意味は?どのように使う?

英単語「petite」は、特に人や物が物理的に小さく、コンパクトな様子を表す言葉です。「小さい」「小柄の」といった意味があります。主に女性の体型を表現する際に使われることが多いですが、場所や物に対しても使うことができます。ここでは、「petite」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。

  • 小さい
  • 小柄の

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英語「no war」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「no war」の意味は?どのように使う?

英単語「no war」は、暴力的な争いを避けることを求める考えや姿勢を表すフレーズです。そのまま「戦争反対」として理解されることが多いです。このフレーズは、平和を訴えるメッセージとして、デモやキャンペーンなどで使われることが多いです。ここでは、「no war」のさまざまな使い方について、具体的な例を交えながら解説していきます。 続きを読む

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英語「will be」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「will be」の意味は?どのように使う?

英単語「will be」は、未来の出来事や状態を予測する際に使われる表現です。「~になるだろう」や「~であるだろう」という意味を持ち、未来のことを話すときに非常に便利です。ここでは、「will be」のさまざまな使い方について、わかりやすく解説していきましょう。

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英語「bleed」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「bleed」の意味は?どのように使う?

英単語「bleed」は、液体や感情が流れ出る様子を示す言葉です。具体的には「出血する」「血を流す」「樹液を出す」といった意味があります。また、資源やお金が過剰に失われる状況を表現する際にも使われます。ここでは、さまざまな「bleed」の使い方について、分かりやすく解説していきます。

  • 出血する
  • 血を流す
  • 樹液を出す
  • 資源やお金を失う

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英語「faint」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「faint」の意味は?どのように使う?

英単語「faint」は、何かが微かで不明瞭な様子や、力が弱くてはっきりしない状態を表す言葉です。「かすかな」「ぼんやりした」「弱々しい」といった意味があります。また、「気が遠くなる」「めまいがする」という意味でも使われます。ここでは、「faint」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。

  • かすかな
  • ぼんやりした
  • 弱々しい
  • 気が遠くなる
  • めまいがする

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英語「disrupt」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「disrupt」の意味は?どのように使う?

英単語「disrupt」は物事の流れや状態を大きく変えたり、混乱させることを指す言葉です。例えば、何かが突然予定通りにいかなくなったり、秩序が乱れたりする時に使われます。この単語は、少々ドタバタした場面をイメージさせますね。ここでは「disrupt」のさまざまな意味とその使い方についてわかりやすく解説していきます。

  • 混乱させる
  • 中断させる
  • 途絶させる

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英語「savior」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「savior」の意味は?どのように使う?

英単語「savior」は、困難や危機から人々を助ける存在を指す言葉です。具体的には「救助者」「救済者」「救い主」などの意味があります。また、特にキリスト教の文脈では「救世主キリスト」を指すことも多いです。ここでは、「savior」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきます。 続きを読む

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英語「scars」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「scars」の意味は?どのように使う?

英単語「scars」は、身体や心に残る過去の出来事の痕跡や影響を表す単語です。具体的には、皮膚に残った傷跡や、心に刻まれたトラウマのようなものを指します。この単語は、過去の負傷や経験がどのように人に影響を与え続けるかを示しています。それでは、「scars」の使い方について見ていきましょう。

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英語「if any」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「if any」の意味は?どのように使う?

英単語「if any」は、物事が存在するかどうか、あるいは存在する場合にどのくらいかを控えめに示唆する表現です。具体的には「もしあるなら」「もしあれば」といった意味があります。状況や条件が非常に限られている場合に使われることが多いです。ここでは、「if any」のさまざまな意味とその使い方について、優しく解説していきます。

– もしあるなら
– もしあれば
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英語「flap」の意味や使い方は?例文を交えて解説

「flap」の意味は?どのように使う?

英単語「flap」は、何かが動いたり、揺れたりする様子を表現する言葉です。具体的には「羽ばたく」「はためく」「ぱたぱたと動く」といった意味があります。また、「そわそわしたり落ち着かない状態」を示すこともあります。ここでは「flap」のさまざまな意味と、その使い方について詳しく見ていきましょう。
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